【ハコヅメ】藤は最後殉職・死亡する？原作漫画での内容もネタバレ

泰三子による漫画作品「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜」（通称：「ハコヅメ」）。この記事では「ハコヅメ」に登場する藤聖子を特集していきますが、まずは「ハコヅメ」の作品情報からお届けします。最初に作品概要、そして簡単なあらすじへと続きます。

「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜」、通称「ハコヅメ」は、泰三子による日本の漫画作品で、彼女の連載漫画デビュー作となります。講談社の「モーニング」2017年52号に掲載され、以降現在まで連載が続いています。主人公の目を通して街の交番や警察署の日常が描かれますが、そこには警察官として10年間の勤務経験を持つ作者・泰三子ならではのリアルなエピソードが織り込まれていると言われています。

漫画「ハコヅメ」は、紙媒体だけでなく2018年4月に講談社「コミックDAYS」にてWeb配信をスタートさせています。さらに、2019年には黒田カナを主人公とするスピンオフ作品「ハコヅメ別章アンボックス」が「モーニング」誌にて連載されました。

また、この記事で特集するドラマ版「ハコヅメ」（ハコヅメ〜たたかう！交番女子〜）が日本テレビ系列の「水曜ドラマ」枠にて2021年7月から9月にかけて放送されたほか、アニメ版も2022年1月よりAT-Xほかにて放送されています。

安定した職に就きたいという理由から警察官になり、交番に勤務することになった主人公・川合麻衣。激務の連続に早くも心が折れ、辞表の提出を考えます。そんな時、新人警察官の指導員として藤聖子・巡査部長がやって来ます。刑事課のエースとして活躍しながらもパワハラが原因で左遷されたと噂の人物でしたが、その鋭い眼力や優れた捜査能力に刺激を受けた麻衣。彼女の指導のもと警察官としての自覚に目覚めていくのでした。

指導係として自信を無くした主人公・川合を叱咤激励する巡査部長の藤聖子。勝ち気で自分の思い通りにしたがる性格から、美人であるにもかかわらず「マウンテンメスゴリラ」というあだ名を拝命しています。警察学校を首席で卒業したエリート警察官ですが、銃の操作だけは苦手としているようです。

藤が警察官を志すようになったのは、まだ小学生の頃のこと。当時藤が所属していた剣道クラブに、駐在所の警察官・宮原が指導に来ていました。藤はこの宮原に憧れて警察官になったと言います。また、警察官になった藤は刑事課に配属され、エースとして活躍します。ところが、ある事情により交番勤務となるのです。その事情の詳細については後述します。

ところで、気になる藤巡査部長の年齢ですが彼女は何歳になるのでしょうか？藤巡査部長の年齢ですが、原作漫画とドラマでは設定が異なっています。原作漫画での藤の年齢は26歳、それに対してドラマでの年齢は4つ上の30歳です。

ところで、気になる藤巡査部長の年齢ですが彼女は何歳になるのでしょうか？藤巡査部長の年齢ですが、原作漫画とドラマでは設定が異なっています。原作漫画での藤の年齢は26歳、それに対してドラマでの年齢は4つ上の30歳です。

刑事課のエースとして活躍していたのに突然の異動で町山署の交番勤務となる藤聖子。ここからは、藤聖子の異動理由や最後殉職・死亡するのかどうかについてネタバレ考察していきます。最初は異動理由のネタバレからです。

勝ち気で強引な性格から、藤が異動してきたのは「後輩へのパワハラに対する左遷」という噂が署内で囁かれていました。ところが、藤が異動してきた真の理由は全く別のところにありました。84話で明らかになったその理由とは、桜しおりをひき逃げした犯人を逮捕するために、どうしても藤が町山署に勤務する必要があったというものです。

藤や源と同期の警察官・桜しおりが軽トラックにひき逃げされた事件は、未解決で迷宮入り状態となっていました。ひき逃げ犯は捕まっていませんが捜査線上に浮かんだ人物はいます。それは、20年ほど前から町山署管内に時折現れては、若くて小柄な女性警察官をジッと見つめている中年男性です。町山署内ではちょっとした有名人になっていました。

危害を加えるわけではなく、ただ遠くから見守っているように見えたことから、その中年男性は「守護天使」と呼ばれていました。「守護天使」がなぜ捜査線上に浮上したかと言うと、桜しおりのひき逃げ事件で目撃されたのが「白い軽トラック」で、守護天使が乗っていたのも同じく「白い軽トラック」だったからです。

桜しおりのひき逃げ事件以降、守護天使は姿を消してしまいます。他に有力な証拠も出てこないまま、事件は迷宮入りとなりました。しかし、同期の友人・桜が被害に遭ったこともあり、藤は釈然としません。そんな時、所用で立ち寄った町山署で藤は川合麻衣を見かけます。遠目に見る川合は、見まごうばかりに桜しおりにそっくりでした。

未解決事件のことが頭から離れない藤に、ある考えが閃きました。川合をおとりにして守護天使をおびき出そうという作戦です。藤はすぐに行動を起こします。新人警察官・川合の指導係になることを申し出たのです。こうして、刑事課のエース・藤聖子は町山交番勤務となりました。

後に藤の後を追う形で、藤や桜と同期の源もまた町山署にやって来ます。藤の作戦に協力するためです。また、藤の異動理由を知った川合も彼女に全面的な協力を伝えました。

次に、「ハコヅメ」の藤に関するもう1つの大きな関心事、藤が殉職し死亡してしまうという話題について考察してみます。藤が殉職し死亡するという噂の出所は原作漫画の第143話と第149話にあると考えられます。

まず143話からネタバレしますと、川合が女性として初の警察学校校長に就任することが明らかになります。普通に考えると「女性初」の栄誉は、優秀な巡査部長であり後輩育成の経験も豊富な藤に与えられるのではないでしょうか？それなのに川合が女性初の校長に就任するということは、藤が何らかの理由で警察組織からいなくなったということが想像されます。それは退職かも知れませんし殉職による死亡かも知れません。

次に149話のネタバレです。この回には、学校長になった川合が「例の事件」について教官の宮原と話しているシーンがあります。例の事件が何を指すのか明かされていませんが、川合は「頭と心の整理」をつけたいと語り、事件が彼女に精神的なダメージを与えていることを示唆しています。その事件とは藤の殉職による死亡かも知れません。

また149話のタイトル「取り直せない写真」が、藤と川合、そして黒田カナ、牧高美和の4人が写った写真であることが判明します。取り直せないという言葉から、4人の誰かが殉職・死亡してしまったとも解釈できます。ただし藤の殉職・死亡については、原作漫画でもまだ明らかになっていません。重要な局面で伏線が貼られていることのある「ハコヅメ」ですから、殉職・死亡についても今後の展開を注視していきましょう。

ひき逃げ未解決事件捜査のため、キャリアまで犠牲にした藤巡査部長。そんな藤の執念は実を結び、守護天使を逮捕できるのでしょうか？また、SNSで話題となっている犯人を殺してしまうことはあるのでしょうか？

ネタバレしてしまいますと、原作漫画では「守護天使」は藤の手で逮捕されています。ドラマ版でもよほど特別な事情がない限り逮捕できるのではないでしょうか？

また、犯人殺害の件については、原作漫画では藤が誰かを殺すようなことはありません。もし、ドラマ版で守護天使を逮捕できないという展開になった場合、法律では裁けない相手を自らの手で何とかしてしまおうということも考えられないわけではありません。

しかし、これまでの藤の言動を見る限り、殺したいほど憎んだ人はいても警察官としての本分を忘れたことはありません。警察官の職務を全うすることに人生をかけていると思われる藤ですから、犯人殺害はあり得ないのではないでしょうか？

ここからは、藤聖子の同期で未解決事件捜査にも協力した源誠二との恋愛事情を原作漫画から考察していきます。まずは源のプロフィールから紹介します。

藤や桜しおりと同期の源は、天然パーマが特徴の巡査部長です。「聖子ちゃん」と愛称で呼ぶ藤とはフレンドリーな関係に見えますが、そりが合わないのか普段から口げんかが絶えません。

源は人並外れた身体能力の持ち主で、身体能力テストでは最上位の成績を上げています。また「取り調べの天才」と称されるほど、取り調べで容疑者を落とす話術にも長ける源。その一方で、警察学校を首席で卒業した藤とは対照的に、最下位でかろうじて卒業できたという不名誉な過去を持っています。

交番勤務では地域住民から慕われる反面、度々問題を引き起こすトラブルメーカーでもあります。藤に未解決事件の捜査協力を頼まれ、異動願を出して町山署にやって来ました。

続いて、本題である藤と源の恋愛事情をネタバレで考察します。警察学校で同期だった藤と源。同じく同期の桜しおりが被害者となった事件を捜査するため、異例の協力体制で臨んでいます。

また、源が酒に酔った藤を介抱するシーンや、本当の異動理由を川合に知られて動揺する藤に「俺がついている」と語りかけるシーンを見て、単なる仲良しという関係を越えていると感じた方も少なくないのではないでしょうか？

しかし、今のところ藤と源が恋人関係にあることを示す描写は見受けられません。2人の関係の進展は、「ハコヅメ」の今後の展開における楽しみの1つになるかも知れません。

ここで、テレビドラマ「ハコヅメ」で藤聖子の役を演じた女優・戸田恵梨香のプロフィールと簡単な経歴を紹介します。

• 名前：戸田恵梨香（とだ・えりか）
• 生年月日：1988年8月17日
• 年齢：33歳（2022年2月末現在）
• 出生地：兵庫県神戸市灘区
• 身長：164cm
• 職業：女優
• 配偶者：松坂桃李（俳優、2020年～）
• 事務所：フラーム

戸田恵梨香の芸能活動は、11歳・小学校5年生の時に始まります。娘がテレビのバラエティ番組に興じている姿を見て、両親が芸能事務所のオーディションに応募し合格したのです。

2000年に12歳の戸田は、NHK連続テレビ小説「オードリー」にてヒロインの養母の幼少時代を演じてドラマデビューを飾ります。2005年にはテレビドラマ「エンジン」や「野ブタ。をプロデュース」にレギュラー出演し活躍の幅を広げます。2006年には映画「デスノート」で映画初出演、さらに翌2007年には「Presents〜うに煎餅〜」で映画初主演、「LIARGAME」でドラマ初主演を果たします。

こうした活躍が評価され、2009年のエランドール賞新人賞や東京ドラマアウォード助演女優賞を受賞しました。その後も、ドラマ「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」の当麻紗綾役やNHK連続テレビ小説「スカーレット」でヒロインを演じるなど数々の話題作に出演しています。

次に、ドラマ「ハコヅメ」で巡査部長・藤聖子を演じた戸田恵梨香の主な出演作品を一覧で紹介します。

テレビドラマ

• SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜（当麻紗綾）
• コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-（緋山美帆子）
• 大恋愛〜僕を忘れる君と（間宮尚）
• LIAR GAME（奥村アリス）
• 流星の絆（有明静奈）
• ブタ。をプロデュース（上原まり子）

映画

• DEATH NOTE デスノート（神崎直）
• アマルフィ 女神の報酬（安達香苗）

ここまで「ハコヅメ」の藤聖子特集をお届けしてきましたが、最後にハコヅメの藤聖子に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する「ハコヅメ」の藤聖子に関する感想・評価は、藤の後輩への対応を指摘するツイートからです。藤への評価としては、超美人で正義感が強くて性格の悪いということになったようです。

続いて紹介する「ハコヅメ」の藤聖子に関する感想・評価は、5話での活躍から藤を「あざとい」と評しています。鋭い洞察力で事件を解決するかと思えば、痴漢の犯人を焼肉を炙るようにいたぶる姿はまさに「あざとい」と言えるのかも知れません。

最後に紹介する「ハコヅメ」の藤聖子に関する感想・評価は、藤を深いキャラだと評するツイートからです。漫画「ハコヅメ」5話の前半では藤の活躍に舌を巻き、後半では藤のSな性格が目立ったと言います。まさしく奥深いキャラと言うべきでしょうか？

ここまで『ハコヅメの藤は最後殉職・死亡する？』と題して、藤が町山署に異動してきた本当の理由からどのような最後を遂げるのかまでネタバレありで解説してきました。いかがでしたでしょうか？

まず藤の異動理由ですが、後輩へのパワハラによる左遷ではなく、未解決事件の捜査のためと判明しました。また気になる藤の最後ですが、原作漫画では死亡していません。ドラマ版であえて結末を改変することはないのではないでしょうか？そして、最後に未解決事件の犯人を殺してしまうのでは？という件ですが、警察官の本分に人一倍厳しい藤ですから、人の道を誤ることはないと考えられます。