風立ちぬの評価が分かれる理由は？賛否両論の原因は声優？あらすじや感想も紹介

2013年に公開された長編アニメ映画「風立ちぬ」は現時点で宮崎駿が原作・脚本・監督を務めた最新作品です。興行収入120億円の大ヒットを記録した「風立ちぬ」ですが賛否両論と評価が分かれる作品だと言われています。「風立ちぬ」が賛否両論の評価になり理由は庵野秀明を声優に起用したからでしょうか？ここでは「風立ちぬ」の評価が分かれる理由を取り上げます。また、「風立ちぬ」を診た方の感想や評価も紹介していきます。

「風立ちぬ」は2013年7月20日に全国劇場公開された長編アニメ映画です。制作はスタジオジブリです。原作・脚本・監督を宮崎駿が担当しています。宮崎駿は「風立ちぬ」を最後に長編アニメ映画制作から引退すると発表しましたが、2022年現在「君たちはどう生きるか」の制作に携わっています。「風立ちぬ」の音楽は久石譲が担当しました。「風立ちぬ」は円盤化されています。また、日本テレビ系列で地上波放送されています。

宮崎駿が原作・脚本・監督を務めた長編アニメ映画「風立ちぬ」の主題歌を紹介します。「風立ちぬ」の主題歌は荒井由実（松任谷由実）が1973年に発表した「ひこうき雲」です。彼女の2枚目のシングル「きっと言える」のカップリングとして初登場し、その後彼女のデビューアルバムのタイトル曲になりました。「ひこうき雲」は「風立ちぬ」の主題歌になったことで2013年に配信限定シングルとして50万ダウンロードを記録しました。

2013年に公開されたスタジオジブリ制作の大ヒット長編アニメ映画「風立ちぬ」は評価が分かれる作品だと言われています。「面白い」という感想も多く、「つまらない」という感想も多く見受けられると評されているのです。何故「風立ちぬ」は賛否両論の評価となるのでしょうか？ここではアニメ映画「風立ちぬ」の評価が分かれる理由についていくつかの項目を抽出して考察・紹介していきます。それでは考察結果をご覧ください。

2013年に公開された長編アニメ映画「風立ちぬ」が賛否両論を呼んでいる理由について考察・紹介します。最初に挙げられるのは「風立ちぬ」がそれまでのスタジオジブリ作品と違ってファンタジー色がないところです。「風立ちぬ」は実話を基にしたストーリーであることから特に子供のファンから「面白くない」や「つまらない」という評価や感想を持たれていると言われています。逆に高評価する大人ファンも多いと言われています。

スタジオジブリ制作の大ヒット長編アニメ映画「風立ちぬ」の評価が賛否両論になる理由を考察・紹介します。次に挙げるのは「風立ちぬ」における専門用語の多さです。「風立ちぬ」は飛行機設計技師の堀越二郎という実在の人物をモデルにして主人公のキャラクターを作っています。技術者という職業柄ストーリー内では専門用語が飛び交うのですが、航空マニアは高評価しファンタジーファンは低評価という賛否両論を生んでいます。

ここでは長編アニメ映画「風立ちぬ」が賛否両論の感想や評価を持たれる理由を考察・紹介しています。主人公の堀越二郎のことをサイコパスだと評する人が多いと言われています。堀越二郎は常に喫煙していて、結核に侵された彼女（後に妻）の菜穂子の前でもそれは変わりません。昭和初期の家庭ではありがちな光景だったとも言われていますが、現在の価値基準では堀越二郎がサイコパスと呼ばれても仕方ないとも評されているのです。

ここでは宮崎駿原作・脚本・監督作品「風立ちぬ」が賛否両論を巻き起こすという理由を考察・紹介しています。ファンの中には後に堀越二郎の妻になる菜穂子のことが嫌いだという人が少なくないと言われています。菜穂子はどんなことが起きても堀越二郎のことを想い、彼のことを立てています。所謂古き良き時代の良妻賢母的女性として描かれていると評される一方で現実感のない浮世離れしたキャラクターとも言われているのです。

ここでは2013年公開のスタジオジブリ作品「風立ちぬ」が賛否両論だと評価が分かれる理由を考察・紹介しています。「風立ちぬ」は大正から昭和初期の東京や軽井沢を舞台にした作品です。当時の世相は男性が外で仕事をして女性が家庭を支えるという考えが当たり前の時代でした。「風立ちぬ」はその様子を忠実に再現したのですが、現在の視点で観ると男尊女卑に映って嫌いだという感想や評価を受けてしまうと言われています。

2022年6月時点で宮崎駿監督の最新作であるスタジオジブリ制作長編アニメ映画「風立ちぬ」は宮崎駿がファンタジーの世界から離れて自分の作りたいものを好きなように自由に作った作品だと評されています。その作風は賛否両論を巻き起こすなど評価が分かれるとも言われています。「風立ちぬ」とはどのようなストーリーなのでしょうか？ここでは「風立ちぬ」のあらすじをネタバレを交えて紹介していきます。それではご覧ください。

「風立ちぬ」のあらすじ紹介です。時は1920年代です。主人公の堀越二郎は裕福な家庭に生まれ相応の教育を受けてきました。堀越二郎は飛行機が大好きでパイロットに憧れていましたが近視だったので治す努力をしていました。そんな時に堀越二郎は夢の中でジャンニ・カプローニ伯爵というイタリア人飛行機設計技師と出会いました。彼との会話の中で近視でも飛行機設計ができると知った堀越二郎は飛行機設計技師を夢見るのでした。

「風立ちぬ」のあらすじ紹介です。堀越二郎はその後、東京の大学に進学し勉学に明け暮れてました。ある日、彼は汽車の中で風に飛ばされそうになった帽子を里見菜穂子という女性に拾ってもらいました。その時はそれっきりでしたが、その日に大地震が起きました。関東大震災です。堀越二郎はその最中に菜穂子と彼女の女中の絹を助けました。絹は足を骨折していました。二人を救った堀越二郎は名前も告げずにその場を後にしました。

「風立ちぬ」のあらすじをネタバレ紹介しています。堀越二郎は大学を卒業後に飛行機開発会社「三菱」に就職しました。彼は技術者としてのスキルを発揮してメキメキ頭角を現しました。上司からも目をかけられる存在になった堀越二郎は更なる技術習得のためにドイツのユンカース社に企業留学しました。そして、念願の大日本帝国海軍の戦闘機開発プロジェクトに参加しましたが、彼の作った飛行機は試運転で空中分解してしまいました。

「風立ちぬ」のあらすじネタバレ紹介です。失意の堀越二郎は休暇を取って軽井沢で静養していました。そこで彼は丘の上で絵を描いている女性を見かけました。その女性こそ誰あろう里見菜穂子だったのです。その時は菜穂子だと気づかなかった堀越二郎でしたが、翌日に再会した菜穂子からそのことを告げられました。二人はその時からお互いを意識し合うようになりました。そして程なく二人は愛し合うようになり交際に発展しました。

「風立ちぬ」のあらすじ紹介です。堀越二郎は菜穂子の父親に彼女との結婚を申し出ましたが、そこで彼は菜穂子が結核に侵されていることを伝えられました。その後、堀越二郎が濡れ衣で特高に追われたり菜穂子の容態が急変するなどの紆余曲折を経て、それでも一緒にいたいと思った二人は彼の上司黒川に仲人をお願いして結婚しました。そして黒川の家を間借りして新婚生活が始まりましたが、菜穂子の病状は悪化していくのでした。

ここでは「風立ちぬ」のあらすじをネタバレ紹介しています。堀越二郎は菜穂子の病状が悪くなっていることに気づかずに飛行機開発に没頭します。しかし、彼の妹で医者の卵の加代はそのことを敏感に察知して仕事人間の兄を責めました。堀越二郎に夢を追い続けてほしい菜穂子は自分の存在が足枷になると判断して、置き手紙を残して高原病院に戻りました。加代は彼女を呼び戻そうとしましたが、黒川の妻に諭されて止めました。

菜穂子の状況を知らない堀越二郎は遂に自らの手で零戦を完成させました。その後、時は流れて日本は敗戦して東京は焦土と化しました。堀越二郎は夢でカプローニに出会いました。カプローニは零戦を褒め称えましたが、堀越二郎は零戦が戦争に用いられて一機も帰還しなかったと打ちひしがれるのでした。すると、そこに菜穂子が現れて「あなた、生きて」と語りかけてきました。夢の中の堀越二郎はカプローニと草原を歩き出しました。

宮崎駿が原作・脚本・監督を務めた長編アニメ映画「風立ちぬ」は大ヒットを記録しました。しかし、賛否両論の評価が分かれる作品になったと言われています。声優の起用法と効果音がひどかったと一部のファンから評されています。特に主人公・堀越二郎を演じた庵野秀明の評価が低いとも言われています。ここでは「風立ちぬ」の効果音や声優・庵野秀明が本当にひどかったのかについて考察・紹介していきます。それではご覧ください。

ここではスタジオジブリ制作の大ヒット長編アニメ映画「風立ちぬ」の効果音について紹介していきます。「風立ちぬ」のストーリーを通して聞かれる戦闘機の爆音や関東大震災時の地鳴りの音などは全て人の声で構成されています。この効果音は加工されていますが人の声だと気づいた人も多いと言われており、「気持ち悪い」や「ひどい」という感想を持たれている一方で「風立ちぬ」唯一のファンタジー要素と評するファンもいます。

ここではスタジオジブリ作品「風立ちぬ」の声優について紹介していきます。宮崎駿が所謂職業声優を起用しないことは有名ですが、「風立ちぬ」においても意外な声優起用法で話題になりました。それが主人公の堀越二郎に庵野秀明をキャスティングしたことです。庵野秀明は「新世紀エヴァンゲリオン」や「ふしぎの海のナディア」などで有名な映画監督で「風の谷のナウシカ」では巨神兵のシーンを手がけたことで知られています。

実は庵野秀明は「風立ちぬ」において「飛行機のシーンを描かせてほしい」という要望をスタジオジブリに伝えていました。しかし、宮崎駿が決定したのは庵野秀明を堀越二郎の声優に起用することでした。宮崎駿は庵野秀明を起用した理由を「いい声だからではなく存在感で選んだ」と語っています。庵野秀明の演技は「棒読み」と酷評されるケースもあれば「イメージにぴったり」と高評価もされておりストーリー同様賛否両論でした。

ここでは2013年に公開された長編アニメ映画「風立ちぬ」に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「風立ちぬ」はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？それではご覧ください。

「風立ちぬ」をご覧になった方のツイートです。「風立ちぬ」は「こんな人が零戦を作った」と紹介するだけの映画で大人のアニメの皮を被った駄作で「紅の豚」の方が面白いという感想をつぶやかれています。

「風立ちぬ」の大ファンだと思われる方のツイートです。「風立ちぬ」は個人的には面白いけどれも観る人を選ぶ映画だという感想をお持ちです。特に当時の家庭や男女の状況の描写は現在の視点で観ると怒る人もいるのは仕方がないとつぶやかれています。

「風立ちぬ」の大ファンだと思われる方のツイートです。「風立ちぬ」の主人公・堀越二郎役に庵野秀明をキャスティングした宮崎駿の意図が自分の想像通りだとしたら怖過ぎるという感想をつぶやかれています。

ここではスタジオジブリ制作の長編アニメ映画「風立ちぬ」の評価が分かれる理由について特集してきました。「風立ちぬ」は観る人によって傑作にも駄作にもなり得る珍しい作品だと評されています。是非一度「風立ちぬ」をご覧になってください。