【ワンピース】オオロンブスはヨンタマリア大船団の提督！強さ・能力や懸賞金は？

ワンピース・ドレスローザ編にて、麦わら大船団の傘下に入ったヨンタマリア大船団の提督・オオロンブスは、巨大な肉体と声、鞭捌きを武器とする元冒険家の海賊で、大所帯の海賊団の頭らしからぬ几帳面で優しい性格が魅力的なキャラです。以下では、ヨンタマリア大船団の提督・オオロンブスのプロフィールや強さ・能力・懸賞金、オオロンブスの登場回や扉絵などを、あらすじネタバレ紹介します。

尾田栄一郎先生の漫画「ワンピース」は、1997年から連載されている「週刊少年ジャンプ」の大ヒット漫画で、単行本は2022年4月時点で計102巻が刊行されています。主人公・ルフィと仲間たちの船旅を主軸に、バトルやギャグ要素などの少年漫画の王道を行く作風や、物語全体に張り巡らされた伏線の数々、緻密な世界観・設定が人気を集めています。

老若男女問わず、幅広い世代の支持を集める「ワンピース」は、1997年からアニメシリーズが開始され、2021年には劇場版「ONE PIECE FILM RED」の制作が発表されました。劇場版・第15作目にあたる「FILM RED」は、2022年8月6日に上映予定です。

海賊王・ゴールド・ロジャーの遺産を巡り、海賊たちがグランドラインを目指す大海賊時代、東の海・フーシャ村に暮らす少年・ルフィも、海賊王になる夢を叶えるべく、海へ旅立ちます。後に麦わら一味と呼ばれる仲間との冒険や強敵とのバトルを経ながら、ルフィ達の旅は新世界に突入し、グランドラインの旅も終盤に近づく頃、ルフィはワノ国を牛耳る四皇・カイドウ戦を制します。

総勢4299名を抱える大所帯・ヨンタマリア大船団の提督で、偉大なる航路・スタンディング王国公認の開拓冒険家です。プロフィールは、6月23日生まれの42歳、身長:480cmの巨体と三つ編みにした金髪が特徴です。本来は海賊ではないものの、たくましい上半身や声が異常に大きいこと等から、「偽りの冒険野郎」「殺戮支配者」の異名を付けられ、恐れられています。

オオロンブスが提督を務めるヨンタマリア大船団は、スタンディング王国所属の艦隊であり、主艦隊・ヨンタマリア1隻、サンタマリア5隻、ニタマリア50隻を所有、クルーは提督を含めた計4300名で構成されています。王国公認の海洋冒険家として活動するものの、世間からは海賊と見なされており、後に麦わら大船団の傘下に入ったことで、本物の海賊となりました。

「殺戮支配者」の異名のごとく、いかつい印象が強いオオロンブスですが、巨体からは想像がつかないほどの綺麗好きであり、船内に残った埃ひとつすら見逃さない潔癖ぶりを見せたり、毎朝決まった時間に起床し、パジャマはきちんと畳むという几帳面な一面があります。また、襲撃した町が貧しいところだと知ると、自分たちの食料を分け与えるなど、海賊らしからぬ優しさやギャップの大きさが、オオロンブスの魅力となっています。

ワンピース・オオロンブスのモデルは、名前の通り「コロンブス」がモデルであり、アメリカ大陸を発見したことで知られる探検家です。ちなみに、ヨンタマリア海賊団の海賊旗は、コロンブスの卵に由来し、割れた卵からドクロが覗くデザインとなっています。

オオロンブスには、悪魔の実の能力者のように目立った能力や強さこそ見せないものの、持ち前の大声や怪力を武器に豪快に戦うスタイルは、他キャラには真似できない、独自の強さを発揮しています。以下では、ワンピース・オオロンブスの能力や強さ、懸賞金についてネタバレ紹介します。

ワンピースのオオロンブスは、悪魔の実の能力者ではないものの、巨体を生かした怪力技や、大きな声も彼の強さの源であり、戦闘ではそれらを武器に戦います。「提督の威厳」は、オオロンブスの掛け声1つで、周囲の人々を整列させてしまうもので、例え危機的状況に陥っても、オオロンブスの「整れーつ！」を聞いてしまえば、身体が勝手に動いてしまいます。

キラーボウリングは、提督の威厳で整列させた人間をボウリングのピンに見立て、ボール役の人間をそれらに投げ飛ばして攻撃する技です。ボール役の人間は敵味方関係なく無作為に選ばれるものの、味方をボール役に選んだ場合には、あらかじめ空中移動を可能にする技ではないことを説明した上で、投げ飛ばします。

バトルでは、巨体を生かしたユニークな技が目を引くオオロンブスですが、ワンピースでは数少ない鞭捌きの名手でもあり、オオロンブスの起用さが垣間見えます。また、腕の力も相当強く、両腕で敵を挟み込みながらダメージを与える「提督ハグ」も披露しています。単体としての攻撃力は、他キャラより劣るものの、統率力の高さはワンピース屈指であり、味方のサポートや縁の下の力持ちとしての強さが期待できるでしょう。

スタンディング王国所属の冒険家時代から、海賊ではと恐れられたオオロンブスの懸賞金は1億4800万ベリーと判明し、カリブー海賊団船長・返り血のコリブーの1億9000万ベリーに次ぐ高額です。また、懸賞金1億4000万台の海賊は、女船長・ジュエリー・ボニーがおり、麦わら一味では、二コ・ロビンより1000万ベリーほど懸賞金が高いです。

以下では、ワンピースのオオロンブスの登場回やドレスローザでの活躍、麦わら大船団の傘下に入るまでの動向を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

オオロンブスは、ワンピース・71巻の第704話であり、かつてエースが所有していたメラメラの実の獲得をかけたコリーダコロシアムの参加者として初登場を果たしました。コロシアムには、賞金目当ての海賊だけでなく、腕に自信のある剣士も参加しており、ヨンタマリア大船団の提督であるオオロンブスも、コロシアム・Dブロックとして出場し、恵まれた身体と鞭捌きを武器に勝利を重ねていきます。

闘獅子アギョウを倒すなど、Dブロックを順調に勝ち進んできたオオロンブスでしたが、覚醒したハクバを前に敗北しました。ドフラミンゴの部下・シュガーによっておもちゃにさせられ、強制労働に追いやられるも、ウソップに助け出され元の姿に戻ることが出来ました。その後は、ウソップへの恩義から、麦わら一味に加担することを申し出、共にドンキホーテ海賊団との戦いに繰り出します。

両者共に一歩も譲らない状況の中、切迫した状況を打開するべく、オオロンブスは弱い敵の相手を自ら引き受け、ピーカの方はゾロに託します。そして、提督の威厳を使って目の前の敵を整列させて、ゾロのために道を切り開いています。

シュガーの能力によっておもちゃにされたオオロンブスでしたが、ウソップによって窮地を脱することができ、麦わら海賊団と共に戦うことを決めました。ドンキホーテ海賊団の討伐後は、他の海賊団と共に半ば強引にルフィと子分盃を交わし、麦わら大船団7番船船長として海賊の仲間入りを果たします。

一方で、ヨンタマリア大船団が海賊になることは、スタンディング王国からの脱退を意味し、船団ごと王国に辞表を提出することで、冒険家から海賊へ転身を遂げました。

麦わら大船団の結成後、ルフィと子分盃を交わした傘下の海賊団は、麦わら一味とは別行動を取ることとなり、彼らの動向は扉絵にて紹介されました。後に麦わら大船団は、歴史に名を残す一大事件を起こすことが予言され、一味と合流したヨンタマリア大船団の活躍も期待されています。以下では、ワンピース・90巻に収録された、オオロンブスの扉絵の内容をネタバレ紹介します。

麦わら一味との解散後のヨンタマリア大船団の動向は、漫画90巻・903話の扉絵から登場し、第1話は、スタンディング王国に向かうヨンタマリア号とサンタマリア号・ニタマリア号の一部が描かれました。各船体の帆には「4TAMARIA」のように、それぞれの数字が振り分けられ、サンタ・ニタマリア号の区別がなされています。

904話の扉絵は、開拓冒険家を引退し、海賊に転身するオオロンブスの様子が描かれ、突然の辞表提出に、スタンディング王国の国王は怒り心頭です。

905話以降の扉絵からは、オオロンブスとヨンタマリア大船団の海賊生活がはじまり、905話ではオオロンブスの日常が描かれました。毎朝6時に起床し、パジャマをきれいに畳むことは、オオロンブスの朝のルーティーンであり、強面でありながら几帳面という以外な一面が垣間見えます。

906話の扉絵は、船内の掃除のチェックで、わずかなほこりすら見逃さない、オオロンブスの潔癖ぶりが披露されました。また、この扉絵では、コロンブスという船員の名が明らかにされています。

907話の扉絵では、ヨンタマリア大船団の海賊としての出港が描かれ、王国所属時代から使用してきた艦隊・56隻を略奪する形で海へ旅立ちます。

908話の扉絵は、掃除チェックの回で登場したコロンブスと、海賊行為計画表の作成に取り掛かり、ペンを左手に持ちながら計画表に書き込んでいきます。

909話の扉絵は、ヨンタマリア大船団の海賊初陣の回となり、さっそく海賊らしい行為に出ようと、近くの島に砲撃を仕掛け、上陸を試みます。

910話の扉絵は、上陸後の様子が描かれ、物資調達のために上陸したものの、その島があまりにも貧乏だったため、オオロンブス達は自分たちの物資を彼らに与えることにしました。彼らの暮らしぶりを目の当たりにしたオオロンブスも、さすがに彼らから物を奪うことはためらわれたでしょう。

911話の扉絵では、海賊でありながら、島の人々に物資を分け与え、感謝されながら次の目的地に旅立つ様子が描かれました。ヨンタマリア大船団にとっては、苦い海賊デビューとなりましたが、オオロンブスの海賊らしからぬ優しさがあふれる回だったでしょう。

以下では、ワンピースのオオロンブスのアニメ声優・斉藤次郎さんのプロフィールや、主な出演作品を紹介します。

オオロンブスのアニメ声優・斉藤次郎さんは、1965年生まれ栃木県出身の声優で、俳優養成所を経て1999年から声優活動を行っています。声はバリトンで、逝去された声優・内海賢二さんや谷口節さんらの後任として、一部の持ち役を引き継いでいます。

声優・斉藤次郎さんの主な出演作品は、アニメ「砂ぼうず」川口冬夫役、「アルスラーン戦記 風塵乱舞」タルハーン役、「フルメタル・パニック！ Invisible Victory」ライリー役、「ポケットモンスター サン＆ムーン」モーン役、「進撃の巨人」テオ・マガド役等です。

以下では、ワンピース本編への再登場が期待される、ヨンタマリア大船団提督・オオロンブスに関する感想や評価を紹介します。

懸賞金が高くつけられた海賊の多くは、悪魔の実の能力者であると同時に戦闘面でもかなり強いことが明かな一方、ドレスローザ編のみの登場となったオオロンブスは、劇中では目立った強さや能力を見せなかったものの、懸賞金は1億4800万円がかけられました。ワンピース全体で比べれば、懸賞金額は高い方ではありませんが、1億超えはオオロンブスの計り知れない強さや能力を期待させています。

オオロンブスと言えば、「提督の威厳」の一声で敵兵を一斉整列させてしまう常人離れした技が挙げられ、声だけで相手を従わせてしまう内容から、覇気を用いた技ではないかと考察されています。また、覇気の中でも、オオロンブスは覇王色の覇気とも推測され、ワンピース屈指の大所帯の提督であれば、覇王色の覇気使いであってもおかしくはないでしょう。

ヨンタマリア大船団は、名前の通り提督を含めたクルー・4300名で構成されたワンピース屈指の一大海賊団であり、冒険家から海賊に転身した様子は、扉絵にて描かれました。ワンピースでは、活躍の場こそ少なかったものの、4299名のクルーを率いるヨンタマリア大船団の提督・オオロンブスの統率力の高さも凄いと、称賛の声が寄せられています。

ワンピースのヨンタマリア大船団提督・オオロンブスのプロフィールや強さ・能力、ドレスローザ編での活躍、扉絵の内容などを、あらすじネタバレ紹介しました。4299名のクルーを率いる提督・オオロンブスは、大所帯の頭らしい技や能力の数々や、いかつい外見でありながら几帳面であったり、海賊らしからぬ優しさを見せるなど、ギャップの大きさも魅力であり、冒険家から海賊に転身後の動向が注目されています。