【ワンピース】ゴムゴムの実の本当の名前はニカニカの実？ヒトヒトの実の幻獣種？

今回はニカニカの実説などが浮上していたゴムゴムの実の本当の名前や太陽の神ニカを紹介し、その覚醒や空島との関係について考察していきます。さらに、ゴムゴムの実を世界政府が回収しようとしていたことなど、その他の謎についてもみていき、ゴムゴムの実の秘密を知る人物についても考察していきます。まず、ここでは「ワンピース」の作品情報をみていきます。

「ONE PIECE（ワンピース）」は1997年から2022年現在まで20年以上にもわたり、週刊少年ジャンプで連載されている国民的人気漫画です。原作者は尾田栄一郎先生、コミックは2022年4月現在で102巻まで刊行されており、国内では最高となる4億部（2021年7月時点）の累計発行部数を誇ります。

さらに、1999年から2022年現在もフジテレビ系列で放送中のテレビアニメは、2021年11月に通算1000話を突破。劇場版アニメも2000年から2019年までに14作品が制作され、2022年8月6日には15作目にあたる劇場版「ONE PIECE FILM RED」が公開されます。

大海賊時代の中、東の海の小さな村で暮らす少年モンキー・D・ルフィは、村に滞在中のシャンクスという海賊と仲良くなり、海賊に憧れを抱れていました。あるとき、ゴムゴムの実を食べてゴム人間となったルフィは、海で溺れ、危ないところをシャンクスに救われます。その後、彼が村を発つ際、彼の大切な麦わら帽子を託され、再会を約束したルフィ。10年後、成長したルフィは幼い頃からの海賊王になる夢を掲げ、村を出発しました。

「ワンピース」に登場するゴムゴムの実とは、主人公のモンキー・D・ルフィが食べた悪魔の実で、食べた者は雷が効かず、身体が自在に伸び縮みするゴム人間となります。ゴムゴムの実が作中に登場したのは原作1話で、ルフィが暮らすフーシャ村に滞在中だった海賊・赤髪のシャンクスが敵船から奪ったものと語られており、それを偶然ルフィが口にし、ゴムゴムの実の能力者となりました。

そんなゴムゴムの実ですが、五老星によって本当の名前が存在することが明らかになり、ニカニカの実説など、ファンの間で様々な説が浮上しました。次に、そんなゴムゴムの実の本当の名前について考察していきます。

「ワンピース」の主人公モンキー・D・ルフィの悪魔の実として、お馴染みだったゴムゴムの実ですが、最近になって本当の名前があることが判明。ファンの間でニカニカの実説などが浮上するなど、様々な説が浮上しました。そして、とうとう1044話にてゴムゴムの実の本当の名前が判明。次に、ゴムゴムの実の本当の名前についてみていきます。

原作1037話にて、五老星は以下のように語っており、世界政府が歴史上からある実の存在を消すため、もう1つの名前を与えた悪魔の実の存在が判明。さらに、原作1041話で五老星はCP0（世界政府直属の諜報機関の最上級組織）に対して「今すぐに麦わらのルフィを消せ」と命令していました。

そのことから、五老星の語る「あの悪魔の実」がゴムゴムの実である可能性が高くなり、ゴムゴムの実の本当の名前は何なのかとファンの間でニカニカの実説など、様々な説が浮上しました。その後、1044話にてゴムゴムの実の本当の名前が判明。ファンに衝撃を与えました。

さらに、上記の五老星の会話の中で、ここ何百年もの間、過去のゴムゴムの実の能力者は能力を覚醒させることができず、その実の覚醒はもはや五老星にとっても「伝説」であることも明らかになっています。しかし、もしかしたらルフィならと危惧した五老星。彼らはCP0にルフィを消すように命じましたが、結果的にルフィはワノ国でのカイドウとの激闘の末、ゴムゴムの実を覚醒させ、真の力を引き出しました。

ニカニカの実説やノビノビの実説など、ゴムゴムの実の本当の名前について、ファンの間で様々な説が浮上しましたが、原作1044話にて、とうとうゴムゴムの実の本当の名前が動物（ゾオン）系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」であることが、五老星により明かされました。ヒトヒトの実と言えば作中では、未だにモデル不明のチョッパーや、幻獣種モデル「大仏」の能力を持つ海軍本部大目付のセンゴクなどが登場しています。

さらに、謎の僧兵・牛鬼丸と名乗り、鈴後でゾロと一戦交えた化け狐で、幻獣種モデル「大入道」の能力を持つオニ丸も、ワノ国編で登場しています。そんな中、ルフィの「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」について、以下のように解説されています。

「ニカ」とは、ゴムそのものの性質を体に持ち、空想のまま自由に戦い、人々を笑顔にしたという伝説の「解放の戦士」であり、フーズ・フーもジンベエとの戦いの際に語っていた「太陽の神ニカ」です。

原作1018話にて、フーズ・フーはCP9の諜報員だった頃にゴムゴムの実の護送の任務についていましたが、シャンクスの襲撃を受け、ゴムゴムの実を奪われた自らの過去をジンベエに話しています。さらに、任務失敗の責任を問われたフーズ・フーはその後、収監され、辛い獄中生活の中で、看守から「太陽の神ニカ」の存在について、以下のように聞かされたそうです。

フーズ・フーによると、太陽の神ニカとは、人々を笑わせ、苦悩から解放してくれる伝説の戦士で、大昔の奴隷たちは太陽の神ニカがいつか自分たちを救ってくれると信じていたそうです。さらに、1044話では太陽の神ニカはゴムの性質そのものを宿した身体を持っていたこと。空想ままに自由に戦い、人々を笑顔にした「解放の戦士」だったことも明らかになりました。

つまり、身体が自在に伸び縮みし、雷の効かないルフィは、長らくゴムゴムの実を食べた「ゴム人間」だと思われてきましたが、実はゴムゴムの実こと「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」を食べたことで、太陽の神ニカと同じ性質を持った体を手に入れていたのです。

また、太陽の神ニカと同様に、世界政府が徹底的に隠そうとしている存在があります。それがルナーリア族であり、太陽の神ニカとの関係が考察されています。カイドウの部下で大看板の1人であるキングはルナーリア族の生き残りで、本当の名前は「アルベル」。原作1022話にて、マルコがキングの種族について、赤い壁（レッドライン）の上に住む発火する種族と表現していました。

そのことから、キングの背中から常に出ている炎は悪魔の実の能力ではなく、種族由来のものであることがうかがえます。また、キングは常に素顔や素肌を黒い衣装で隠していましたが、それには理由がありました。ルナーリア族はかつては「神」と呼ばれていたそうで、特殊な容姿を持ち、政府に通報するだけで、破格の1憶ベリーという懸賞金を貰える特殊な種族とされています。

そんなキングの素顔もゾロとの戦いで明らかになりました。ルナーリア族の容姿の特徴をまとめると白髪に褐色の肌を持ち、背中には大きな黒い翼が生え、いつも炎が燃えています。さらに、自然界のどんな環境であっても生存可能で、かつて政府に捕らえられていたアルベル（キング）も政府によって耐久実験をされていたようです。そして、攻撃を受けてもほとんどダメージを受けない硬い皮膚を持つため、ゾロもだいぶてこずりました。

しかし、背中の炎が燃えている際は異常なまでの防御力を誇るものの、スピードはそれほどでもないこと。一方、背中の炎が消えているときは異常なまでのスピードを誇るものの、防御力が落ちるという特性に気づいたゾロ。最終的にはその法則を戦いに活かし、勝利を収めました。このように、かつて「神」と呼ばれ、異常なまでの身体能力を有したルナーリア族ですが、なぜ絶滅に至ったのかについてはまだ明らかになっていません。

しかし、世界政府が破格の懸賞金をかけているところを見ると、ルナーリア族も太陽の神ニカと同様に世界政府にとって都合の悪い存在であることがうかがえます。さらに、同じようなタイミングで明らかになった、政府が秘密にしている存在である両者の関係性に注目が集まっています。

ここまで、ゴムゴムの実の本当の名前についてみてきました。そして、ニカニカの実説などが浮上していた「ゴムゴムの実」ですが、実は有力視されていたニカニカの実ではなく、動物（ゾオン）系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」だったこと。「ニカ」とは伝説の戦士と言われた太陽の神ニカであり、太陽の神ニカについても考察してきました。次に、ゴムゴムの実の覚醒について考察していきます。

悪魔の実には自然（ロギア）系、超人（パラミシア）系、そして動物（ゾオン）系の3種類があります。「ワンピース」の世界で覚醒の詳細が明らかになっているのはこのうち、超人（パラミシア）系とそして動物（ゾオン）系です。強者揃いの新世界でも、能力を覚醒させられるのは上位クラスの実力を有した、ごく一部の能力者のみです。

超人（パラミシア）系の悪魔の実が覚醒すると、自身以外にも能力の影響を与えることが可能となります。超人（パラミシア）系の覚醒者として、元王下七武海の1人でイトイトの実の能力者のドンキホーテ・ドフラミンゴ、ビッグマム海賊団のNo.2でモチモチの実の能力者のシャーロット・カタクリ、映画「スタンピード」で登場したガシャガシャの実の能力者のダグラス・バレットがいます。

さらに、鬼ヶ島でのビッグマム戦にて、最悪の世代の海賊で麦わらの一味と海賊同盟を結んでいるハートの海賊団船長のトラファルガー・ローも、オペオペの実を覚醒させていたことが判明。他に同じく最悪の世代の海賊でキッド海賊団船長のユースタス・キッドも、同様にジキジキの実を覚醒させていたことが明らかとなりました。ただ、覚醒して間もないローとキッドは覚醒した能力を使用すると、体力の消耗が激しいと話していました。

また、動物（ゾオン）系の悪魔の実が覚醒すると、異常な回復力とタフさを得ることができます。動物（ゾオン）系の覚醒者として、インペルダウンにいた獄卒獣（ごくそつじゅう）たち、ミノタウロス、ミノゼブラ、ミノコアラ、ミノリノケロス、ミノチワワがいます。

そして、動物（ゾオン）系の覚醒の場合、あくまでも自身の肉体が強化されるのみにとどまり、超人（パラミシア）系のように周囲に影響を及ぼすことはないと言われています。ただ、動物（ゾオン）系の覚醒者である獄卒獣（ごくそつじゅう）たちを見れば分かるように、覚醒前の動物（ゾオン）系よりも屈強で、パワーもスピードもタフさも遥かに向上している様子でした。それではルフィの場合、どうでしょうか？

ルフィのゴムゴムの実はずっと超人（パラミシア）系だと思われてきましたが、本当の名前が動物（ゾオン）系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」であることが判明。さらにカイドウに倒され、もう起き上がれないかと思われたルフィでしたが、動物（ゾオン）系「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」の能力を覚醒させ、「ドンドットット」という効果音（ルフィの心臓の鼓動）と共に立ち上がりました。

数百年もの間、世界政府の手を逃れ続け、その間に誰も覚醒させることができなかったとされている「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」ですが、とうとうルフィがカイドウとの激闘の末に能力を覚醒させました。そもそも「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」の能力は、特殊な体質だった太陽の神ニカと同じく全身がゴムのようになり、覚醒するとさらに腕力がパワーアップするそうです。

実際、ルフィは1044話にて、カイドウの身体を掴み、鬼ヶ島の屋上まで引き上げて振り回し、挙句の果てには何度も地面に叩きつけるという驚異的な腕力を披露していました。そして、見た目も変化し、服まで全身が真っ白になったルフィ。ヘアスタイルも炎のような形状になり、体の周りには羽衣のようなものを纏わせていました。

ただ、ルフィはまだ自身の悪魔の実の本当の名前が「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」であることを知りません。そのため、この覚醒状態を自身の必殺技「ギア5（ギアフィフス）」と表現していました。

「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」を覚醒させたことで、ルフィは更なる腕力の他にも、更なる自由を手に入れました。五老星はその能力について「世界で最もふざけた能力」だと語っています。また、更なる自由を手に入れたルフィ自身も「アハハハハ！」と笑いながら、「おれのやりたかった事、全部できる」と発言。自分の空想のままに戦える状況を楽しんでいました。

さらに、対戦相手のカイドウも「興味深いショー」だと表現していました。実際、ルフィは巨大化したり、カイドウの体内で暴れ回ったり、カイドウの長い龍の身体で縄跳びしたり、車輪のように足を回して走ったりして、自身のイメージ通りの戦いを展開。ファンの間でも、その戦いぶりは「カートゥーン（アメリカのユーモアたっぷりの子ども向けアニメ）」のようだと話題になりました。

また、ルフィは原作507話にて「この海で一番自由な奴が海賊王だ！」と発言しています。さらに、ドレスローザ編の終盤で、キャベンディッシュやバルトロメオらから、麦わら大船団の大頭になるように求められた際にはそれを「窮屈」と言って断っており、仲間たちからも「自由」をモットーにするルフィらしいと理解されていました。ルフィが以前から大事していた「自由」が能力の覚醒により、現実のものになったようです。

超人（パラミシア）系のゴムゴムの実の能力者だと思われていたルフィですが、ゴムゴムの実の本当の名前が「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」であることが判明したことで、実は動物（ゾオン）系だということが発覚しました。上記の通り、動物（ゾオン）系の覚醒は基本、異常な回復力とタフさを得られる一方で、超人（パラミシア）系のように周囲に影響を及ぼすことはないとされています。

しかし、ルフィの「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」の場合、超人（パラミシア）系のように周囲に影響を及ぼし、ゴム化しているようです。実際、ルフィが地面をゴム化して、カイドウの放った熱息（ボロブレス）を跳ね返すシーンが描かれています。そのことから「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」は動物（ゾオン）系ではあるものの、超人（パラミシア）系の覚醒の要素も含んでいることが分かります。

それについて、もしかしたら覚醒によって得た「更なる自由」により、超人（パラミシア）系の覚醒が可能になり、周囲のゴム化が実現しているのではないかという説。「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」は特殊で、動物（ゾオン）系の覚醒も、超人（パラミシア）系のような覚醒もできる実のではないかという説など、様々な考察がされています。

能力が覚醒したルフィは特有の「ドンドットット」という心臓の鼓動と共に、周囲にほとばしるほどの強力な覇王色の覇気を放出しています。その覇王色の覇気の威力はルフィのいる鬼ヶ島の屋上から、ライブフロアで戦闘中の百獣海賊団の下っ端たちが気を失ってしまうほど、強力で広範囲に及びます。

そのため、このタイミングでルフィが「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」の能力を覚醒させることができたのは、ワノ国に来て、カイドウとの激闘の末に覇王色の覇気をまとって戦えるまでに成長したからではないかと考察されています。

ここまで、ニカニカの実説などが浮上していた「ゴムゴムの実」の本当の名前が、有力視されていたニカニカの実ではなく「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」だったを紹介し、太陽の神ニカについて考察してきました。さらに、ゴムゴムの実の覚醒についても考察し、更なる腕力と自由を手に入れ、周囲へのゴム化などが可能になったことなどが分かりました。次に、ゴムゴムの実と空島の関係を考察していきます。

原作301話にて、空島の人々と物々交換するウソップの姿が描かれています。空島にしか存在しない「貝（ダイヤル）」と交換したいウソップは、空島の人々が欲しがっていた鉄を差し出しますが、ウソップが輪ゴムを見せると、空島の人々は鉄よりも輪ゴム（ワゴーム）の方を強く欲しがりました。

空島の人々が輪ゴムの方をより欲しがった理由として、空島には「ゴム」が存在しないからだと考えられています。ただ、もしかしたら空島では、太陽の神ニカの存在を徹底的に隠したい世界政府の意向が反映されておらず、太陽の神ニカとゴムの関係性や伝説が言い伝えられており、その影響で輪ゴムを欲しがったのではないかという説もあがっています。

原作1018話のフーズ・フーの会話中に太陽の神ニカのシルエットが登場しましたが、それが空島編の終盤のキャンプファイヤーのときに描かれたルフィの影と、そっくりだと話題になっています。さらに、原作277話で大蛇ノラの中に取り残されましたルフィ。このとき、目覚めたノラが「にかっ！」と笑うシーンも描かれました。また、原作1043話のラストでルフィが笑ったシーンでも「にかっ！」と同様の効果音が描かれています。

そのことから、ワノ国編よりもずいぶん前の空島編の時点で、すでに「ニカ」の伏線があったと話題になっています。さらに、空島編で登場したシャンディアの民の祖先は「太陽の神」を信仰しており、シャンディアの人々の衣装や武器、装飾が太陽の神ニカのシルエットとよく似ていることも、ファンの間で指摘されています。それらのことから、太陽の神ニカと空島には深いつながりがある可能性が高いと考えられています。

ここまで、ニカニカの実説などが浮上していた「ゴムゴムの実」の本当の名前が、有力視されていたニカニカの実ではなく「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」だったことを紹介し、太陽の神ニカについて考察してきました。さらに、ゴムゴムの実の覚醒や、ゴムゴムの実と空島の関係についても考察してきました。次に、ゴムゴムの実に関するその他の謎について考察していきます。

原作1017話のフーズ・フーの発言により、ゴムゴムの実が世界政府の船で護送されていたこと。当時、CP9の諜報員だったフーズ・フーはその任務に当たっていましたが、赤髪のシャンクスの襲撃を受け、ゴムゴムの実を奪われたという過去が判明しました。赤髪海賊団が1話で言っていた「敵船」とは世界政府の船だったのです。

また、1044話での五老星の発言から、世界政府はフーズ・フーが関わったときだけでなく、いつの時代もゴムゴムの実（「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」）を回収しようとしていたことも判明。しかし、いつの時代もゴムゴミの実は決して世界政府に回収されることなく、800年もの間、世界政府の手から逃れ続けてきたことも明らかになりました。

ゴムゴムの実護送の任務に失敗したフーズ・フーは収監され、辛い監獄生活を送る中で、看守から太陽の神ニカの話を聞かされ、それに祈れと言われたそうです。しかし、その看守はフーズ・フーに太陽の神ニカの話をしたためか、後日消されてしまいました。身の危険を感じたフーズ・フーは命がけで脱獄したそうですが、そのことから世界政府が太陽の神ニカの存在をひた隠しにしていることがうかがえます。

上記の通り、ゴムゴムの実こと動物（ゾオン）系悪魔の実「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」は800年もの間、世界政府の手から逃れ続けてきたそうです。そして、五老星によると、動物（ゾオン）系の悪魔の実には意思が宿るそうで、ましてや「神」の名を冠する動物（ゾオン）系悪魔の実なら、なおさらその可能性が高いようです。ここで、思い出されるのが原作184話で描かれた悪魔の実を食べた物です。

それはDr.ベガパンクが開発した偉大なる航路（グランドライン）の新技術であり、作中には複数そういった物が登場しています。例えばアラバスタ編で登場の「イヌイヌの実」モデル「ダックスフント」を食べた銃の犬銃ラッスー。エニエス・ロビー編で登場の「ゾウゾウの実」モデル・不明を食べた剣の象剣ファンクフリード。パンクハザード編で登場の「サラサラの実」モデル「アホロートル」を食べた有毒ガスのスマイリー。

ワノ国編で登場の「イヌイヌの実」モデル「たぬき」を食べた茶釜のぶんぶく君と、物が食べた悪魔の実はいずれも動物系悪魔の実です。物に悪魔の実を食べさせる偉大なる航路の新技術の話を聞いたウソップは「悪魔の実に意思があるわけない」とツッコミを入れていましたが、動物系悪魔の実に意思があるからこそ、この技術が実現したのではないかと考えられています。

そのため、太陽の神ニカの名を冠するゴムゴムの実こと動物（ゾオン）系悪魔の実「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」にも意思が宿っており、実の意思によって世界政府の手から逃げ続けてきた可能性があると推察されているようです。

原作1043話にて、カイドウに3度目の敗北を喫し、倒れてしまったルフィでしたが、そんなルフィの身体から「ドンドットット」という鼓動の音が聞こえてきます。そして、ワノ国の近くの海に来ていた象主（ズニーシャ）は「ジョイボーイが…！帰って来た！」と発言。1000年以上生きているとされる象主がかつてジョイボーイの仲間だったことも判明しました。

そして、1043話のラストで体から煙が上がり、髪の毛にも変化が見られるルフィの姿が描かれ、1044話では能力を覚醒させたルフィが、ギア5（フィフス）を披露します。象主はそんなルフィの変化を感じ取っていたようです。

また、このとき象主は「解放のドラムが聞こえる」「800年ぶりに聞く」と発言しています。象主が「解放のドラム」と表現した「ドンドットット」という効果音について、1044話の描写からルフィの心臓の鼓動であることが分かります。象主はその効果音から「ジョイボーイ」と認識していました。

また、原作1037話にて、五老星がゴムゴムの実こと「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」は過去何百年も覚醒することなどなかったと発言しています。つまり、裏を返せば、何百年か前にゴムゴムの実こと「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」が覚醒したことがある、ということになります。

そして、この象主と五老星の発言から、何百年か前にゴムゴムの実こと「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」を覚醒させた人物こそジョイボーイであり、ルフィと同じようにジョイボーイも、象主が「解放のドラム」と表現した心臓の鼓動を周囲に轟かせていたのだろうと考えられています。

また、モモの助は象主が現れる前から既に、ルフィの覚醒を感じ取っていたようです。1012話にて、モモの助は屋上を見て「声は2つになった」と発言しています。ヤマトはその発言について、ルフィとカイドウの一騎打ちになったからだと認識していましたが、もしかしたらこのとき、モモの助にはルフィとジョイボーイの2人分の声が聞こえていたのかもしれないと推察されています。

ここまで、ニカニカの実説などが浮上していた「ゴムゴムの実」の本当の名前が、有力視されていたニカニカの実ではなく「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」だったことを紹介し、太陽の神ニカについて考察してきました。

さらに、ゴムゴムの実の覚醒や、ゴムゴムの実と空島の関係を考察し、ゴムゴムの実に関するその他の謎についてもみてきました。次に、ゴムゴムの実の秘密を知っている可能性のある人物について考察していきます。

フーズ・フーの発言から、13年前、シャンクス率いる赤髪海賊団がフーズ・フーの護送していた政府の船から「ゴムゴムの実」を盗みだしたことが判明。政府の船を襲撃することはかなりリスクが高いと考えられるため、もしかしたらシャンクスは世界政府がひた隠しにしてきたゴムゴムの実の秘密を知っており、リスクを冒してでもそれを奪いに行ったのではないか、と考察されています。

原作786話にて、ドフラミンゴとの戦闘中にギア4を使ったルフィは、覇気を一時的に使用できなくなってしまいます。そして、それをチャンスと見た黒ひげ海賊団の1番船船長ジーザス・バージェスが、ゴムゴムの実を奪うためにルフィの命を狙い、動き出します。ゴムゴムの実を狙っていたことから、もしかしたらバージェスも、ゴムゴムの実の秘密を知っていたのではないかとも予想されています。

こちらは「ゴムゴムの実」に関するツイートです。ニカニカの実説など様々な説が浮上したゴムゴムの実ですが、その本当の名前が「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」だと判明し、面白くなってきたという感想となっています。

こちらも「ゴムゴムの実」に関するツイートです。ニカニカの実説など様々な説が浮上したゴムゴムの実ですが、その本当の名前が判明し、非常に驚いたという感想となっています。

こちらも「ゴムゴムの実」に関するツイートです。1話目から登場していたゴムゴムの実が本当は「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」だったことが分かり、驚いたという声となっています。

いかがでしたか？「ワンピース」の主人公ルフィの悪魔の実としてお馴染みのゴムゴムの実の本当の名前について考察してきました。そして、ゴムゴムの実の本当の名前について、ニカニカの実説など様々な説が浮上していた中、有力視されていたニカニカの実ではなく「ヒトヒトの実」幻獣種モデル「ニカ」だったことが判明。太陽の神ニカとは人々を笑わせ、苦悩から解放してくれる伝説の戦士と言われていることなどが分かりました。

さらに、ゴムゴムの実の覚醒や空島との関係、その他の謎などについても考察し、ゴムゴムの実の秘密を知っている可能性のある人物についてもみてきました。皆さんもぜひ話題沸騰中の「ワンピース」のゴムゴムの実やその覚醒、太陽の神ニカに注目してみてください！