【ヒロアカ】切島鋭児郎の過去・中学時代は？高校デビューの真相と芦戸との関係は？

切島鋭児郎とは、「僕のヒーローアカデミア」のかっこいい登場キャラクターの1人です。主人公・緑谷出久のクラスメイトであり、眼球や髪、歯なども含む全身を硬くする「硬化」の個性を持ちます。シンプルで本人は地味であると評していますが、攻防に優れ接近戦を得意とします。性格は明るく素直で友達思いであり、クラスのムードメーカー的存在となっています。

赤いツンツンとした髪型と、ギザギザした歯が特徴です。男気あふれるヒーロー・紅頼雄斗（クリムゾンライオット）の大ファンでもあります。物語序盤はあまり目立った活躍がなく、「僕のヒーローアカデミア」第一回人気投票では14位でした。ヴィラン連合に誘拐された爆豪を救出する回をはじめ、かっこいい活躍をし人気を博していきます。その後の人気投票では、いずれも10位以内にランクインしています。

「僕のヒーローアカデミア」は、集英社の人気少年誌「週刊少年ジャンプ」で2014年32号から連載がスタートし、コミックスは32巻まで発売されています。作者は「テンコ」でデビューした愛知県出身の漫画家・堀越耕平であり、第72回手塚賞佳作、2019年ハーベイ賞BestManga部門などの受賞歴があります。テレビアニメ第1期は2016年4月から6月にかけて放送され、最新作となる第5期は2021年3月から9月に放送されました。

世界総人口の8割が個性と呼ばれる異能力を持つ超人社会。個性を悪用し、犯罪に利用する者を取り締まるヒーローの存在がもてはやされていました。個性が出現しない無個性である緑谷出久は、周囲に馬鹿にされながらもヒーローになる夢を持ち続け、有名ヒーローたちの母校である雄英高校ヒーロー科への進学を志望していました。ある日、ヴィランに襲われた出久は、憧れのヒーロー・オールマイトに助けられます。

「僕のヒーローアカデミア」に登場する切島鋭児郎は、緑谷出久のクラスメイトのかっこいい少年です。ギザギザとした歯と髪が特徴で、地毛は黒ですが赤く染めています。学校・学年・出席番号は雄英高校ヒーロー科1年A組8番、ヒーロー名は、烈怒頼雄斗（レッドライオット）です。この名前は、憧れのヒーロー・紅頼雄斗（クリムゾンライオット）を意識してつけたものと推測されます。

紅頼雄斗（クリムゾンライオット）は、自身と似た個性を持ち、男気あふれるかっこいいヒーローです。10月16日生まれの天秤座、出身地は千葉県、出身中学は芦戸三奈と同じ結田付中学校です。個性は、眼球や髪を含む全身を強固にする「硬化」というものです。3歳の時に個性が発現しており、誤って右目を擦り切ってしまいます。この切り傷は、今もうっすら残っています。

本人は、「地味」と評しています。身長は170cm、血液型はO型、好きな食べ物は肉です。憧れのヒーローは、似た個性を持つという憧れのかっこいいヒーロー紅頼雄斗（クリムゾンライオット）です。一昔前に活躍していたヒーローであり、同世代だと馴染みがないようです。ビッグ3の1人である天喰環の紹介により、ファットガムの事務所でインターンを受けています。

「僕のヒーローアカデミア」切島鋭児郎は、裏表がなく素直であり、男気をモットーにした熱い性格です。非常に明るく頼り甲斐もあるクラスの中心的な存在です。爆豪から「クソ髪」というあだ名で呼ばれた時は、気を悪くする様子もなく、軽く訂正して受け流していました。

刃物を振り回し待ちで暴れていた男を取り押さえた時も、相手を気遣う対応をしていました。心の広さや、器の大きさがうかがえる人物です。攻防に優れた強い個性の持ち主ですがそれを鼻にかけることはなく、謙虚でストイックであり、強い上昇志向も持っています。

「僕のヒーローアカデミア」の切島鋭児郎は、芦戸三奈と同じ結田付中学校出身です。中学3年の夏は、個性は少し硬くなるくらいの能力であり、周囲からもあまり強くないと舐められていました。正義感が強いところは相変わらずであり、後輩を脅してその個性を悪用しようとする生徒を注意していました。憧れのヒーロー・紅頼雄斗は、心に男気があれば、個性は関係ないと主張していました。

紅頼雄斗の言葉を信じた切島鋭児郎は、身体を鍛えつつも足りない部分は男気でカバーすることにし、雄英高校進学を目指します。しかし、あまり強くないパッとしない個性ゆえに友人には雄英高校を受けるとは言えずにいました。そんなある日、大男が同じ学校に女子中学生2人にヒーロー事務所へ行く道を尋ねていました。目の前の壁に手をつき脅すような態度で、女子中学生たちは怯えて何も話せずにいました。

大男は非常に背が高く、目ぶかにフードを被っていました。周囲にヒーローの姿はなく、切島鋭児郎は自ら助けに行こうとするも恐怖で動けずにいました。そこへ、芦戸三奈が女子中学生と大男の間に入り、ヒーロー事務所ではなく警察署のある道を教えます。大男は礼を言い、その場から立ち去りました。大男が去った後、恐怖で腰が抜けた芦戸三奈は、大泣きしてしまいます。芦戸三奈は、切島鋭児郎とは別のクラスでした。

派手な見た目や強い個性、明るく周囲からも信頼されており、ヒーロータイプで雄英高校を受けると有名でした。切島鋭児郎は、恐怖心を持ちながらも同級生を助けた芦戸三奈を尊敬する反面、大男から同級生を助けに行けなかった自分の不甲斐なさに打ちのめされます。

まだ個性が発達段階にあった切島鋭児郎は、弱い部分は心でカバーしていこうと考えていました。しかし、いざという時に恐怖心から動くことができず、同級生を助けに行くことができませんでした。この出来事が堪え、雄英高校ヒーロー科進学を諦めようと考えます。部屋で自暴自棄になり、投げた本が棚にあたり、過去に誕生日に買ってもらった「ヒーロー列伝 偉大なヒーロー50選」の付録の動画が偶然再生されます。

それは、憧れのヒーロー・紅頼雄斗（クリムゾンライオット）のインタビュー動画でした。記者は彼に、危険に立ち向かうのに恐怖心はないのかと質問します。紅頼雄斗（クリムゾンライオット）は、あるに決まっていると回答します。過去に彼は、救える命を救えず後悔したことがありました。ヴィランや死への恐怖はあるものの、それ以上に亡くなった人の表情や救えないことの辛さの方が恐ろしいと語ります。

さらに紅頼雄斗（クリムゾンライオット）にとっての男気とは？という質問に対しては、心のあり方であると回答します。ヒーローになると一度決意したなら、その道を進み後悔のない生き方をすると続けて話します。紅頼雄斗（クリムゾンライオット）のインタビューに胸を打たれた切島鋭児郎は、雄英高校ヒーロー科を受ける決意を固め、翌日助けられなかった同級生に謝罪します。この時の様子を、側から芦戸三奈も見ていました。

切島鋭児郎の過去の回想シーンに、同級生2人にヒーロー事務所の場所を聞く大男が登場しました。大男は、切島鋭児郎の同級生を脅すように道を尋ねていました。この大男の正体は、オール・フォー・ワンに心酔するギガントマキアだったと判明しました。ヴィラン連合と異能解放軍の抗争の時に、リーダーの死柄木弔とリ・デストロが真っ向から戦います。

結果、死柄木弔が勝利し、その姿を見たギガントマキアは、彼をオール・フォー・ワンの後継と認め従うようになります。ギガントマキアは、人間離れした体力の「耐久」、体積を増やす「巨大化」、痛覚をなくす「痛覚遮断」、わずかなエネルギーのみで長時間活動する「エネルギー効率」、犬並みの嗅覚と聴覚の「犬」、土の中を移動できるような状態に整える「土竜」、筋力を強くする「剛筋」など複数の個性を持ちます。

中学時代、切島鋭児郎の髪型は黒であり、髪は下向きに垂れ下がっていました。個性も発展途上で、少し硬くなる程度だったため、印象が薄く「誰だっけ？」と言われるシーンもありました。ヒーローになると決め、訓練を積み雄英高校に入学します。高校入学を機に、髪を赤く染め現在のようなツンツンとした髪型にして、高校デビューしました。入学式に行こうとする道中で、同じく合格した芦戸三奈と会います。

芦戸三奈は、いち早くイメージチェンジした切島鋭児郎の髪型を指摘します。切島鋭児郎は、守れるヒーローになり、絶対に後悔しないと宣言します。中学時代彼は、大男から同級生を守れず後悔していました。その翌日に、助けに行けなかったとして同級生に謝罪しています。謝罪の様子を、芦戸三奈は側から見ていました。当時のことを引きずっている彼に励ましの言葉をかけ、自分の中で乗り越えられたら教えて欲しいといいます。

切島鋭児郎のかっこいい個性は、肌、髪、目など全身を硬くする「硬化」です。高いところから落ちても無事であったり、受けたナイフを折るほどの硬さがあります。耐熱性もあり、ある程度の爆破や高熱にも耐性があります。防御だけでなく攻撃面も優秀であり、手先を鋭利に尖らせ刃物のように使用することも可能です。

攻防面に長け、接近戦を得意とします。割れたそばからさらに硬質化していくこともできます。刀のように打つごとに強度が増す性質であり、今後もさらに強くなると見込まれています。デメリットは、中距離から遠距離の攻撃ができないこと、また耐久時間が10分前後と短めであり、長期戦には向かないことなどが挙げられます。

天喰環の紹介で、切島鋭児郎はファットガムの事務所でインターンを受けることになります。パトロール中に、違法薬物の売人チームの1人を路地に追い詰め捕まえます。しかし、相手は個性をブーストする薬を使い、身体中から刃物が飛び出します。切島鋭児郎は、怪我人を出さないためにここで捕まえる決意を固めます。

ここで登場したかっこいい必殺技が、安無嶺過武瑠(あんぶれいかぶる)でした。これは、個性伸ばしの圧縮訓練で得た限界突破の技です。刃物を粉々にできる今までにない硬度を誇り、持続時間は30~40秒ほどあります。

切島鋭児郎とファットガムは、死穢八斎會の構成員である乱波肩動と天蓋壁慈と戦います。乱波肩動は戦闘に喜びや生きがいを感じる人物であり、個性は「強肩」というものです。肩の回転がきき、高速のパンチ技を使います。天蓋壁慈は「バリア」の個性を持ち、好戦的な乱波肩動を制御する役割も担います。切島鋭児郎は、必殺技の安無嶺過武瑠(あんぶれいかぶる)で最大限体を硬化し、乱波肩動のパンチを受けます。

しかし、一度の攻撃で両腕が砕けてしまい、激痛が走ります。ファットガムが乱波肩動に追い詰められる中、腕を砕かれた激痛で動けない切島鋭児郎は、過去の出来事を思い出します。それは、中学時代に恐怖で同級生を助けられなかった後悔でした。もう絶対後悔しないと誓った切島鋭児郎は、ヒーローを目指すことにしました。

ファットガムを庇うように前に出た切島鋭児郎は、再び安無嶺過武瑠（アンブレイカブル）を使い砕かれても硬化し続け、乱波肩動の攻撃をガードします。耐久時間が終わり、硬化が終わってその場に倒れそうになったところをファットガムに受け止められます。ファットガムは、受けた衝撃を溜め込み、放つ能力を持ちます。しかし、攻撃を放つのに少し時間が必要でした。連続パンチを受ける中、間を欲していました。

切島鋭児郎が助けに来てくれたおかげで間ができ、今まで乱波肩動から受けたダメージを放ちます。乱波肩動は、天蓋壁慈が貼ったバリアが緩衝材となり、戦闘不能にな状態ながら立ち上がります。そして、ファットガムと切島鋭児郎を認め、奥で手当てすると言い出します。乱波肩動は、戦いの中で2人を気に入りました。特に、腕を割られても何度も硬化しファットを守ろうとした切島鋭児郎のことをひどく気に入りました。

切島鋭児郎のヒーロー名は、烈怒頼雄斗（レッドライオット）です。彼のヒーロー名の由来は、憧れのかっこいいヒーロー紅頼雄斗（クリムゾンライオット）です。紅頼雄斗（クリムゾンライオット）は、漢気ヒーローとして知られる硬派な人物です。かなり古い世代のヒーローのようですが人気があったようで、「ヒーロー列伝 偉大なヒーロー50選」に選出されました。

切島鋭児郎は、3歳の時に個性が発現しうっかり右の目元を擦って切ってしまいます。この過去の出来事もあり、自分の個性があまり好きではなかったようです。紅頼雄斗（クリムゾンライオット）は、切島鋭児郎と似た個性であるといいます。似た個性を持ちつつも、男気あふれるヒーローとしてのあり方に憧れたのだといいます。

紅頼雄斗（クリムゾンライオット）は、サイドキック時代に救える命を救えなかった過去があり、後悔しているといいます。ヴィランや死ぬことに恐怖はあるけれど、それ以上に亡くなった人の表情や救えない後悔の方を恐ろしく感じています。紅頼雄斗（クリムゾンライオット）のかっこいい生き方がわかるインタビューを見た切島鋭児郎は、雄英高校ヒーロー科への進学を目指すことにします。

切島鋭児郎のかっこいいコスチュームのカラーは、赤と黒を貴重としています。硬化の個性を存分に活かすためか、上半身は軽装であり、キャタピラのようなデザインのショルダーをつけています。救出時を想定し、自分の個性で傷つけないようにするためのアームカバーもあります。。ベルトには、ヒーロー名「レッドライオット」の頭文字「R」が刻まれています。顔面には、衝突を想定したヘッドギアを付けています。

アニメ「僕のヒーローアカデミア」で切島鋭児郎役を演じている声優は、増田俊樹です。増田俊樹は、広島県出身1990年3月8日生まれ、トイズファクトリーに所属しています。「ミュージカル テニスの王子様」で立海大附属中学校テニス部部長の幸村精市役で俳優デビューしました。2010年から声優としての活動もはじめ、少年向けアニメ「遊☆戯☆王ZEXAL」で主要キャラクターの神代凌牙役役に抜擢され注目を集めます。

増田俊樹の主な出演作品に、「美少年探偵団」袋井満役、「ヴィジュアルプリズン」ディミトリ・ロマネ役、「進撃の巨人」ポルコ・ガリアード役、「あんさんぶるスターズ!」朔間零役、「エガオノダイカ」ヒューイ・マルサス役、「アイドリッシュセブン」和泉一織役、「甲鉄城のカバネリ」来栖役、「山田くんと7人の魔女」宮村虎之助役、「ハイキュー!!」縁下力役、「美男高校地球防衛部LOVE!」蔵王立役などがあります。

「僕のヒーローアカデミア」切島鋭児郎は、中学の時に大男に絡まれていた同級生を助けにいけず、後悔した過去がありました。そんな中、烈怒頼雄斗（レッドライオット）のインタビューを見て、後悔しない生き方すると決め、ヒーローを志ます。芦戸三奈は、後悔を乗り越えられた時は教えて欲しいと伝え、見守ることにします。切島鋭児郎の過去回に感動したという感想もありました。

切島鋭児郎の中学時代の髪型は、黒髪で下に垂れ下がったストレートでした。高校入学を機に、髪を赤く染めツンツンとした髪型に変えています。高校の髪型はかっこいいが、中学の髪型はかわいいといった感想もありました。

「僕のヒーローアカデミア」切島鋭児郎は、少なくとも中学3年生の夏の時は、身体を少し硬くできる程度の強さでした。しかし、ヒーローになると決め、訓練をつみ雄英高校ヒーロー科に合格しています。中学3年の夏からかなり努力して個性を磨き上げたことがわかり、努力している彼を応援する声もありました。

「僕のヒーローアカデミア」切島鋭児郎は、少し前に活躍したヒーロー・紅頼雄斗（クリムゾンライオット）に憧れ、烈怒頼雄斗（レッドライオット）というヒーローネームにしました。過去に大男から同級生を助けにいけなかったという苦い思い出があり、もう後悔しないと決めヒーローを志すようになります。自分の弱さを受け入れ成長しようとする性格を評価する声もあります。

「僕のヒーローアカデミア」切島鋭児郎の中学時代の過去、芦戸三奈との関係や個性、かっこいい魅力やかっこいい活躍、大男の正体などを紹介してきました。同級生を助けにいけなかったという苦い過去がありますが、もう後悔しないと決めヒーローを志した男気あふれるキャラクターです。