【幽遊白書】雪村螢子はかわいい幼馴染ヒロイン！うざい・嫌いと言われる理由は？

雪村螢子がうざい・嫌いと言われる理由について考察していく前に、まずは雪村螢子のプロフィールを紹介していきます。雪村螢子のかわいい髪型や進学先も紹介していきますので、彼女の事について詳しくなれる内容となっております。また、雪村螢子がメインヒロインを務める『幽遊白書』の作品概要やあらすじも紹介していきますので、ぜひご覧になってみて下さい！

『幽遊白書』は冨樫義博による漫画作品です。1990年から1994年まで連載され、全19巻の単行本の累計発行部数は2020年時点で5000万部を突破しています。1992年からは全112話のテレビアニメも放送されました。基本的には原作に忠実なストーリーが展開されますが、残虐な描写の多い原作のシーンがカットされている場面もあります。2019年には舞台化もされ、浦飯幽助役は崎山つばさ、雪村螢子役は未来が抜擢されました。

物語が始まってすぐに交通事故で死んでしまった14歳の不良少年・浦飯幽助でしたが、霊界案内人・ぼたんによって自分の死は霊界にとってイレギュラーだった事を伝えられます。そこで生き返る試練を受ける事になった幽助は、幼馴染である雪村螢子や、喧嘩仲間であった桑原和真の助けもあり、見事生き返る事に成功するのでした。しかし、死んで霊力を身につけた事で霊界探偵に任命された幽助の本当の試練はここから始まるのです。

雪村螢子は『幽遊白書』のメインヒロインで、主人公である浦飯幽助と同い年の幼馴染です。誕生日は1月31日で、血液型はA型、趣味は料理と掃除、好きな色は青となっています。実家は雪村食堂という定食屋を営んでおり、雪村螢子も手伝う事があるようです。学校では文武両道の秀才で人気も高く、誰にでも明るく優しい性格をしています。ただし、幼馴染である幽助とは喧嘩が絶えず、幽助が唯一頭の上がらない存在となっています。

幽助は周りの不良から鬼よりも強いという事で恐れられており、学校でも幽助に近づく生徒はいませんでしたが、雪村螢子だけは普通に幽助と接する事が出来るばかりかビンタを食らわせるほど強気な態度に出る時がしばしばあるほどです。幽助によると雪村螢子の得意技はビンタで、風使いである陣以上の威力があるという事でした。また、『ジャンプ・リミックス』による紹介では『ツンデレ？』と記載されていました。

雪村螢子の髪型は作中で何度か変わっており、それぞれが似合っていてかわいいですが、髪型を変えた事には理由がある場合があります。初登場した中学2年生の段階での雪村螢子は2つ結びのセミロングヘアーでしたが、幽助が生き返る試練を受けている時に火事になった幽助のアパートから幽助の遺体を助けるために乗り込んだ時に髪を焦がしてしまった事が原因でショートヘアーとなります。

このショートヘアーは雪村螢子が作中で一番長く見せていた髪型で、彼女を代表する髪型と言っても過言ではありません。その後は、幽助が魔界に行って修行をしている間に髪を伸ばしており、初登場時以上のロングヘアーとなりました。

中学卒業後の雪村螢子は第一女子高校に入学します。その後は四谷大学の教育学部に進学を決めていると幻海の墓参りの時に桑原に語っていました。教師を目指しているという事で、得意のビンタが出来なくなると桑原に茶化された時には『やんないわよ』と返していました。

ここからはメインである、雪村螢子がうざい・嫌いと言われる理由について検証していきます。かわいい美少女である雪村螢子はなぜうざい・嫌いと言われているのでしょうか？原作者である冨樫義博は連載終了後に雪村螢子を一番嫌いなキャラとして挙げていますが、これはラブコメ作家であった過去の自分が嫌いという事が理由になっています。作者が嫌いなキャラである事も理由の1つとしてありますが、どうやら他にもあるようです。

『幽遊白書』ファンの雪村螢子に対するアンチ的な意見で多く見られるのは『かわいいけど中身が嫌い』というものです。ツンデレな雪村螢子は幽助に対して素直になれず、素直すぎる幽助に対してつい素っ気ない態度をとってしまいます。本当は幽助に対して好意を持っているのに、ツンとした勝ち気な態度をとってしまうところが見ていてうざい、もしくは面倒くさいと感じさせる大きな理由になっているようです。

雪村螢子は普段は明るくかわいい女の子ですが、かなりカッとなりやすい性格をしており、瞬間湯沸かし器のようです。幽助は暗黒武術会後に放心状態になっている雪村螢子を正気に戻そうとしますが、雪村螢子は我を取り戻すと同時に幽助に強烈なビンタを食らわせています。この事に対して読者は、戸愚呂と戦って満身創痍の幽助に対する気遣いが無いといった印象を持ったようです。

学校では文武両道で学級委員長を務めており、さらにかわいいルックスも併せ持った雪村螢子は完璧で非の打ちどころのない優等生です。一見誰からも好かれそうに思えますが、このような完璧な人間をうざいと思う人は少なくありません。天が二物も三物も与えてしまった雪村螢子は、羨ましいという気持ちから嫌われてしまう典型的なパターンに当てはまっていると言えます。

雪村螢子は『幽遊白書』の作中で何度も人質として捕らえられており、これもうざいと言われて嫌われる要因になっています。1度目の人質事件は『霊界探偵編』で飛影によって拉致された時で、第三の目が開きそうになり妖怪になってしまいそうになっていました。この時にはぼたんが霊力を使って第三の目が開くのを遅らせていた事から、この時はぼたんの好感度が上がったと言えます。

さらに幽助が飛影を倒して事件が解決した事で解放された雪村螢子ですが、何事もなかったかのようにケロっとしていた為、見ていてうざいと思われたようです。さらに2度目の人質事件ですが、朱雀の操る魔界虫によって操られた人間によって襲われるという出来事がありました。この時も普通の女の子である雪村螢子をぼたんが守っていましたが、雪村螢子は事件解決後に幽助を睨みつけており、理不尽からうざいと思われてしまいました。

雪村螢子は幽助を追って暗黒武術会の試合を最後まで見届けましたが、会場が崩れだしてみんなが逃げようとしている時に半分失神してしまいます。ぼたんや雪菜が正気に戻そうとしますが、その時に天井が崩れてきた事で雪菜が危険にさらされてしまいます。雪菜は飛影が助け出しますが、周りに迷惑をかけたという事で雪村螢子がまたうざい事をしたと考えられてしまいました。

魔界統一トーナメントが終わって人間界に帰ってきた幽助はラーメン屋台を経営しますが、ここに不機嫌な雪村螢子が食べにくるシーンがあります。幽助はご機嫌を取ろうと会話をしながらチャーシューメンを奢りますが、雪村螢子はお礼もせずに終始不機嫌な態度をとっていました。これに対してどんな事情があろうともお礼ぐらい言ってほしいという読者の意見が一部あったようです。

雪村螢子は学校からの下校途中、3人の不良学生に絡まれてカツアゲに遭いそうになってしまいます。幽霊である幽助は勢いで助けに入ろうとするも、霊体であるためパンチは相手の身体をすり抜けてしまい、雪村螢子はピンチとなります。そこに助けに来たのが桑原で、雪村螢子を逃がしますが、雪村螢子はお礼の言葉も述べずに逃げていきました。

一応、頭を下げていた事や、女の子がカツアゲに遭って怖い思いをしていて気が動転していた事もあり、仕方ないという意見もありますが、うざいと思われる小さな原因となりました。ちなみに、この時の桑原がかっこいいという視聴者の声が非常に多く、さらにこの3話は桑原が仲間の為に奮闘する回なので、桑原人気が高まりました。

雪村螢子はプーを追いかけて桑原の姉である静流と共に大凶病院へとやってきます。大凶病院では仙水一味の1人である医師・神谷実の殺人ウイルス虫が猛威を奮っており、看護婦達も次々と倒れていきました。そんな中に飛び込んだ雪村螢子は霊感の無い普通の人間である事からウイルス虫が見えず、静流に助けられていました。人に迷惑をかける事を考えずに事件に飛び込んでしまうところも嫌われてしまう原因となっています。

73話で大凶病院にやってきた雪村螢子ですが、結局は静流の奮闘むなしくウイルスに侵され、いよいよ本当に足手まといになってしまいます。雪村螢子を守るために奮闘する静流でしたが、この時は蔵馬が助けに来てくれた事で何とかピンチを脱します。神谷を倒した幽助に対しても、雪村螢子は『来てやったのよ』と発言しており、視聴者からマイナスの印象を受けました。

刃霧要との戦闘シーンで、幽助が下がっていろと言ったにも関わらず動き回った事で、雪村螢子は刃霧の的にされてしまいます。また、雪村螢子を庇った事でプーが重傷を負ってしまいます。さらに雪村螢子は、この状態のプーを上下に激しくゆすっており、視聴者から反感を買ってしまいました。

かわいいルックスで成績優秀・スポーツ万能の雪村螢子は幽助はもちろんですが、他の異性からも好意を寄せられることが多く、モテます。しかし、本人は幽助の事しか考えていないため、幽助が生き返る試練を受けている最中に学校の生徒から告白されていた時には断っていました。

『幽遊白書』の1話で幽助は死んでしまいますが、葬式に来たほとんどの先生達や生徒達は悲しむこと無く、談笑している始末です。その中で、雪村螢子は大声を出して泣いており、幽助の死を悲しんでいました。普段は幽助に対して強気な態度をとっていますが、誰よりも幽助の事を大切に思っていた雪村螢子の気持ちが痛いほど分かるシーンです。

幽助が生き返る試練を受けている時、放火魔が幽助のアパートに火をつけた事で火事になってしまいます。火が強くまわっていましたが、雪村螢子は水を被って幽助の身体を助けるためにアパートに中に飛び込んでいきました。出てきた時には髪の毛が焦げてしまい、やけどだらけとなっていましたが、このかっこいい姿に憧れた方も多く、メインヒロインの強さを見せてくれました。

雪村螢子が倒れた母親に付き添っていた時、その日が幽助が唯一生き返れる日だという事を知ります。間に合うか間に合わないかの寸前のところで幽助に口づけをして生気を送り込み、蘇生に成功しました。誰よりも幽助を思う気持ちが伝わるヒロインらしい名シーンです。

幽助の暗黒武術会の参戦が決まり、雪村螢子は追いかけていく事を決意します。当初は幽助の事をぶっ飛ばそうとしていた雪村螢子でしたが、幽助の試合を見た事で邪魔をしたくない気持ちが芽生え、会わない事を決めます。戦う主人公を見守るヒロインらしい考え方に共感する意見が多数挙がったようです。

仙水との戦いの中で完全に魔族として覚醒した幽助は髪の毛が地面についてしまうほど長く伸び、身体に模様も浮かび上がりました。仙水との戦いが終わってみんなの所に戻った幽助でしたが、誰も幽助だという事が分からない状態でした。そんな中、雪村螢子だけは幽助だという事を瞬時に理解し、飛びついていました。さすが幽助の事を誰より愛している幼馴染のヒロインです。

『幽遊白書』の最終巻にて、幽助は霊界を守るために運命のスイッチを選びますが、その際に雪村螢子の好きな青色を思い出してスイッチを決めていました。幽助が雪村螢子の事を女神だと言ったという事を桑原から聞いた雪村螢子は幽助に飛びついて抱きつき、二人で水の掛け合いっこをしていたというかわいいシーンです。

雪村螢子の声を担当した声優は天野由梨です。愛知県出身で1966年1月5日生まれの2022年4月現在56歳で、本名は吉川智子、事務所は『アーツビジョン』に所属してます。芸名は姓名判断で選んだという事ですが、付くべくして付いた本来の魂の名前であると本人が語っていました。高くてかわいい声質から美女を演じる事が多くありますが、現在は老婆を演じる事もあります。

天野由梨は1995年から放送されたアニメ『神秘の世界エルハザード』のイフリータの声も担当しています。イフリータは色素の薄い色白の肌が特徴の美女で、OVA版ではヒロインとなっています。

雪村螢子のようにヒロインが嫌いだという流れがいつからあるのかと疑問に思う方の感想があります。漫画やアニメ作品ではメインヒロインよりもサブヒロインの方が人気になる事は非常に多いですが、好みの問題であるとはいえ、かわいそうな現状となっています。

雪村螢子がかわいいというファンの感想があります。また、他のヒロインもかわいいと述べている事から、静流やぼたんといった『幽遊白書』の女性キャラ達のレベルの高さがうかがえます。

アニメ版『幽遊白書』の最終回では、原作にない幽助と雪村螢子のキスシーンがありますが、このおかげで2人のカップルの信者になったというファンの感想があります。原作で付き合った描写はありませんが、相思相愛の2人は良い関係になっている未来しかないと言っても過言ではありません。

雪村螢子がうざい・嫌いだと言われる理由や、かわいい魅力についてまとめてきましたが、作中での迷惑行動が原因となってはいますが、幽助を思う行動から来ている事が分かりました。今回の雪村螢子についての記事を読んだ後にもう一度、『幽遊白書』を1巻から読み返してみるというのはいかがでしょうか？