【進撃の巨人】超大型巨人の身長は何メートル？特徴や弱点・正体も紹介

「進撃の巨人」に登場する超大型巨人は、エレン、ミカサ、アルミンが住んでいたウォール・マリアのシガンシナ区にある壁を壊し、外部の巨人を侵入させます。この事件で、エレンの母親は侵入した巨人に食べられ亡くなっています。壁から顔を出せるほど身長が高く、身体は皮膚があまりなく筋肉がむき出しの状態になっていました。後にその正体が明かされます。

「進撃の巨人」は、本能のままに人を食べる知性を持たない巨人と戦う兵士の少年を主人公とした漫画作品です。「別冊少年マガジン」で2009年から連載され、2020年4月にコミックス31巻が発売されました。

アニメは2013年に第1期が放送され、その後も第3期まで制作・放送されます。2020年には、タイトル「The Final Season」と名付けられた第4期の放送が予定されており、さらなる盛り上がりを見せます。2015年には、主演に三浦春馬、ヒロインに水原希子が起用された実写映画が公開されます。

人を食べる知性を持たない巨人が大量に出現したことにより、人々は生活圏確保のため壁を作り、その内側で暮らしていました。自由を求めた少年・エレンは、巨人の生態について壁外で調査する調査兵団に入ることを目標としていました。ある日、いまだかつて類を見ない大きさの超大型巨人が出現し、シガンシナ区の壁を壊します。壊された箇所から外にいた巨人が雪崩込み、住人は次々と襲われ食べられていきました。

シガンシナ区に住んでいたエレン、幼なじみのアルミン、ある理由から一緒に暮らしていたミカサは、避難を余儀なくされ住居を追われました。この事件で母親を失ったエレンは、巨人に対する憎しみを増大させ、かねてより目標だった訓練兵に入り、調査兵団を目指します。

正体不明の超大型巨人は、いまだかつて類を見ない規格外の大きさの巨人です。身体はほとんど皮膚に覆われておらず、筋肉はむき出しの状態となっており、立体機動装置で近づけないほどの高温の熱を発しています。845年に、主人公のエレンが生まれ育ったウォール・マリアのシガンシナ区の壁を足で壊しました。

これにより、外にいた巨人が雪崩込み、住人たちは襲われ、ウォール・マリアは陥落しました。5年後、エレンたち104期生が訓練兵を卒業したばかりのころに再び現れ、今度はウォール・ローゼのトロスト区にあった扉を壊しました。後にその意外な正体が明らかになります。

超大型巨人は、シェルターとなっている壁から顔を出せるほどの大きさを持つ規格外の巨人です。一般的な巨人は身長15mの大きさの個体が高いとされてきましたが、超大型巨人の身長は60mを超えるとされています。俊敏に動くことはできませんがパワーがあり、身体からは高温の熱を発していました。

超大型巨人は、他の巨人と比べて規格外の大きさを持つ巨人です。身体に比べて顔が小さく、身体は皮膚にほとんど覆われておらず、筋肉がむき出しの状態となっています。ウォール・ローゼのトロスト区の扉の後は、壁の上に設置されたいた固定砲を狙って壊しており、一般的な巨人とは違い知性があることがわかります。

身体が大きいためか素早く動くことはできません。しかし、巨人化したエレンをいとも簡単に蹴り飛ばしたり、火がついた瓦礫をばらまいたりと力が強く、身体からは高温の熱を発しており、立体機動装置で近づいて首をとるのは困難です。

超大型巨人は、身長が60mもあり、身体の表面から高温の蒸気を発しています。長らく弱点が不明とされてきましたが、ウォール・マリア最終奪還作戦の時にようやく判明します。ライナーとベルトルトは、エレンを奪取すべく、近々調査兵団が訪れるであろうウォール・マリアに潜伏していました。壁の中に隠れていたライナーは、兵士の1人に見つかります。リヴァイは、巨人化前に殺そうとしますが失敗しました。

鎧の巨人になったライナーは、エレンと戦い重傷を負いながらも、仲間に合図を送ります。合図と共に獣の巨人は荷台に積んであった樽を投げ、中からベルトルトが出てきました。アルミンは、時間稼ぎのためにベルトルトに交渉を持ちかけるも失敗します。ベルトルトは、超大型巨人になり、エルヴィンたちがいる壁に近づいていきました。身体から高温の熱を発するため、兵士たちは立体機動装置を使って近づくことができません。

絶望的な状況の中アルミンは、超大型巨人が力を使う度に痩せていることに気がつきます。超大型巨人は、自身の肉体を消費して能力を使っていたのでした。そのため、大量に能力を使うことができず、長期戦には不利という弱点があったのでした。アルミンは、超大型巨人の熱を発する能力を使い切らせるため、正面から挑んでいます。さらに、熱を蒸発させている最中に身体を動かすことができないという弱点もありました。

超大型巨人の正体は、長らく不明でした。しかし、「進撃の巨人」「エレン奪還戦編」にてライナーは、エレンに自分が鎧の巨人であり、ベルトルトが超大型巨人であると告白します。女型の巨人だったアニの近辺を調査したところ、ライナーとベルトルトと出身地が同じだったことが判明します。ハンジは、2人は兄の仲間の可能性があるとして、警戒するようエレンに忠告していました。

ミカサはすかさずエレンの近くにいるライナーとベルトルトを殺そうとしますが、失敗しました。ライナーは鎧の巨人に、ベルトルトは大きさが規格外の超大型巨人になります。正体を明かした2人は、巨人化できるエレンとユミルを連れてその場から逃げ出します。エレンとユミルを連れて巨大樹の森をかけ抜けますが、後ろから調査兵団が追いかけてきました。

エレンを背負ってベルトルトは、鎧の巨人になったライナーの腕の中に匿ってもらいます。2人の正体を知った同期の104期生は、仲間として過ごしてきた時間は嘘だったのかとベルトルトに問いました。ベルトルトは、全て嘘ではなかったとし、スパイとして潜入していたつらさを吐露します。

ベルトルト・フーバーは、エレンたちと同じ104期生であり、訓練兵卒業後は調査兵団を志願しています。訓練兵時代、キース教官からは潜在能力が高いと高評価を受けていますが、大人しく消極的です。身長192cmと高身長で周囲のキャラクターと比べても頭ひとつ分高いのが特徴です。体重は81kgと筋肉質であることがうかがえます。

出身地は、ライナーと同じでウォール・マリア南東に位置する村とされていました。訓練兵卒業時の成績は、3位と非常に優秀でした。アニメ「進撃の巨人」でベルトルト役を演じたのは、「名探偵コナン」浅川信平役、「パパのいうことを聞きなさい!」小鳥遊光信役でも知られる橋詰知久でした。

ベルトルトは、身長192cm、体重81kgと体格にも恵まれています。公式ガイドブックに掲載されていたデータによると、協調性の評価、格闘術の評価が共に9と高めです。104期訓練兵卒業時の成績は、ライナーにつぐ3位と好成績でした。しかし、口数が少なく、自分に自身がないためか積極性の評価は2、行動力の評価は4とかなり低めでした。

ベルトルトは、キース教官やライナーからも潜在能力の高さを評価されています。ウォール・マリア最終奪還作戦の時は、いまだかつてない積極的で堂々とした姿で戦いに挑んでいました。アルミンは、以前のようにアニが地下室で拷問されているといい、隙を作ろうとしますが、時間稼ぎであるとすぐに見抜かれます。元の身体能力の高さに加え、積極性も兼ねれば飛躍的に能力が上がるのではないかという声も多くあります。

マーレ人とは、エルディア人が住むパラディ島のすぐ隣にある大陸に位置する国の民族のことです。エルディア人とは違い、巨人の脊髄液を撃たれても巨人化できません。過去の残虐非道な歴史から、マーレ人はエルディア人を悪魔と揶揄して差別しています。写真、コーヒーなどパラディ島にはない技術の発展や文化も多くあります。

約1870年前に、巨人の力を手にしたユミルは、亡くなる時に魂を9つに分割し、九つの巨人を残します。圧倒的な力を有したエルディア帝国が築き上げられ、他の民族を虐殺し大陸を支配するようになります。しかし、マーレ国は、9つの巨人の内7つの巨人の力を掌握しました。これによって形勢逆転し、巨人大戦にマーレ国が勝利します。敗北したエルディア帝国は、大陸の近くの島・パラディ島に逃れました。

マーレ国には、エルディア人の血をひく民族も残されていました。マーレ国はエルディア人を追い出すことはしませんでしたが、行動を制限し外出時は腕章をつけるよう規則を設けたりなど差別をしていました。

マーレ国は、過去の非道な歴史からエルディア人を悪魔の末裔として差別していました。超大型巨人だったベルトルトも、マーレ・レベリオ収容区で差別を受けながら暮らしてきたエルディア人でした。マーレに住むエルディア人が自由を勝ち取るためには、壁内にいるエルディア人と戦うマーレの戦士になる必要がありました。さらに、現在エレンが持つ始祖の巨人の力を奪取すれば、名誉マーレ人となり自由が手に入ります。

マーレ国は、9つある巨人の力の内7つを掌握しており、強大な力を有していました。しかし、残る2つの巨人の力は、パラディ島にあります。エレンと同じ104期生のベルトルト、ライナー、アニは、それぞれ巨人の力を受け継いだマーレの戦士でした。彼らに課せられた使命は、パラディ島の壁の中で暮らすエルディア人を滅ぼし、始祖の巨人と進撃の巨人の力を奪取することでした。

「進撃の巨人」作中に、超大型巨人よりも大きい超超大型巨人が登場しました。超超大型巨人の正体は、ヒストリアの父親であるロッド・レイスです。エレンとヒストリアは、中央憲兵から誘拐され、ロッド・レイスの元へ連れてこられます。ロッド・レイスは、領地の礼拝堂の地下でエレンをヒストリアに食べさせ巨人の力を継承させようとします。

巨人になる注射を打つようロッド・レイスに要求されますが、ヒストリアはこれを拒否して拘束されているエレンを助けに向かいます。ヒストリアが拒否した際、注射器は地面に落ちて割れ、中身はあたりに散乱しました。ロッド・レイスは、地面に散乱した液体を舐め、無垢の巨人になります。その姿は、超大型巨人もしのぐ大きさであり、身体の重量から二足歩行はできず、地面を四つん這いで移動していました。

ロッド・レイスは、正統な王位継承権を持つレイス家の当主です。小太りであまり身長も高くなく、鼻の下に髭をはやした穏やかな口調の男性でした。妻と5人の子供がいましたが、レイス領の礼拝堂で巨人化したグリシャに全員殺害されています。ヒストリアの正体は、使用人で後に愛人となった女性・アルマとの間にできた隠し子でした。礼拝堂の地下で、始祖の巨人の力を持つエレンを、ヒストリアに食べさせようとしました。

始祖の巨人の力を最初に手に入れたのは、ユミル・フリッツという少女でした。レイス家は、フリッツ家の子孫にあたります。始祖の巨人の力は、この家系がもっとも効果的に使いこなすことができるとされています。

調査兵団は、ウォール・マリア最終奪還作戦でシガンシナ区の外門と内門にあいた穴を塞いだあと、中の巨人を倒すという作戦を決行します。しかし、エレンを奪取する目的があったライナーとベルトルトが潜んでいました。壁に隠れていたライナーは、鎧の巨人となりエレンと戦います。その後、雷槍をうなじに撃たれ重傷を負いました。ライナーは、外部の仲間に合図を送ります。

ライナーの合図を聞き、ベルトルトがやってきます。かつての仲間と戦うことを覚悟したベルトルトは、超大型巨人になり、エルヴィンたちのいる壁へと歩き出しました。混乱の中でアルミンは、超大型巨人が自身の肉体を使って力を生み出していることに気がつきます。アルミンは、立体機動装置をベルトルトの歯に刺し、真正面から攻撃をあびます。消耗した隙に、エレンがベルトルトのうなじを切りつけました。

ベルトルトの攻撃をあびたアルミンは、瀕死の状態で横たわっていました。そこへ、獣の巨人を追いかけてきたリヴァイがやってきます。リヴァイは、人間を無垢の巨人にする注射器を持っていました。エレンは、アルミンに注射器を使うよう頼みます。注射を打たれて無垢の巨人になったアルミンは、そばにいたベルトルトを食べ、超大型巨人の力を継承します。

ベルトルトを食べ、超大型巨人の能力を継承したアルミン。しかし、ベルトルトの超大型巨人とは、体型が少し異なります。アルミンの超大型巨人は、鼻の肉や耳がなく、穏やかな表情をしています。さらに、ベルトルトの大きさと比べるとやや華奢な印象があります。

アルミン・アルレルトは、ミサカとエレンの幼なじみで、気弱で優しい少年です。金髪のボブカットに、青い瞳、身長163cm、体重は55kgと小柄な体型が特徴でした。ウォール・マリアシガンシナ区で生まれ育ち、虐められた時はエレンとミカサに助けられていました。誕生日は11月3日、星座はさそり座です。非常に頭がよく発想も非凡で、訓練生時代も勉学は1位の成績をおさめていました。

アニメ「進撃の巨人」でアルミン役を演じた声優は、「エル・カザド」リリオ役、「灼眼のシャナ」フィレス役などで知られる井上麻里奈でした。2015年に公開された実写映画「進撃の巨人」でアルミン役を演じたのは、「正義の味方」岡本陸役、「ヒミツの花園」片岡陽役などを演じた本郷奏多です。

第104期訓練兵団の入団式で、アルミンはキース教官に名前を聞かれます。アルミンが名乗ると、キース教官は誰がつけたのかと問います。その質問に対しアルミンは、祖父が名付けてくれたと発言しています。

アルミンは、気弱で優しいため、ウォール・マリアのシガンシナ区に住んでいた頃は、度々街のいじめっ子に虐められていました。聡明かつ好奇心も旺盛であり、まだ見たこともない壁の向こうにある海を見ることを夢見ていました。小柄で戦闘能力は周囲の兵士と比べると高くはありませんが、非凡な発想ができ、兵団をピンチから何度も救ってきました。

アルミンは、エレンやミカサと同じくウォール・マリアのシガンシナ区出身の少年です。小柄で気が弱かったことから、いじめっ子からいじめを受けていました。しかし、その度にエレンとミカサはいじめっ子を撃退しています。845年にウォール・マリアのシガンシナ区に現れた巨人が、壁を破壊したことにより、生まれ育った町から避難します。

その後、農耕などをして生計を立てていたようです。ウォール・マリアが陥落したことにより、深刻な食糧危機が問題となっていました。王政は、口減らしのために一部の国民を壁の外に締め出します。締め出された人間の中には、アルミンの両親も入っていました。

調査兵団は、ウォール・マリア最終奪還作戦に乗り出します。しかし、そこで待ち構えていたベルトルトは、超大型巨人になり、街を破壊しながらエルヴィンたちのいる壁の方へと向かいました。アルミンは、超大型巨人は肉体を消費して能力を使っていたと気づき、倒す方法を思いつきます。立体機動装置のアンカーをベルトルトの歯につけたアルミンは、攻撃を真正面から受け続け消耗させました。

エレンは、硬質化した巨人の身体をベルトルトに見える位置に置き、あたかもそこに倒れているかのように見せかけます。油断させ、消耗させたところでエレンは立体機動装置を使い、ベルトルトの背後に回って首をとります。

リヴァイから巨人化の注射を打たれたアルミンは、無垢の巨人となってベルトルトを食べます。人間の姿に戻ったアルミンは、超大型巨人に見つめられる夢をみました。意識を取り戻した時、ベルトルトが巨人になったところまでしか覚えておらず、記憶障害が起きていました。

ロッド・レイスは、地面に落ちて割れた注射器から流れ出た液体を舐め、無垢の巨人になります。超大型巨人をしのぐ大きさでしたが、重量があり地面を二足歩行ではなく四つん這いで移動していました。そのままウォール・シーナのオルブド区に行きますが、顔を地面に擦り付けて移動しているため、到着した時は顔面が半分削れた状態でした。この時の姿が怖かったといった意見も多くあります。

「進撃の巨人」に登場する超大型巨人は、身長が約60mもあり、壁から顔を覗かせることもできます。身体からは高温の熱を発生させることができ、立体機動装置を使って近づくことは困難でした。大きさが規格外でパワーのある巨人ですが、消耗戦が苦手という弱点がありました。あまり戦闘向きの巨人ではないのかもしれないといった意見も多くありました。

超大型巨人は、身長60mという規格外の大きさの巨人です。見た目のインパクトの大きさや、身体から蒸気を発して戦う様子など、あらゆる巨人の中でも大きさが規格外であり、かっこいいといった声が多く、人気があります。

「進撃の巨人」に登場する超大型巨人の身長や正体、大きさ、能力や弱点などを紹介してきました。ウォール・マリア最終奪還作戦にて、ベルトルトからアルミンに超大型巨人の能力が受け継がれました。