【鬼滅の刃】伊之助には親がいない?母親に崖から落とされた過去や育ての親を解説

『鬼滅の刃』に登場する伊之助は猪の被り物に加えて上半身裸、そしてズボンのみといった一風変わった見た目をしているものの、被り物を取れば女性的で非常に端正な顔立ちをしている大人気キャラです。作中では那田蜘蛛山で伊之助が父蜘蛛と戦っている時に見た走馬灯にて、女性が伊之助を崖から落としているシーンが描写されているのですが、実はその女性こそが伊之助の母親でした。では、なぜ伊之助には両親がいないのか?当記事では『鬼滅の刃』の伊之助の母親や童磨とその母親の関係、育ての親である猪についてまとめていきます。

【鬼滅の刃】伊之助には親がいない?母親に崖から落とされた過去や育ての親を解説のイメージ

目次

  1. 伊之助とは?
  2. 伊之助には親がいない?母親や父親を考察
  3. 伊之助の母親と童磨の関係は?母親に崖から落とされた過去も考察
  4. 伊之助の育ての親は猪?被り物の理由は?
  5. 伊之助のもう一人の育ての親はおじいさんとたかはる?
  6. 伊之助のアニメ声優
  7. 伊之助の親に関する感想や評価
  8. 伊之助の親まとめ

伊之助とは?

社会現象を巻き起こした大人気漫画『鬼滅の刃』。本作の大人気キャラである伊之助は、那田蜘蛛山で父蜘蛛と戦っている時に走馬灯を見ているのですが、そこで「ごめんね、伊之助」と言いながら赤ん坊だった伊之助を崖から落とす女性の姿が描写されていました。実はその女性こそが伊之助の母親です。では、伊之助の両親はなぜいないのか?ここからは伊之助の両親がいない理由や母親と童磨の関係、育ての親についてまとめていきます。

鬼滅の刃の作品情報

鬼滅の刃の概要

  • タイトル:鬼滅の刃(きめつのやいば)
  • ジャンル:少年漫画、ダーク・ファンタジー
  • 作者:吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)
  • 掲載誌:週刊少年ジャンプ
  • 発表号:2016年11号~2020年24号
  • 発表期間:2016年2月15日~2020年5月18日

それではまず『鬼滅の刃』の作品情報から紹介します。『鬼滅の刃』とは、週刊少年ジャンプにて2016年11号から2020年24号まで連載されていたダーク・ファンタジー漫画です。本作は日本の大正時代を舞台に、鬼殺隊と鬼の戦いをメインに描かれています。全23巻で刊行された単行本の累計発行部数は1億5000万部を突破し、2020年に公開された劇場アニメ『無限列車編』では興行収入が403億円に達し日本歴代興行収入第1位となりました。

鬼滅の刃のあらすじ

当記事で紹介する伊之助が初登場したのは『鬼滅の刃』の単行本3巻です。同期の鬼殺隊剣士・善逸と再会を果たした炭治郎は、善逸を半ば強引に連れ、鬼の被害を受けていると思われる屋敷を訪れます。すると、屋敷では既に稀血を持つ少年を巡り、鬼同士が殺し合いを始めているという状況に陥っていました。そんな時に現れたのが鬼殺隊剣士・伊之助でした。こうして、炭治郎は善逸と伊之助と共に鬼を仕留めることに…

伊之助のプロフィール

『鬼滅の刃』に登場する嘴平伊之助(はしびらいのすけ)とは、奇怪な猪の被り物をした炭治郎の同期に当たる鬼殺隊剣士です。猪の被り物に加えて上半身裸、そしてズボンのみといった一風変わった見た目をしていますが、猪の被り物を取ると非常に女性的で端正な素顔が明らかになります。戦闘では好戦的な性格をしているため「猪突猛進、猪突猛進」と叫んで剣を振るうのが特徴でした。

日輪刀は茎に布を直接巻いた刃がギザギザしている刀です。元々、その日輪刀は他の鬼殺隊士から奪って手に入れたため、鍔と柄が無い状態でした。しかし、那田蜘蛛山における父蜘蛛との戦闘で日輪刀が折れたことで、伊之助用の日輪刀として正式に打ち直されて藍鼠色に変化しています。ところが、伊之助のこだわりなのか打ち直したばかりの刀を石で叩き、最初の刀と同じように刃こぼれした形状に戻してしまいました。

アニメ「鬼滅の刃」公式ポータルサイト

伊之助には親がいない?母親や父親を考察

奇怪な猪の被り物と上半身裸、そしてズボンのみといった一風変わった見た目をした伊之助ですが、そのズレた彼の感覚に影響を与えているのが両親の存在です。実は伊之助には両親がいません。正確にはやむを得ない理由によって母親が赤ん坊だった伊之助を手放さざるを得なくなっています。そこで、ここからは伊之助の親はなぜいないのか、その理由や伊之助の両親について考察していきます。

伊之助の母親の名前は琴葉

伊之助の母親の名前は「琴葉」といいます。母親の存在が明らかになったのが『鬼滅の刃』の漫画18巻です。上弦の弐である童磨との戦いにて、伊之助の猪の被り物に興味を持った童磨がそれを奪い取り、童磨が伊之助の顔を見たのをきっかけに彼が伊之助の母親を知っていることが明かされることとなりました。伊之助の母親である琴葉は美少女と見まがうほどの伊之助の素顔にそっくりで、黒髪に緑色の可憐な容姿をしています。

また、赤ん坊だった頃の伊之助に対して深い愛情を捧げていましたが、とある事情により伊之助を手放さなければならなくなりました。一方、伊之助は赤ん坊だったものの彼の母親が伊之助を抱いて指切りの歌を歌っていたのを心のどこかで覚えており、暖かい母親の温もりも忘れていませんでした。

伊之助の母親は知的障害?

伊之助に琴葉のことを語る童磨は、琴葉について「頭は悪いが感覚は鋭い」と評価していましたが、果たしてここで言う頭が悪いというのはどうゆうことなのでしょうか?

おそらく、頭が悪いというのは「知識が足りない」という意味で言ったのだと考えられます。ネット上では知的障害の可能性も挙げられているようです。ただ、毎日のように夫からDV被害を受けていたことを考慮すれば脳へのダメージが何かしらの障害として残るため、その可能性は否定できませんが、可能性としては低いと言えるでしょう。

伊之助の父親

伊之助の父親は妻(伊之助の母親・琴葉)に暴力を振るう、いわゆるDV夫でした。琴葉は伊之助の父親に髪を引っ張られたり殴られたりと毎日暴力を受けており、おそらく伊之助の父親に下に見られていいように扱われていた可能性が高いです。さらに、琴葉は伊之助の父親だけでなく姑にもいじめられていましたが、それでもじっと耐え続けていました。

しかしある日、父親が泣いている赤ん坊の伊之助を「うるさい」と言って乱暴に揺さぶったため、琴葉は伊之助にもDVの被害が出そうな予感を覚えます。その結果、琴葉はその日のうちに家を飛び出しました。雪の中を裸足のまま飛び出したことから相当な危機感と覚悟を持っていたのが窺えます。どうやら、童磨によればこの時の琴葉は顔の原型が分からないほどに腫れ、さらに片方の目は失明までしていたようです。

一方、妻・琴葉に逃げられた伊之助の父親は自分の母親(琴葉にとっての姑)を連れて琴葉を追いかけます。そして琴葉が逃げ込んだ寺院に乗り込んだものの、琴葉に会うことは叶いませんでした。琴葉が逃げ込んだ寺院で教祖を務めていた童磨に二人とも殺されて山に捨てられてしまったからです。

伊之助に兄弟はいない?

母親と父親の存在が明らかになった伊之助ですが、果たして彼には兄弟がいるのでしょうか?結論から言うと、伊之助によれば「兄弟はいない」とのことでした。

実際、琴葉が夫から逃げて寺院に駆け込んだのは18歳ぐらいで、また連れて行ったのも伊之助だけだったため琴葉が生んだ子供は伊之助ただ一人である可能性が高いです。それに加えて伊之助の父親も琴葉が逃げた時に寺院まで追いかけるほど琴葉に執着していたことから、琴葉以外の女性との間に子供がいた可能性も低いと言えるでしょう。

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伊之助の母親と童磨の関係は?母親に崖から落とされた過去も考察

『鬼滅の刃』の漫画18巻にて、伊之助の母親・琴葉の存在が童磨の口から明かされることとなりました。そして、琴葉は伊之助の父親がいわゆるDV夫だったことが原因で、家を飛び出しています。では、伊之助の母親を知っていると話す童磨は、琴葉とどのような関係を築いていたのでしょうか?

また、伊之助は那田蜘蛛山で父蜘蛛と戦っている時、死ぬことを覚悟した瞬間に琴葉が崖から伊之助を落とすといった走馬灯を見ています。そこで、ここからは琴葉と童磨の関係と、琴葉が伊之助を崖から落とした過去について考察していきます。

考察①伊之助の母親を保護した童磨

赤ん坊だった伊之助にDV被害が及びそうになったことで遂に行動を起こした琴葉。雪の中を裸足のまま飛び出した琴葉は、助けを求めて新興宗教の万世極楽教の寺院に駆け込みました。これが琴葉と童磨が出会ったきっかけとなっており、琴葉が助けを求めた万世極楽教は童磨が教祖を務めている宗教でした。童磨曰く「極楽教はそういうかわいそうな人を保護していた」とのことなので、琴葉はそれを知っていたのかもしれません。

その後極楽教の教祖である童磨に保護された琴葉ですが、童磨が人食い鬼「上弦の弐」であるとは知らずそのまま童磨の元で暮らし始めます。童磨も琴葉について「心の綺麗な人がそばにいると心地いい」、「寿命で死ぬまで食べないでおこうと思っていた」と言っていたことから、お気に入りだったことが窺えます。

考察②童磨が人を食べていることに気づく伊之助の母親

童磨に保護されて平穏を手に入れた琴葉でしたが、それも束の間、ある日童磨の正体を知ってしまうこととなります。幸か不幸か、童磨が言ったように頭が鈍い分感覚が鋭かったことが原因で、童磨が極楽教の信者を食べているのを目撃してしまったのです。

大正時代を舞台にした『鬼滅の刃』では、琴葉のように頼れる人がいない女性が多いため、そんな人々が唯一頼れる極楽教は童磨の大好物である女性を集めるための餌場として最適だったわけです。こうして、童磨の正体を知って取り乱した琴葉は、童磨を罵ってしまいます。その後、琴葉は伊之助を抱き抱えて寺院を飛び出しますが、当然正体を知られた童磨も逃げた琴葉を追いかけることとなりました。

考察③伊之助の母親が伊之助を崖から落とした理由

伊之助は那田蜘蛛山で父蜘蛛と戦っている時、死ぬことを覚悟した瞬間に見る走馬灯に見知らぬ女性の姿がありました。その女性は伊之助に泣きながら「ごめんね、伊之助」と語りかけていましたが、伊之助はその女性のことを知らなかったため誰なのか分かっていませんでした。実はその時の女性が伊之助の母親である琴葉です。

そして伊之助が走馬灯を見たシーンは、赤ん坊だった頃の伊之助を崖から落とした瞬間でした。では、なぜ琴葉は伊之助を崖から落としたのか?これには、正体を知った童磨から逃げていたことが関係しています。伊之助を抱きかかえて童磨から逃げていた琴葉ですが、行きつく先が崖だったため逃げ道を失ってしまいました。

逃げ道を失った琴葉は極楽教の信者のように自分も食い殺されてしまうことを予感します。つまり、伊之助を崖から落としたのは、その時にせめて伊之助だけでも生きていて欲しいという願いによって琴葉が起こした行動の結果です。その後、伊之助を崖から落とした琴葉は童磨に食い殺されるという結末を迎えてしまうのでした。

考察④伊之助と童磨の鉢合わせは偶然だった?

伊之助と童磨が鉢合わせたことがきっかけで伊之助の両親に関する真実が明らかになったわけですが、そもそも伊之助と童磨の鉢合わせは偶然だったのでしょうか?まず、伊之助が鎹鴉(かすがいがらす)に命令した内容が童磨と鉢合わせるきっかけを生んでいます。その内容というのが、一番強い鬼のところに連れていけというものです。

こうして、伊之助は鎹鴉の案内で童磨と鉢合わせることとなっているのですが、童磨は上弦の弐であり、それよりも強い無惨と上弦の壱がいるため、伊之助が命令した内容通りの結果とはなっていませんでした。もしかすると、鎹鴉が伊之助を童磨の元へと案内したのは、伊之助の過去が童磨と関係していたからなのかもしれません。つまり、二人が鉢合わせたのは偶然ではなく、鎹鴉が童磨のことを伊之助の倒すべき相手とみなしていたわけです。

考察⑤童磨を倒したのは誰?

鎹鴉が伊之助を童磨の元へと案内したことにより、童磨の前に胡蝶しのぶ・栗花落(つゆり)カナヲ・伊之助の3人が集うこととなりました。童磨は胡蝶しのぶの姉である胡蝶カナエの仇だったため、童磨を必ず倒すべき相手とみなす人物が伊之助を含めて2人となります。

しかし胡蝶しのぶが童磨を倒すため、自分の命を引き換えにした綿密な計画を実行に移したことで、童磨に致命傷を与えた上で死亡し残るは伊之助とカナヲのみとなってしまいました。その結果、育ての親であるしのぶの思いを一身に受けたカナヲも童磨をなんとしてでも倒そうとあらゆる作戦を実行することに。

さらにその後、童磨の口から伊之助の母親を骨も残さず食べたということが告げられたため、伊之助も母親の仇を取るべく童磨に立ち向かっていくこととなります。その結果、カナヲと伊之助の刀で童磨の頸を斬ることに成功し、童磨は頸を斬られたことで命を落としました。この童磨戦は胡蝶しのぶ・栗花落カナヲ・伊之助の童磨を倒そうとする執念の勝利と言えるでしょう。

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伊之助の育ての親は猪?被り物の理由は?

伊之助は猪の被り物と上半身裸といった一風変わった見た目をしていますが、実は伊之助は猪の被り物を非常に大切にしています。では、なぜ猪の被り物を大切にしているのか?これには伊之助の母親である琴葉が彼を崖から落とした後の展開が関係しています。ちなみに、崖から落とされた伊之助は崖の下に深い川があったおかげで地面に激突せずに済み、命拾いしていました。では、ここから伊之助の育ての親と被り物の理由を見ていきましょう。

ネタバレ①伊之助の育ての親は猪だった

伊之助の生い立ちは『鬼滅の刃』の漫画10巻で描かれていました。琴葉に崖の上から落とされた伊之助は、その後山の中にいたところで子供を失った母猪に拾われています。それから伊之助は母猪に育てられることとなりますが、本来は猪が人間の子供を育てることなどあり得ません。どうやら、赤ん坊だった伊之助が育てられたのは、母猪が子供を亡くしたショックによる寂しさが原因ではないかとされています。

ネタバレ②伊之助の被り物は猪の形見?

伊之助と言えば、猪の被り物をしているのが印象的ですが、実はこの猪の被り物は育ての親である母猪の皮を被っている状態です。伊之助にとっては育ての親である母猪の皮であり、親の温もりを感じ取れる大切なものでもありました。伊之助がどれだけ猪の被り物を大切にしているのかは、童磨がその被り物を取ったシーンで窺い知ることができます。

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伊之助のもう一人の育ての親はおじいさんとたかはる?

野生の猪によって育てられた伊之助は、当然人間との関わりはありませんでした。まさに実際にあった「オオカミに育てられた人間」の話と似たような状態だったため、伊之助がとる行動のほとんどが野性的で言葉すらも話せませんでした。ところが、伊之助が猪の皮を被っていることから分かる通り、育ての親である母猪は亡くなってしまいます。では、その後伊之助はどのようにして育ったのか?ここからはもう一人の育ての親を紹介していきます。

ネタバレ①おじいさんとの出会い

結論から言うと、伊之助のもう一人の育ての親となったのが伊之助の住んでいた山の近くに住んでいるおじいさんです。字の読み書きと言葉を話すことができなかった伊之助ですが、ある程度のコミュニケーションは取ることができたため、山で生活しつつも人里を訪れる機会がありました。育ての親である母猪が亡くなってその猪頭を被っていた伊之助はおじいさんと遭遇します。

一方、おじいさんは伊之助が獣のような姿をしていたため、何気なく餌をやる感覚でご飯を食べ与えていました。その結果、伊之助はご飯を与えてくれるおじいさんの家に訪れるようになります。しかし、おじいさんの家には一緒に暮らしている孫がいたため、その孫は自分の祖父がよくわからない猪頭を被った変な動物を連れてきたということで伊之助を追い払ってしまいました。

しかし、それでも伊之助がめげずに何度も家を訪れてくるため、次第に伊之助がおじいさんの家にいるのが当たり前となっていきます。そして伊之助がもう少し大きくなってから、おじいさんは育ての親らしく伊之助に読み聞かせをしてくれるようになりました。

おそらく、伊之助が口癖のように言っている「猪突猛進」という言葉はおじいさんが読み聞かせをしていた時に教えたのでしょう。また、字が読めない伊之助が、以下のような時々難しい言葉を使っているのもお爺さんの影響だと考えられます。

  • 鼓の屋敷の雑魚鬼に対するセリフ:屍(しかばね)を晒して俺の踏み台になれ
  • 鼓の屋敷にいた炭治郎に対するセリフ:悪化上等‼今この刹那の愉悦に勝るもの無し!
  • 無限列車に対するセリフ:こいつはアレだぜ、この土地の主…この土地を統(す)べる者
  • 無限列車で乗客を助ける時のセリフ:須(すべか)らくひれ伏し‼崇め讃えよこの俺を‼
  • 無限城で戦った童磨に対するセリフ:謝意を述べるぜ、思い出させてくれたこと

ネタバレ②口の悪さはたかはるに似た?

育ての親であるおじいさんの影響により難しい言葉を発することができるようになった伊之助ですが、その一方で普段の伊之助は口が悪いです。実は伊之助の口の悪さに影響を与えたのはおじいさんの孫・たかはるでした。たかはるはおじいさんの面倒をひとりで見ている好青年ですが、そのおじいさんに痴呆が入ってきているため口が悪くなっていました。

さらに、たかはるは伊之助のことを人間ではなく猪だと思い込んでいたため、伊之助の育ての親になりかけているおじいさんに対して「猪の子を初孫のように可愛がっている姿が痛々しい」、「親まで山から下りてきたら危ない」と言って注意しています。伊之助はその口悪く注意していたセリフを真似たのか、たかはるに対して「うるせえんだよ‼」、「いつものアレ(おかき)を持ってこい」と言っています。

ネタバレ③おじいさんは伊之助の名前を教えてくれた

『鬼滅の刃』の単行本3巻で描かれた鼓の屋敷にて、伊之助は炭治郎と善逸に初めて会っていますが、その時に炭治郎たちが「ふんどしに名前が書いてある」と言っていました。伊之助は自分で字を読むことができないため、それに伴い字を書くこともできません。実はそのふんどしに書かれている名前「嘴平伊之助(はしびらいのすけ)」が伊之助自身の名前であることを教えてくれたのも育ての親・おじいさんでした。

また、伊之助がおじいさんに育てられていた頃は「ふんどし」になっていますが、そのふんどしは元々赤ん坊だった伊之助を包み込んでいた「おくるみ」です。伊之助がおくるみに包まれていたという事実は、善逸が伊之助に向けて「自分は親に捨てられた」、「本物の捨て子ならおくるみに名前もいれねえよ」と言っていたことから分かります。

ネタバレ④伊之助のその後

育ての親であるおじいさんとその孫・たかはるの影響によりある程度のコミュニケーションが取れるようになった伊之助ですが、結局伊之助はおじいさんの家を縄張りと認定して山で生活を送るようになっています。その後、伊之助は山にいる動物と力比べをすることを生き甲斐にしていたため、遂には「山の王」と自称するようになりました。

その時に伊之助の前に現れたのが鬼殺隊士です。鬼殺隊士を発見した伊之助は、山の中の動物と同じように隊士を相手にして勝利を収めます。そして伊之助はその隊士によって鬼の存在や鬼殺隊士の最終選別の存在を知ることとなり、その後隊士の装備を奪って最終選別に参加。こうして、伊之助は見事に選別を突破して鬼殺隊士への入隊を果たすこととなりました。

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伊之助のアニメ声優

両親がいないながらもおじいさんとその孫・たかはるや、母猪などの育ての親がいたおかげで元気で人間らしい人物に育っていった伊之助。作中の伊之助は育ての親であるおじいさんとたかはるの影響により、たびたび難しい言葉を使ったり口の悪さが目立っていたりしていました。では、アニメ『鬼滅の刃』にて伊之助の声を担当した声優は誰なのでしょうか?ここからは、伊之助の声を担当した声優のプロフィールと出演作品を紹介します。

松岡禎丞のプロフィール

アニメ『鬼滅の刃』に登場する伊之助の声を担当したのは、声優事務所「アイムエンタープライズ」所属の松岡禎丞(まつおかよしつぐ)さんです。プロフィールはそれぞれ生年月日が1986年9月17日(35歳)、出身地が北海道帯広市、職業が声優、愛称がつぐつぐとなっています。声優デビュー作はアニメ『東のエデン(AKX20000 役)』で、声優活動をスタートして以降はアニメ、ゲームのジャンルを中心に活動中です。

2011年には杉井光のライトノベルを原作としたアニメ『神様のメモ帳』の藤島鳴海役で初主演を果たし、同年度第6回声優アワード新人男優賞を受賞しています。その後、2012年に放送されたアニメ『ソードアート・オンライン』の主人公・キリト役で知名度を上げ、2016年3月12日に第10回声優アワードにて主演男優賞を受賞しました。

松岡禎丞の主な出演作品や演じたキャラ

  • 2011年~:神様のメモ帳(藤島鳴海 役)
  • 2011年~:灼眼のシャナIII -Final-(フランソワ・オーリック 役)
  • 2011年~:マイの魔法と家庭の日(立海光 役)
  • 2012年~:カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜(草薙護堂 役)
  • 2012年~:ソードアート・オンライン(キリト / 桐ヶ谷和人 役)
  • 2013年~:マギ The kingdom of magic(ティトス・アレキウス 役)
  • 2013年~:弱虫ペダル(青八木一 役)
  • 2014年~:マンガ家さんとアシスタントさんと(愛徒勇気 役)
  • 2015年~:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(ベル・クラネル 役)
  • 2018年~:ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-(フラット・エスカルドス 役)

Thumb【鬼滅の刃】伊之助の声優は松岡禎丞!最初と声が違う・変わったと言われる理由は? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

伊之助の親に関する感想や評価

ここまで伊之助に親がいない理由やその母親と童磨の関係、伊之助が母親に崖から落とされた過去、育ての親である母猪やおじいさんとたかはるについてまとめてきました。では、壮絶な過去を持っていると言っても過言ではない伊之助や、その親についてネット上ではどのような感想があがっているのでしょうか?ここでは、ネット上に寄せられた伊之助やその親に関する感想や評価を見ていきましょう。

感想や評価:伊之助親子の過去シーンは悲しくてやるせない気持ちになる

『鬼滅の刃』のメインキャラクターである伊之助の母親に関する感想や評価があがっています。どうやら、美しい心を持つ伊之助の母親が彼のことを溺愛しているシーンが描かれているからこそ、童磨によってそれを壊されたことに対して悲しさとやるせなさを覚えているようです。

やはり、伊之助の母親が彼のことを溺愛しているシーンを見て心が温まった方は多いのではないでしょうか?また多くの方がその幸せが続いて欲しいと願ったのかもしれません。興味のある方はその心温まるシーンをチェックしてみてください。

感想や評価:童磨戦を終えた後の姿にギャップ

『鬼滅の刃』のメインキャラクターである伊之助が見せた姿に関する感想や評価があがっています。こちらでは童磨戦を終えた後に見せた、伊之助の母親を思う姿に感動しているようです。

また、普段から強気な態度と言動を取っている伊之助ですが、この方はその姿と童磨戦後の姿にギャップを感じているとのこと。確かに伊之助が一人で弱さを見せている姿は、童磨戦後のシーンのみでしか見れないのではないでしょうか?ギャップを感じる伊之助の姿は要チェックです。

感想や評価:善逸だけ肉親との関係が明らかにされていない…

『鬼滅の刃』のメインキャラクターである伊之助と炭治郎、そして善逸の親に関する感想や評価があがっています。どうやら、伊之助と炭治郎が親との温かい記憶を持っているのに対し、善逸だけが最後まで肉親との関係が明かされずどのように育ったのかも不明なままになっているという点に悲しさを覚えているようです。

やはり、伊之助と炭治郎、そして善逸の三人は物語序盤から常に一緒にいるため、それぞれの過去をチェックして比較している方は多いのかもしれません。またこれを機に善逸の親がいない理由など彼の親についてチェックしてみると良いでしょう。

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伊之助の親まとめ

『鬼滅の刃』のメインキャラクターである伊之助に親がいない理由について解説し、母親に崖から落とされた過去や童磨との関係、そして育ての親を紹介してきましたがいかがでしたか?伊之助の両親がいない理由には、伊之助の父親(名前は不明)がDV夫であることが関係していました。夫のDV被害を受けていた伊之助の母親・琴葉は、最終的に顔の原型が分からないほど顔が腫れ、さらに片目を失明していたのです。

それでも耐え続けていた琴葉でしたが、遂に夫が赤ん坊だった伊之助に暴力を振るいそうな予感を感じさせたため、琴葉は意を決して家を飛び出すことにしました。こうして、琴葉は彼女のようなかわいそうな人を保護しているという極楽教の寺院に駆け込むこととなりますが、その教祖であり童磨が人食い鬼であることを知らずそのままそこで暮らしていきます。

しかし、母親の感覚の鋭さが原因で童磨が人食い鬼であることを知ってしまったため、彼女は伊之助を抱きかかえて逃げるも逃げ切れずに伊之助を守るべく彼を崖から落としました。その後、幼かった伊之助の育ての親となったのが母猪とおじいさんです。この一連の流れが伊之助が両親を亡くし、育ての親の元ですくすくと育っていった経緯となっています。これを機に伊之助の生い立ちが見れる描写をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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