【トモダチゲーム】修学旅行費200万を盗んだ犯人をネタバレ！裏切りの目的とは？

「トモダチゲーム」は、借金返済のために究極の頭脳ゲーム・トモダチゲームに挑む仲良し高校生・5人組の活躍を描いたサスペンス作品で、2022年4月からアニメ放送が開始されました。以下では、本当の裏切り者の正体が気になる「トモダチゲーム」から、修学旅行費を奪った犯人の正体や、裏切りを働いた目的、200万円を奪った犯人・天智の過去や志法との関係などを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

2022年4月からアニメ放送が開始された「トモダチゲーム」は、山口ミコト原作・佐藤友生作画によるサスペンス漫画で、2014年から「別冊少年マガジン」にて連載されています。2017年には、テレビアニメ版・映画が2本製作された「トモダチゲーム」は、仲良し5人グループの高校生の男女が挑む過酷なサバイバルゲームと、ゲームの巧妙な策略に嵌り、疑心暗鬼に陥っていく主人公グループの苦悩・葛藤が見どころです。

訳ありの高校生・片切友一は、「金より友達」という母親の教えをモットーに、仲の良いクラスメイト・美笠天智と四部誠・沢良宜志法・心木ゆとりの5人で楽しい学校生活を送るも、ある日、修学旅行費が盗まれる事件が起き、5人はトモダチゲームへの参加を余儀なくされます。友情さえあればクリアは簡単と思われた矢先、悪質なルールが5人の友情へ亀裂を走らせ、それぞれの本性や知られざる過去が暴かれていきます。

「トモダチゲーム」の序盤、主人公・友一のクラスで修学旅行費200万円が盗まれる事件が発生します。大金を盗んだ犯人は、ある目的から200万円をトモダチゲームの参加費にあててしまい、友一たちはゲームへ強制参加させられます。以下では、友達ゲームの修学旅行費200万円を盗んだ犯人をネタバレ紹介します。

お金はないものの、気の合う友達に恵まれた友一の楽しい学校生活は、修学旅行費200万円の盗難事件をきっかけに一変します。友一のクラスでは、現金で集めることとなり、学級委員長の誠が責任者として、修学旅行費を集金し、副委員の志法が職員室へ持っていくことになりました。修学旅行費を集金し終えた直後、先生から急な呼び出しを受けた志法は、現金200万円をロッカーに入れ、施錠してから教室を出ていきます。

しかし、志法が教室に戻ると、ロッカーで保管されていた現金200万円は盗難に遭ってしまいます。事件を受け、友一のクラスでは不穏な空気が漂う中、友一・天智・誠・志法・ゆとりの5人は突然、何者かに拉致されて、トモダチゲームへ強制参加させられてしまいます。ゲームはその名の通り、友情さえあれば、簡単にクリアできるものの、出題者側の悪質なルールにより、5人は疑心暗鬼に陥ります。

一時は、ゲーム失敗も濃厚だったものの、友一の機転により5人は第一ゲームをクリアし、第二ゲームへ進みます。ゲームを通じて、友一は5人の中に裏切り者がいると見抜き、志法と協力しながら裏切り者の正体が、天智であることを突き止めます。実は、天智こそが修学旅行費200万円を盗んだ犯人であり、彼はある目的を達成するべく、友一たちを友達ゲームに巻き込んだことを打ち明けます。

他のクラスでは銀行振込で集金が行われている中、友一たちのクラスだけが、修学旅行費を現金で集めていました。その理由は、友一の家庭環境に配慮したためで、経済的にゆとりのない友一は銀行口座を持っていないだろうし、振込手数料もばかにならない、また、友一だけが現金で支払うのは友一を傷つけることに繋がるのではという、ゆとりの考えからでした。

ゆとりから友一の話を聞いた志法は、先生と相談して修学旅行費を学級委員で集金することに決め、友一にとっても良い結果となったものの、天智にとっては200万円を盗む絶好のチャンスとなりました。

天智が修学旅行費200万円を盗んだ目的は、トモダチゲームの参加費に充てるためでした。ゲームの参加費は、申込者の借金の10分の1で、天智は2000万円の借金を抱えていることになります。しかし、天智のゲーム参加の目的は借金返済ではなく、別の理由からでした。

以下では、「トモダチゲーム」から、修学旅行費を盗んだ犯人・天智の裏切りの目的や、知られざる過去をネタバレ紹介します。

天智が裏切りを働いた理由は、中学時代にさかのぼり、成績トップを目指すライバルであり、何をするのも一緒の親友・2人がいました。一緒にやれば何でもできると思い上がっていた天智たちは、1年生にして生徒会を牛耳り、学校長にも口出しをさせない組織へと成長しました。そんな中、天智は、幼い頃からの夢を叶えるべく、18歳までに起業することを目的に、天智の貯金100万円を元手に投資を始めます。

3人一緒ならば何でもできると過信していた天智たちの資産運用は、開始から半年で元手の倍にすることが出来たものの、ある人物の登場をきっかけに、3人の歯車が狂い始めます。2年生に進級後、彼らの学校に沢良宜志法が入学します。親友2人はすぐさま志法を好きになってしまい、やがて天智たちの友情にも陰りが生じました。

中学を卒業後、同じ高校に進学した天智たちは、会社のCEOの座と、志法へプロポーズできる権利をかけて、資産運用の成果を競い始めます。表むきは順調に見えたものの、実は親友のうち1人が1000万円の借金を作ってしまい、天智は親友と共にトモダチゲームへ強制参加させられてしまいます。そして、2人から裏切られた天智は、総額2000万円の借金を背負わされ、2人とは別の高校へ転校し、友一と同じクラスになりました。

天智と志法は、父親が大学時代の同級生であり、かつ仕事上でも関係があり、両家は家族ぐるみでの付き合いがありました。2人が過去に付き合っていた事実は、トモダチゲーム「陰口すごろく」で暴露されるも、実際は、恋人同士ではなく、親同士が決めた許嫁関係だったと推測されます。2人が許嫁関係になった経緯は、志法の父親のお酒の席での発言を発端とし、娘婿に天智以外はあり得ないと言い、天智の父親も同意しました。

また、志法の父親は一度決めたことは曲げない性格だったことから、天智と志法は両親の前では付き合っているフリをしており、この事実が2人が過去に恋人関係にあったという噂に発展しました。

幼い頃から家族ぐるみで付き合いのあった天智と志法でしたが、2人の間には天智の父親の死を巡る確執がありました。トモダチゲームのことは、運営との約束により第三者へ話すことを禁じられていましたが、志法に関する悪い噂や、毎日のように自宅に訪れる志法に恐怖を覚える天智は、恐怖のあまりトモダチゲームについて、父親に暴露してしまいます。

天智の父親・美笠優高は、すぐさま友人で刑事の沢良宜渉へ相談に向かうも、その先で天智の父親は命を落とします。志法の父・沢良宜渉は、死因は「自殺」とされるも、詳しい説明はできない、これ以上話せば自分も天智の父親のようになると、真相を明かそうとしませんでした。

不信感を募らせる天智は、父親はトモダチゲームの運営者にとって亡き者にされ、父親の死には幼馴染の志法が何かしらの形で関わっている、もしくは死の真相を知っていると確信します。そして、男手一つで育ててくれた父親をおもわぬ形で失った天智は、父の死の真相を探るべく、志法へ復讐を決意します。

志法への復讐を成し遂げるべく、天智は志法へのストーキングを開始し、まずは、志法と同じ高校へ転校し、彼女と同じく1年生に編入しました。志法に盗聴器を忍ばせた防犯ベルを持たせ、彼女の会話や行動を全てチェックする天智は、修学旅行費が現金で集金されることを知り、志法が教室からいなくなった隙を見て、スペアキーで200万円を盗むことに成功します。

一方、天智の志法へのストーキングは、ある組織に知られることとなり、ある日、天智宛てに差出人不明の手紙が届き、これ以上、志法について調べるならば、天智も父親と同じ運命を辿ることになると、脅迫めいた文言を目にします。

1回目のトモダチゲームで多額の借金を背負わされた天智は、ゲームからの開放後、別の高校へ転校したかつての親友と接触し、起業のために運用していた1000万円を何に使ったのか聞き出します。親友は、志法のために使ったと打ち明けるも、これ以上話すと殺されるとの理由から詳しい事情を聞き出すことが出来ませんでした。

また、天智の父親も、トモダチゲームについて志法の父親に相談に向かった先で自ら命を絶ち、刑事である志法の父親の不可解な言動から、父親の死にも何者かが関与しており、その1人が志法ではないかと推測します。その後、志法と同じ高校に転校した天智は、何か手掛かりを掴むべく、志法について探りを入れるも、やがて天智の元へ脅迫めいた手紙が届けられ、これ以上、志法を調査することは危険と判断します。

それでも父親の死の真相を知りたいと願う天智は、ふとトモダチゲームを思い出し、そこで志法への復讐を計画します。さいわい、ゲームへの参加費は、修学旅行費でまかなうことができ、友一・誠・ゆとりを巻き込んでゲームに挑みます。天智の目的は、ゲームで志法を危機的状況に追い込み、本性を暴こうと試みるも、友一により、天智の裏切りがばれてしまい、天智の復讐は失敗に終わりました。

トモダチゲームは、内容によっては人の生死にかかわるような過酷なものもあり、友一と2人でゲームに参加した天智も、その過酷さから危うく命を落としかけました。以下では、トモダチゲームの三笠天智の死亡について、ネタバレ考察しました。

トモダチゲームでは、参加者の死を予感させる命懸けのゲームも行われており、天智も第3ゲーム「友情かくれんぼ」で危うく命を落としかけたことがありました。第2ゲームで裏切りが発覚した天智でしたが、次のゲームは友一と2人で挑むこと決め、ゲーム開始前に自分がゲームに参加を決めた目的を打ち明けました。そして、友情かくれんぼにでは、断食を覚悟で3日間にわたって身を隠し続けました。

友情かくれんぼでは、飢餓状態に陥り、死を覚悟した天智でしたが、寸前のところで友一が食料を運んでくれたことで一命を取り留めました。単行本・19巻時点まで天智の存命は確認できる一方、さらなるリターンを求めて参加した大人のトモダチゲームでは、相手チームの命を奪う行為も認められており、天智もしくは仲間4人のうちのいずれかが、ゲームの犠牲になる展開もあり得るでしょう。

裏切り者によって友一たちが強制参加させられたトモダチゲームとは、ビジネスとして運営されているサバイバルゲームであり、参加者の中には、借金返済のためにゲームクリアを目指すグループもいました。以下では、真の友情が試される、トモダチゲームの各ゲームをネタバレ紹介します。

いわゆる「コックリさんゲーム」と同じで、参加者全員が10円玉に指を置き、簡単な質問に対して、「はい」または「いいえ」を答えるゲームで、5つの質問のうち1つでも全員の答えが一致すればクリアです。自分たちの友情を信じて疑わない友一たちは、すぐにゲームクリアできると信じていたものの、ある人物の裏切りにより、全員正解することが出来ずにいました。

誰かが意図的に答えを間違えていると見抜いた友一は、裏切り者へ圧力をかけることで全員正解に導きます。5人の中に裏切り者がいると確信した友一は、志法と協力しながら裏切り者の正体を探り始めます。

最初にゴールした人が負けとなる「陰口すごろく」は、陰口ペーパーに友達の秘密を書き、その内容をゲーム観戦者の前で暴露・好感度投票を行い、ランキングが低い者ほどコマを多く進めなくてはなりません。また、陰口ペーパーは白紙提出も可能で、全員が白紙の場合は全員が1コマ進みます。一方、嘘の記述をした場合は、すごろくの一番前に飛ばされるペナルティが課されます。

仲間の秘密が次々と暴露され、5人の友情は崩壊寸前と思われた矢先、裏切り者の正体を見抜いていた友一は、自分の推理を確かめるため、わざとゴールすることで、裏切り者が天智であることをあぶりだします。そして、第3ゲームへは友一と天智の2人で挑むこととなり、天智の過去や志法との関係、友一たちを巻き込んでトモダチゲームに参加した目的を打ち明けました。

第3ゲームからは他の参加チームとの対戦形式となり、「友情かくれんぼ」は、相手チームの隠れる役を探し当てるゲームで、友一たちのCチームには、一般人を装って参加する水瀬マリが加わり、天智が隠れる役を買って出ました。広大なフィールドで相手チームの隠れる役を探すには、味方が多い方が有利であり、相手チームへ寝返ることも認められていました。

天智の居所を相手チームに掴まれ、Cチームの敗北が決定的と思われた矢先、ゲームはCチームが勝利したことが告げられます。実は、天智が発見される前、友一は、相手チームの探す役・百太郎を拘束、自分のチームに寝返らせ、運営側から支給された電話を通じて、相手チームの隠れる役を脅迫していました。

仲間の骨が折られる音や、殴りつけられた音が電話越しに聞こえ、相手チームの隠れる役は、友一の脅しに耐え切れず、降参ボタンを押し、チームの敗北を決定づけました。実は、骨を折ったのは友一の指であり、百太郎への殴り込みも実際は軽かったことが判明します。その後、友一と天智はトモダチゲームから開放され、一時帰宅を許可されました。

トモダチゲーム・特別編として開催された「弱い者勝ちゲーム」は、拷問とも呼べる3つの肉体的苦痛を友一が受け、最後まで耐えればクリアとなります。また、ゆとりを身代わりにして苦痛を受けさせることも可能で、この場合の苦痛は1回で済む一方、ゆとりへ精神的な苦痛が課されることになります。結果、友一が3回とも苦痛を受けることとなり、ゲームをクリアすることが出来ました。

これで友一・ゆとりの関係が壊れたと思われた矢先、今度は友一の主導で新たなゲーム「指切りじゃんけん」を提案します。指切りじゃんけんは、負けた方の指を切り落とす過酷なゲームで、パーは5本・チョキは3本の指が切られる一方、グーの場合は指を出さないためリスクを負いません。参加せざるを得ない状況に追い込まれたクロキは、友一の包帯がまかれた右手を見て、パーを出す作戦でこのゲームを乗り切ろうと考えます。

しかし、いざじゃんけんをすると、クロキのパーに対して、友一は左手でチョキを出し、クロキの負けが決まりました。友一のいかさまに怒りを顕わにするクロキでしたが、間もなく、トモダチゲームの運営側が駆けつけ、クロキ達は拘束されました。実は、クロキ達はトモダチゲームを騙る偽物集団であり、非通知の電話から偽物だと察した友一は、天智を通じて運営側に通報し、偽物の摘発に至りました。

トモダチゲームのルールを破った誠へのペナルティとして行われた「友情裁判」は、一週間以内に陪審員から無罪票を得て、誠の無罪を勝ち取ることでクリアとなるゲームです。陪審員は、友一のクラスメイトが選ばれ、彼らが持つ無罪票とはお金のことでした。友情裁判では、3人の証人が法廷に立ち、誠や彼の父親に関する悪い事実が明かされ、天智・ゆとりは動揺を隠せませんでした。

また、友情裁判は、実際の裁判と同じ効力を持ち、誠に有罪判決が下されれば、現実世界でも犯罪者として扱われることになります。一方、証言の中に嘘があると見抜いた友一は、陰口スゴロクでの誠の陰口から、証言者の1人・池市の証言は嘘であることを指摘し、池市の証言が不採用となりました。次に、無罪票を得るために、友一はゆとりと協力してクラスの担任を脅し、無罪票を全額回収することに成功します。

そして、誠の判決前に無罪票が持ち込まれたことで、誠の無罪が確定したものの、今度は、誠の父親が作った借金5億円の返済を目指し、より多くのリターンを求めて大人のトモダチゲームへの参加を決めます。

本当の裏切り者を暴くために参加を決めた大人のトモダチゲームでは、ハイリスク・ハイリターンを求めて様々な大人たちが集まります。Cチームは、友一・誠と、天智・ゆとりの2チームに分かれて行動することになり、友一と誠は刑務所からの脱獄を目指す、友情の檻ゲームに挑みます。

以下では、トモダチゲームにまつわる壮絶な過去が明かされた、トモダチゲームの犯人・三笠天智に関する感想や評価を紹介します。

トモダチゲームの序盤で起きた修学旅行費の盗難事件は、友一の作戦によって三笠天智があぶりだされました。ある目的からわざとゲームをクリアさせないように、特定の人物を追い込むべく策を練る天智の姿から、裏切り者を見つけ出そうと奮闘する友一の姿は、推理ものを読んでいるような雰囲気だったと評価され、謎解き要素を交えたストーリー展開や友一の知られざる本性は、読者に強烈な印象を与えました。

過去に別のメンバーとトモダチゲームに参加した天智には、友一たちも知らない壮絶な過去があり、トモダチゲームに関わったために、尊敬する父親を失い、その背景に志法と彼女の父親が関与していることが判明しました。アニメ6話時点では、まだ天智の過去は明かされておらず、友一のあぶり出しによって本性を表した天智のその後や、ゲームに参加したいきさつ等が注目されています。

修学旅行費を盗んだ犯人の正体は、所々で三笠天智であることを匂わせる伏線が貼られ、アニメ視聴者からも、犯人は天智ではないかと推測する意見が見られました。そして、友一の作戦により、天智が犯人としてあぶり出されると、天智が200万円を奪った動機や、友一たちを巻き込んでトモダチゲームに参加した目的を語り、天智の知られざる過去は、観る者に衝撃を与えました。

「トモダチゲーム」から、修学旅行費200万円を盗んだ犯人の正体や目的、三笠天智の過去や志法との関係などをネタバレ考察しました。本当の裏切り者をあぶりだすべく、大人のトモダチゲームへの参加を決めた友一チームでしたが、天智の復讐が目論んだ志法とトモダチゲームとの関係など、多くの謎が散りばめられており、今後の展開が注目されています。