【ドラゴンボール】星喰いのモロは最強クラスの敵キャラ？強さ・特殊能力や最後は？

ドラゴンボール超・銀河パトロール囚人編で登場した星喰いのモロは、数少ない魔力を使うキャラであり、生命エネルギーの吸収量に比例して強さを増していく、チート級の能力を秘めています。以下では、ドラゴンボールの最強クラスとも呼べる、ドラゴンボール超・星喰いのモロとは、形態別による強さや戦闘力、悟空たちを苦しめた特殊能力、星喰いのモロの活躍や最後などを、あらすじネタバレ紹介します。

鳥山明先生の大ヒット漫画「ドラゴンボール」は、1984年～1995年にかけて週刊少年ジャンプで連載されていた冒険・バトル漫画で、単行本は全42巻で構成されています。1986年からはドラゴンボールのアニメシリーズが開始され、テレビアニメオリジナル作品や劇場版が制作・公開されました。

原作漫画の連載終了後も、ゲーム等のメディアミックス展開により、幅広い世代から人気を集めるドラゴンボールは、2013年に劇場版「ドラゴンボールZ 神と神」の公開を皮切りに新シリーズが開始され、2015年には、テレビアニメ「ドラゴンボール超」が放送されました。また、テレビアニメを原作とする漫画版も、同年に「Vジャンプ」で連載が開始され、2022年4月現在も連載が継続されています。

人里離れた山奥で暮らす孫悟空は、西の都から来た少女・ブルマと出会い、7つ集めるとどんな願いも叶えてくれるドラゴンボールを探す旅に出ます。旅先で様々な人々との出会いや戦いを経た悟空は、武道家として成長、修行に明け暮れる中、地球の乗っ取りや人類の滅亡を目論む敵キャラが出現します。悟空とその仲間たちは、地球の平和を守るべく、未知なる脅威や強敵に立ち向かいます。

ドラゴンボールのモロとは、ドラゴンボール超・銀河パトロール囚人編で登場した敵キャラで、「星喰いのモロ」の異名を持つ銀河刑務所の脱獄囚です。生命エネルギーを糧とし、惑星単位でエネルギー吸収が出来ることから、イラギ星系の破壊をはじめとする320の惑星を死滅に追い込み、1000万年前に大界王神に魔力に魔力を封印されるまで、宇宙の脅威として君臨していました。

ドラゴンボール・モロの名前の由来となった「モロ」とは、栃木県の方言でサメの肉を意味する「もろ」から来ています。サメの肉は、アンモニア臭のきつさから敬遠されることが多いものの、腐敗が進みにくい特性があり、海のない栃木県でよく食べられ、もろ料理として親しまれています。サメの肉は栃木県内のスーパーで購入することができ、飲食店ではフライとして提供されることが多いです。

ドラゴンボールの公式情報では、モロの身長は発表されていません。一方、「ドラゴンボール超」にて、飛ばされたセブンスリーを受け止めた時の身長差や、ピッコロの能力を吸収しようとしたセブンスリーが、ピッコロより小さかったことから、モロの身長は推定250cm～280cmと考えられます。

1000万年にわたって銀河刑務所へ収監されていたモロは、ドラゴンボールにて規格外の長寿の持ち主であり、その理由は、生命エネルギーと同時に、対象者・物が持つ寿命を吸収して蓄積された結果でした。また、生命エネルギーの吸収は肉体を若返る効果もあり、モロの身体はほぼ不死身と呼べるでしょう。

ドラゴンボールの強敵と言えば、戦闘力に特化した敵キャラが多い中で、魔力を武器に戦うモロの存在は異色であり、力技だけでは攻略できないモロの強みは、最後まで悟空たちに苦戦を強いらせました。以下では、ドラゴンボールでは珍しい魔力を持つ敵キャラ・星喰いのモロの強さや戦闘力を、形態別にネタバレ紹介します。

モロの初登場シーンで見せた第一形態とは、エネルギーが吸収されていない体力消耗の状態であり、魔力が使えなければ、さほど脅威にならないほどの戦闘力だろうと推測されます。

モロの第二形態とは、ナメック星のドラゴンボールの龍神（ポルンガ）によって完全復活した姿であり、モロの本来の姿にあたります。また、悟空とベジータのエネルギーを吸収したことで、外見はかなり若返ったものの、戦闘力は、サイヤ人ブルーの悟空と比べると、あと一歩が足りないでしょう。

モロの第三形態とは、コピー能力を持つ配下・セブンスリーを吸収後の形態で、額と手のひらに水晶のようなものが付いていることが特徴です。制限なしでコピー能力が使えると同時に、セブンスリーが吸収前にコピーした能力も使用可能です。戦闘力は、悟空の身勝手の極意・兆と同等か、あるいは少し低い程度でしょう。

モロの第四形態とは、メルスの能力をコピーしたことで、身勝手の極意を完全な形で使える状態を指し、身勝手の極意の形態とも呼べます。外見は、銀色の体毛が首周りに生えることが特徴で、身勝手の極意を完全習得した悟空と同等の強さを見せつけました。一方で、身勝手の極意に身体が耐え切れず、窮地に陥ります。

モロの最終形態とは、身勝手の極意に耐え抜くだけのエネルギーを吸収するべく、地球と同化した姿であり、よりスピーディーにエネルギーを吸収できるようになりました。しかし、地球と同化したことにより、膨大なエネルギーに耐え切れず正気を失ったり、爆発さえ止めることができれば、それほどの脅威ではないと評されています。

戦いの最後までZ戦士たちを苦戦に追い込んだ星喰いのモロは、戦闘力に特化した敵キャラにはない特殊能力に恵まれ、Z戦士の力で倒すことは不可能ではと思わせるような強さを見せつけました。以下では、ドラゴンボールの星喰いのモロの特殊能力をネタバレ紹介します。

ドラゴンボール・モロの強みとも言える特殊能力の1つで、遠くのものを引き寄せたり、または離すことができます。その威力は彗星などの惑星クラスにも適用され、1000万年前には、彗星を自在に操り、惑星を攻撃していました。

ドラゴンボール超では、珍しい魔力を使うキャラ・モロの能力の2つ目は、エネルギーを相手の手足に放ち、エネルギーをそれらに留まらせることで、手足の自由の奪う能力です。

モロの最強能力に数えられる生命エネルギーの吸収は、人間や動物などの生命だけでなく、植物や地球などの惑星そのもののエネルギーにわたり、対象者・物を吸収する際には、それらを丸呑みにしてエネルギーを奪います。しかし、モロのエネルギー吸収は、魔人ブウには効果がなく、劇中ではブウだけが対モロ戦をまともに戦うことができました。

あらゆるものから吸収した生命エネルギーは、星の生命エネルギーとして放出することができ、星のエネルギーを地中から放出するなどの応用技が繰りだせます。しかし、この能力の威力は、星ごとのエネルギーを使用するため、モロの力とは関係がありません。

モロの特殊能力・幻影とは、本体を隠す時に便利な能力であり、いわゆる分身や残像拳とは異なります。魔力に秀でたモロにしか出来ない技でしょう。

生命エネルギーを蓄えることができるモロは、それらを第三者に分け与えることができ、ドラゴンボール超では、銀河刑務所の囚人たちにエネルギーを送りました。エネルギーを送られた者は、その量に比例してパワーアップを図れる一方、肉体が破裂するまでエネルギーを強制的に送ることができます。

世界中に散らばったドラゴンボールを探す際には、ドラゴンレーダーが欠かせませんでしたが、モロは、レーダーがなくても、ドラゴンボールの探知が可能です。悟空・ベジータのエネルギーを取り込み、魔力を回復したことで、探知能力も復活しました。

モロの特殊能力の最後は、相手の潜在記憶を読む能力です。ドラゴンボール超では、かつて自分を封印した大界王神の神力が、悪のブウと一緒に消え去ったことを知ります。

戦闘力に特化したバトルシーンが見どころのドラゴンボールにて、魔力を武器とする敵キャラとの戦いとなった対モロ戦では、チート級の特殊能力の攻略に苦戦し、Z戦士の敗北も予想されたものの、戦闘面ではZ戦士に敵わず、星喰いのモロは壮絶な最後を迎えました。以下では、ドラゴンボール超・銀河パトロール囚人編で登場した星喰いのモロの活躍や最後を、あらすじネタバレ紹介します。

生命エネルギーを吸収する能力から、ほぼ不死身の肉体を持つモロは、はるか昔から生き続けており、あり余る生命力や戦闘力を発散させるように、銀河で暴れ回っていました。イラギ星系の破壊に飽き足らず、320の惑星を死滅に追い込んだことから「星喰いのモロ」の異名がつけられたモロでしたが、モロの暴走はやがて神々との対立を招き、戦いが勃発します。

そして、1000万年前、神々と壮絶な戦いを繰り広げたモロは、大界王神のカイカイマトルで身柄を拘束され、数々の惑星を滅ぼした重罪人として、銀河刑務所に収監されました。

大界王神への敗北から1000万年後、銀河刑務所のモロは、他の囚人を巻き込んだ脱獄計画を立て、囚人たちの暴動による刑務所の混乱に紛れて脱獄に成功します。そして、1000万年ぶりに銀河へ放たれたモロは、更なるエネルギーを求め、ある計画の実行に取り掛かります。

銀河刑務所の脱獄に成功したモロは、まずナメック星にあるドラゴンボールを奪い、1つ目の願いとして、自身の若返りの願いを叶えます。2つ目の願いには、自分の軍隊を作るため、銀河刑務所に収監された全ての囚人を脱獄させます。

銀河のあらゆるエネルギーを奪い取り、無敵の力を手に入れたモロは、次の目的地である地球に降り立ちます。その頃、悟空とベジータは、それぞれの修行のため地球を留守にしており、ピッコロや悟飯たちでモロに立ち向かいます。モロの配下の1人・ザガンボ戦に苦戦を強いられるも、修行を終えた悟空が駆けつけたことで、配下を退けることに成功、モロとの戦いに挑みます。

メルスとの修行で身勝手の極意・兆を会得した悟空は、さっそく対モロ戦で使用するも、エネルギー吸収によって強化されたモロには歯が立たず、苦戦を強いられます。

モロの頑丈さに悟空たちが頭を悩ませる中、ヤードラット星から瞬間移動で駆けつけたベジータが加わり、スピリットの強制分離を放ちます。この技は、相手の気を強制的に分離させる作用があり、モロのエネルギーを引き離すことで、弱体化を図ります。

これまで吸収してきたエネルギーを引き離され、一気に弱体化したモロでしたが、部下のセブンスリーを吸収することで、彼が持つコピー能力を獲得します。ベジータへの攻撃を皮切りに反撃をはじめ、悟空を瀕死状態に追い込みます。

戦士たちが倒され、地球の存亡が危ぶまれたその時、天使メルスが地球に降り立ち、モロからコピー能力を封じます。結果、メルスは天使の制約を破ったことで、存在が消えてしまったものの、コピー能力を失ったモロの戦闘力は一気に下がり、悟空たちに勝利の兆しが見え始めます。

メルスの決死の行動は、悟空も見届けており、ついに「身勝手の極意・極」を体得します。今度は、モロに反撃の隙を与えないほどの強さを見せつけ、巨石で身柄を封じ込めることに成功します。必死に命乞いをするモロの姿を見た悟空は、モロが改心して銀河刑務所に戻ることを条件に仙豆を与えます。

仙豆を与えられ、回復を遂げたモロはすぐさま悟空との約束を破り、攻撃を仕掛けます。しかし、2度目も悟空にダメージを与えることは出来ず自滅します。すると、今度はメルスの能力がコピーされた片腕を超能力で引き寄せ、メルスの「身勝手の極意」を手に入れるも、修行で鍛えられていないモロの肉体では、それらを使いこなすことは難しく、結果、力を制御できず爆発します。

身勝手の極意を我がものにしたいモロは、地球の膨大なエネルギーを吸収すれば、身勝手の極意にも耐えられると考え、地球との一体化を目指すも、地球エネルギーに耐え切れず、正気を失います。一方、悟空たちは、モロの爆発により、銀河系が吹き飛ぶことを恐れ、いかにして地球への攻撃をさけながら、モロを攻略すべきか、苦戦を強いられます。

そこで、最悪の事態を免れるべく、ベジータのスピリットの強制分離で弱体化を試みるも、目立った効果は見られず、悟空の身勝手の極意も解除され、ますます危険な状態に追い込まれます。

ベジータ達の奮闘により、身勝手の極意を復活させることに成功した悟空は、モロの額の水晶を破壊し、地球からモロを引き離し、モロを倒すことに成功します。

ドラゴボール・星喰いのモロの戦闘力は、吸収した生命エネルギーに比例して強くなり、例え戦闘中でも相手のエネルギーを吸収できることから、悟空やベジータでも勝つことは難しいとも推測されました。以下では、ドラゴンボール超から、星喰いのモロの自信にあふれた、かっこいい名言や名セリフ集を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

ドラゴンボール・星喰いのモロの名言1つ目は、ベジータの攻撃をものとせず、余裕を醸しだすモロの名セリフです。初登場時は、長らく生命エネルギーを吸収できなかったことから、年老いた外見をしていたモロでしたが、悟空やベジータとの戦いでエネルギーを吸収し、魔力が持つ計り知れない強さを発揮しました。

ドラゴンボールの星喰いのモロの名言2つ目は、策略の面でも頭が切れるモロの皮肉を込めた名セリフです。ベジータの策略に嵌り、目的を喋らせられたモロでしたが、後にモロの方が一枚上手だったことが発覚します。かつてベジータに言われたセリフをそのまま言い返し、Z戦士をさらに追い込みます。

ドラゴンボール・星喰いのモロの名言3つ目は、いかに自分の方が優れているかを誇示する、モロの自信に満ちた名セリフです。モロの生命エネルギーの吸収は、戦闘中でも難なく吸収することができる厄介な能力であり、相手の体力をどこまでも消耗させることができ、モロの強さの源となっています。

ドラゴンボール・星喰いのモロの名言4つ目は、一度に数十名が同化して戦いに挑んできたナメック星人を一瞬で倒したモロの名セリフです。ナメック星人の同化は、1個体あたりのパワーを格段に上げるメリットがあり、対モロ戦では、破格の数十名による同化が行われましたが、生命エネルギーを糧にするモロの脅威にはならず、あっけなく倒されました。

ドラゴンボール・星喰いのモロの名言5つ目は、目の前に現れたＺ戦士を食糧として見るモロの名セリフです。生命エネルギーを糧とするモロにとって、Ｚ戦士は上質なエネルギーであり、また、一度に多くのＺ戦士が駆けつけたことも、モロにとって想定外の出来事だったでしょう。

ドラゴンボール屈指の強さを見せつけた星喰いのモロは、ドラゴンボール超にてもっとも白熱した戦いを繰り広げ、最後まで気を抜くことが出来ない緊迫した戦いを見せつけました。以下では、戦闘力に勝る魔力を武器に、Z戦士との壮絶な戦いに挑んだ、ドラゴンボール超・銀河パトロール囚人編の敵キャラ、モロこと星喰いのモロに関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

「星喰いのモロ」の異名からただならぬ雰囲気を発していたモロは、その異名の如く惑星の生命エネルギーを吸収する、他に類を見ない特殊能力を発揮し、ドラゴンボールシリーズで、もっとも恐ろしいキャラにも数えられています。また、ファンからは、モロの恐さは、ドラゴンボールのピッコロ大魔王の初登場時のようだとも評され、最後までZ戦士を追い込み続けたモロは、ドラゴンボール最強の名に相応しいでしょう。

「ドラゴンボール超」にて、規格外の強さを発揮した星喰いのモロは、ドラゴンボールシリーズで最強の敵キャラと評されると同時に、今後の展開にてモロより強い敵キャラは登場するのかと、心配の声も見られます。戦闘力だけでは攻略できない対モロ戦は、最後まで苦戦を強いられた戦いでしたが、グラノラ編以降では、モロ以上の戦闘力を持つ敵との戦いも予想され、「ドラゴンボール超」への期待が高まっています。

「ドラゴンボール超」でもっとも白熱した戦いが繰り広げられた銀河パトロール囚人編（星喰いのモロ編）は、シリーズ屈指の最強キャラの登場はもちろん、これまで出番の少なかったキャラの活躍も描かれ、ドラゴンボール超にて、人気の高いエピソードの1つです。一方、銀河パトロール編は、ドラゴンボールシリーズでアニメ化されておらず、ドラゴンボール超でのアニメ化が望まれています。

ドラゴンボールシリーズにて、異色の敵キャラが誕生した星喰いのモロとの戦いは、Z戦士たちの更なる活躍や奮闘はもちろん、「ドラゴンボール」のオマージュと見られる名場面の数々が、読者を魅了しています。生命エネルギーを吸収するモロの特殊能力は、最後まで悟空たちに苦戦を与えたものの、モロを攻略するまでの迫力ある戦いも注目を集め、星喰いモロ編も面白いとの感想も寄せられています。

ドラゴンボール超・星喰いのモロの強さや戦闘力・特殊能力、ドラゴンボールでの活躍や最後、名言や名セリフ集などを、あらすじネタバレを交えながら紹介しました。新シリーズ・ドラゴンボール超では、過去の敵キャラとは比較にならないほどの戦闘力を持つ敵キャラが出現し、その中でも星喰いのモロは、魔力を武器にする特殊能力の持ち主で、最後までZ戦士に苦戦を与えた、ドラゴンボール最強クラスの敵キャラでしょう。