【進撃の巨人】ジャン・キルシュタインのかっこいいシーン集!声優やミカサとの関係は?

『進撃の巨人』に登場するジャン・キルシュタインのかっこいいシーン集!声優やミカサとの関係は?ジャンと言えばかっこいいイケメンキャラで、作中での活躍シーンも多い事からファンからの人気も非常に高いですが、ミカサとの関係や結婚相手は誰なのかなど、気になる点が多く存在しています。『進撃の巨人』の初期から登場している事から名言も多いジャンについて、今回は徹底的に解析していきます。

【進撃の巨人】ジャン・キルシュタインのかっこいいシーン集!声優やミカサとの関係は?のイメージ

目次

  1. ジャンはかっこいい
  2. ジャンのかっこいい名言や名セリフ・名シーン集
  3. ジャンのアニメ声優
  4. ジャンとミカサの関係は?最後をネタバレ
  5. ジャンのかっこいい魅力
  6. ジャンが裏主人公と言われる理由
  7. ジャンに関する感想や評価
  8. ジャンのかっこいいシーンまとめ

ジャンはかっこいい

ジャン・キルシュタインのかっこいい名シーンや名言などをまとめていく前に、彼のプロフィールを紹介していきます。『進撃の巨人』の重要キャラであるジャンの基本情報が分かる内容となっていますので、事前に読んでおく事で後述のメインのまとめがより一層楽しめます。また、『進撃の巨人』の作品概要やあらすじも紹介していきますので、ぜひご覧になってみて下さい!

進撃の巨人の作品情報

進撃の巨人の概要

『進撃の巨人』は諫山創(いさやまはじめ)が原作を務めて2009年から2021年まで『別冊少年マガジン』で連載していたダークファンタジー漫画です。人間とは比べ物にならないほどの力を持つ圧倒的な存在である巨人と人間との戦いを描いており、多くの伏線を残しながらストーリーが進んでいきます。コミックスは全34巻で、全世界累計発行部数は2019年時点で1億部を突破するほどとなりました。

進撃の巨人のあらすじ

人類は突如出現した巨人によって巨大な壁の中での生活を余儀なくされてしまいます。壁の中での人類は100年に渡って平和な生活を送ってきましたが、ある日突然50メートルの壁を超えるほどの超大型巨人が現れて街に侵入し、それと同時に多くの巨人も押し寄せてきました。外の世界に憧れる少年エレン・イェーガーは、幼馴染のミカサ・アッカーマンと共に逃げ惑いますが、母であるカルラが巨人によって食い殺されてしまうのでした。

ジャン・キルシュタインのプロフィール

ジャン・キルシュタインは主人公であるエレンと同じく第104期訓練兵団に入団した兵士です。出身はウォール・ローゼ南端トロスト区で、年齢は初登場時時点で12歳、身長175センチ、体重65キロとなっています。薄い茶髪でサイドを刈り上げた髪型をしており、刈り上げ部分の髪色は色の濃い茶色である事が特徴です。顔つきは切れ長で鋭い目をしている事から、しばしば悪人面と呼ばれ、面長な為エレンからは馬面と呼ばれています。

性格は思いやりや優しさも備えていますが、自分に正直すぎるところもある事から他者とぶつかる事も多く、仲間との関係に亀裂が入る事も少なくありません。現実主義なところもあり、訓練兵団に入団当初から安全な内地であるウォール・シーナを拠点として活動する憲兵団への入団を希望していました。仲間達にも堂々と憲兵団に入団する事を公言し、上位の成績を収めるために努力をして成績6位まで上り詰めています。

訓練兵団を卒業後は調査兵団に入り、立体起動装置の扱いはミカサまではいかないまでもトップクラスの実力を誇るようになります。頭の回転が速い事もあってリーダーシップを発揮するシーンが多く、窮地の状況でアルミンが何も考えられなくなった時に代わりに仲間達に指示を与えた事もありました。調査兵団に入ってからは心身ともに目覚ましい成長を遂げ、第104期の仲間達にとって無くてはならない存在になってきます。

『進撃の巨人』が『マーレ編』に入り、854年になって19歳となったジャンは身長が190センチまで伸び、髪と髭も伸ばし始めるなどの変化がありました。ジャンは歳月を経た事で同期と比べて最も見た目が変わったキャラだと言えます。そんなジャンは原作者である諫山創が最も好きなキャラとして挙げており、人気投票では毎回トップ10以内にランキングするなどファンからの人気も高いキャラとなっています。

TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season

ジャンのかっこいい名言や名セリフ・名シーン集

調査兵団に入団してから目まぐるしい活躍をしてきたジャン・キルシュタインですが、ここからは彼のかっこいい名言や名シーンを紹介していきます。登場人物達だけでなく読者の心にも突き刺さる名言・名シーンの多いジャンは、『進撃の巨人』の物語にいなくてはならない存在です。ジャンが人気となっている理由が分かる内容となっておりますので、かっこいい名言・名シーンの数々をぜひご覧ください!

ジャン名言①「人との…」

人との…信頼だ…

訓練兵になって間もないジャンが発言した名言です。訓練生になったばかりのジャンはエレンと気が合わずに言い合いになってしまいますが、いったんは握手をしてお互い手打ちとします。その直後にジャンはミカサに一目惚れをして照れた様子を見せ、キレイな黒髪を褒めました。ジャンに興味のなさそうな態度をとったミカサはそのままエレンの元に向かいますが、エレンはジャンが先ほど褒めたミカサの黒髪を自然に触ります。

ジャンは絶望の表情を見せて先ほどエレンと握手をした手をコニーの背中で拭います。コニーが何を拭ったのかをジャンに問いただしたところで、ジャンがこの名言を発言しました。ジャンは喧嘩の末に少しはエレンと仲良くなれたと感じましたが、エレンが一目惚れをしたミカサと親密な関係にあると感じた事で先ほどの握手によって得た信頼を消し去ったというシーンとなっています。ジャンの嫉妬心が燃えた名シーンです。

ジャン名言②「誰の物とも…」

誰の物とも知れねぇ骨の燃えカスに… がっかりされたくないだけだ…

憲兵団を目指していたジャンでしたが、仲間であるマルコの死をきっかけに調査兵団への入団を決めました。ジャンやエレンの入団直後、調査兵団は壁外調査にて女型の巨人の奇襲を受けます。女型の巨人は調査兵団の兵士を次々と殺害していきますが、この時にジャンがライナーとアルミンに、自分達が女型の巨人の気を引いて陣営から引き離す作戦を告げました。今までは守りの姿勢を貫いてきたジャンの意外なセリフに2人は驚きます。

そんな驚く2人に対してジャンはこの名言を発言しました。ジャンは巨人によって食い殺された仲間に恥じない行動をとりたいと考えるようになり、以前のジャンから成長を感じ取れるかっこいい名言・名シーンです。この数日前にジャンは燃えていく仲間達の遺体を見ながら何かを決意しているシーンもあり、特に信頼関係で結ばれていたマルコの死が彼を変える大きなきっかけとなりました。

ジャン名言③「一番使えねぇのは…」

一番使えねぇのは一にも二にも突撃しかできねぇ死に急ぎ野郎だよ なぁ?

ウォールマリア奪還作戦の2日前、調査兵団には肉料理がふるまわれていました。兵士達はサシャをはじめとして大喜びで肉料理を食べていましたが、エレンだけが元気がない様子です。エレンは巨人である事から責任の重圧に押しつぶされそうな日々を送っており、以前まで元気がありませんでした。ジャンはその際に煽るようにこの名言を言い放ちましたが、これはエレンに今までの調子を取り戻してほしいと感じたからです。

そして悩みを吹っ切っていたエレンはジャンのこの挑発に乗り、2人は久しぶりの殴り合いの喧嘩となります。言い合いを続けていた2人でしたが、いつも途中で誰かが止めてくれるはずなのに今回は長い事喧嘩をしている事に気付いて不安になります。最終的にジャンとエレンの喧嘩を止めたのはリヴァイで、2人は強烈な一撃を喰らってのびてしまいます。身体を張ってエレンの元気を確認したかったジャンの優しい名言・名シーンでした。

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ジャンのアニメ声優

かっこいい名言・名シーンの多かったジャン・キルシュタインは、『進撃の巨人』の物語が進んでいく毎に成長していき、仲間を支えるリーダーシップも獲得していきました。ここからは、アニメ版でそんなジャンの声優を担当した人物について紹介していきます。名言・名シーンの多いジャンの声は、かっこいいイケボ声優が演じているようです。

谷山紀章のプロフィール

アニメ版『進撃の巨人』で、ジャン・キルシュタインの声を担当した声優は谷山紀章です。山口県出身で1975年8月11日生まれの2022年5月現在46歳で、声優事務所は『賢プロダクション』に所属しています。声優を目指すきっかけとなったのは映画『AKIRA』を見て声優の演技に感銘を受けた事で、高校卒業後に声優専門学校へと通いだしました。その後に現在所属している声優事務所に入所し、1996年から声優デビューを果たします。

かっこいい声質のイケボ声優であり、谷山紀章本人は役作りにこだわらずに本能で演じると語っていました。また、声優業の他にも歌手として活動しており、2010年に男性声優では初となる武道館単独ライブも果たしています。そんな声優・谷山紀章の趣味は読書と映画鑑賞で、休みの日は家でDVDを見ている事が多いという事です。また食べる事も好きで、カレーには醤油、豚カツはヒレカツのみなど独自のこだわりも多いとの事でした。

谷山紀章の主な出演作品や演じたキャラ

谷山紀章はアニメ『君が望む永遠』の主人公・鳴海孝之の担当声優として知られています。鳴海孝之は2人のヒロインの間で心が揺れ動きながらも決断をしていきますが、優柔不断の目立つ性格をしています。担当声優である鳴海孝之は『君が望む永遠』の鳴海孝之のキャラソンを歌ってCDも出しており、男性主人公としては珍しい事だったために話題となりました。

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ジャンとミカサの関係は?最後をネタバレ

ミカサの事を初めて見た時から好きだったジャン・キルシュタインですが、その後の関係はどうなったのでしょうか?2022年5月現在『進撃の巨人』の原作は完結しており、ジャンとミカサの関係がどうなったのかが明らかになっています。エレンの事が大好きなミカサですが、結婚相手はジャンなのではないかという噂は物語完結以前から広まっていました。果たして本当にジャンとミカサが結婚したのかを、ここでネタバレです。

ネタバレ①ジャンが巨人化する

九つの巨人に選ばれた人間は寿命がおよそ13年となってしまうため、進撃の巨人を継承しているエレンは原作の108話にて仲間と共に後継者についての話し合いをしていました。その際に、ジャンやミカサが名乗り出ますが、エレンは104期の仲間の事を大切に思っており、長生きしてほしい事から104期の仲間には継承させないというセリフを述べます。そしてこの時はエレンのみならず全員照れて赤面していました。

ジャンは自分が巨人に適しているというセリフを発言していましたため可能性はありましたが、エレンはこの後に104期の仲間の事を考えた単独行動に出ます。エレンは王家の血を引く兄・ジークと接触してユミル・フリッツの力を借りる事に成功し、始祖の巨人の力を発動します。それにより地ならしを発動したエレンは壁から現れた無数の巨人と共に世界を滅ぼすために進撃を開始しました。

調査兵団はエレンを止める為に動き出し、最終的には超大型巨人を超える大きさとなったエレンの背中での戦闘を開始します。エレンは歴代の九つの巨人を生み出して対抗し、戦いは過去最大の死闘となります。この時にエレンは脊髄からユミルの民を巨人化するガスを噴き出し始めた事で、ジャンは無垢の巨人となっていました。

ネタバレ②ジャンは生存し英雄の1人になる

無垢の巨人となったジャンでしたが、最終的にはミカサがエレンの口の中に入り込んでエレンの首を切り裂いた事でこの世から巨人の力が消失し、ジャンは人間に戻る事が出来ました。後にこの戦いは『天と地の戦い』と呼ばれますが、それから3年後にジャンは一緒に戦った仲間と共に世界を救った英雄の1人に数えられます。そして、エルディア国は他の国からの報復を恐れてイェーガー派が中心となって軍を結成します。

ジャンはエルディア国と他の国との和平交渉を進める為にアルミンと共に連合国大使として平和の為に活動をするようになりました。ジャンは仲間達の死を乗り越えて多くの死線を潜り抜け、最後まで生き残って英雄となったのです。

ネタバレ③ジャンは好きだったミカサと結婚した?

ジャンは大好きだったミカサと結婚した事が『進撃の巨人』の最終巻である34巻で明らかになりました。ただし、『別冊少年マガジン』で連載掲載時にはこのジャンとミカサが結婚している姿は描かれておらず、ミカサがエレンの墓の前にいるシーンで終了しています。ジャンとミカサが結婚しているシーンは単行本34巻で4ページ加筆されて描かれたものです。結婚したジャンとミカサには子供がいて一緒にエレンの墓参りをしていました。

さらに、結婚から数十年後のジャンとミカサの姿も描かれており、2人の子供にそれぞれ子供もいるようでした。エレンの願い通りに、ミカサは結婚して長生きして幸せに暮らしたという事になります。ちなみに、エレンはこの世から消える直前に仲間達の前に現れて会話をしますが、ミカサに幸せになってほしい反面、自分の事も忘れてほしくないというセリフも述べていました。

また、ミカサが老衰してエレンから巻いてもらったマフラーと共に棺の中に入っている描写があり、ジャンと幸せな結婚生活を送って天寿を全うしたのだという事が分かります。棺に入っているミカサがマフラーをしている事から、死ぬまでエレンの事も忘れていなかったと考えられますが、ジャンはそんなミカサの気持ちを受け入れながらも愛し続けたのだと考察出来ます。

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ジャンのかっこいい魅力

ミカサと結婚して老人になるまで寄り添い続けた事が分かったジャン・キルシュタインは、『進撃の巨人』が誇るイケメンキャラです。ジャンのかっこいい名言・名シーンは前述しましたが、ジャンの魅力はそれだけではありません。ここでは、『進撃の巨人』の作中でのジャンの活躍から彼のかっこいい魅力を徹底的に解説していきます。

かっこいい魅力①マルコの死に対する反応

マルコは訓練兵時代にジャンが信頼関係築いてきた親友です。ジャンは元々調査兵団に入るつもりはなく、憲兵団に入って安定した生活を送ろうとしていました。しかし、マルコが巨人によって食い殺されてしまった事でジャンの考えが変わります。マルコは生前、ジャンに『今何をすべきか』という言葉を遺しており、この言葉に奮い立ったジャンは死んだマルコに恥ずかしくない人生を送ろうと誓った事で調査兵団への入団を決めました。

そして、ジャンは調査兵団に入団を果たしてからも親友であるマルコの事を忘れる事は無く、常に彼に恥じない行動を心がけています。訓練兵時代は守りの姿勢だったジャンですが、女型の巨人と戦った際に自ら危険を買って出た時から周りの仲間達も彼の変化に気付き始めました。また、ジャンは『マーレ編』にて、エレンの地鳴らしがあった際にも、マルコの事を思い出して世界を守るために命を顧みずに立ち向かっていました。

かっこいい魅力②ウォール・マリア奪還作戦での活躍

ジャンはウォール・マリア奪還作戦に新リヴァイ班の一員として参加しました。リヴァイ班はエルヴィンの命令で兵長であるリヴァイ以外のメンバーで鎧の巨人・超大型巨人と戦闘を行う事になります。そしてアルミンが戦闘の指揮を執る事になりますが、アルミンは読みが外れた事でパニックに陥ってしまいます。ジャンはアルミンに指示を仰ぎますが、アルミンは何も戦闘の最中に何も思い浮かばなくなってしまったのでした。

そんな中、ジャンはアルミンの判断能力が戻るまでの間、自ら指揮をとって超大型巨人の弱点を見つけるために仲間と共に奮闘します。そしてその甲斐あって、冷静さを取り戻したアルミンは超大型巨人の対策を思いつくのでした。素早い状況判断力で窮地を脱したジャンのかっこいい名シーンです。

かっこいい魅力③エレンを気遣う優しさ

エレンとは喧嘩の絶えないジャンでしたが、巨人化の能力を得た事で人一倍悩む事が多かったエレンに対して励ます事も多くありました。特に印象時残るシーンとして、エレンをライナーの手から連れ戻す際に多くの調査兵団が犠牲となり、エレンが自責の念に駆られていた時です。ジャンはエレンの辛い立場を理解したうえで、死んだ人達を活かすか殺すかはエレン次第だというアドバイスを送ります。

ジャンは兵士達が命をかけて守らなくてはいけない存在であるエレンに対して改めて自分の立場を自覚させ、さらに今後は死んだ仲間達に報いる事も大切だという事を述べています。落ち込んでいる様子のエレンに叱咤激励をした、仲間想いのジャンのかっこいい名言・名シーンとなりました。

かっこいい魅力④母親思い

エレンとの会話を聞いていると乱暴な態度をとる事もあるジャンですが、母親想いな一面を持っています。母親に対して一見口の悪い息子に見えるジャンですが、OVA版『進撃の巨人』では風邪を引いた母親を優しく介抱する様子を見せていました。また、サシャと料理バトルをした時にはおふくろの味であるオムレツを作っており、母親と仲が良い事をうかがわせます。

かっこいい魅力⑤ライナーを許す

ライナーはベルトルトやアニと共に始祖の巨人を奪い取るためにマーレからやってきた戦士でした。ライナーは訓練兵だった時にベルトルトと作戦についての会話をしますが、それをマルコに聞かれた事で口封じのために巨人に食わせます。ジャンは親友であるマルコがライナーによって殺されていた事実を知りませんでしたが、地鳴らしを止めるためにライナーと組んだ時に初めてその驚愕の事実を知りました。

事実を知った瞬間にジャンはライナーに殴りかかってボコボコにしますが、ライナーの辛い立場も理解しようと考え、改めて仲間として受け入れます。また、ライナーは地鳴らしを止める作戦の最中に仲間を手にかける事もあり、自分もライナーと変わらない事を認識していました。自分の罪と照らし合わせながら相手の立場に立って考える事が出来るところもジャンのかっこいい魅力です。

かっこいい魅力⑥4年後の姿

マルコの死をきっかけに調査兵団に入団し、仲間との共闘を経て成長したジャンは4年後にはリーダーとしての才能を発揮していました。エレン発案であるレベリオ襲撃の際には状況を瞬時に判断して新兵に対して的確な指示を送るなど、指揮官と言っても過言ではないほどの成長ぶりで活躍しました。巨人による軍事力で栄えたマーレ軍は強力な戦闘技術を持っていましたが、ジャンはそんな状況でも冷静に対応したかっこいいまとめ役です。

かっこいい魅力⑦「地鳴らし」を阻止しようとする

エレンは壁内人類のみを守るために地鳴らしを行ったため、もはやエルディアの人類達の平和は約束されていました。ジャンもこれで全てが終わり、セントラルの一等地に家を持って幸せに暮らすという未来予想図も立て始めていました。しかし、もはやジャンは自分だけの幸せを願うという過去の自分ではなくなっており、世界の平和を守るために命をかけてエレンの地鳴らしを止める事を決意します。

結局はエレンはジャンや仲間達に自分を止めてほしいと考えており、最終的にはエレンの思惑通りに仲間達は英雄となり、巨人の存在も世界から消え去りました。ちなみに、ジャンが安全な未来を想像したシーンで登場した結婚相手は綺麗な黒髪を持つ女性で、おそらくミカサだったと考えられます。ジャンは一目惚れした時からずっとミカサとの結婚を考えてきたという事が分かるシーンでした。

かっこいい魅力⑧キャラソン

『進撃の巨人』の登場人物達はそれぞれキャラソンを出しており、もちろん人気キャラであるジャン・キルシュタインもキャラソンを出しています。ジャンのキャラソンのタイトルは『Rusty Honesty』で、落ち着いたロック調の曲となっています。歌詞はジャンをイメージしたものである為、ジャンのファンの方にはおススメです。歌っているのはもちろん担当声優の谷山紀章で、ロックナンバーをかっこよく歌い上げています。

この曲はジャンの男らしさを感じさせる曲となっているため、キャラの特徴をとらえた谷山紀章の歌唱法がファンから高評価となっています。元々色っぽくて艶のある歌声が魅力の谷山紀章と、男らしさの溢れたジャンのコラボレーションと言っても過言ではないかっこいい曲です。

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ジャンが裏主人公と言われる理由

『進撃の巨人』の主人公と言えばエレン・イェーガーですが、多くのファンからジャンが裏主人公と呼ばれています。たしかにかっこいい人気キャラのジャンですが、なぜ裏主人公とまで言われているのでしょうか?様々な理由があるようなので、ここでジャンが裏主人公と呼ばれている理由の数々をご紹介です!

理由①エレンとの対比

ジャンが裏主人公と呼ばれている大きな理由の1つがエレンとの対比です。ジャンとエレンは良く喧嘩をしていますが、これは考え方が正反対である事が理由となっています。元々保守的な考えを持っていて、訓練兵時代から憲兵団で安定安全の道を進もうとしていたジャンに対して、エレンは訓練兵になる前から巨人の存在によって鳥籠の中のような生活を変えようと調査兵団への入団を決めていました。

ジャンとエレンが初めて喧嘩した理由もこの考え方の違いによるもので、最初から180度違う考えであった2人は対比の存在として描かれていました。そして、本編の中で2人が喧嘩した回数はなんと5回にも及びます。喧嘩があまりにも多い事から周りの仲間達ももはや慣れたものとなっており、毎回誰かしらが止めているようです。しかし、喧嘩をしていても2人はお互いの考えを間違っているとは決して言わず、尊重し合っています。

ジャンは巨人との戦いを恐れないエレンに対して『死に急ぎ野郎』と称する事がありますが、これは自分とは違う考え方に対するイラつきもありながら、心配する気持ちも込められています。エレンも安全な道を進もうとするジャンの考えを決して否定しようとはしていません。この2人の仲の良さと悪さのギリギリのラインが、ジャンが裏主人公と呼ばれる1つの理由です。

理由②指揮官向き

ジャンは物語が進むごとに指揮官としての才能を発揮していき、様々な場面で的確な指示を仲間に与えてきました。ジャンのこの指揮官向きの才能は親友のマルコが訓練兵時代から感じ取っていたようです。マルコはジャンに対して、強い人間ではないから弱い人の気持ちがよく分かる事から指揮官に向いていると発言していました。大抵の人間は弱い為、同じ目線で考えられて的確な指示を与えられるジャンの事を理解した上での言葉でした。

ジャンは良い意味でも悪い意味でも人間らしい人物で裏表がないので、一般の兵士からも信頼を得られやすく、指揮官に向いていると言えます。反対に天才ともいうべきリヴァイの考えには一般の兵士達はついていけないものです。ジャンは訓練兵の中でトップ10に入るほどの実力者ですが巨人の前では無力な存在で、通常の恐怖心も持つ事から、部下に対して同じ目線で危険を避けた指示を与える事に長けています。

理由③葛藤のシーンの多さ

エレンと喧嘩の絶えないジャンですが、それは命の危険を顧みないエレンとは違ってジャンが一般的な考えの持ち主だからです。訓練によって類まれな戦闘力を身につけるに至ったジャンですが、あくまでも普通の人間であり、楽をしたい時もあれば巨人に対して怖さを感じる事も多くあります。マルコの死をきっかけに調査兵団に入って巨人と戦う事が多くなったジャンですが、逃げ出したいと感じる事も多くあったようです。

仲間達との信頼関係を築いてきた事で圧倒的な存在である巨人に立ち向かっていくようになっていったジャンでしたが、元々持っていた保守的な考えが勇気を邪魔する事もあり、葛藤するシーンが多く存在しています。地鳴らしがあった際にも、何もしなければ一生豊かに暮らせる事が分かっていましたが、葛藤の末に世界の為に立ち上がりました。強さも弱さも兼ね備えている人間らしいところもジャンの裏主人公と言われる所以です。

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ジャンに関する感想や評価

ジャン・キルシュタインとミカサが結婚した事について、複雑な心境になる読者も少なくありません。ミカサは『進撃の巨人』のメインヒロインで、主人公であるエレンと結婚すると期待していたファンが多い事が主な理由です。一貫してエレンの事が大好きだったミカサとエレンとの結婚を応援しているファンが多い中で、ジャン・キルシュタインとミカサの結婚エンドは衝撃的なものでした。

しかし、エレンはミカサをはじめとした仲間に幸せになってほしいと考えた事で地鳴らしを行ったので、ジャンとミカサの結婚は正しい結果だというファンも多くいます。ジャンとミカサの結婚説というのは長い期間囁かれていましたが、やはりエレンとミカサの結婚を期待していたファンからすると複雑だったようです。

ジャン・キルシュタインがかっこいいというファンの感想があります。ルックスもそうですが、仲間達の気持ちを理解しようと努力し、優しい言葉を投げかけるところもかっこいいと言われる大きな理由です。『進撃の巨人』にはリヴァイ兵長やエレン、ライナーなど、それぞれの魅力を持ったイケメンキャラが多く登場しますが、ジャン・キルシュタインが一番かっこいいと考えるファンは少なくありません。

ジャン・キルシュタインは信用出来る人物だというファンの感想があります。憎まれ口を叩いく事もありますが仲間の希望に応えようとするなど、ジャンは強さと弱さを兼ね備えた非常に人間らしい人物です。心の奥底では秘密の考えを持っているような人物も多く登場しますが、ジャンは良くも悪くも正直である事から周りの仲間達からも強く信頼されてきました。そんなジャンは実際に最終回まで仲間を裏切る事はありませんでした。

基本的には保守的な考えを持っているジャン・キルシュタインですが、仲間を気遣う優しさを持つようになっていきました。普通に優しい言葉を投げかける事もありますが、あえて乱暴な言葉を使う事で相手の気まずさを消し去ろうとするなど、ジャン・キルシュタインは相手の心の内を考えて行動する真の優しい人物です。

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ジャンのかっこいいシーンまとめ

『進撃の巨人』に登場するジャン・キルシュタインのかっこいい魅力や名言、アニメ版での声優やミカサとの関係などをまとめてきましたが、人間らしい弱さを持ちながら果敢にも巨人に立ち向かっていく強さがあり、最終的にはミカサと結婚して幸せな一生を送ったという事が分かりました。今回のジャン・キルシュタインについての記事を読んだ後にもう一度、『進撃の巨人』を1巻から読み返してみるというのはいかがでしょうか?

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