【幽遊白書】海藤優の能力「タブー」は最強クラス?強さや蔵馬との戦いを考察

幽遊白書のキャラクターの中でも能力だけ見れば最強なのではないかと言われているのが海藤優の「禁句(タブー)」です。単純な肉弾戦によるバトルとは違う頭脳戦に相手を引きずり込む事になるこの能力は、使い方さえ間違えなければ最強だったのではないかとされています。今回は幽遊白書の海藤優が持つ能力「禁句(タブー)」について、最強と言われる強さの要因と実際に幽遊白書で対決した蔵馬との戦いなどをまとめて紹介していきます。

【幽遊白書】海藤優の能力「タブー」は最強クラス?強さや蔵馬との戦いを考察のイメージ

目次

  1. 幽遊白書の海藤とは?
  2. 幽遊白書の海藤の能力「タブー」は最強?強さや弱点を考察
  3. 幽遊白書の海藤と蔵馬の戦いを考察!負けた理由は?
  4. 幽遊白書の海藤のアニメ声優
  5. 幽遊白書の海藤に関する感想や評価
  6. 幽遊白書の海藤まとめ

幽遊白書の海藤とは?

幽遊白書において最強の能力なのではないかと言われる禁句(タブー)の能力を持っているのが海藤優です。今回は海藤優についてまとめて紹介していきます。

幽遊白書の作品情報

幽遊白書の概要

海藤優が活躍する幽遊白書は1990年から1994年の間、週刊少年ジャンプにて冨樫義博先生が連載していたバトル漫画です。ジャンプ黄金期を支えた漫画の1つで、特にドラゴンボール、スラムダンクと並んで三大人気作の1つに数えられる程高い人気を獲得した漫画になっています。ジャンプ黄金期の作品の中では特に女性人気が高かかった作品としても知られており、累計発行部数5000万部を突破した作品になっています。

連載の期間自体は4年で単行本の巻数も19巻とジャンプ作品の中では長い方ではありませんが、連載中、そして連載終了後も様々な形でメディアミックス展開がされている作品で、連載中にはアニメ化も行われた他、近年では2019年、2020年に舞台化が行われた他、2020年にはNetflixにて実写シリーズとして展開される事が発表されるなど2022年現在も高い人気を誇り続けている作品になっています。

幽遊白書のあらすじ

主人公の不良少年浦飯幽助は子供を守って交通事故で死亡してしまいます。その行動は閻魔大王すら予想できなかった事であり、天国にも地獄にも居場所がない事から生き返るチャンスをもらった浦飯幽助は試練を受けて生き返る事に成功します。そうして霊界との繋がりを持った浦飯幽助は人間界で妖怪が起こす悪事を取り締まる霊界探偵として働き始める事になるのでした。

海藤優のプロフィール

海藤優は元々は蟲寄市に住むただの人間で高校生でしたが、仙水が仕掛けた魔界トンネルによりその境界が曖昧になった事から能力に目覚める事になります。高校生としては非常に秀才であり、蔵馬こと南野秀一と学年順位で争う程である他、言語研究を行い高校生にして本を出版するなどしています。同時にゲーマーでもあり、幽遊白書作中では最高難度と言われる「ゲーマーバトラー」のクリア経験者でした。

登場当初は蔵馬にライバル心を燃やしていましたが、勝負をした後は打ち解けて友人関係を構築、蔵馬の正体が妖怪であると知った後も変わらず接しており、メインの活躍は魔界の扉編でしたが、それ以降にも蔵馬の友人という形で少しずつ登場する機会を得ています。魔界トーナメント終了後は作家をしている傍らで相変わらずのゲーマーぶりを発揮する一面もありました。

幽遊白書の海藤の能力「タブー」は最強?強さや弱点を考察

海藤の能力は禁句(タブー)

そんな海藤優が最強と言われる強さの要因になっているのが能力「禁句(タブー)」です。ここからは海藤優の能力「禁句(タブー)」についてまとめて紹介していきます。能力としては単純で「言ってはいけない言葉」を任意に設定して、それを口にした者の魂を奪うというものになっています。この言葉は意味ではなく音の繋がりが優先され、連動していればアウトになってしまう為、非常に頭を使う能力になっています。

考察①攻撃が無効化される

海藤優の禁句(タブー)が最強とされる強さの所以の1つが攻撃の無効化にあります。禁句の領域範囲である半径10m以内では言葉が全てとなり、ルールに抵触する行動の一切が不可能になうる為、暴力行為で解決する事が出来なくなってしまいます。実際に幽遊白書作中でも飛影が能力が使えない事を口にするなどしています。

能力自体が攻撃を無効にするわけではなく、ルールを破る行為になる結果暴力行為が出来ないという点も特徴で、肉弾戦を得意とする相手を一方的に破る事もできる強さを持った能力になっています。

考察②禁句による頭脳戦でしか勝敗をつけられない

この能力の恐ろしい所は、領域内に入り込んだ相手を強制的に自身の土俵に引きずり込む所にあります。言葉という一種の頭脳戦に相手を引きずり込む事ができ、元々秀才である海藤優と非常に相性のいい能力で海藤優自身もこの能力に合わせてさらに勉強するなど努力も欠かしていません。幽遊白書作中では蔵馬に敗れる事になった海藤優ですが、事実蔵馬に負けるまでは無敗を誇っていました。

考察③魂に干渉できる?

海藤優の禁句(タブー)はルールに抵触した相手の魂を抜き取る事になります。この魂の状態は抵抗ができず、また海藤優自身はこの魂に干渉する事ができるので、集団戦になると魂を抜き取る度に人質が増えた状態になります。これが禁句(タブー)が最強とも言える強さの所以であるとされています。

実際に対峙したわけではありませんがこの方法であれば不死身で高い再生能力を持つ戸愚呂兄すらも倒す事ができる可能性のある方法としてファンの間では考えられています。

海藤の能力・禁句の弱点

強制的に相手を頭脳戦に引きずり込む海藤優の能力「禁句(タブー)」ですが、もちろん弱点も存在します。まず1つ目はこの効果が適用される領域内の出入りは自由であるという点です。1度入ってしまったとしても出る事ができるという点では扱いの難しい能力であるといえます。加えて能力者である海藤優自身もこの能力の影響下にあり、攻撃する事はできませんし、禁句(タブー)を発すれば魂が抜けてしまうという弱点を持っています。

実際、幽遊白書作中、海藤優が登場したのはこの能力で自分の魂が抜けるのかを試した結果だったりします。また暴力行為は禁止になる能力ですが、暴力行為でなければ相手が自由に動けてしまい能力も使う事ができるのも弱点になっています。実際幽遊白書作中でも蔵馬は植物で海藤優を攻撃する事は出来なくとも植物を操る事自体はでき、それが敗因の1つにもなっています。

条件を整える事さえできれば最強とも言える能力ですが、その条件に相手を誘い込む方法が必要になってくるのが最大の弱点と言えます。その分その条件に相手を誘い込めさえすれば相応の強さを持った相手とも渡り合う事が出来、ハマれば最強の強さを誇る能力です。

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幽遊白書の海藤と蔵馬の戦いを考察!負けた理由は?

負けた理由①蔵馬から目を離す

幽遊白書作中で海藤優は蔵馬にこの能力を用いた勝負に敗れてしまいます。負けた理由の1つとして考えられるのが蔵馬から目を離した事です。この時は1分毎に使える文字が減っていくルールであり、叫び声がアウトになる事にまで海藤優は気づいています。その上で蔵馬に驚かされて敗れているのです。もっと早く気づいていれば蔵馬から目を離す事はしなかっただろうと言えるだけにスキを作ってしまったのが敗因と言えます。

負けた理由②部屋の植物を置いたままだった

ファンの間でも最大の謎と言われているのが海藤優は何故部屋の植物を置いたままにしたのかという事です。海藤優は蔵馬に対抗意識を持っていた事もあって蔵馬が植物を操る能力を持っている事を知っていました。にも関わらず部屋に植物を置いておき、これを利用されて負ける事になってしまったのです。

負けた理由③新ルールに何も作戦を立てなかった

この時、蔵馬と海藤優の勝負は海藤優の能力を知った上で蔵馬が提案したものです。しかも全ての文字が消える45分までルールに抵触しなければ蔵馬の負けという条件まで合わせて提案されているのです。これによって海藤優の思考は「自分が守っていれば勝ち」という完全に守りに入ってしまいました。蔵馬に言ってはいけない言葉を言わせる気がないので蔵馬はその間自由に動く事ができる結果に繋がっています。

負けた理由④有利すぎた勝負故の油断

トータルすると海藤優の負けた最大の理由が「油断」です。勝負のルールは自分のおはこである言葉遊びであり、しかも時間制限が過ぎれば自分の勝ちになるというルールでした。元々この時蔵馬達は海藤優のいた部屋に入らざるをえない状況にされており、弱点の多くをカバーできていたのです。加えて海藤優は学校の成績において蔵馬には文系なら勝っているという事実もありました。これらの多くの要素が海藤優を油断させる結果になりました。

逆に言えば海藤優は蔵馬の誘導に見事にハマってしまったとも言えます。途中までは罠にかける側だった海藤優がルールの提案あたりから蔵馬のペースになってしまったのです。むしろ蔵馬が相手の心理状態までも導いた結果とも言え、蔵馬が人間の心理状態までも誘導する事ができる程に卓越していた結果だとする声もあります。

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幽遊白書の海藤のアニメ声優

二又一成のプロフィール

アニメ幽遊白書において海藤優役の声優を担当したのが二又一成さんです。1975年から声優として活動しており、脇役や悪役をメインに演じる事が多い声優さんです。またその役柄から1つの作品で二役以上こなす事も多くなっています。また特撮番組に声優として参加する事も多いです。また高橋留美子作品には度々登場する声優としても知られているハイバリトンな声域が特徴になっています。

二又一成の主な出演作品や演じたキャラ

二又一成さんがこれまでに演じたキャラクターとしては「めぞん一刻」の五代裕作役、「機動戦士ガンダム」のオルテガ役及びキャリオカ役、「キン肉マン」のキン骨マン及びザ・ベンキーマン及びステカセキング及びスニゲーター役、「サザエさん」のサブちゃん役、「コードギアス」の卜部巧雪役、「ロックマンエクゼ」のヒートマン役、「カイジ」シリーズの坂崎孝太郎役などを演じています。

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幽遊白書の海藤に関する感想や評価

ここからは既に幽遊白書を視聴した人の海藤優についての感想をまとめて紹介していきます。海藤優は1990年代当時にしては珍しい頭脳戦に相手を引きずり込み、それを肉弾戦を得意とする相手を追い込むという新しいスタイルを確立したキャラクターとされる事が多いです。単純な強さだけのバトル漫画から頭脳戦を用いて肉弾戦で勝てない相手に勝つという形は幽遊白書とバトル漫画の中でやったからこそ意味があったとする声も見られます。

蔵馬以外のキャラクターとやり合う姿が見たかったという声もあるほどで、逆にいえばそれが描かれなかったのは蔵馬以外にこの禁句(タブー)で真っ当な方法で海藤優に勝てるキャラクターがいなかったのではないかとする声も見られます。逆により強いキャラクターが抜け道的に強引に破るのも見てみたかったとすらされています。

また禁句(タブー)のエピソードは知らずとも単純なゲームとしても面白いという声も多くなっています。漫画でも分かりやすかった事も影響して自分でも遊んでみたという人も見られる程になっています。シンプルながらも緊張感が高くなっていくのが言葉遊びとして秀逸とされており、何もなくともちょっとした時間にできるのが凄いという声も多くなっています。

元々敵キャラクターとして登場しただけにどうしても幽遊白書作中では海藤優よりもその能力を蔵馬が乗り越えたのがすごく見えるという声は多いものの、これは蔵馬だからこそであり、飛影に何もさせずに勝っている点などが最強と言われる要因になっています。実際には行われていませんが、同じ条件を用意できるなら戸愚呂兄や仙水などそれ以外の敵キャラクターとも互角以上の勝負ができたのではないかとされています。

海藤優のキャラクター性も含めて能力「禁句(タブー)」との相性が良かったとする声も多く、海藤優がいたからこそより蔵馬の人気は高まったとする声も多くなっています。それまでも頭の良さを発揮する場面はあった蔵馬ですが、戦闘面以外にも応用が利く事が明確に分かった点、相手の心理状態を誘導する方法をあの状況で思いつくなど幅広い活躍がさらなる蔵馬人気に繋がったとされています。

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幽遊白書の海藤まとめ

幽遊白書の海藤優は「禁句(タブー)」の能力を持っているキャラクターで、条件さえ整える事が出来れば最強の能力と言っても過言ではないとされる程の能力になっています。幽遊白書作中では敗れていますが、相手が蔵馬だったからであり、作中に登場した他のキャラクターで勝てそうな相手がいないと言われる程になっています。

どうしてもバトル漫画では肉弾戦が主流にはなりますがこういった言葉遊びを使った遊びなどであれば勝負できる可能性があるという証明としての意味も大きかったとされており、後世の漫画にも影響を与えたとされる程になっています。まだ幽遊白書を読んだことがない人は海藤優の能力、禁句(タブー)にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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