【鬼滅の刃】伊之助の声優は松岡禎丞！最初と声が違う・変わったと言われる理由は？

今回のまとめでは、大人気テレビアニメ「鬼滅の刃」に登場する嘴平伊之助（はしびらいのすけ）についてまとめていきます。伊之助の声優は途中で変わったと言われていますが、変わったのは本当なのでしょうか？声優を務めた松岡禎丞さんについても併せてまとめていきます。それでは、伊之助と声優の松岡禎丞さんにについてまとめていく前に、「鬼滅の刃」の概要やあらすじについて見ていきましょう。

嘴平伊之助が登場するテレビアニメ「鬼滅の刃」は、2019年春から2クールで放送され、アニメ放送後に口コミで人気に火がつき、大ヒットしたテレビアニメとして知られています。原作は、2016年から『週刊少年ジャンプ』にて2020年3月現在も連載されている吾峠呼世晴さんによる大正時代を舞台とする時代劇、ダークファンタジーなどに分類される漫画です。コミックは現在19巻まで刊行されています。

シリーズ累計発行部数は4000万部を超え、世界中で大人気の漫画『ONE PIECE』と互角の売上を見せています。テレビアニメ「鬼滅の刃」のアニメーション制作及びシリーズ構成は「Fate/Stay Night」シリーズでも知られるufotableが担当しています。監督は外崎春雄さんが務めました。また、2020年にはテレビアニメ「鬼滅の刃」の続編となる「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が公開予定です。

そのほか、「Yahoo!検索大賞」や「東京アニメアワード2020」、「Crunchyrollアニメアワード2020」などで様々な賞を受賞しました。主人公・竈門炭治郎（かまどたんじろう）の声優を務めた花江夏樹さんは男性キャラクター賞、主演男優賞を受賞しています。

家族思いの13歳の少年・竈門炭治郎は父親が亡くなって以来、炭焼きで家族を支えていました。ある日、炭焼き売りから帰宅すると最愛の家族が凄惨に殺されていたのです。鼻の利く炭治郎はその犯人が鬼であることを悟りました。全員が殺害されたと思われましたが、妹の禰󠄀豆子（ねずこ）はまだ息があったのです。炭治郎は禰󠄀豆子を抱え助けを求め必死に山を下りますが、その道中、鬼殺隊の1人・冨岡義勇に出くわします。

鬼に噛まれたことにより鬼化した禰󠄀豆子を、冨岡義勇は退治しようとしましたが、炭治郎は必死に懇願します。そして、禰󠄀豆子が普通の鬼ではないことを知った冨岡義勇は、鬼殺隊として育ててくれる鱗滝左近次を紹介しました。冨岡義勇によって助けられた炭治郎一行は、鱗滝左近次に出会い厳しい訓練の末、選別試験を見事突破し、鬼殺隊として禰󠄀豆子を人間に戻す旅にでます。

それでは、嘴平伊之助（はしびらいのすけ）のプロフィールを見ていきましょう。伊之助は4月22日生まれの15歳（登場時）、身長は164cm、体重は63kg、東京府奥多摩郡大岳山出身の炭治郎と同期の鬼殺隊剣士です。猪の被り物の下にある顔は綺麗に整った顔つきをしています。二刀流の剣士で「猪突猛進」という口癖で戦闘に向かいます。粗暴な性格で女性的な顔つきとは正反対の気性の激しい荒っぽい性格をしています。

それでは、伊之助の声優を務めた松岡禎丞さんのプロフィールを見ていきましょう。松岡禎丞さんは1986年9月17日生まれの北海道出身、アイムエンタープライズに所属しています。高校卒業後に代々木アニメーション学院に進学し、その後日本ナレーション演技研究所を経て現事務所に所属となり、2009年放送のアニメ「東のエデン」で声優デビューをしました。「ソードアート・オンライン」など様々な人気作に出演しています。

松岡禎丞さんは少年役や好青年役など様々な役の声を演じることが多かったのですが、伊之助は見た目が中性的な整った顔だったため「自分の声と合うのか？」と伊之助をどのように演じればいいのか不安だったと語っています。

また、綺麗な顔をしている一方、破天荒で気性の激しい性格をしていることから伊之助をどのように演じれば伊之助になるのか心配もあったといいますが、実際にアフレコをしていくうちに伊之助として違和感なく演技ができたのだといいます。特に、伊之助が「かまぼこごんぱちろう！」というシーンは1番伊之助としてイメージがはまったと語っていました。

アニメ「鬼滅の刃」は、出演声優たちがDJを務める「鬼滅ラヂヲ」なるものがあり、アニメや漫画併せてこちらのラジオも人気があります。「鬼滅ラヂヲ」は公式サイトから聞くことができます。また、過去に配信したものもアーカイブとして残っていますので、ぜひこちらもご視聴ください。

伊之助は声優が途中で変わったと言われているのをご存知でしょうか？伊之助の登場時は味方ではなく、敵になるのかも分からないキャラクターでした。謎の多い伊之助は、低く短いセリフばかりでトゲトゲしい印象です。アニメ12話と18話の予告シーンをご覧いただくと伊之助の声色が変わったように聞こえますので、ぜひ聞いてみてください。

伊之助の声優は1話から26話まで変わっていません。伊之助の声優は松岡禎丞さん1人です。伊之助は、端正な顔立ちとは裏腹に音痴で野太い声が特徴的で、やかましく「猪突猛進、猪突猛進」と言い、一見味方なのか敵なのか分からない毒のある声をしています。また、登場当時はあまり会話となるセリフを言っておらず、松岡禎丞さんが声優を務めているのもすぐには分からないとも言われていたほどです。

一貫して声優が変わっていない伊之助ですが、なぜ声優が変わったと言われているのでしょうか？その理由についてまとめてみました。

伊之助は登場時、一匹オオカミで仲間は要らないという態度で鬼を倒していきます。炭治郎が親しみを込めて話しかけてもどこか素っ気なく、今後敵になり得る雰囲気も醸し出していました。猪の被り物を被っているため表情も見えません。伊之助は幼い頃から山中で猪に育てられました。そのため、人間らしさより野生の猪の本能が強く不躾な態度を見せていたのです。そんな伊之助の背景から松岡さんも悪そうに伊之助を演じたといいます。

ですが、伊之助は炭治郎や善逸に出会いコミュニケーションをとることで、徐々に人間らしさを取り戻していきます。それに合わせて、松岡さんも伊之助の声色を少しずつ変えていっているといいます。松岡さんは様々な役をこなせる実力派声優としても知られているので、伊之助の声色を変えるのも自然な演技だったのでしょう。「声優が変わった」とまで言われるのは松岡さんの声優としての凄さが滲み出ています。

それでは、松岡禎丞さんが演じた主なキャラクターについて見ていきましょう。まず1つ目は、2012年からシリーズが展開されているテレビアニメ「ソードアート・オンライン（SAO)」に登場するキリトです。川原礫さん原作のライトノベルは、2020年4月から3期3部となる「SAO アリシゼーション War of Underworld」が放送予定となっています。松岡禎丞さんが演じるキリトは、SAOの主人公として登場します。

キリトは、1期「ソードアート・オンライン（SAO)」で描かれた「SAO事件」において「黒の剣士」として事件解決に導いたことで劇中でも活躍しています。2012年、2013年、2018年の「このライトノベルがすごい!」では男性キャラクター部門1位に輝くほど人気があります。中性的な見た目をしているのは伊之助と同じですが、キリトの声は伊之助と違い爽やかな少年ボイスとなっています。

続いて松岡禎丞さんが演じた主なキャラクターは、2019年冬に放送されていたテレビアニメ「五等分の花嫁」に登場する主人公・上杉風太郎です。「五等分の花嫁」は2017年から2020年2月まで『週刊少年マガジン』にて連載されていた春場ねぎさんによる漫画を原作としています。コミックは13巻まで刊行されています。第43回講談社漫画賞では少年部門を受賞しました。累計発行部数は1000万部を超えるヒット作となっています。

松岡禎丞さんが演じた上杉風太郎は、成績優秀で常に学年主席の高校2年生の男の子です。ひょんなことから一卵性の五姉妹の中野姉妹に家庭教師として勉強を教えることになってしまいます。中野姉妹は、一卵性の五姉妹ながら見た目はそれぞれが個性があるため見た目は姉妹には見えません。風太郎は勉学だけではなく彼女たちの悩み相談にも乗っています。「五等分の花嫁」は風太郎が女子5人に振り回される日常が描かれています。

続いて松岡禎丞さんが演じた主なキャラクターは、2015年に放送されていたテレビアニメ「冴えない彼女の育てかた」に登場する主人公・安芸倫也です。原作は、2012年から2017年に刊行されていた丸戸史明さんによるライトノベル『冴えない彼女の育てかた』です。全18巻が刊行されました。2017年にはアニメ2期「冴えない彼女の育てかた♭」が放送、2019年には映画「冴えない彼女の育てかた Fine」が上映されました。

松岡禎丞さんが演じた安芸倫也は、私立豊ヶ崎学園に通う1年生でゲームサークル「blessing software」の代表を務めています。メンバーにはイラストレーターの澤村・スペンサー・英梨々、ラノベ作家である霞ヶ丘詩羽を向かい入れ、ゲーム制作に勤しんでいます。松岡さん演じる倫也はプロデューサーやディレクターのほか企画も務めているのです。ヒロイン加藤恵をモデルとしたゲームを制作する過程が描かれています。

続いて松岡禎丞さんが演じた主なキャラクターは、2015年からシリーズ展開されているテレビアニメ「食戟のソーマ」に登場する主人公・幸平創真です。「食戟のソーマ」は2019年秋に4期の放送がされており、2020年春からは5期の放送が予定されています。原作は、2012年から2019年の間『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた原案・附田祐斗さん、作画・佐伯俊さんによる漫画です。コミックは全36巻が刊行されました。

松岡さん演じる幸平創真（ゆきひらそうま）は、超名門料理学校である遠月学園高等部に通う1年生で大衆食堂「食事処 ゆきひら」の息子で跡取りでもあります。創真は父親を超える料理人になる為に料理学校に通うことになりましたが、学園での料理修業は一筋縄ではいきません。「食戟のソーマ」はそんな創真の料理に奮闘する過程が描かれています。爽やかで主人公らしい松岡さんの声が聞くことができます。

松岡さんのこれまで演じてきた声優と伊之助の声の印象が違うことから「同じ人でびっくりした」という感想が沢山見受けられました。また今までに担当してきた役のキャラクターが全く違うことにも驚きの声が上がっています。

こちらの方も「SAO」のキリトと「鬼滅の刃」の伊之助の声が同じ人なのに声質が違うことから「凄い」と感想でした。全く違う声質を使い分け、担当キャラにあった声を演じる名声優と言われています。

伊之助の声優を務めた松岡さんの存在感すごいという感想も多くありました。幅広い役をこなす松岡さんにこれからも注目してみてください。松岡さんは人気キャラクターの声優を多く務めているので、今後の活躍にも期待の声が多く出ています。

以上、大人気アニメ「鬼滅の刃」に登場する嘴平伊之助の声優を務める松岡禎丞さんの声についてまとめてきました。伊之助の声優は変わったと言われることもありますが、声優は変わっていないことが分かったことでしょう。また、松岡さんの声優としての表現の豊かさも窺えました。サイト内には「鬼滅の刃」に関する他のまとめもありますので、ぜひそちらもぜひ参考にしてみてください。