2021年11月02日公開
2021年11月02日更新
【エヴァンゲリオン】ヤシマ作戦のBGMを一覧で紹介!曲名や流れたシーンは?
2021年に新劇場版の4作目が公開され完結した「新世紀エヴァンゲリオンシリーズ」、使徒とのさまざまな戦いが描かれますがその中のひとつにヤシマ作戦があり、BGMがいいと好評です。今回は、「新世紀エヴァンゲリオン」で描かれたヤシマ作戦のBGMの曲名やBGMが流れたシーン一覧を紹介します。また、ヤシマ作戦のBGMだけではなく、ヤシマ作戦の由来やゴジラとの関係について紹介するのでチェックしてみてください。
目次
ヤシマ作戦とは?
「新世紀エヴァンゲリオン」に登場するシーンのひとつにヤシマ作戦があります。ヤシマ作戦は作中でも有名なシーンのひとつであるだけではなく、そのBGMが有名です。今回は、ヤシマ作戦に使われるBGMの曲名やシーン一覧を紹介します。
新世紀エヴァンゲリオンの作品情報
新世紀エヴァンゲリオンの概要
「新世紀エヴァンゲリオン」はガイナックス制作のオリジナルアニメで、1995年から放送されました。監督は「シン・ゴジラ」などで知られる庵野秀明さん、キャラクターデザインは「サマーウォーズ」などのキャラクターデザインを手掛けた貞本義行さんです。「新世紀エヴァンゲリオン」の最終回が放送されると、その衝撃的な幕切れで話題を呼び社会現象になるほどのブームに発展しました。
今なお人気がある「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズは、新劇場版の制作、数々のゲーム化やコラボ、メディアミックスなどがされています。新劇場版は2021年に4作目の「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」が上映され完結しました。
新世紀エヴァンゲリオンのあらすじ
セカンドインパクトにより世界の半数の人口が失われた世界で、使徒と呼ばれる謎の敵が地球に現れます。主人公の碇シンジは別居していた父である碇ゲンドウから呼び出され、使徒と戦うためのエヴァンゲリオンに乗るよう指示されました。どうして自分が戦わなくてはいけないのかと逃げ出そうとするシンジでしたが、使徒との戦いで負傷した綾波レイの姿を見て仕方なく戦うことにします。
ヤシマ作戦の概要
ヤシマ作戦はテレビアニメ版「新世紀エヴァンゲリオン」の5話と6話に登場する、第5使徒「ラミエル」と戦うものです。新劇場版では、テレビアニメ版の6話までリメイクされた「ヱヴァンゲリヲン:序」の終盤の重要な戦いのシーンとして描かれています。テレビアニメ版、新劇場版ともに大きな違いはありませんがラミエルのナンバリングに違いがあります。
テレビアニメ版において第5使徒のラミエルですが、新劇場版においては第6使徒となっています。テレビアニメ版と新劇場版では使徒のナンバリングが違うだけではなく、細かい設定が違うもの、新しく登場する使徒などがいます。また、ヤシマ作戦の詳しい内容やシーンについては「ヤシマ作戦のBGMの曲名や流れたシーン一覧」の項で紹介します。
ヤシマ作戦の生みの親である庵野秀明監督とは?
ヤシマ作戦の産みの親、つまりエヴァンゲリオンシリーズの産みの親といえる存在の庵野秀明監督は、「風の谷のナウシカ」の制作に参加するために上京、「風の谷のナウシカ」では巨神兵のシーンに参加したことで有名です。その後ガイナックスの中心人物として活動する庵野秀明さんは、1998年にOVA「トップをねらえ!」で初監督、名作といわれる「ふしぎの海のナディア」でも監督を務めます。
庵野秀明さんが監督をした作品としてもっとも有名なのは、なんといっても「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズです。このほか「シン・ゴジラ」の監督をしたほか、2023年公開予定の「シン・仮面ライダー」の監督を担当します。また、スタジオジブリ映画「風立ちぬ」では主役の堀越二郎役に抜擢され声優として参加しました。
ヤシマ作戦のBGMの曲名や流れたシーン一覧
Strategie “Yashima”
ここからはヤシマ作戦のBGMの曲名や流れたシーン一覧を紹介します。最初に紹介するヤシマ作戦のBGMの曲名や流れたシーン一覧は「Strategie “Yashima”」です。「Strategie “Yashima”」は今回紹介するBGM一覧のなかでももっとも有名な曲と言われていて、ヤシマ作戦のシーンだけではなくさまざまなテレビ番組のBGMとして使用されるケースがあります。
ヤシマ作戦のBGM「Strategie “Yashima”」が使用されるシーン一覧は、葛城ミサトなどネルフのメンバーがヤシマ作戦を立案しているシーンです。このBGMを作曲した鷲巣詩郎さんは「会議や状況を客観的に見せるときに似合う曲になった」と語っています。また、「踊る大捜査線」「シン・ゴジラ」でこのBGMをアレンジしたものが使用されています。
Danse des Lucioles
続いて紹介するヤシマ作戦のBGMの曲名や流れたシーン一覧は「Danse des Lucioles」です。このBGMの曲名「Danse des Lucioles」は「蛍の踊り」という意味になります。BGM「Danse des Lucioles」が使われたシーンは、ヤシマ作戦で日本全土が停電していく場面です。このシーンで電気が消えていく様が、蛍の踊りのように見えるためこの曲名になったのではないかという意見があります。
Battaille Decisive
続いて紹介するヤシマ作戦のBGMの曲名や流れたシーン一覧は「Battaille Decisive」です。このBGMは曲名や流れたシーン一覧で最初に紹介したBGM「Strategie “Yashima”」のグレートアップバージョンです。
BGMの「Battaille Decisive」が使用されたのは新劇場版「ヱヴァンゲリヲン:序」のヤシマ作戦のシーンで、2つのBGMを聴き比べるとちょっとした違いがわかります。ちなみに、このBGMの曲名「Battaille Decisive」はフランス語で決戦を意味しています。
Angel of Doom
最後に紹介するヤシマ作戦のBGMの曲名や流れたシーン一覧は「Angel of Doom」です。こちらもBGMの「Battaille Decisive」と同じく新劇場版「ヱヴァンゲリヲン:序」で使用されたBGMです。ヤシマ作戦後半で使用されたBGMで、テレビアニメ版ではBGMの「MARKING TIME,WAITING FOR DEATH」が使われたシーンで流れます。
ヤシマ作戦の結末や電力を考察
考察①殲滅させた使徒は「ラミエル」
ここからはヤシマ作戦の結末や電力を考察をしていきます。まずはヤシマ作戦で殲滅した敵であるラミエルについてです。エヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒の多くは、キリスト教に登場する天使などが名前のモチーフになっています。ラミエルはキリスト教において神に謁見を許された「七大天使」の一人とされています。そんなラミエルですが、アニメ版では第5使徒、新劇場版では第6使徒です。
青い正八面体をした特徴的なフォルムのラミエル、その本体下部からドリルのようなものを伸ばしてNERV本部であるジオフロントへ侵入しようとします。ATフィールドで通常兵器を無効化するのは当然として、近づく相手を自動で迎撃するため葛城ミサトは「空中要塞」と評しています。そのため、接近戦でATフィールドを中和する従来の方法が使えず、ヤシマ作戦を決行することになりました。
考察②シンジの名言「笑えばいいと思うよ」
ヤシマ作戦中に登場した名言に「笑えばいいと思うよ」があります。ヤシマ作戦はポジトロンスナイパーライフルでエヴァンゲリオン初号機がラミエルを撃ち抜くという作戦です。それを確実に成功させるためラミエルからの攻撃は綾波レイが搭乗するエヴァンゲリオン零号機の仕事です。この作戦の前にシンジは「死ぬかもしれない」と言いますが、レイは「あなたは死なないわ、私が守るもの」と言いました。
「あなたは死なないわ、私が守るもの」もまたエヴァンゲリオンの名言のひとつとして有名です。そしてヤシマ作戦が決行され無事にラミエルを撃退します。しかし、ラミエルの攻撃を防いでいた零号機はぼろぼろになっていました。シンジは零号機の機体をこじ開けてレイを救出、このときに「笑えばいいと思うよ」の名言が出ました。
レイを救出したシンジはレイが生きていたことを喜ぶとともに、「別れ際にサヨナラなんて、そんな悲しい事言うなよ」と言いレイの姿に涙を流します。しかし、レイはシンジがどうして泣いているのかわかりません。このときに「ごめんなさい。こういうときどんな顔すればいいかわからないの」とレイは言いました。それに対するシンジの返答が「笑えばいいと思うよ」です。
ここでレイは作中で初めて笑顔を見せました。ちなみに、レイの笑顔のシーンはアニメ版、旧劇場版、新劇場版それぞれで雰囲気が違います。興味がある方は、すべてのシーンを見比べてみてください。
考察③ヤシマ作戦に使われた電力
ヤシマ作戦で使用された電力を考察します。ヤシマ作戦が決行されたのは西暦2000年8月、この月の1日当たりの電力消費量はおよそ26億KwHです。ちなみに、設定ではポジトロンスナイパーライフルの消費電力はおよそ1億8000万Kwhです。つまり、ポジトロンスナイパーライフルを1発発射するために日本全体の1時間強の電力が必要になります。
作中でポジトロンスナイパーライフルを2発射撃しているため、およそ3時間程度の停電が発生したのではないかと考察されます。
ヤシマ作戦の名前の由来やモデル
名前の由来やモデル①屋島の戦い
ヤシマ作戦の名前の由来となったのは、1185年に発生した屋島の戦いとされています。屋島の戦いは源平合戦のなかでも有名なシーンのひとつで、弓の名手として名高い那須与一が活躍しました。平氏が乗る船から女性が現れ、竿の先にくくった扇を撃ち抜けと源氏を挑発。この戦いに参加していた源義経は、那須与一に射貫くよう指示しました。
那須与一は遠距離からの射撃を看取語に成功させました。このシーンと、エヴァンゲリオン初号機がラミエルを遠距離から撃ち抜くシーンとよく似ているとされています。
名前の由来やモデル②大八洲
ヤシマ作戦の名前の由来として「大八洲」が挙げられます。「大八洲」は「おおやしま」と読み、古事記に記されている日本の古称です。古事記において日本は、本州・四国・九州のほかに対馬や佐渡といった8つの島々で構成されています。それを総称して「大八洲」と言いました。日本全国から電力を集める作戦のため、日本を意味する「大八洲」が由来になったのではないかとされています。
ヤシマ作戦とシン・ゴジラのヤシオリ作戦の関係
シン・ゴジラのヤシオリ作戦とは?
この項ではヤシマ作戦とシン・ゴジラのヤシオリ作戦の関係について紹介します。シン・ゴジラはエヴァンゲリオンシリーズと同じく、庵野秀明監督が手がけました。そんなシン・ゴジラにはヤシオリ作戦が登場しました。ヤシオリ作戦はシン・ゴジラを凍結させるために「血液凝固剤」と「活動抑制剤」を投与するというものです。
ヤシマ作戦とヤシオリ作戦の共通点
ヤシマ作戦とシン・ゴジラのヤシオリ作戦には共通点があります。ヤシマ作戦では電力供給のため国土を停電させて電力を集めました。シン・ゴジラのヤシオリ作戦では、「血液凝固剤」と「活動抑制剤」を短期間で作るために日本中の生産力を集中させました。どちらの作戦も、直接戦っている人たちだけではなく日本国民すべての力を集結したという共通点がありました。
しかし、作戦名の由来に大きな違いがあります。シン・ゴジラのヤシオリ作戦のヤシオリとは「八塩折」のことです。八塩折とは、ヤマタノオロチを退治するためにスサノオノミコトが使った酒のことでした。つまり、ヤマタノオロチをシン・ゴジラとして、血液凝固剤と活動抑制剤を八塩折に見立てて生まれた作戦です。
ヤシマ作戦のBGMに関する感想や評価
ヤシマ作戦BGMにすると作業めちゃめちゃはかどる
— 彩野 (@ayai_no) October 27, 2021
エヴァンゲリオンシリーズのBGMのなかでも人気があるヤシマ作戦で使用されたBGM。とくに、作戦会議中のBGMは勉強や作業のときに流すと効率が良くなるという感想がありました。
ヤシマ作戦のBGM聞いてエヴァハマったと言っても過言ではない
— バラだいす!! (@daisuketinnpoko) October 26, 2021
新世紀エヴァンゲリオンシリーズを視聴してヤシマ作戦のBGMが気に入ったという方が多いですが、なかにはヤシマ作戦のBGMを聞いてから新世紀エヴァンゲリオンシリーズにはまったという方がいました。
ヤシマ作戦のBGMが好きすぎてようつべで動画漁ってたら、三味線でヤシマ作戦のBGMを弾く動画に遭遇したことがある…。
— ∠続・あやぽん(⭕️) (@kuroneko89320) January 15, 2021
ヤシマ作戦のBGMは人気があり、ピアノで弾いてみたなどの演奏系の動画がたくさんあります。そして、なかには三味線の弾いてみた動画を発見して驚いている方がいました。
ヤシマ作戦のBGMまとめ
ヤシマ作戦のBGMまとめを紹介しました。ヤシマ作戦のBGMは人気があり、地上波のテレビなどでも使用されるケースがあります。また、アニメ版と新劇場版でアレンジが変わっていたりと、違うBGMが使用されているので聞き比べてみてはいかがでしょうか?