【鬼滅の刃】伊之助はなぜ猪の被り物をしている？かわいい素顔を隠してる理由は？

『鬼滅の刃』の作品情報です。『鬼滅の刃』は2016年から「週刊少年ジャンプ」で連載が開始されました。作者は吾峠呼世晴（ごとうげこよはる）先生で、2014年に漫画家としてデビューされ、自身が24歳の頃に描いた『過狩り狩り』という作品を元に『鬼滅の刃』を作り上げました。

『鬼滅の刃』の概要です。『鬼滅の刃』は2020年3月現在までに19巻の単行本が発売され、2019年4月から9月にかけては全26話のアニメが放送されました。2020年には劇場版アニメの公開も控えており、現在大注目の作品となっています。

『鬼滅の刃』のあらすじです。炭焼きとして家族を支える竈門炭治郎（かまどたんじろう）は妹の禰󠄀豆子（ねずこ）や母親、幼い兄弟達と共に貧しいながらも幸せに暮らしていました。しかしある時、炭治郎の留守中に鬼に襲われ、家族は惨殺されてしまいます。息も絶え絶えに生き残っていた禰󠄀豆子も鬼に襲われた事で鬼と化し、炭治郎に襲いかかってきました。

しかし禰󠄀豆子には僅かながらに心が残っており、それを感じた炭治郎は唯一生き残った家族である禰󠄀豆子を、人間に戻す術を探しに旅に出る事になりました。そこで鬼と対峙し戦う「鬼殺隊」と出会い、炭治郎も「鬼殺隊」として鬼を追う日々を送る事になりました。こうして、禰󠄀豆子を救う為の炭治郎の命をかけた戦いが始まっていきます。

『鬼滅の刃』に登場する猪の被り物をしたキャラクター・嘴平伊之助（はしびらいのすけ）についてご紹介します。伊之助は頭に猪の被り物を被り、上半身は常に裸で過ごしています。炭治郎と共に鬼殺隊に入隊した内の1人で、非常に短気で野生的な性格をしています。生年月日と名前は身に付けていたふんどしに記載されており、4月22日生まれの15歳である事が分かっています。

伊之助の使用する「獣の呼吸」についてご紹介します。伊之助は独学で学んだ「獣の呼吸」を使用しています。伊之助の「獣の呼吸」は幼少期から山で育ち、野生動物と過ごす内に自然と身に付けていた呼吸で、伊之助の使用する剣技は自身の愛する「猪」をモチーフにした技がほとんどになっています。

伊之助が鬼殺隊に入隊した経緯をご紹介します。伊之助はたまたま山で出会った鬼殺隊の隊士に力比べを持ちかけ、勝利した際に刀を奪うのと同時に鬼の知識や呼吸の事、さらには鬼殺隊の最終選抜の情報を聞き出しました。鬼殺隊の最終選抜は本来、「育手」と呼ばれる世話役によって紹介を受け、初めて受ける事ができるものですが、伊之助はイレギュラーに最終選抜を突破しました。

こうして誰に頼る事もなく突き進んだ伊之助は、類稀なる才能と、山で培われた身体能力によって鬼殺隊最終選抜の中でも「誰よりも早く突破」した手練れとして鬼殺隊へ入隊する事になりました。

野生児として有名で、乱暴で粗雑なイメージの強いキャラクターの伊之助ですが、猪の被り物で隠している素顔は実はとても「かわいい」と話題となっています。まるで女の子のように整った美しい素顔をしている伊之助は、かわいい素顔の他にも様々なかわいい「ギャップ」のあるキャラクターです。次はそんな伊之助のかわいい魅力をご紹介します。

伊之助の口癖は「猪突猛進」です。一つの物事に突っ込んでいく事を示す言葉として有名な「猪突猛進」ですが、猪に育てられた伊之助はまさに「猪突猛進」な性格をしており、伊之助自身もモットーが「猪突猛進」であると明かしています。そんな純粋で真っ直ぐな伊之助にかわいい魅力を感じるファンも多いようです。

伊之助のかわいい魅力と言えば、「負けず嫌い」な性格を挙げる方も多いようです。炭治郎と喧嘩した時すら、炭治郎に勝つ事ができる柔軟性を見せびらかしていたり、手柄などを先に立てられる事に関してはとても敏感でした。他者に対して敵対心が強く、自分が劣る人物に関しては嫉妬を露わにするような、感情が分かりやすいところもファンから愛されています。

一見男らしくて粗雑な印象の強い伊之助ですが、実は涙脆いというギャップがあるキャラクターです。鬼の襲来を受け致命傷を受けた鬼殺隊隊士の煉獄が炭治郎と善逸、伊之助に遺言を遺すシーンでは、全員がボロ泣きし、特に伊之助は猪の被り物から溢れる程号泣していました。このように伊之助は、意外に情に厚い一面を持っており、作中でも涙しているシーンが度々描かれています。

大人気漫画『鬼滅の刃』のメインキャラクター・嘴平伊之助は頭に猪の被り物をしています。次はそんな伊之助がなぜ猪の被り物をしているのか、理由について詳しくご紹介します。

伊之助の被っている猪の毛皮は、実は赤ん坊だった伊之助を拾って育ててくれた「母猪」の毛皮である事が『鬼滅の刃』ファンブック内で明かされています。伊之助は自身を育ててくれた親である猪の形見として、毛皮を大切に被っていました。そして伊之助がかなり幼い時から猪の被り物をしていた描写もあり、伊之助は成長によって猪の被り物を変えているのではないかという声もファンからは寄せられています。

幼い赤ん坊だった伊之助を拾って育てた猪は「山の主」であった事がのちに明かされています。そんな親猪の後を引き継ぎ、伊之助は自身の事を「山の王」だと豪語している事から、「山の主」の毛皮を被る事で、その志をしっかりと引き継ぐという決意の表れであるのではないかと言われています。

大人気漫画『鬼滅の刃』の人気キャラクター・伊之助がなぜ猪の被り物をしているのか理由をご紹介しました。続いては、なぜ伊之助が母猪の形見である毛皮を被って素顔を隠しているのかをご紹介します。

なぜ伊之助が素顔を隠しているかという理由1つ目は、伊之助が素顔にコンプレックスを抱いていたからだと言われています。伊之助は鬼殺隊の最終選抜に合格後、炭治郎の匿っていた禰󠄀豆子の気配を感じ取り、炭治郎と戦闘になりました。その際に、猪の被り物が取れ、かわいい女顔の素顔が明るみに出てしまいました。この時、「俺の顔に文句あるのか」と伊之助が炭治郎達に凄むシーンが描かれています。

伊之助は自身の母親譲りの女顔にコンプレックスを抱いていて、素顔の女顔を他人に茶化される事をとても嫌っていました。そんな女顔の素顔を隠す為に伊之助は猪の被り物をしていると考えられています。

なぜ伊之助が素顔を隠しているかという理由2つ目は、伊之助が表情や目線を隠す為であると言われています。戦闘が激化していくにつれて、戦う相手も高等技術を持った鬼になっていきます。戦いに長けたものでは、相手の目線や表情だけでも次の一手が読める程の能力を持っている場合もあり、伊之助はその対策をとっているのではないかと言われていました。

さらに鬼の中では、目を合わせるだけで術をかける事ができる者もおり、そういった相手に対する対策としても顔を隠す被り物は有意義であると言われています。実戦でも鬼の魘夢（えんむ）が使用した催眠術を、伊之助は被り物で防ぐ事ができており、これによって勝利へのきっかけを掴んでいます。

なぜ伊之助が母猪の形見である被り物を被っているのかという理由については、伊之助はポケモンのカラカラと同じ設定だったからではないかという意見も挙がっていました。ポケモンのカラカラと言えば、亡くなった母親の骨を被っているポケモンで、一人ぼっちの”孤独ポケモン”と呼ばれています。

カラカラと同じように、亡き母の形見を被っている伊之助は、ポケモンファンの間でも「似ている」という意見が多く、カラカラのように母親の死を乗り越えた先に、進化した伊之助が見られるのではないかという期待の声も多く寄せられていました。

なぜ伊之助が猪の被り物をしていたのかについてはご紹介しましたが、次は伊之助と亡き産みの母親についてご紹介します。伊之助の実の母親は琴葉という名前で、とても美しい女性でした。しかし、夫からの暴力を受けて悩んでいた琴葉は、やがてとある宗教に心酔していきます。この宗教というのが鬼である童磨が率いていた団体でした。

伊之助同様に勘の鋭かった琴葉は童磨の正体に気付いてしまい、この事から童磨に追われる身となりました。やがて崖の淵まで追い詰められた琴葉は、伊之助共々死んでしまうくらいならと、伊之助だけでも助かって欲しいという思いから崖下へ投げ捨てます。崖に残っていた琴葉は程なくして童磨に食い殺されてしまいました。

母親によって崖下へ投げ捨てられた伊之助は、運良く川に落ちて生き長らえました。そこへちょうど同じ時期に子供を亡くしていた母猪と出会います。母猪は伊之助を拾い、我が子と同じ様に育てました。こうして自分を「山の王」だと勘違いしている野生児そのものである伊之助が出来上がりました。

ある程度育った伊之助は山を下るようになります。そこで山の麓で暮らしていた青年・たかはるとそのおじいさんと出会います。最初、たかはるは猪の被り物をした伊之助を奇怪な生き物だと勘違いし、追い払おうとしていました。しかしたかはるのおじいさんによって餌付けされていた伊之助はおじいさんの家へ頻繁に通うようになっていきます。

そこでおじいさんから言葉を習い、次第に話す事ができるようになってきた伊之助はたかはるに喧嘩を売る程成長していきます。この時おじいさんに教えられた言葉から、伊之助は今の異常な語彙力を身に付け、たかはるの乱暴な口調も移ってしまったと言われています。そして「嘴平伊之助」という名前は、伊之助が身に付けていたふんどしに書いてあるのをおじいさん達が発見し、伊之助の名前としました。

『鬼滅の刃』でも人気の高いキャラクター・伊之助ですが、実は伊之助には命の危機がありました。鬼殺隊士として危険な任務に付く事の多い伊之助ですが、その中で2人1組で行動している鬼の堕姫と妓夫太郎と戦った時の事でした。

炭治郎と善逸、伊之助の3人はチームワークによって堕姫の首を切り落とす事に成功します。そしてその首を持って伊之助は囮となりましたが、後方から兄鬼である妓夫太郎によって心臓を突かれてしまいました。

激しく血を吹き出して倒れ込む伊之助を見て、誰もが死亡を疑いませんでした。しかし、伊之助は再び立ち上がり戦闘へ加わります。ここで、なぜ伊之助が死亡していなかったかという理由についてご紹介します。

伊之助は類稀なる柔軟性を持っています。そして体の柔軟性だけでなく、体内の臓器まで自在に動かす事ができる柔軟性を持っていました。これによって、伊之助は心臓の位置を咄嗟にずらす事で、致命傷を避けていたというカラクリが明かされていました。

こちらは伊之助が被っている母猪の死因について考察されている方の投稿です。伊之助は小さな時から猪の被り物を被っています。その毛皮の大きさは成長に伴って変化しており、現在の母猪の毛皮になるまで幾度かアップデートをされていたとファンの間では推測されていました。幼少期に被っていた小さな毛皮は、母猪が亡くした子供達のものではないかと憶測する声も挙がっていました。

こちらは冷静に考えてメインキャラクターのビジュアルとして猪の毛皮を被っている伊之助は異質ではないかという方の投稿です。メインキャラクターとして登場する伊之助ですが、猪の毛皮を被り上半身裸という奇抜な格好をしています。そんな伊之助のインパクトに最初は驚いたという声も多く寄せられていました。

こちらは泣かなそうな性格なのに実はよく泣くという伊之助のギャップに心をうたれたという方の投稿です。野生児で乱暴者の伊之助は、自信家で他者に対し冷たい事も多い人物です。しかし、伊之助は仲間の死や母親の死の真相を知った時など、度々号泣しています。そんな伊之助のかわいいギャップにファンは魅力を感じているようです。

伊之助がなぜ猪の被り物をしているのかについてのまとめいかがだったでしょうか？伊之助は自身を育ててくれた母猪の形見として毛皮を被っており、それによって戦闘にも有利な場面が登場しています。さらに、コンプレックスという綺麗な素顔を隠すという理由でも被り物は必需品のようでした。

『鬼滅の刃』に登場した当初は、乱暴で粗雑なキャラクターに対し否定的な意見もあった伊之助ですが、炭治郎やその他の仲間と出会った事で人の優しさに触れ、徐々に「人間らしく」成長しています。そんな伊之助の成長を見る事ができる『鬼滅の刃』をご覧になった事がない方は、是非この機会にご覧になってみてはいかがでしょうか？

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