【ワンピース】クジラのラブーンがかわいい！頭突きをする理由やブルックとの過去も解説

『ワンピース』の物語では赤い大地に頭突きを繰り返すラブーンの姿が描かれていました。実はラブーンが頭突きを繰り返していたのは、命を削ってまで叶えたい理由があったからです。そこで、ここからはラブーンが頭突きをする理由やその理由に関するルンバー海賊団の元メンバー・ブルックとの過去を中心に解説していきます。それではまず、ラブーンが登場する『ワンピース』の作品情報からご覧ください。

『ワンピース』とは、尾田栄一郎によるファンタジー・バトル漫画です。週刊少年ジャンプにて1997年7月22日より連載後、2022年4月時点でワノ国編を描いた単行本102巻が刊行されています。ジャンプの歴代作品の中では『こち亀』に次ぐ長期連載となっており、2015年6月15日には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されました。

当記事で紹介するラブーンは『ワンピース』の単行本12巻から13巻「偉大なる航路突入」にて初登場しています。遂に偉大なる航路に突入した麦わらの一味。偉大なる航路の入り口、リヴァース・マウンテンを降りた場所にある「双子岬」で、ルフィたちの前に突如として現れたのがラブーンでした。ラブーンはなぜか頭突きをして自分の頭部を傷つけており…

• 名前：ラブーン
• 出身地：西の海
• 誕生日/年齢：9月16日/51歳→53歳
• 血液型：XF型
• 星座：おとめ座
• 体重：7600t
• 全長：400ｍ
• 好きな食べ物：大王イカ

『ワンピース』に登場するラブーンは、双子岬に棲むアイランドクジラという種類の巨大なクジラです。赤い大地(レッドライン)に頭突きを繰り返していることで頭に大きな傷跡ができているのが特徴。幼少期の頃は小舟程度の大きさでしたが、ルフィたちと出会った時は麦わらの一味のメンバー全員が山と勘違いするほどの大きさがありました。

アイランドクジラという種族名の通り「島」並みの大きさを誇るラブーン。ラブーンが海面上に頭を出すとリバースマウンテンの中腹くらいの大きさがあるため、ルフィたちは偉大なる航路に突入するべくリバースマウンテンを下ったところでラブーンに船ごと呑み込まれてしまいます。

のちにその巨大なラブーンの頭にある無数の傷痕とブルックの過去が関係していることが明かされました。ここからは、ラブーンとブルックの過去や頭突きをする理由を見ていきましょう。

レッドラインを壊そうと幾度となく頭突きを繰り返していたラブーンですが、その頭突きをする理由にはルンバー海賊団との過去が関係しています。

本編が開始する52年前、アイランドクジラの群れからはぐれてしまったラブーンは、ヨーキが率いるルンバー海賊団と遭遇したのを機にヨーキたちと共に行動するようになりました。その後、ラブーンはルンバー海賊団と仲を深めていったものの、ある日を境にラブーンに対するルンバー海賊団の接し方がよそよそしくなってしまいます。

今でこそ麦わらの一味のメンバーとして活躍するブルックですが、元々はルンバー海賊団に所属していました。ラブーンがルンバー海賊団と共に行動していた際、ブルックは「ラブーン」という名前を与えてラブーンを可愛がっており、ラブーンはそんなブルックに一番懐いていました。

ルンバー海賊団がラブーンによそよそしい態度を取っていたのには、ルンバー海賊団が偉大なる航路に入る計画を立てていたのが関係しています。ルンバー海賊団は偉大なる航路を航海するには、当時まだ小さかったラブーンにとって危険すぎると考えていました。

そこで、ルンバー海賊団はラブーンを双子岬に住むクロッカスに預けることにします。こうして、ラブーンはクロッカスに預けられると同時に、ルンバー海賊団から必ず戻ってくると約束されたため、双子岬で50年の間ルンバー海賊団が自分を迎えに来てくれることを信じ続けるのでした。

ブルックの過去回想シーンではラブーンと別れた後の様子が描かれており、ルンバー海賊団の船内に流行り病が蔓延していました。最終的に流行り病によって船長が倒れたため、ブルックが船長代理となって航海を続けたものの魔の三角地帯で敵船と戦い皆死んでしまいます。こうして、ブルックは一人で50年の間暗い霧の海を彷徨うこととなりました。このブルックの過去がラブーンとの再会を果たせなかった理由です。

ラブーンはレッドラインに頭突きをしているため、頭が傷だらけでした。双子岬に住む医師・クロッカスはレッドラインに頭突きをするラブーンを幾度となく治療しています。

しかし、ラブーンはクロッカスが治療し続けても変わらずレッドラインに頭突きする行為を止めようとしませんでした。そこで、ルフィはクロッカスにラブーンが頭突きを繰り返す理由を聞きます。ルンバー海賊団に会いに行くためにラブーンが頭突きをし続けていたことが明かされました。

ラブーンが作中に登場するきっかけを生んだのが麦わらの一味です。麦わらの一味は偉大なる航路に突入すべく、偉大なる航路の入り口であるリバースマウンテンの出口、双子岬にいました。そんな彼らを呑み込んだのがラブーンです。そして麦わらの一味のメンバーは離れ離れになってしまいます。それによって一人になったルフィはラブーンと関わることとなりました。では、ルフィとラブーンはどのような関係を築いたのでしょうか？

クロッカスからラブーンが頭突きを繰り返す理由を聞いたルフィは、いつまでも頭突きをするラブーンに怒ってゴーイングメリー号の折れたマストをラブーンに突き刺してしまいます。マストを突き刺されたラブーンは、その痛みで暴れてルフィに攻撃しました。

ラブーンが頭突きする理由から始まったルフィとラブーンの喧嘩は引き分けに終わります。その後、ルフィは過去にルンバー海賊団がしたように、ラブーンと偉大なる航路が一周すればまた会いに来るといった約束を交わしました。

ルフィの言葉を聞いたラブーンは涙を流して喜びを露わにします。その後、ラブーンはルフィと頭突きをしないことを約束。それと同時に頭突きをすると分かるように、ルフィがラブーンの頭の傷の上から麦わら海賊団の海賊旗をペイントしました。

クロッカスから「ルンバー海賊団は偉大なる航路から逃げ出した」という情報を聞いてもなお、レッドラインに頭突きを繰り返していたラブーン。彼はルンバー海賊団が逃げ出したという事実を信じていませんでした。その後リバースマウンテンに吠え続けるラブーンですが、そんなラブーンの姿を見た人物は心を強く打たれています。そこで、ここからはラブーンに関係するキャラの名言や名セリフを見ていきましょう。

『ワンピース』のラブーンに関するキャラの名言や名セリフの一つに「おれとお前の勝負は…」に続く一言があります。ルフィがレッドラインに頭突きを繰り返すラブーンに向けて放ったセリフです。ルンバー海賊団に会うべく、命を削ってレッドラインに頭突きをし続ける姿を見たルフィは新たな約束を交わすことでそれを止めさせようとしました。

『ワンピース』のラブーンに関するキャラの名言や名セリフの一つに「おれ達が偉大なる…」に続く一言があります。この名言はルフィの「おれとお前の勝負は…」というセリフに続く言葉です。ルフィはラブーンと約束を交わした後、ラブーンの頭に麦わら海賊団の海賊旗の落書きをしています。

この行動にはレッドラインにこれ以上頭突きをしてほしくないというルフィの思いが込められており、頭突きをすると落書きが消えてしまうため頭突きをしたのが分かるようになっていました。ラブーンはルフィの優しさが身に染みたのか涙を流しています。

『ワンピース』のラブーンに関するキャラの名言や名セリフの一つに「男が一度…」に続く一言があります。この名言はブルックがルフィたちにラブーンに対する思いを打ち明けた際のセリフです。

ルンバー海賊団に所属していた頃、魔の三角地帯で敵船との戦いによって死亡し「ヨミヨミの実」によって自分だけが蘇ったブルック。蘇ったブルックは一人で50年の間暗い霧の海を彷徨いながらも、ラブーンに再会するという約束を覚えていました。

『ワンピース』のラブーンに関するキャラの名言や名セリフの一つに「ラブーン！！おれ達は必ず…」に続く一言があります。ラブーンの元に戻ってくるという約束を交わしたルンバー海賊団が偉大なる航路に旅立つ前、双子岬でルンバー海賊団のメンバーを送り出すラブーンに向けて放ったセリフです。その後、ラブーンはこの言葉を信じて、ルフィたちと出会うまでの50年間ずっと帰りを待ち続けていました。

『ワンピース』のラブーンに関するキャラの名言や名セリフの一つに「私！！！生きてて…」に続く一言があります。スリラーバーグにてゲッコーモリアを倒したルフィから、双子岬でラブーンに会ったことを聞いた時にブルックが放ったセリフです。

ブルックはラブーンと再会を果たす可能性を見いだせたことに喜びを露わにし、その嬉しさのあまり叫んでいました。そして、ブルックはラブーンと再会を果たすべくルフィが率いる麦わら海賊団に入っています。

ルンバー海賊団の帰りを待ち続けていたラブーンですが、『ワンピース』の主人公ルフィと新たな約束を交わしたことで、ルフィの存在がその後の心の支えとなりました。そして、麦わら海賊団にラブーンと約束を交わしたブルックが加わったことで、偉大なる航路を1周し麦わら海賊団とラブーンが再会する様子が描かれることになるのだと考えられます。そこで、ここからはラブーンの大きさや謎について考察していきます。

ラブーンは全長400ｍという非常に大きいクジラですが、実はアイランドクジラとしてはまだラブーンの大きさは小さい方で、のちに魚人島にてルフィたちが遭遇したアイランドクジラは瞳孔だけでサウザントサニー号と同じくらいの大きさがありました。しかし、ラブーンが小さい方だといえどもルフィたちと出会った際にゴーイングメリー号ごと吞み込むほどの大きさを誇るため、いかにアイランドクジラが大きい種族なのかが窺えます。

ラブーンはバロックワークスのMr.9とミス・ウェンズデーから街の2、3年分の食料になるということで殺されそうになってしまいます。そのことからもラブーンの体内は人が住める環境にあると言えるのですが、実際に双子岬に住むクロッカスは頭突きをして頭を傷つけるラブーンに治療を施しながらラブーンの体内を住処にしていました。

実は過去にルンバー海賊団から預けられた頃のラブーンは体が小さかったため外からの治療を施せる状態にありましたが、ルフィが出会った際は過去よりも大きくなり過ぎていました。そこで、クロッカスは外からの治療が困難となったことにより体内から治療を施せるようにラブーンの体を改造しています。

こうして、ラブーンの胃袋はクロッカスの改造によってリゾート地のようになり、クロッカスはそこに住みながら体内からの治療をおこなっていました。ちなみに、リゾート地のようになったラブーンの体内には噴気孔近辺に鉄製の扉があり、中に入ると電気が通った細い通路が存在しています。

どうやら、ネット上ではラブーンとクロッカスのいる「双子岬」にルフィが求めるひとつなぎの大秘宝があるという説が流れているようです。双子岬は偉大なる航路の入り口で誰もが必ず通らなければならない場所。だからこそ、ルンバー海賊団が過去にラブーンと偉大なる航路を航海した後に戻ってくると約束していたわけです。

そして、ひとつなぎの大秘宝が双子岬にあるという説が浮上した大きな要因となっているのが、過去に海賊王ゴールド・D・ロジャーが率いるロジャー海賊団の船医を務めていたクロッカスの存在です。

クロッカスは過去にロジャー海賊団のメンバーと共にひとつなぎの大秘宝があるとされる「ラフテル」に行ったことがあります。ワンピースの物語にとって重要な知識と経験を持つクロッカスが物語序盤から出てくるということは、双子岬で何かを守っているという考えに至っても不思議ではありません。仮にひとつなぎの大秘宝が双子岬になかったとしてもクロッカスが何か鍵を握っている可能性があると言えるでしょう。

ネット上では『ワンピース』に登場する動物たちがかわいいと好評ですが、その中でも特にラブーンがかわいいと言われています。では、『ワンピース』の読者・視聴者はかわいいと話題のラブーンのどういった点に魅力を感じているのでしょうか？ここからは、ラブーンのかわいい魅力に迫っていきます。

1つ目に紹介するラブーンのかわいい魅力は「幼少期」です。現在は400mという巨大なクジラになっているラブーンですが、過去のラブーンは小さくてとてもかわいい姿をしています。過去の小さい体で見せる愛くるしい表情はワンピースファンの心を掴んで離しません。

2つ目に紹介するラブーンのかわいい魅力は「泣くシーン」です。前述した通り、ラブーンはルフィから過去にルンバー海賊団がしたように偉大なる航路を一周して戻ってくるという約束をしています。その言葉を理解したラブーンは目から涙を流しており、涙でウルウルとした目が非常に愛くるしいです。このシーンはかわいいラブーンの姿を見れると同時に感動を呼び起こすシーンでもありました。

3つ目に紹介するラブーンのかわいい魅力は「音楽好きなところ」です。過去から現在まで続くラブーンの思いは、ルンバー海賊団の奏でる音にラブーンが引き寄せられたことが始まりとなっています。ルンバー海賊団は「泣く子も笑うルンバー海賊団」と呼ばれていました。そんなルンバー海賊団の船内では常に明るい音楽が奏でられており、皆が楽しそうに歌声を響き渡らせています。ラブーンはそんなルンバー海賊団の音楽が大好きです。

4つ目に紹介するラブーンのかわいい魅力は「キャラソン」です。キャラソンシリーズ『ワンピース　ニッポン縦断！47クルーズCD』の中には、長野県でおこなわれている諏訪湖の花火大会を眺めているラブーンとブルックの情景が描かれているキャラソン「約束の岬」が収録されています。花火を別々の空の下で眺めているラブーンとブルックの情景からは、友情と帰りを待つ時の切ない思いが伝わってきます。

『ワンピース』に登場するラブーンの魅力に関する感想や評価があがっています。こちらでもラブーンが「かわいい」と感じているようです。かわいいという声と同時に「ちゃんとまってねえ」と言われていることから、おそらくラブーンの待ち続けている健気な姿に魅力を感じているのでしょう。ルンバー海賊団の次に約束を交わしたルフィたちと再会を果たし、喜びを露わにするラブーンの姿が描かれることに期待が高まります。

『ワンピース』に登場するラブーンの魅力に関する感想や評価があがっています。こちらでは「子供ラブーンとかどんできたらかわいい」と言われているのですが、ラブーンがとんでくる様子に魅力を感じるのは、やはりルンバー海賊団の帰りを待ち続けているラブーンの姿が印象的だからこそなのでしょうか？帰りを待ち続け、ようやく帰ってきたということで大いに喜ぶかわいいラブーンの姿が想像できます。

『ワンピース』に登場するラブーンの魅力に関する感想や評価があがっています。こちらでは、ラブーンのことを「かわいい」と感じているようです。またこの方によればネット上でブルックのくだりがいらないという意見もあるようですが、それがなぜなのか気になるところ。しかし、ブルックとラブーンの話が好きだという意見もあるようなので、何がきっかけで好みが分かれるのかチェックしてみるのも良いかもしれません。

かわいいと話題のラブーンについて、頭突きをする理由やブルックとの過去を解説してきましたがいかがでしたか？ラブーンがレッドラインに頭突きを繰り返していたのは、過去に約束を交わしたルンバー海賊団と会うためでした。

命を削ってまで再会を果たそうとするラブーンですが、その強い思いに感動を覚える読者が後を絶ちません。また、ネット上では待ち続けるラブーンの姿がかわいいと好評です。そんなラブーンとルンバー海賊団の元メンバーであるブルックの話は人気が高いため、これを機にラブーンのかわいい魅力はもちろん、ラブーンとブルックの過去回想シーンにも注目してみてください。