【ウマ娘 シンデレラグレイ】オベイユアマスターはアメリカのウマ娘！モデルの馬は？

2022年2月18日発売予定の漫画ウマ娘シンデレラグレイ単行本6巻に収録予定のジャパンカップ。漫画ウマ娘シンデレラグレイに描かれたジャパンカップは日本を代表するウマ娘のレースであり、主人公のオグリキャップとそのライバル・タマモクロスが激突します。また海外のウマ娘も多数登場しており、本作の大きな見どころとなっています。そんなジャパンカップにはオベイユアマスターという名前の海外のウマ娘が出場しています。

漫画ウマ娘シンデレラグレイのジャパンカップで初登場したオベイユアマスターとはアメリカのウマ娘です。オベイユアマスターは戦績の悪さから期待されていなかったものの、ジャパンカップの終盤で驚くべき活躍を見せます。ではそんなオベイユアマスターはどのような競走馬が元ネタ及びモデルとなっているのでしょうか。本記事ではオベイユアマスターについてプロフィールや元ネタ及びモデル、活躍などをご紹介していきます。

ではオベイユアマスターのプロフィールや元ネタ及びモデル、活躍などをご紹介する前に、オベイユアマスターが登場する漫画ウマ娘シンデレラグレイの作品情報について簡単にチェックしていきましょう。ウマ娘シンデレラグレイとは｢週刊ヤングジャンプ｣に連載されている久住太陽の漫画作品です。本作はゲーム｢ウマ娘プリティーダービー｣のスピンオフ作品となっており、2020年に｢週刊ヤングジャンプ｣で連載がスタートしました。

漫画ウマ娘シンデレラグレイは｢ウマ娘プリティーダービー｣のオグリキャップが主人公となった作品であり、2022年2月現在までに合計5巻のコミックスが刊行されています。そんな漫画ウマ娘シンデレラグレイは原作の人気もあり、200万部を超える累計発行部数を記録しています。この人気から漫画ウマ娘シンデレラグレイは｢次にくるマンガ大賞2021｣でコミックス部門の2位を受賞し、多数のファンにアニメ化を期待されています。

競走馬達が｢ウマ娘｣という女性になった異世界。岐阜県のウマ娘育成センター｢カサマツトレセン学園｣でトレーナーを務めている北原穣は盛り上がらないカサマツレース場に嘆き、心の底から応援出来るウマ娘を追い求めていました。そんなある日、北原穣はオグリキャップという天才のウマ娘と出会ってスカウトします。そして北原穣にスカウトされたオグリキャップは数々のレースで優勝し、日本を代表するウマ娘になっていくのでした。

本記事でプロフィールや元ネタ及びモデル、活躍などをご紹介するオベイユアマスターとは漫画ウマ娘シンデレラグレイに登場するキャラクターの1人です。漫画ウマ娘シンデレラグレイに登場するオベイユアマスターはアメリカのウマ娘であり、かわいい星型の瞳と両サイドをハーフアップした癖毛のロングヘアーが特徴となっています。オベイユアマスターの身長は182cmとウマ娘の中で特に高く、毛色は鹿毛のウマ娘といわれています。

漫画ウマ娘シンデレラグレイでの初登場はジャパンカップ前の第47話であり、アメリカ代表のウマ娘として日本に来日します。漫画ウマ娘シンデレラグレイの第47話で初登場したオベイユアマスターは非常に明るい性格をしており、いつもテンションが高い姿を見せています。またオベイユアマスターは他の海外のウマ娘と違って日本語を完璧にマスターしており、来日すぐにタマモクロスやベルノライトと親しい関係を築き上げました。

しかしオベイユアマスターはアメリカにおいて戦績が23戦3勝と非常に悪く、G1に一回も勝ったことがありません。また明るい性格に反してオベイユアマスターはあまり姿を表に出さず、海外勢の中で一番謎が多いウマ娘となっています。そんなオベイユアマスターはは漫画ウマ娘シンデレラグレイの作中で来日した際、戦績の悪さから｢欧州王者｣のトニビアンカや｢貴婦人｣のムーンライトルナシーのような注目がありませんでした。

そのためオベイユアマスターは一回も記者から質問されることがなく、日本を｢ロックじゃない｣と評します。その後オベイユアマスターは宿泊所のホテルに入って姿をくらましてしまいます。確かにオベイユアマスターの23戦3勝G1優勝0という戦績を見ると、取材陣から注目されないのも仕方ありません。しかしオベイユアマスターはジャパンカップの本番で予想外な活躍を見せ、他のウマ娘や観客を大いに驚愕させることになりました。

大人気ゲーム｢ウマ娘プリティーダービー｣のシリーズに登場するウマ娘は基本実際の競走馬の名前が付けられています。例えば漫画ウマ娘シンデレラグレイの主人公であるオグリキャップは｢芦毛の怪物｣と呼ばれる｢平成三強｣の競走馬｢オグリキャップ｣が元ネタ及びモデルとなっています。またオリジナルのウマ娘にも名前の由来があります。では漫画ウマ娘シンデレラグレイに登場するオベイユアマスターの名前の由来は何なのでしょうか。

オベイユアマスターは漫画ウマ娘シンデレラグレイオリジナルのウマ娘であり、元ネタやモデルが不明です。しかし作中での活躍からペイザバトラーが元ネタ及びモデルだと考えられています。ペイザバトラーは英語で表記すると｢執事に給与を払え｣という意味になり、オベイユアマスターは｢主人に従え｣という英語になります。このことからペイザバトラーの意味を逆にし、｢オベイユアマスター｣の名前が付けられたと考察されています。

ではここからは漫画ウマ娘シンデレラグレイに登場するオベイユアマスターの元ネタ及びモデルについてご紹介していきます。上述でご紹介した通り、オベイユアマスターの元ネタやモデルは公式から公表されていません。しかしジャパンカップでの活躍やトレーナーのデザインなどからペイザバトラーという競走馬がオベイユアマスターの元ネタ及びモデルだといわれています。ではペイザバトラーとはどのような競走馬なのでしょうか。

オベイユアマスターの元ネタ及びモデルといわれているペイザバトラーとは1980年代に活躍したアメリカ生まれの競走馬です。元々競走馬のペイザバトラーは1984年にアメリカのクロヴリーファームで誕生しました。ペイザバトラーの父馬はヴァルドロルヌというフランスのダービー馬であり、母馬はアメリカのプリンセスモルヴィです。父親の血統がフランスの勝ち鞍が多く、ペイザバトラーはフランスの地でデビューを迎えました。

アメリカで生まれたペイザバトラーは1986年にフランスへ渡り、デビュー戦を行います。しかしペイザバトラーはデビュー戦で4着となってしまい、1987年の9戦目でようやく初勝利を飾りました。その後のレースでペイザバトラーは惨敗を喫し、故郷のアメリカに帰ります。アメリカに帰ったペイザバトラーは｢レッドスミスハンデキャップ｣というG2レースで重賞勝利を飾り、G1｢ポーリンググリーンハンデキャップ｣でも善戦します。

これによりペイザバトラーは競走馬として高く評価され、1988年の第8回ジャパンカップに出場することになりました。このジャパンカップにはオグリキャップやタマモクロス、トニービンなどが出場しており、ペイザバトラーに注目が集まっていませんでした。しかしペイザバトラーは後方からオグリキャップ・タマモクロス・トニービンを一気に抜かし、9番人気が優勝するという伝説を日本のジャパンカップで残すことになりました。

ペイザバトラーのジャパンカップ優勝は騎手のクリス・マッキャロンの情報収集と決断力が大きな理由となっており、タマモクロスの調教師・小原伊佐美から高く評価されます。しかしペイザバトラーはアメリカに帰国した後、重賞レースで目立った成績を残すことが出来ませんでした。その後ペイザバトラーは1989年に再びジャパンカップに出場することとなり、オグリキャップ・イナリワン・スーパークリークの｢平成三強｣と戦います。

このジャパンカップはオグリキャップとホーリックスが壮絶な戦いを繰り広げ、他の競走馬に注目が集まりませんでした。しかしペイザバトラーは終盤で後方から一気に駆け上がり、見事3着を手にしました。その後ペイザバトラーは悪い結果ばかり残してしまい、1990年に競走馬の世界から引退します。そして1990年に引退したペイザバトラーは日本で繁殖馬として活動するものの、靱帯切断の事故に遭って1991年に亡くなりました。

確かにペイザバトラーはアメリカであまり良い記録を残すことが出来なかった競走馬です。しかしペイザバトラーは2回のジャパンカップでタマモクロスやオグリキャップ、スーパークリークなどを破っているので、名馬と断言していいでしょう。そんなペイザバトラーの成績は漫画ウマ娘シンデレラグレイのオベイユアマスターとそっくりです。なのでペイザバトラーはオベイユアマスターの元ネタ及びモデルになっていると考えられます。

ではここからは漫画ウマ娘シンデレラグレイに登場するオベイユアマスターの性格や活躍についてご紹介していきます。上述でご紹介した通りオベイユアマスターは非常に明るい性格をしており、誰が相手でも気さくに接します。なのでジャパンカップに出場するウマ娘の中でオベイユアマスターはかなり好印象なものになっていました。しかしそれは仮面を被って演技をしているだけであり、本当は非常に恐ろしい性格をしています。

オベイユアマスターはアメリカで活動していた頃、星の瞳を持ったウマ娘から徹底的にリサーチをしたら勝てるとアドバイスされます。またこの時、トレーナーから日本こそが舞台であると告げられました。それらを聞いたオベイユアマスターは自らに仮面を被り、敵となる全てのウマ娘の言動から仕草に至るまで情報収集するようになりました。そんなオベイユアマスターはジャパンカップで仮面を外し、恐ろしい本当の顔を見せました。

ジャパンカップが始まる前、オベイユアマスターはホテルに籠もって出場予定のウマ娘やそのサポーターを徹底的にリサーチします。そしてオベイユアマスターは情報を基に研究を繰り返し、ジャパンカップ本番を迎えます。ジャパンカップ本番でオベイユアマスターは当初、中団の後方に控えて前に出ませんでした。一方前方では大目玉のタマモクロスが｢領域（ゾーン）｣を発動し、｢欧州王者｣とあだ名されるトニビアンカを圧倒します。

しかしレース場はオベイユアマスターに支配されており、彼女の予想通りの展開となっていました。そしてオベイユアマスターは仮面を外して瞳の星が消え、｢領域｣の｢WILD JOKER｣を発動します。｢領域｣を発動させたオベイユアマスターは反則ぎりぎりの走りでタマモクロスを抑え、見事ジャパンカップで1着を取って涙を流します。その後オベイユアマスターは仮面を被り直し、漫才をしながら次のジャパンカップ出場を宣言しました。

漫画ウマ娘シンデレラグレイに登場するオベイユアマスターに関する感想ではオベイユアマスターがかわいいといった感想が多く寄せられていました。漫画ウマ娘シンデレラグレイに登場するオベイユアマスターは非常にテンションが高い明るい性格とギャルのような雰囲気を兼ね備えたかわいいアメリカのウマ娘です。この可愛さからオベイユアマスターは漫画ウマ娘シンデレラグレイファンに非常に高い人気を博しています。

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漫画ウマ娘シンデレラグレイに登場するオベイユアマスターに関する感想ではオベイユアマスターの実装を望む感想も多く寄せられていました。確かにオベイユアマスターは非常に高い人気を博しているウマ娘です。しかしオベイユアマスターは2022年2月現在までに原作のゲームに実装されていません。そのためオベイユアマスターの実装は数多くのウマ娘シリーズファンに望まれています。

本記事では漫画ウマ娘シンデレラグレイに登場するオベイユアマスターについて元ネタ及びモデルや活躍などをご紹介しました。ペイザバトラーが元ネタ及びモデルと考えられているオベイユアマスターは陽気なアメリカのウマ娘であり、誰が相手でも明るい姿を見せています。しかし本当のオベイユアマスターは非常に恐ろしく、明るいウマ娘の仮面を被って他のウマ娘達の情報収集を行っています。

そんなオベイユアマスターはジャパンカップの後半で本当の姿を見せ、タマモクロスやトニビアンカなどの実力者を圧倒して1位を獲得しました。これらのことからオベイユアマスターは漫画ウマ娘シンデレラグレイで最も恐ろしいウマ娘といえるでしょう。