【千と千尋の神隠し】リンの声優は玉井夕海！プロフ・経歴や出演したアニメ作品は？

スタジオジブリ、宮崎駿監督によるアニメーション映画「千と千尋の神隠し」のリンは、主人公の千尋の世話をしてくれるお姉さん的な存在です。ここでは、リンの声優は誰？その経歴は？などを紹介します。また、英語版「千と千尋の神隠し」のリンを演じている声優は誰？経歴は？についても紹介します。さらに、リンの性格や名言を紹介すると共に、リンの正体や千尋に対する想いなどを考察していきます。

「千と千尋の神隠し」は原作・宮崎駿、制作・スタジオジブリによるアニメーション映画です。宮崎駿が監督、脚本を担当し、2001年に公開された「千と千尋の神隠し」は316億8000万円という興行収入を記録。当時の歴代興行収入の第1位となった作品で、2020年の「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が更新するまで維持されました。音楽は久石譲、主題歌「いつも何度でも/いのちの名前」は木村弓が歌唱を担当しました。

「千と千尋の神隠し」は宮崎駿が10歳ほどの少女たちに喜んでもらえる物語として制作されました。恋愛要素を無くし、平凡な10歳の少女が厳しい世の中とどのように向き合っていくのかを描いた作品ということです。「千と千尋の神隠し」は海外でも公開され、アメリカではアカデミー賞の長編アニメ映画賞を獲得、イギリスでは「21世紀の偉大な映画ベスト100」で第4位に選出されました。

日本だけでなく世界中で大ヒットを記録したアニメーション映画「千と千尋の神隠し」は、2022年2月に主人公・千尋役を橋本環奈と上白石萌音がダブルキャストで演じる実写版舞台が上演されました。東京で初演を迎えた舞台「千と千尋の神隠し Spirited Away」は大阪、福岡、札幌と上演され、どちらの公演も好評を博しました。

10歳の荻野千尋は引っ越しのために両親と車で出かけていたところ、父親の気まぐれで森のトンネルを抜けると「八百万の神々」が住む町にたどり着きます。その町で両親がブタの姿に変えられてしまい、途方に暮れた千尋はハクという少年に助けられます。ハクが働く「油屋」という湯屋で千尋は主人の湯婆婆に「千」という名前に変えられます。湯屋に集まる神々や風変わりな従業員たちを相手に奮闘する千尋の姿が描かれます。

「千と千尋の神隠し」のリンは「油屋」で働いている湯女で、年齢は14歳ほどです。主な仕事は浴場の清掃です。14歳の少女ですが見た目は大人っぽく、性格は短気で勝ち気です。一人称は俺だったりアタイだったりと、言葉遣いも乱暴なところがありますが、世話好きで情に厚い面があり、男女問わず好かれる人物です。千尋に仕事を教えます。

「油屋」で働くことになった千尋が、どの仕事をするかについて、ハクが釜爺に頼んでくれました。釜爺はリンに千尋を任せようとしますが、リンは気が進まない様子です。リンが嫌がるので、釜爺はイモリの黒焼きをリンに差し出します。すると、リンは千尋を引き受けることを承諾しました。嫌がっていたリンがイモリの黒焼きを見た途端、承諾した様子から、リンはイモリの黒焼きが好物なのでは？と言われています。

アニメ「千と千尋の神隠し」のリンは14歳とは思えない大人っぽく、短気で勝ち気な性格です。そんなリンの声を演じている声優は誰？についてですが、リンを演じているのは声優の玉井夕海（たまいゆうみ）です。玉井夕海の声がリンというキャラクターにとてもよく合うと言われています。次はアニメ「千と千尋の神隠し」のリンの声優キャスト・玉井夕海について紹介していきます。

ここまで、宮崎駿監督、スタジオジブリによるアニメーション映画「千と千尋の神隠し」のリンについて紹介しました。ここで、リンの声を演じている声優キャストは誰？について見ていきます。リンの声優キャストは、玉井夕海（たまいゆうみ）です。ここからは、アニメ「千と千尋の神隠し」でリンを演じている声優キャスト・玉井夕海のプロフィールや経歴を紹介していきます。

「千と千尋の神隠し」のリンの声優キャストは誰？について見ていきます。リンを演じている声優キャストは玉井夕海です。玉井夕海のプロフィール、経歴は、1977年8月6日生まれ、東京都出身です。東京藝術大学美術学部に在学中、宮崎駿・主催の演出家養成講座「東小金井村塾2」に参加し、「千と千尋の神隠し」のリンの声優キャストとして抜擢されました。

アニメーション映画「千と千尋の神隠し」のリンの声優・玉井夕海の経歴を紹介します。映画監督志望だったことから宮崎駿・主催の「東小金井村塾2」に入門しますが、リン役の声優キャストに抜擢されました。声優として一躍有名になりますが、歌手や女優など、ジャンルにこだわらない活動を開始します。主な経歴を紹介すると、1999年に箏奏者のかりんと「Psalm（サーム）」というパフォーマンス集団を結成します。

2006年に鬼束ちひろをモデルにした人物が登場する映画「もんしぇん」で、制作、脚本、音楽監督、主演を務めました。2011年に「渋さ知らズ」のリーダー・不破大輔と出会い、互いのライブで共演。2013年に「渋さ知らズ大オーケストラ＜天幕渋さ船〜龍轍MANDALA〜＞」に出演したことから、「渋さ知らズ」のヴォーカルを務めることになります。2015年に初ソロアルバム「MOTHE SUN」（不破大輔・プロデュース）を発売。

アニメ「千と千尋の神隠し」のリン役を演じる声優・玉井夕海の経歴を紹介しました。声優だけでなく様々なジャンルで活動している玉井夕海は結婚している？について見ていきます。玉井夕海は結婚している？については、2007年に山本草介氏と結婚しています。山本草介氏は、玉井夕海が制作、脚本、音楽監督、主演を務めた映画「もんしぇん」の監督を務めた人物です。

玉井夕海の現在の活動については、2011年から続けているプロジェクト・音楽の旅企画「White Elephant（ホワイトエレファント）」で活動し、2022年4月からTOKYO FMで放送中のラジオ「サステナ＊デイズ」でパーソナリティを務めています。

玉井夕海はスタジオジブリによるアニメーション映画「千と千尋の神隠し」のリンの声優を務めていますが、他のジブリ作品でも声優として出演しているのでしょうか？残念ながら玉井夕海は「千と千尋の神隠し」以外のジブリ作品には出演していません。しかし、リン役が好評で、他のジブリ作品でも是非、演じて欲しいという声が寄せられています。
 

リンの声優キャスト・玉井夕海の主な出演作品と演じたキャラ、声優としては、2008年Webアニメ「亡念のザムド」紅皮伊舟、2012年アニメ「伏 鉄砲娘の捕物帳」遣手婆。女優としては、舞台「上海バンスキング」、「南へ」（野田秀樹・作、演出）、「空中キャバレー」、「渋さ知らズ25周年記念企画 十二夜より十三夜」などに出演しています。

ここまで、スタジオジブリによるアニメ映画「千と千尋の神隠し」のリン役の声優キャストは誰？について紹介しました。日本版のリン役は玉井夕海で、プロフィールや経歴などを紹介しました。次は英語版でのリン役は誰？について見ていきます。「千と千尋の神隠し」の英語版は、日本語で「神隠し」という意味になる「Spirited Away」というタイトルです。それでは、英語版のリン役の声優キャストは誰？について見ていきます。

英語版アニメ「千と千尋の神隠し」のリン役の声優キャストは誰？について見ていくと、英語版ではスーザン・イーガン（Susan Egan）が担当しています。スーザン・イーガンのプロフィール、経歴は、1970年2月18日生まれ、アメリカ・カリフォルニア州出身で、歌手、女優、ダンサーとして活躍しています。

英語版アニメ「千と千尋の神隠し」のリン役の声優キャスト・スーザン・イーガンは、1992年のスタジオジブリ作品「紅の豚」の英語版でマダム・ジーナ役を担当しています。マダム・ジーナはホテルの経営者で、飛行機乗りたちの憧れのマドンナというキャラクターです。ちなみに、日本版では加藤登紀子が担当しています。

ここまで、スタジオジブリによるアニメ「千と千尋の神隠し」のリンの日本版と英語版の声優キャストは誰？について紹介しました。日本版は玉井夕海、英語版はスーザン・イーガンで、各々のプロフィールや経歴を紹介しました。ここからは、アニメ「千と千尋の神隠し」のリンが話した言葉から、名言と言われている言葉を紹介していきます。

こちらの名言は、リンが千尋に掛けた言葉です。千尋はハクに促され、仕事をもらうために釜爺を訪ねました。そこにやって来たリンが千尋を見て、人間がいると言って驚きます。すると、釜爺が自分の孫だと嘘をついて千尋をかばい、リンに千尋の世話を頼みました。リンに連れられて釜爺のところから出ていく時、リンが千尋に掛けた言葉がこちらの名言です。リンは世話になった人への礼儀を果たすことを千尋に教えたのでした。

こちらの名言は、リンが千尋と話しているときに言った言葉です。リンは大きなあんまんを持ってきて、千尋にも分けてあげました。リンは千尋と海を眺めながらしんみりと会話するなかで、油屋をやめて海の向こうにある街に行きたいという夢を打ち明けます。

こちらの名言は、銭婆のもとへ一人で行くことになった千尋に、リンが掛けた言葉です。リンは千尋を時には厳しさを見せることもありましたが、千尋の成長を誰よりも認めています。この言葉には千尋の面倒を見てきたリンの、千尋に対する愛情が込められていると言われています。

ここまで、アニメ「千と千尋の神隠し」のリンの声優は誰？について、日本版と英語版の声優の経歴などを紹介し、さらに、作中で登場するリンの名言を紹介しました。ここからは、アニメ「千と千尋の神隠し」のリンの正体について考察していきます。

リンの正体について見ていくと、リンは人間という説があります。その理由は、映画のパンフレットにリンは人間だという記述があるからです。しかし、千尋と初めて会ったとき、リンは驚いたような表情で「人間がいるじゃん」と言っています。この驚きは、自分と同類である人間が来た、というものではなく、油屋に人間がいてはいけないような、そんな反応だと考えられています。

油屋には多くの従業員がいますが、彼らの正体はナメクジやカエルがほとんどだということです。人間には独特の匂いがあり、彼らはその匂いを嫌がります。リンが人間なら、彼女も初めて油屋に来たときに騒ぎになったはずですが、そのようなエピソードは語られていません。そのため、リンの正体は人間ではなく、何かの化身ではないかと考えられています。

リンの正体が人間ではないとすれば、その正体は何なのでしょうか？ここでは、リンの正体はナメクジ？について考察します。油屋で働いている従業員たちは男女ともに人間ではなく、何かの化身です。男性のほとんどはカエルの化身で、女性のほとんどはナメクジの化身だということです。そのため、女性であるリンの正体はナメクジでは？と考えられています。

リンの見た目は人間とほとんど変わりませんが、他の従業員は顔も含めて全体的にふっくらとした体型と低身長が特徴です。眉の形や位置、目の形など、どれをとってもリンと似ている所がありません。リンの正体がナメクジだという可能性は低いと考えられます。

リンの正体がイタチやテン？という説について見ていくと、作画監督を務めた安藤雅司によると、制作の初期の段階で、リンは「イタチかテンが変わったキャラクター」にしようという案があったということです。当初、リンはとても大きな目と口をしていたようです。しかし、面長の顔にしようと言う宮崎駿監督の指示があり、現在のリンになったということです。

リンの正体について考察してきましたが、もう一つ考えられているのが、白狐です。その理由は、アニメ「千と千尋の神隠し」の世界観を美しいイメージ画像にして描いた「The art of Spirited away―千と千尋の神隠し」で、宮崎駿監督がリンのイメージとして描いているのが白狐だからです。白狐は古来より吉兆をもたらす霊獣とも呼ばれています。千尋に対して厳しい中にも優しさを垣間見せるリンは、白狐のイメージと重なります。

名言のところでも紹介しましたが、リンは千尋に「いつかあの街に行く」と語っています。リンが行きたがっている街について考察します。銭婆に会いに行くために電車に乗った千尋。駅をいくつか通りすぎて行くのですが、一際輝きを放つ街並みが見えてきました。色とりどりのネオンが輝き、人々は満ち足りた顔をしています。リンが行きたいと思っている街は、このような街では？と考えられています。

油屋で働く者は湯婆婆に名前を知られると奪われてしまい、元の世界に帰れなくなります。ハクも名前を奪われており、自分が何者なのか忘れてしまっています。そのために湯婆婆に支配されています。リンも油屋で働いていますが、リンには行きたいと思う街があり、いつか油屋を辞めてやると言っています。自分の夢のために働いているリンは湯婆婆に支配されている様子はなく、名前を奪われてはいないと考えられています。

アニメ「千と千尋の神隠し」の制作が始まる前、柏葉幸子による「霧の向こうの不思議な町」を基にしたアニメ「煙突描きのリン」という作品の企画が考案されました。主人公リンは18歳の少女という設定でしたが、この企画は無くなり、10歳の千尋を主人公にした「千と千尋の神隠し」が制作されたということです。「千と千尋の神隠し」のリンは主人公ではありませんが、千尋を導き、見守る大切なキャラクターとして登場しています。

ここまで「千と千尋の神隠し」のリンの声優は誰？について紹介し、日本版と英語版の声優の経歴などを紹介しました。さらに、リンの名言の紹介とリンの正体と謎について考察してきました。リンは千尋に油屋での仕事を教え、見守るお姉さんの様なキャラクターですが、ここで、リンが千尋に優しい理由について見ていきます。

リンが千尋に優しい理由は、リンの性格が優しいことが挙げられます。まだ10歳という幼い子供の千尋は慣れない仕事をしているために、どんくさい、などと言われてしまいます。しかし、リンは千尋が頑張っていることを知っており、上手くできたら褒めてくれます。このような優しい性格のリンは他の従業員からも気さくに話しかけられており、誰に対しても変わらない優しい態度で接していると考えられています。

リンが千尋に優しい理由の二つ目について見ていくと、油屋で働くことになった千尋の世話をすることになったリン。ハクは、リンが自分の手下になる子が欲しいという様なことを言っていたのを覚えていました。千尋に対してリンは時に厳しく、時に優しく接してきました。千尋という存在は、リンにとって手下というよりかわいい妹のような存在だったと考えられます。

リンが千尋に優しい理由の最後は、リンが千尋を気に入ったと考えられます。子どもの身であるにも関わらず、健気に仕事を頑張る千尋を見ているうちに、リンは千尋のことを気に入ったと考えられます。共に過ごす日々の中で、リンと千尋が温かい絆を深めていく様子が描かれています。

アニメ「千と千尋の神隠し」のリンの声優は玉井夕海さんです。玉井夕海さんは「渋さ知らズ」でヴォーカルを担当するなど、歌手としても活躍しています。アニメ「千と千尋の神隠し」では、リンというキャラクターをしっかりと演じており、魂を感じたということ、声の力の凄さを感じたという感想です。

アニメ「千と千尋の神隠し」のリンの声優・玉井夕海さんは、ラジオ「サステナ＊デイズ」でパーソナリティを務めています。アニメの声優としては「千と千尋の神隠し」のリン役と「亡念のザムド」の紅皮伊舟役ですが、良い声だったという感想で、アニメ声優としては2作品だけというのに驚いたということです。

アニメ「千と千尋の神隠し」のリンの声優・玉井夕海さんの声が素敵だったという感想です。「千と千尋の神隠し」は、人間以外の様々なキャラクターが登場します。そんな恐ろしい世界ですが、とても優しく、ユニークで暖かい映画だったという感想です。

いかがでしたか？アニメ「千と千尋の神隠し」のリンの声優は誰？について見てきました。リンを演じたのは玉井夕海で、経歴などを紹介しましたが、声優だけでなく歌手や女優としても幅広く活躍している方でした。また、リンの性格や正体について考察し、リンが語った名言や千尋に対する優しさの理由などを紹介しました。

リンの正体は謎のままですが、リンは人間の千尋に対する優しさが感じられ、自分自身の夢を持って働いていました。リンの声優・玉井夕海に対する感想では、とても素敵な声で、リンというキャラクターをしっかりと演じているという感想が寄せられていました。幅広いジャンルで活躍している玉井夕海のリンに注目して、アニメ「千と千尋の神隠し」をお楽しみください。