【ゴールデンカムイ】尾形百之助の目的とは？裏切りの理由やアシㇼパとの関係もネタバレ

本記事では「ゴールデンカムイ」に登場した尾形百之助の目的・過去・裏切りに関する情報を紹介していきます。また尾形百之助とヒロイン・アシㇼパの関係性や、作中で描かれた可愛い一面をネタバレしながらまとめていきます。その他には、アニメで声を演じた声優のプロフィールや、ツイッターに投稿されている感想を紹介していきます。

尾形百之助の目的・過去・裏切りに関する情報を知る前に、まずは「ゴールデンカムイ」の基本情報を紹介していきます。本作は2014年から連載されている漫画が原作で、2018年からアニメシリーズの放送がスタートしています。作中ではアイヌ民族の文化が描かれていますが、この描写がアイヌ語研究者からも高い評価を受けており、千葉大学の文学部教授・中川裕が監修を担当しているようです。

ゴールデンカムイの主人公は杉元佐一です。杉元佐一は大日本帝国陸軍の第一師団隊員として日露戦争に出兵しており、驚異的な戦闘能力と回復能力を見せた事で「不死身の杉元」という異名を付けられています。そんな杉元佐一の幼馴染・梅子が目の病気を患ったため、杉元佐一は治療費を稼ぐために砂金取りをしていました。その時に「アイヌの金塊」に関する情報を聞きつけ、アイヌの少女・アシㇼパと出会っています。

尾形百之助は本作のメインキャラクターで、第七師団の上等兵で登場したキャラクターです。登場当初は鶴見篤四郎の指揮で動いていましたが、物語途中に裏切りを見せ、杉元佐一やアシㇼパと行動を共にしています。無口・無表情で何を考えているか分からない性格をしており、瞳孔が猫のように縦長になる様子が描かれています。また狙った獲物は逃さない凄腕のスナイパーで、「孤高の山猫スナイパー」という異名を付けられています。

ここからは「ゴールデンカムイ」に登場した尾形百之助の目的・裏切りに関する情報をネタバレしながら紹介していきます。尾形百之助が第七師団を裏切った理由や、複雑な家族関係に関する情報をまとめていきます。また真意が見えない尾形百之助の最終的な目的を考察していきます。

尾形百之助は第七師団の隊員で登場しましたが、裏切った事で脱走兵として扱われています。第七師団の隊員の多くは鶴見篤四郎のカリスマ性に惹かれていますが、尾形百之助は「たらしめが」と言って鶴見篤四郎を批判しているため、他の隊員のように鶴見篤四郎を慕っている訳ではない事が分かります。そのため尾形百之助は何らかの理由で鶴見篤四郎に殺意を抱いている可能性もあります。

尾形百之助の父親は第七師団の元団長・花沢幸次郎です。尾形百之助は幼い頃に父親に捨てられており、後に鶴見篤四郎が尾形百之助を使って花沢幸次郎を殺害しています。また鶴見篤四郎は父親の代わりに尾形百之助を第七師団の中で祭り上げようとしていましたが、尾形百之助にはその気がなかったため、鶴見篤四郎の口車に乗ったふりをしています。そのため尾形百之助は鶴見篤四郎に対して良い感情を抱いていないようです。

作中では網走監獄に潜入するエピソードが描かれていますが、このエピソードで尾形百之助はのっぺら坊と杉元佐一を狙撃しています。また後に「のっぺら坊の狙撃はキロランケの指示」で、「杉元佐一の狙撃は尾形百之助の独断」だった事が分かっています。この出来事が起こるまでは尾形百之助と杉元佐一は良好な関係を築いていたため、尾形百之助が杉元佐一を狙撃した詳しい理由は分かっていないようです。

杉元佐一にとってアシㇼパは特別な存在で、アシㇼパにとっても杉元佐一は特別な存在になっています。そのため本当の愛を知らない尾形百之助はアシㇼパを奪うために杉元佐一を狙撃したという説が浮上しているようです。ですが杉元佐一は奇跡の復活を遂げているため、ここから2人の因縁の戦いが幕を開ける事になります。

尾形百之助は幼少期に父親に捨てられ、夫を忘れられない母親は狂い、最終的には鶴見篤四郎に利用されて父親を殺害するという最悪な人生を送ってきました。そのため尾形百之助は愛を渇望しており、それが一連の裏切りに繋がっているという考察がなされているようです。とはいえ金塊を狙う理由は不明のため、尾形百之助にはまだ隠された秘密があるのかもしれません。

花沢勇作は尾形百之助の異母弟で、戦争中に尾形百之助に撃たれて死亡しています。花沢勇作は見た目・能力・人柄が優れている事で旗手に選ばれており、尾形百之助は花沢勇作の事を「品行方正」「成績優秀」「高潔な人物」と言っていました。また尾形百之助が高熱を出した時には自分が殺した花沢勇作の幻影が現れているため、花沢勇作に対して何らかの想いを抱いている事が予想できます。

尾形百之助は花沢幸次郎と妾の子供のため、本妻ができた時に母親と捨てられています。そのため尾形百之助は花沢勇作のように父親に愛され、花沢勇作のような高潔な人間になりたかったという考察がなされているようです。ですが花沢勇作は最後まで「不殺」を貫いたため、尾形百之助と花沢勇作の間には大きな壁がある事が分かります。

尾形百之助は自分の命に執着がないふしがあるため、作中ではアシㇼパに自分を殺させようとしていました。また杉元佐一や土方歳三の一味よりも強い戦力を持つ第七師団を裏切っているため、尾形百之助は「死に場所を探している」という説が浮上しているようです。そのため杉元佐一の狙撃は伏線で、最終的に尾形百之助は杉元佐一との戦いで命を落とすのかもしれません。

目的や裏切りに関する情報を知った後は、「ゴールデンカムイ」に登場した尾形百之助とアシㇼパの関係性をネタバレしながら紹介していきます。尾形百之助は無愛想なキャラクターですが、アシㇼパに対しては違った反応を見せているようです。

出兵していた杉元佐一は人を殺す事に何も感じていませんでしたが、アシㇼパを悲しませるような事はしないようになりました。また尾形百之助は杉元佐一の仲間になってからも孤立していましたが、アシㇼパの餌付けには素直に従うなどの変化を見せています。このようにアシㇼパは強い包容力を持つキャラクターのため、尾形百之助はアシㇼパに対して特別な感情を抱いているのかもしれません。

尾形百之助はのっぺら坊が父親と分かった時からアシㇼパに興味を抱いています。またアシㇼパは父親に愛されていたため、異母弟である花沢勇作と共通する部分があります。そのため尾形百之助はアシㇼパを憎んで利用しているという考察がなされているようです。作中では自分を殺させて「アシㇼパの不殺」を汚そうとしているため、尾形百之助はアシㇼパに対しても歪んだ感情を抱いている可能性があります。

アシㇼパとの関係性や目的・裏切りの情報を知った後は、「ゴールデンカムイ」で描かれた尾形百之助の過去をネタバレしながら紹介していきます。尾形百之助は暗い過去を経験した事で歪んだ思考を持つようになったと予想されています。両親や異母弟に関する情報をネタバレしながらまとめていきます。

尾形百之助の過去は単行本17巻の164話・165話で描かれています。またアニメ3期では異母弟・花沢勇作との因縁が描かれていました。尾形百之助は真意が見えないキャラクターのため、原作漫画を未読の方にとっては衝撃的なエピソードになっているようです。

尾形百之助の母親は花沢幸次郎の妾だったため、本妻ができた時に息子と捨てられています。ですが母親は夫の事が忘れなかったため、精神を病んで毎日のように好物のあんこう鍋を作るようになります。そのため尾形百之助は父親の愛情を期待して母親を殺鼠剤で殺害しますが、父親から「出来損ない」と言われてしまいます。

尾形百之助が花沢勇作を撃った理由も「父親の愛情」を期待しての行動だったようです。また父親は花沢勇作に対して「罪悪感が生じるからお前は人を殺すな」と言っており、花沢勇作は最後まで「不殺」を貫いています。その際には「皆罪悪感なんてない」と言った尾形百之助に対して花沢勇作が涙を流しているため、このやり取りで自分との育ちの違いを感じたのかもしれません。

尾形百之助は花沢幸次郎に捨てられていますが、心のどこかで「父親の愛情」を期待していました。そのため異母弟と母親を殺害してそれを確かめようとしましたが、「出来損ない」と言われた事で父親も殺害しています。このような出来事から尾形百之助は本物の愛を渇望しているという考察がなされています。

アシㇼパとの関係性や目的・裏切り・過去に関する情報を知った後は、「ゴールデンカムイ」で描かれた尾形百之助のかっこいい魅力を紹介していきます。また尾形百之助が見せた意外な一面や可愛い姿なども紹介していきます。読者・視聴者から尾形百之助はギャップが凄いキャラクターと言われているようです。

尾形百之助はクールな性格で色気があるためかっこいい印象が強いですが、作中では恥ずかしそうにチタタプ・ヒンナする可愛い一面も見せています。また他のキャラクターの悪ノリにも付き合うため、実は杉元佐一たちを友達のように思っているかもしれません。

ゴールデンカムイの作中ではラッコ鍋を食べた男性キャラクターたちが色気をムンムンにするエピソードが描かれています。このエピソードでも尾形百之助のセクシーな姿が描かれていました。

ゴールデンカムイでは温泉で脱獄囚と戦うエピソードが描かれています。このエピソードでは男性キャラクターが全裸で戦っているため、尾形百之助の面白い姿も描かれています。また凄まじい筋肉も見せていました。

尾形百之助のモデルは「カルロス・ハスコック」と予想されています。カルロス・ハスコックはアメリカ海兵隊の狙撃手で、「ホワイト・フェザー」という異名を持つ人物です。ベトナム戦争で活躍しており、退役後は警察や軍事組織に狙撃のアドバイスをしていたようです。映画「山猫は眠らない」の主人公のモデルのため、尾形百之助に「孤高の山猫スナイパー」という異名が付いたのかもしれません。

かっこいい・可愛い魅力や目的・裏切り・過去に関する情報を知った後は、アニメ「ゴールデンカムイ」で尾形百之助の声を演じた声優を紹介していきます。尾形百之助の声優は意外な理由で演技の道に進んだようです。プロフィールやファンから呼ばれている愛称の情報をまとめていきます。

アニメ「ゴールデンカムイ」で尾形百之助の声を演じたのは声優・俳優の津田健次郎です。津田健次郎は大阪府出身で、1995年から芸能活動を行っている人物です。幼少期をジャカルタで過ごしており、その時に映画の魅力に取りつかれたようです。独特な低音ボイスで知られており、ファンからは「ツダケン」という愛称で呼ばれています。

津田健次郎はこれまでに「ワンパンマン」「呪術廻戦」「炎炎ノ消防隊」などの作品でキャラクターの声を演じています。2021年の声優アワードで主演男優賞を受賞しており、プライベートではカメラ・バイクを趣味にしているようです。また海馬瀬人役で知名度を上げているため、アニメファンから「社長」を呼ばれる事もあるようです。

アシㇼパとの関係性や目的・過去・声優を知った後は、「ゴールデンカムイ」に登場した尾形百之助に関する感想を紹介していきます。ゴールデンカムイは累計発行部数1800万部を突破している人気作品のため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。本記事で紹介した尾形百之助の目的・過去に関する感想などもまとめていきます。

かっこいいという印象が強い尾形百之助ですが、作中では「恥ずかしそうにチタタプする」「恥ずかしそうにヒンナと言う」「無表情でアシㇼパに餌付けされる」という可愛い姿が描かれています。そのため尾形百之助はかっこいいと可愛いのギャップが凄いキャラクターという感想が挙がっているようです。

本記事では尾形百之助の目的を考察していきましたが、2022年2月時点では目的が分かっていないため、尾形百之助の目的が気になるという感想が挙がっているようです。また尾形百之助は両親に恵まれなかった事で思考が歪んだという意見が挙がっているようです。

2022年2月時点でゴールデンカムイの原作漫画は最終章に突入しているため、「結末が気になる」「金塊争奪戦の勝者が気になる」という感想が挙がっているようです。また因縁を抱えている尾形百之助と杉元佐一の最終決戦を見たいという感想も挙がっているようです。

本記事では「ゴールデンカムイ」に登場した尾形百之助の目的・裏切り・過去に関する情報を紹介していきましたがいかがだったでしょうか？尾形百之助は杉元佐一と因縁を抱えるキャラクターのため、物語終盤は2人の戦いが見どころの1つになっているようです。そんな尾形百之助が登場したエピソードを見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧下さい。