【鬼滅の刃】青い彼岸花が見つからない理由は?正体・場所や登場したシーンを調査

『鬼滅の刃』の青い彼岸花が見つからない理由は?正体・場所や登場したシーンを調査していきます。『鬼滅の刃』のラスボスであり、鬼の始祖である鬼舞辻無惨が人間から鬼になるきっかけとなった青い彼岸花ですが、無惨は何百年も探し続けているにも関わらず見つける事が出来ていません。部下である鬼にも重要な任務として捜索させていますが、そこまでしても見つからない理由とはいったいなんなのでしょうか?また、今回は青い彼岸花が現実世界に実在するのかも調査していきます。

【鬼滅の刃】青い彼岸花が見つからない理由は?正体・場所や登場したシーンを調査のイメージ

目次

  1. 青い彼岸花とは?
  2. 青い彼岸花が見つからない理由は?正体・場所を考察
  3. 青い彼岸花が登場したシーン
  4. 青い彼岸花は実在する?花言葉や学名を考察
  5. 青い彼岸花を無惨が探していた理由や見つける為の行動
  6. 青い彼岸花は現代でどうなった?最終回をネタバレ
  7. 青い彼岸花に関する感想や評価
  8. 青い彼岸花が見つからない理由まとめ

青い彼岸花とは?

青い彼岸花が見つからない理由や、正体・場所などを調査していく前に、青い彼岸花とはどんなものなのかという概要を紹介していきます。無惨が必死に探している青い彼岸花ですが、なぜそこまで執着するのでしょうか?またここでは、『鬼滅の刃』の作品情報やあらすじも解説していきますので、ぜひご覧になってみて下さい!

鬼滅の刃の作品情報

鬼滅の刃の概要

『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)による漫画作品で、『週刊少年ジャンプ』にて2016年から2020年まで連載されました。物語は大正時代の日本を舞台にしており、人間と鬼との戦いを描いている剣戟奇譚で、全23巻の単行本の累計発行部数は2021年時点で1億5000万部を突破しています。アニメ化もされており、2020年に公開された劇場版『無限列車編』は興行収入404億円に達して日本歴代興行収入1位となりました。

鬼滅の刃のあらすじ

時は大正時代、父の家業である炭焼きの仕事をしながら家族を養っている少年・竈門炭治郎はある日、家族を鬼によって惨殺され、唯一生き残っていた妹の禰豆子も鬼になってしまった事で、鬼狩りの剣士・冨岡義勇の導きにより鬼殺隊を目指す事になります。同時に禰豆子を人間に戻す手段を探そうとする炭治郎は鬼殺隊の育手である鱗滝左近次の元を訪れます。果たして炭治郎は鬼殺隊になって禰豆子を人間に戻す事が出来るのでしょうか?

青い彼岸花の概要

青い彼岸花とは、無惨が上弦の鬼達にも捜索させている植物です。現代から1000年前の平安時代、まだ人間だった無惨は不治の病に侵されており、20歳まで生きられないとされていました。そんな無惨に善良な医者が青い彼岸花を使用した薬を処方しますが、効果が現れなかった事から、無惨は癇癪を起して医者を殺してしまいます。しかし、しばらくすると無惨は強靭な肉体となり、人の血肉を欲するようになります。

世界で初の人喰い鬼の誕生となりますが、医者を殺した事で中途半端な治療となってしまったからか無惨は日光を浴びる事の出来ない身体となってしまうのでした。医者が青い彼岸花を薬に使ったという事は無惨が医者の資料を見た事で確認したようです。しかし、資料には文章でしか記載されておらず、平安時代という事もあって写真も無かった事から、文字通り青色の花なのか何かを比喩した名前なのか分からずじまいとなってしまいます。

青い彼岸花がどんな植物なのかは無惨に薬を処方した医者にしか分からない事だったので、鬼となった無惨は不確かなものを探す事となります。無惨が1000年以上、上弦の鬼も数百年探し続けても見つからなかった事から非常に希少性の高い存在だという事がうかがえます。『鬼滅の刃』のファンブックによると、炭治郎は幼いころに母である葵枝に青い彼岸花を見せてもらった事があるという事でした。

アニメ「鬼滅の刃」公式ポータルサイト

青い彼岸花が見つからない理由は?正体・場所を考察

無惨が1000年以上も探し続けても見つからない事から非常に希少性の高い植物だという事が分かる青い彼岸花ですが、ここからは青い彼岸花が見つからない理由をネタバレしていきます。異能の能力である血鬼術も持っており、捜索の能力も長けていそうな鬼でも青い彼岸花が見つからない理由とはいったいなんなのでしょうか?また、青い彼岸花の正体・場所も考察していきます。

ネタバレ①青い彼岸花が見つからない理由は咲く時間帯?

青い彼岸花が見つからない理由は、『鬼滅の刃』の最終話にて明らかになりました。嘴平伊之助の子孫である青葉は植物学者となっていますが、青葉は青い彼岸花を独自に発見します。そして青葉の研究の結果、青い彼岸花は1年に2日から3日、日中にだけ花を咲かせるという事が判明しました。さらに、青い彼岸花が咲くのは日中でも数分から数十分だけで、環境によっては全く花を咲かせないという事が解明されます。

かなり希少な事が分かる青い彼岸花ですが、日中しか咲かないという事で、日の光を浴びると消滅してしまう鬼では探す事は不可能に近い為、これが見つからない理由です。また、もし日が落ちてから青い彼岸花を発見したとしても、花が閉じている状態では大きな土筆にしか見えずに正体が分からず、こちらも見つからない理由となっています。もしかすると、咲いていない状態の青い彼岸花なら無惨も見た事があるのかもしれません。

鬼では探す事は不可能な青い彼岸花ですが、無惨は人間に擬態して社会に溶け込んでいました。月彦という貿易会社を営む資産家の姿では人間との交流も多かった事がうかがえ、さらに人間を操れる立場であった童磨や正体を隠して遊郭で働いている堕姫など、人間と関わる機会が多い上弦の鬼もいます。その為、無惨は人間に依頼して青い彼岸花を見つけるという手段もとっており、多方面から捜索していたようです。

過去に無惨に青い彼岸花を処方した医者もそうですが、人間なら青い彼岸花を探し出せる可能性があります。しかし、『鬼滅の刃』の最終話では現実世界と同じ時代背景となっていますが、青い彼岸花は技術が発達してやっと発見されたものです。携帯電話もパソコンも無く、文字でしか情報伝達が出来ない平安時代から大正時代では、青い彼岸花を見つける事は実質不可能だったと考えられます。

ネタバレ②青い彼岸花のあった場所

炭治郎の花である葵枝は青い彼岸花の咲く場所を知っており、幼い炭治郎に一度だけ見せた事があります。しかし、前述の通り花が咲く時間は短い事もあり、炭治郎の兄弟たちは見る事が出来なかったようです。青い彼岸花の咲いている場所は竈門家と縁の深い始まりの呼吸の剣士・継国縁壱(つぎくによりいち)の妻の墓の近くとなっています。炭治郎は累との戦いの中で走馬灯のように青い彼岸花を見た場面を思い出していました。

しかし、炭治郎が青い彼岸花を走馬灯のように思い出したシーンは原作では白黒である事から青色なのか分からず、アニメ版ではカットされています。無惨は『鬼滅の刃』の第1話で竈門家を訪れて家族を惨殺し、禰豆子を鬼に変えましたが、この時に青い彼岸花から近い場所に来ていた事になります。もしかすると無惨は、青い彼岸花を見つけるために竈門家のある場所まで訪れ、気まぐれで禰豆子を鬼に変えたのかもしれません。

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青い彼岸花が登場したシーン

青い彼岸花が見つからない理由や、正体・場所などが分かりましたが、ここからは『鬼滅の刃』の作中で青い彼岸花が登場したシーンをネタバレしていきます。無惨は結局青い彼岸花を見つける事は出来ませんでしたが、作中ではきちんと青い彼岸花が登場しており、実在するものだという事が分かっています。希少な青い彼岸花だけあって登場シーンは少ないですが、意外な場面での登場となりました。

ネタバレ①猗窩座から青い彼岸花の捜索状況を聞くシーン

煉獄杏寿郎を倒した上弦の参・猗窩座(あかざ)は俊國という名前の子供に擬態して正体を隠し、資産家の養子となっている無惨のいる場所を訪れます。猗窩座が無惨の元にやってきた理由は、鬼殺隊の炎柱を打ち取ったという事と、青い彼岸花を見つける事が出来ていない事を報告するためでした。猗窩座は青い彼岸花について調べたようですが情報を得る事が出来ておらず、無惨は猗窩座をひたすら罵ります。

この猗窩座が話している時に1シーンのみとなっていますが青い彼岸花が登場しており、正体とまではいきませんが読者はフォルムを確認する事が出来ました。ちなみに、無惨は青い彼岸花の情報を掴めなかったばかりか無限列車にて煉獄以外の鬼殺隊を逃がした事について怒り狂っており、猗窩座に制裁を加えていました。猗窩座はこの時から炭治郎を標的にするようになります。

ネタバレ②禰豆子が太陽を克服した時のシーン

『鬼滅の刃』で2回目に青い彼岸花が登場したのは、禰豆子が太陽を克服したシーンでした。炭治郎は半天狗との戦いの最中、刀鍛冶の里の人々か禰豆子を救うかという究極の2択を迫られますが、禰豆子が太陽を克服した事で問題が解決していました。無惨は血の呪いの力によって鬼の意識を共有する事が出来ますが、禰豆子が太陽を克服した時に半天狗の意識を見た事で、太陽を克服する鬼が現れた事に狂喜します。

無惨は青い彼岸花を見つける事ともう1つ、太陽を克服した鬼を取り込む事で自分も弱点を克服するという目的を持っていたのです。喜ぶ無惨でしたが青い彼岸花を見つけたとしたら同じような喜び方をしたと予想出来ます。この時に無惨の過去の回想によって1シーンだけ青い彼岸花が登場しており、自分が処方された薬はまだ未完成だった事と、青い彼岸花について知っているのは自分の担当だった医者だけだった事を思い出していました。

ネタバレ③炭治郎の走馬灯

炭治郎が那田蜘蛛山に住む下弦の伍・累と戦っている時に、死を覚悟した事によって走馬灯を見るシーンがあります。この走馬灯のシーンはほとんどが家族の事を思い出しており、炭治郎にとって何よりも大事な存在だった事がうかがえますが、ここで小さく青い彼岸花が登場していました。この出来事によって、炭治郎が過去に青い彼岸花を見た事が分かります。このシーンだけでは色や場所などは不明でしたが、形は確かに彼岸花です。

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青い彼岸花は実在する?花言葉や学名を考察

青い彼岸花の正体・場所、『鬼滅の刃』の作中での登場シーンなどをネタバレしてきましたが、かなりの希少種で鬼には見つける事はほぼ不可能である事が分かってきました。それでは、この青い彼岸花は私たちの現実世界にも実在しているのでしょうか?もちろん、彼岸花自体は実在していますが、様々な種類がありそうなので、青い彼岸花が実在するのかを調べていきます。

考察①青い彼岸花は実在する?

『鬼滅の刃』の世界では希少種で実在している青い彼岸花ですが、現実世界では実在していません。品種改良が進んで様々な色が存在している彼岸花には様々な色が存在していますが、日本で多く見られるのは基本的に赤色で、田んぼのあぜ道などで見かけられます。『鬼滅の刃』が人気となってからはツイッターなどのSNS上で青い花を咲かせている彼岸花の画像が多く見かけられますが、これは加工したもので実際の色は違います。

実際に彼岸花の花を青色に染めたり、写真に撮った画像を色彩加工するなど方法は様々ですが、青い色をした彼岸花というものは実在せず、『鬼滅の刃』の世界でのみ実在するフィクションの植物だという事が分かりました。しかし、ヒガンバナ科の『アガパンサス』は青に近い色をしていますが、実際には紫色の方が正解で、青色とは言えません。また、『リコリスブルーパール』という彼岸花も存在しています。

リコリスブルーパールは青い色が出ますが全体的というわけでは無く、紫やピンクといった色合いが混ざっています。全体的に青色の花を咲かせる『鬼滅の刃』の青い彼岸花と全く同じものだとはとても言い難く、改良が進んだ他の品種も完全な青色の花を咲かせる彼岸花は実在していないようです。しかし、『鬼滅の刃』の青い彼岸花に匹敵すると言ってもいいほどの希少種の植物は実在しています。

『鬼滅の刃』の青い彼岸花は1年に数回、日中の数分しか花を咲かせませんが、『ユウレイラン』という花は数十年に一度しか花を咲かせないという希少種だという事です。また、『コキア・コウケイ』という花は地球上に20本ほどしか存在していないほどの圧倒的希少種だという事でした。

考察②彼岸花の花言葉

花には花言葉が存在しており、素敵でロマンチックなものから不吉なイメージを連想させるものまで様々です。今回のメインである彼岸花の花言葉は『悲しき思い出』『独立』『諦め』となっています。印象的にはネガティブなイメージがわいてしまう花言葉となっていますが、『悲しき思い出』というのは彼岸花が墓地でよく見られる事に由来しているという事です。

しかし、日本でよく見られる赤い彼岸花に関しては『情熱』という花言葉もあるようで、前向きなイメージを感じさせます。赤色である事が由来している花言葉のようなので、実在はしていませんが青い彼岸花に花言葉を付けるとしたら『冷静』といったクールなものが合いそうです。ちなみに、『彼岸』という言葉自体は元々仏教の言葉で、『煩悩や迷いのある世界から悟りの境地へ』といった意味となっています。

考察③彼岸花の学名

彼岸花の学名は『Lycoris radiata(リコリス・ラジアータ)』です。『リコリス』はギリシャ神話に登場する海の精霊から付けられ、『ラジアータ』は『放射線状の』という意味だという事です。また、彼岸花は別名で『曼珠沙華(マンジュシャゲ)』とも呼ばれています。

考察④彼岸花と栗花落カナヲの関係

『鬼滅の刃』の作中で胡蝶しのぶの継子である栗花落カナヲが彼岸花を思わせる技を披露しました。場所は無限城にて、上弦の弐である童磨によってしのぶが命を落とし、その後カナヲが童磨に戦いを挑みますが、その時に花の呼吸の終ノ型『彼岸朱眼』という技を発動します。動体視力を上げて周りの動きが鈍く見えるというカナヲ独自の技ですが、多くの読者が青い彼岸花の正体はカナヲなのではないかと感じたようです。

無限城での戦いの時はまだ青い彼岸花は見つかっておらず、そんな中カナヲが彼岸花をなぞらえた技を披露した事から出た考察でした。しかし、カナヲの目は青色ではなく赤く染まっており、日本に実在している赤い彼岸花を思わせるものでした。カナヲが青い彼岸花の正体であったらそれはそれで面白い展開になった事が考えられますが、『鬼滅の刃』の最終話にて実際の青い彼岸花が登場したため、この考察はうち崩れてしまいます。

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青い彼岸花を無惨が探していた理由や見つける為の行動

現実世界には実在しておらず、『鬼滅の刃』の世界でのみ存在する事が分かった青い彼岸花ですが、ここからは無惨が青い彼岸花を探していた理由をネタバレしていきます。1000年以上に渡って探し求めていた青い彼岸花ですが、無惨はなぜそこまで執着したのでしょうか?また、無惨が青い彼岸花を探すためにとっていたあらゆる行動もここで解説していきます。

青い彼岸花を無惨が探していた理由

無惨は執拗に青い彼岸花を探し求めていましたが、それは無惨の真の目的の為です。無惨は誰よりも死を恐れており、珠世には臆病者と称されていましたが、自分の唯一の弱点である日光を克服したかったのです。無惨は1000年前の平安時代、重い病気にかかっていて善良な医者が青い彼岸花を材料とした薬を処方した事は前述しましたが、癇癪を起して医者を殺してしまったため、薬の詳細が分からなくなってしまいました。

強靭な肉体と不老不死という性質には満足していた無惨でしたが、日光が弱点である事は本能的に理解しており、一度も日光を浴びることなく1000年以上の時を過ごします。完璧な生物になりたかった無惨にとって日光を浴びれない事はかなりのコンプレックスでした。薬の調合の仕方は分からず、また青い彼岸花を使えば日光を克服する事が出来るのかも分かりませんが、それでも無惨は唯一の可能性と信じて探していたというわけです。

青い彼岸花を見つける為に無惨がした行動

無惨は世界征服などには興味は無く、ただ永遠の時を生きたいという事が目的でした。その為唯一の弱点である太陽の光を克服するために青い彼岸花を探し求めましたが、無惨は1000年以上の時をかけてあらゆる手段を使ってきました。ここからは無惨が青い彼岸花を見つける為にとってきたあらゆる行動を紹介していきます。

ネタバレ①青い彼岸花をしっかりと見ていた葵枝を殺した

無惨が青い彼岸花を見つけるためにとった行動の1つに竈門家の襲撃があります。『鬼滅の刃』の1話にて起こった事件で、炭治郎が鬼殺隊に入るきっかけにもなりましたが、無惨はヒノカミ神楽として日の呼吸が代々伝わっている竈門家を危険視して襲撃したと考えられています。青い彼岸花を見つける為の直接的な理由にはなりませんが、自分を倒すものが現れるとそれどころではなくなり、目的の永遠の命も手に入らなくなります。

また、無惨は竈門家を襲撃して禰豆子を鬼にしましたが、これも目的達成のための手段で、太陽を克服する鬼を生み出す為です。無惨は多くの鬼を生み出してきましたが、これは情報収集や鬼殺隊と戦わせること以外に、太陽を克服する鬼を生み出して吸収する事で弱点を克服するためでした。手段の為に鬼を増やし続けましたが、元々自分以外の鬼は必要ないと考えており、出来たら同族は増やしたくないと考えていたようです。

竈門家の襲撃を達成して去っていった無惨でしたが、ここで痛恨のミスをしています。それは炭治郎の母である葵枝を殺してしまった事です。葵枝は『鬼滅の刃』の作中で、現代では唯一青い彼岸花を知っている人物で、日常的に鑑賞していたほどでした。炭治郎も幼い頃に葵枝に青い彼岸花を見せてもらった事は前述しましたが、無惨はそんな事実はつゆ知らず、情報を聞き出すことなく短絡的な行動をとってしまいます。

もしも無惨が竈門家へやってきた時に葵枝に青い彼岸花の場所を聞いて、葵枝が場所を教えていれば無惨は目的を達成していました。ただし、見ず知らずの者である無惨に対して葵枝が素直に青い彼岸花の場所を教えていたかどうかは分からない事となっています。さらに青い彼岸花は継国縁壱の妻・うたの墓の近くにあるため、近い場所にあった竈門家に訪れた無惨はニアミスをしていた事になります。

ネタバレ②無惨は人間に擬態していた

無惨は人間に擬態して正体を隠して人間社会に溶け込んでいます。作中では3人の違う人物に擬態していましたが、まず子供の姿である俊國を挙げます。正体を隠して俊國となった無惨は資産家の家に養子として侵入し、金に裕福になると同時に青い彼岸花の事を調べていました。資産家の家には大量の書物があり、無惨は青い彼岸花を見つけた時の調合方法などを学ぼうとしていたようです。

また無惨は芸妓の女性にも擬態しており、下弦の鬼を収集して解体する旨を伝える会議を行いますが、この姿の目的は日中に動ける人間の確保であったと考えられます。上弦の鬼を中心に部下に青い彼岸花の情報を集めさせていた無惨でしたが、太陽の光を浴びる事の出来ない鬼だけでは不足と考え、人間にも捜索させようとしたのでしょう。芸妓なら人間との関りが多い事から、正体を隠して情報収集をしていたというわけです。

そして、無惨が初登場した時の姿は月彦という名前の実業家ですが、これは芸妓としては難しい人間関係の構築と資金集めが目的だったと考察されています。女性の姿では男性との関りは多くなりますが、どうしても一定のジャンルの人間との関係性しか築けなかったため、月彦の姿で女性やその他の様々な業種の人間を確保したというわけです。部下の鬼だけでなく、人間にも青い彼岸花を捜索させる事で多方面から調べ上げていました。

青い彼岸花を見つけられないまま無惨は死亡した?

1000年以上に渡って青い彼岸花を見つけるためにあらゆる手段を使ってきた無惨ですが、一度も目にする事なく死亡します。鬼殺隊にとっては長年の戦いに決着がついた念願の瞬間でしたが、無惨を倒すために様々な犠牲がありました。炭治郎達が上弦の肆である半天狗と戦った際に、禰豆子が太陽の光を克服しますが、青い彼岸花が必要無くなった無惨はこの後に部下である鳴女の探索能力を使って産屋敷邸を特定して襲撃します。

産屋敷耀哉は無惨の襲撃を予測しており、妻や子供もろとも巻き込む大爆発を起こして無惨にダメージを与えました。その後、珠世がしのぶと共同で作り上げた4種類の効能を持つ薬を自分の中に取り込んで無惨に吸収させます。無惨はその薬を分解するために巨大な肉の球となりますが、出てきた時に分解できていたのは薬の効果の1種類だけで、他の効果である『老化』『分裂阻害』『細胞破壊』によって力を失っていきました。

朝まで戦い続けた鬼殺隊によって日光の光を浴びてしまった無惨は肉の鎧と呼ばれる赤子のような姿となりますが、それは何一つ成長していない姿であった事で結局は斬首されて死亡します。しかし、無惨は死の寸前に炭治郎に血と力を注ぎこんで鬼の王に変えます。鬼の王となった炭治郎は太陽を克服しており、無惨が目指した完璧な存在となって猛威を奮いますが、珠世が作った人間に戻る薬を打ち込まれた事で正気を取り戻しました。

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青い彼岸花は現代でどうなった?最終回をネタバレ

結局無惨は青い彼岸花の正体も分からず見つける事も出来ないまま死亡しましたが、人間にとってはこの上ない多大な功績となりました。そして『鬼滅の刃』の最終巻である23巻の最終話では現代に生きる炭治郎達の子孫の姿が描かれていましたが、前述の通り青い彼岸花が登場しています。そして、青い彼岸花はある運命を辿ったという事なので、ここでネタバレしていきます。

考察①青い彼岸花は伊之助の子孫が全部枯らした?

『鬼滅の刃』の最終回である205話にて伊之助の子孫である青葉が登場していますが、青葉は正体解明の為に研究を続けてきた青い彼岸花をうっかりのミスで全て枯らせてしまいます。青い彼岸花には未知の成分が含まれており、多くの関係者が注目を集めていただけに世界中から大ブーイングが起こり、ニュースにも取り上げられてしまいます。善逸の子孫・善照はニュースを見て憐れみますが、青葉が男だと知って態度を変えていました。

青い彼岸花はどうやら水や土のなどの管理が難しく非常に繊細である事から、少しでも管理を怠ると枯れてしまうほどだったようです。戦いで敗北した事で無口になる伊之助も繊細なところがありましたが、子孫である青葉もこの事でショックを受けて山奥で静かに暮らしたいと嘆くようになります。さらに、この事件のせいで青葉は研究所をクビになって無職となってしまった事が描かれていました。

考察②青い彼岸花は山にあるものも枯れていたため絶滅した?

青葉によって研究所内の青い彼岸花が全て枯れてしまいましたが、青葉が訪れた山に存在する青い彼岸花も全て枯れてしまった事が『鬼滅の刃』のファンブックにて明らかになりました。原因は近隣に花を摘んでしまった事で他の花の生命力が無くなってしまったからで、種子なども残っていない事から青い彼岸花は完全に地球上から消滅したという事になります。

結局は研究の途中で全滅してしまったため、具体的な正体は分からずじまいとなってしまった青い彼岸花ですが、後にこの青い彼岸花は本当に無惨を鬼へと変えた薬の材料として使われていた事を示唆する描写がありました。人を鬼へと変えてしまう青い彼岸花は研究が進んでいれば生物兵器に利用されていた可能性もあり、人類にとっては危険なものとなり得ました。

青い彼岸花が全滅した事で『鬼滅の刃』のファンブックには『二度と鬼が現れる事は無い』と記載されており、もう無惨のような脅威が人類を脅かす事はありません。その為、各方面から非難の嵐を受けた青葉ですが、本当は人類が賞賛すべきファインプレーだったと言えます。青い彼岸花がこの世から無くなり、『鬼滅の刃』は真の完結を迎えたというわけです。

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青い彼岸花に関する感想や評価

青い彼岸花は作中で重要なアイテムと言っても過言ではなかった事から、作品の連載当初は多くのファンが正体を考察していました。さらに、青い彼岸花は登場回数が少なく、しばらく名前さえ出てこないという事もざらにありました。その為、青い彼岸花の伏線が本当に回収されるのかを心配したファンもいました。2022年4月現在はファンブックも充実し、青い彼岸花は完全に伏線が回収さえた事で多くのファンが納得したようです。

青い彼岸花は『鬼滅の刃』の世界で実在しているにも関わらず、ただ単に無惨が見つけられなかっただけというオチがすごいというファンの感想があります。1000年以上もかけながら青い彼岸花を見つけられなかった無惨ですが、実在しているとはいえある一定の場所にしか存在せず、日中にしか花を咲かせないという性質から、希少性の高さが強調されている事がうかがえます。

無惨1人では到底見つける事が出来ないであろう青い彼岸花ですが、無惨がもしも鬼殺隊に倒されず、化学が進んだ現代まで生き延びていたとしたら見つけていた可能性は大いにあると言えます。

青葉と青い彼岸花が合っているというファンの感想があります。繊細な性格をしている青葉と繊細な管理が必要な青い彼岸花は非常にマッチしており、彼に採取されるべくしてされたと言えます。また、青い彼岸花は鬼を作り出してしまうという怖い効果は別として美しい見た目をしている為、女性と見間違うほど綺麗な顔をした青葉に似合う花となっています。さらに名前も似ているところにもファンから注目が集まっているようです。

青い彼岸花を枯らせた青葉が最高というファンの感想があります。作中では心が折れてしまうほど激しい非難を浴びた青葉でしたが、『鬼滅の刃』の読者達からは賞賛の嵐でした。再度鬼が出現する可能性を完全に無くし、人類の平和を守ったと言える青葉はそのルックスもあって人気キャラとなっています。

青い彼岸花が現実世界で実在するのか悩むファンは非常に多くいました。その原因はネット上に青色に加工された彼岸花が多く出回っていたからで、多くのファンが混乱したようです。青い彼岸花は実在しない事は前述しましたが、もしこれから品種改良が進めば青色の彼岸花を見る事が出来る可能性も否定出来ません。

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青い彼岸花が見つからない理由まとめ

『鬼滅の刃』の青い彼岸花が見つからない理由や正体などをまとめてきましたが、非常に希少種で日中しか花を咲かさない事から無惨が見つけられなかったという事が分かりました。今回の青い彼岸花についての記事を読んだ後にもう一度、『鬼滅の刃』を1巻から読み返してみるというのはいかがでしょうか?

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