【蜘蛛ですが、なにか?】サリエルがシステムに取り込まれた理由は?正体をネタバレ

蜘蛛ですが、なにか?の中でも謎の存在と言われているのがサリエルです。蜘蛛ですが、なにか?の舞台である異世界における重要な要素である「システム」に取り込まれた存在であり、天使とも女神とも呼ばれます。今回は蜘蛛ですが、なにか?のサリエルについて、そもそもなぜシステムにとらわれる事になったのか、謎と言われる正体や魔王との関係性をネタバレありでまとめて紹介していきます。

【蜘蛛ですが、なにか?】サリエルがシステムに取り込まれた理由は?正体をネタバレのイメージ

目次

  1. 蜘蛛ですが、なにか?のサリエルとは?
  2. 蜘蛛ですが、なにか?のサリエルがシステムに取り込まれた理由はなぜ?活躍を紹介
  3. 蜘蛛ですが、なにか?のサリエルの正体と目的
  4. 蜘蛛ですが、なにか?のサリエルと魔王の関係
  5. 蜘蛛ですが、なにか?のサリエルが取り込まれたシステムとは?
  6. 蜘蛛ですが、なにか?のスキルとは?
  7. 蜘蛛ですが、なにか?のサリエルに関する感想や評価
  8. 蜘蛛ですが、なにか?のサリエルまとめ

蜘蛛ですが、なにか?のサリエルとは?

蜘蛛ですが、なにか?の作中でも謎の存在と言われるのがサリエルです。今回はそんなサリエルについてまとめて紹介していきます。

蜘蛛ですが、なにか?の作品情報

蜘蛛ですが、なにか?の概要

サリエルが登場する蜘蛛ですが、なにか?は小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載され2015年にライトノベル化とコミカライズが行われたいわゆる「なろう系」小説です。なろう系小説らしい「異世界転生」系の作品で、その中でも特に魔物に転生してしまう「魔物転生系」と言われる作品になっています。土台こそなろう系小説のテイストをしっかりまもっていますが敢えて定石を外した展開も多く、人気を集める作品になっています。

2016年にはCMやラジオドラマも展開されるなどメディアミックス展開も行われ2021年にはアニメ化も行われました。人気と共に評価も集め、2018年の「このライトノベルがすごい!」単行本・ノベルズ部門で2位を獲得するなどの実績を残しています。2021年10月現在ライトノベルの書籍版は14巻まで、漫画版は10巻までが発売し、累計発行部数が400万部を突破する人気作になっています。

蜘蛛ですが、なにか?のあらすじ

なぜか目が冷めたら蜘蛛の魔物に転生していた「私」。日本の高校で授業を受けていた記憶から先の記憶がない「私」ですが、生きていく為に現状に少しずつ順応していきます。生きていく為、強くなる事を胸に誓う「私」は、その誓い通り加速度的に強くなっていきます。そんな「私」の成長を支える「システム」に囚われているのが今回紹介するサリエルです。

サリエルのプロフィール

サリエルは蜘蛛ですが、なにか?の舞台となっている異世界においてシステムに囚われている存在です。システムの核として機能するようにされており、物語の序盤から「私」が成長する度になぜか流れる「システムアナウンス」を発し続けている存在です。ただその正体については物語序盤には明らかになっておらず物語が進む中でサリエルの存在が明らかになりました。

蜘蛛ですが、なにか?作中でも過去の人物であり、自由に動ける存在ではない為、情報はあまり多くはありませんが、元々のサリエルはなぜか他の人とズレている部分が多く、無表情で喜怒哀楽などはなかったとされています。

TVアニメ「蜘蛛ですが、なにか?」公式サイト

蜘蛛ですが、なにか?のサリエルがシステムに取り込まれた理由はなぜ?活躍を紹介

ネタバレ①サリエーラ会を作る

サリエルはが蜘蛛ですが、なにか?の舞台においてシステムに囚われる前にやっていた事の1つがサリエーラ会の設立です。サリエーラ会は医療全般、貧困地域への支援、教育機関の設置推進、孤児院の運営、介護施設の運営など多岐に渡りますが、基本的に人間を保護する事を目的とする活動になっています。

ネタバレ②神である龍族と対立する

そんなサリエルの敵とも言えるのが龍族でした。ただ露骨に敵対するわけではなく、人間に手出しをしなければサリエルから何かをすることはありません。一方で単純な戦闘能力ではサリエルの方が上である為、龍族側も迂闊には手を出せずにいました。それでも龍族はその種族故の高い支配力からこの星の支配を諦める事が出来ず長期プレンを建て人間を懐柔、支配権を広げていこうと企みます。

サリエルとしても人に手出しをしない分には龍族であっても干渉しないので、古代においては一時とはいえサリエルと龍族による均衡状態が保たれていたといえます。ただこの時期、サリエルは龍族と同じく生態系を乱す恐れがある為として吸血鬼を滅ぼしたりもしています。

ネタバレ③龍との戦い

そんな状態の中、均衡とも言える状況を変えたのがポティマスです。ポティマスは星のエネルギーであるMAエネルギーを発見、このMAエネルギーを動力源とした装置を世界に普及させます。それらの装置を人々は動力源の正体が星のエネルギーである事を知らないまま使い続けてしまい、世界が崩壊に向かっていく事になります。

龍族はポティマスによって崩壊に向かった星に見切りを付けて残っていたMAエネルギーを持ち逃げしてしまいます。それによってさらに世界の崩壊が加速してしまいます。龍で唯一世界に残ったギュリエディストディエンスとサリエルは世界を救うべく、神の中で絶対的な力を持ちつつもなぜかこの世界で絶対に関わってはいけないと言われる神「D」に頼らざるを得ませんでした。

ネタバレ④システムに取り込まれた理由

しかしDがそんな事を気軽に受け入れるわけがありませんでした。Dは世界を崩壊から救う条件としてなぜかサリエルの犠牲を要求します。サリエルは世界の崩壊を防ぐ事が出来るならとそれを受け入れ自ら犠牲になる道を選びます。ただやはりDは甘くなく、世界とサリエルを自身の玩具にしてしまいます。結果的にサリエルはシステムの中では生きていますが自由をなくしてしまいます。

余談ですが、世界を救おうとしたもう1人、龍族のギュリエディストディエンスはシステムの管理者としてシステム管理外の存在になっていますが、システムによる制御の入った世界において「邪神D」の意向に背く事は出来ない為、様々な苦悩を抱えながらも行動、時に主人公に接触するなどといった行動も見せています。

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蜘蛛ですが、なにか?のサリエルの正体と目的

ネタバレ①サリエルの正体は天使

人間の守護者として活動していたサリエルですが、その正体は天使です。この世界の天使は対神戦闘種族であるとされており、天使は神によって支配される宇宙の抗体反応としてなぜか出現されたとされる種族で天使は神を滅ぼす事を使命としています。天使は古の時代、古の巨神と龍が熾烈な争いを繰り広げる中でなぜか突然生まれた存在であるとされています。

神を相手にする天使である為、戦闘能力はずば抜けて高く神を敵として神を倒すとより進化していく事から神からも恐れられた存在が天使です。ただサリエルの場合は天使と言ってもなぜか天使の本来の役割から離れた「はぐれ天使」であるとされています。本軍とも言われる天使達から離れたはぐれ天使はそれまで与えられていた使命をひたすらに全うしようと行動するとされています。

ネタバレ②サリエルの目的

ただ天使は対神以外にもそれぞれに使命を持っており、サリエルはこの星の守護者として在来種を保護を使命としています。元々は外の世界で天使として活動していたサリエルですが、大昔に神がこの星を支配しようと侵攻した事でサリエルも派遣されてきた形になっています。その侵攻した神は倒しましたが、なぜか次の使命が与えられる事はなく「在来種の保護」という使命だけが残った事でサリエルはサリエーラ会を作る事になるのです。

ちなみにネタバレすると本来サリエルの使命は「在来種の保護」であり「人間の保護」ではありません。サリエルの使命には本来は人間以外の種族も含まれているのです。しかしサリエルは保護活動を進める上で、意思の疎通が可能な人間をより優先していく事になるのでした。それらの使命があるからこそサリエルはサリエーラ会を設立し、龍と対立する事になったのです。

一方でその使命から敵対していた関係にあるのが龍族です。龍族はこの世界においてエリートな存在であり、種族的に先々神の領域に到達する事が約束された種族でした。龍族と古の巨神が天使にとっての討伐対象だったのです。しかしはぐれ天使になった後のサリエルは龍族であっても害を及ぼさないのであれば共生の道を取っていました。その事からもサリエルは天使の中でもかなりイレギュラーな存在になっているとされています。

ネタバレ③サリエルの強さ

その特性上、戦闘描写などはほとんどないサリエルですが、その強さは蜘蛛ですが、なにか?作中で登場している中ではシステム管理外にある神である、「邪神D」「冥土」「白織」を除いては最強とも言える存在です。システムの管理下にあるものではサリエルは倒せないとされており、また真なる龍であるギュリエディストディエンスでも倒せないとされています。

その正体が天使である事から納得な強さではありますが、システムに囚われ自由がない状態になって長い事から開放されたサリエルが実際にどれほどの強さを発揮する事が出来るかは不明です。

ネタバレ④サリエルと「女神サリエル」

種族としては天使であるサリエルですが蜘蛛ですが、なにか?作中ではなぜか「女神サリエル」と言われる事もあります。この事から正体発覚前は別人説もあったサリエルですが、実際にはこの女神サリエルもまた天使であるサリエルの事です。この世界の宗教の中でも最大勢力である「神言教」、その次に大きな「女神教」もサリエルを信仰する宗教となっています。

ただこの2つの宗教の信仰対象が同じ「サリエル」であるという事は実はこの世界の住人にはほぼ知られておらず知っているのは神言教の中枢部の一部のものだけだったりします。いずれにしてもこれらの宗教は自然発生するには無理がある教義をしていますが、これはあくまでもサリエルを利用しているだけで本質的には教皇ダスティン六十一世の方便によるものが大きくサリエル自身とは関係ないものです。

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蜘蛛ですが、なにか?のサリエルと魔王の関係

ネタバレ①出会い

サリエルがシステムに取り込まれる前、サリエーラ会として活動する中で出会ったのが魔王アリエルです。ネタバレしておくとアリエルの正体はポティマスによって作り出されたキメラであり、特に蜘蛛の性質を強く持っていました。体内で毒を生成する事が出来たアリエルですが、反面なぜか自身で体内で生成される毒の分解が出来ずに寝たきりの状態だったのです。ポティマスの視点でいえば失敗作と言えるのがアリエルでした。

いつポティマスに切り捨てられてもおかしくなかったアリエルでしたが、そこを救出したのがサリエルでした。ポティマスが広めた機械はMAエネルギーを使用しており、使い続ければ星の崩壊を招く事からサリエルが討伐を決定したのです。結果アリエルを含めた他のキメラはサリエルに引き取られ、サリエーラ会が運営していた孤児院で育てられる事になり「アリエル」という名前を与えられるのでした。

ネタバレ②孤児院での生活

孤児院で生活するようになったアリエルは治療を受けて寝たきりからは開放されますがそれでも自身の蜘蛛の解毒は出来ない為、車椅子がなければ生活出来ず、さらに栄養を身体の成長に回せない為、いつまでも身体が成長しない状態でした。これがアリエルの身体が現在でも小さいままである要因でもあります。サリエル自身は様々な活動をしている為、常時孤児院にいるわけではありませんがよく出向いていました。

アリエルはサリエルに救われた事を感謝しており、孤児院で同じように育った子供たちを兄弟と、そしてサリエルを母だと思っていました。しかしそのような生活は長くは続きません。サリエルの攻撃から生き残っていたポティマスと上記でも紹介した龍族によるエネルギーの持ち逃げにより世界が崩壊、サリエルとギュリエディストディエンスによって助けを壊れた「邪神D」によってシステムが誕生する事になったのです。

ネタバレ③アリエルの目的と潜在意識

詳しくは後述しますがシステムの誕生はこの世界の生物にとって大きな恩恵をもたらしますが、そんな恩恵を受けた1人がアリエルです。システムによって普通に生活出来るようになったアリエルは、恩人であり自らを犠牲にしてまで世界を救ったサリエルを助けたいと考えるようになります。MAエネルギーを集める事で星を復活に向かわせる事がサリエルを救う道に繋がると考え魔王となり行動しているのです。

またそんな一方でサリエルという犠牲の上、成立している世界で何も知らずに安穏と暮らしている人間に対して憎悪の感情を抱えており、その思いは眷属の蜘蛛達にも伝播しています。またサリエルの救出と同時にサリエルが自身を犠牲にするきっかけを作ったエルフの長、ポティマスの殺害と彼の作り出したエルフの根絶やしも悲願としています。

この目的を果たす手段の1つとしてアリエルが長年の準備の末に起こしたのが「人魔大戦」です。魔王アリエルはサリエルを救うため、多くの戦死者を出す事でMAエネルギーを回収しようとしたのです。ちなみにあくまでもどのように算出したのかは謎な見込みですが、人類のおおよそ半分が死ねばサリエルを救出出来る程のMAエネルギーが集まるとされています。

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蜘蛛ですが、なにか?のサリエルが取り込まれたシステムとは?

ネタバレ①システムを作ったのは?

既にネタバレしたように蜘蛛ですが、なにか?においてサリエルを人柱にしてシステムを作り出したのは管理者D、自称「邪神D」です。数多くいる神の中でも屈指の実力を持っており、同じく神化した白織ですら一切太刀打ちが出来る相手ではありません。蜘蛛ですが、なにか?作中、特に序盤においては基本的に姿は見せず、主人公の前に現れる際には基本的にスマートフォン越しで声だけで語りかけるような存在でした。

ちなみに邪神Dにとってはこの異世界、及び主人公も「暇つぶしのおもちゃ」でしかありません。元々「システム」がスキルを筆頭になぜかゲームめいた形になっているのも邪神Dの趣味による所が大きいのです。当初は謎の存在だった邪神Dがなぜ主人公に肩入れするのか、何がしたいかなどといった謎に少しずつ迫っていくのが蜘蛛ですが、なにか?の物語の1つの核にもなっています。

ネタバレ②システムの成り立ち

ここまでで既にネタバレしたようにシステムは星の崩壊を防ぐべくサリエルを人柱にして作られています。この異世界では魔法が当たり前に存在し、大柄な魔物も複数登場していますが、これらも全てシステムの恩恵を受けた結果であるといえます。通常魔法は複雑な工程を踏まなければ使えませんし、大柄な魔物は自身の身体を支えるだけで精一杯で俊敏に動く事は出来ません。それを可能にしているのがシステムなのです。

ただしこれらの恩恵はほとんどの異世界の人達にとってはなぜかは分からないものの生まれる前から存在するものであり当たり前に存在するものなので、普通は意識する事はありません。ただ間違いなく蜘蛛ですが、なにか?の舞台となる世界で生きているという事はシステムの恩恵を受けているといえます。

ネタバレ③システムの存在目的は?

邪神Dによって遊び半分のような形で形成されている「システム」ですがちゃんと目的が存在します。ではなぜシステムが存在しているかといえばその目的は「星の再生」です。上記でもネタバレしたように世界が崩壊しかかったのはポティマスを筆頭に星のエネルギーである「MAエネルギー」を過剰に消費した為です。このMAエネルギーを戻すのがシステムの本質的な役割となっています。

具体的にはこの異世界で死亡した者の魂からMAエネルギーを回収するようにシステムに設定されているのです。元々この流れ自体は星に存在していたもので、システムが生まれる前の世界に生きた原生の人類が転生される際に補填されるものになっていました。邪神Dはその仕組を利用しよりエネルギーの回収がしっかりと出来るようにしたのです。

余談ですが、このシステムは機械的な名前を与えられていますが、正確にはスキルなどを含めて邪神Dが元の世界の法則を元に作り出した法則の総称であり、その正体は超大型の魔術術式でしかありません。敢えてシステムという名前を与えられているのは完全に邪神Dの趣味でしかないです。

ネタバレ④システムのその他の効果

最大の目的はエネルギーの回収であるシステムですが、このシステムはその目的を果たす為に様々な効果を持っています。例えば蜘蛛ですが、なにか?の作中に登場する「ステータス」はこのシステムから発生している恒久的な身体能力向上魔法がその正体であったりします。その他にもスキルを増やす「称号」なども当然システムが生まれてから出来た仕組みです。

また製作者である邪神Dの都合で作り変えられている部分も多くあり、特に転生者に関連する変更点が多いです。転生者しか持たない謎のスキル「n%I=W」の追加やそれに関連する効果である「システムメッセージを日本語に翻訳する効果」「レベルアップ時に体力などを全快させる効果」「転生者が死亡した場合は元の世界の輪廻の輪に戻す効果」なども追加されています。

ネタバレ⑤一時はかなり溜まっていたMAエネルギー

システムが出来てかなりの年月が流れた事、その間の無数のスキルの回収と輪廻転生により、実はMAエネルギーは71%とかなりの割合回復していました。魔王アリエルが中心となってかき集めていたこのMAエネルギーですが、とある出来事によって一気に消耗されてしまい、主人公が神化して白織になったタイミングではわずか3%しか溜まっていませんでした。

ではなぜこれほどまでにMAエネルギーが消費されたのかといえば、蜘蛛子を始めとする転生者達が転生するきっかけになった「日本のとある教室の大爆発」が原因です。なぜあの爆発がMAエネルギーの消費に繋がるかといえば実はあの爆発は先代の勇者と魔王による邪神Dを狙った次元魔法による攻撃だった為です。この攻撃により転生者たちは死亡する事になりましたが邪神Dは無傷であり、無駄にMAエネルギーを消耗しただけになりました。

この無駄なエネルギーの消耗に怒ったのが魔王アリエルです。それまでサリエルを救う為にコツコツと溜めてきたエネルギーを一気に消耗されてしまったのだから当然とも言えます。この人間の身勝手とも言える行動が魔王アリエルが人類側に侵攻する「人魔大戦」を起こす理由にもなっています。

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蜘蛛ですが、なにか?のスキルとは?

ネタバレ①スキルとは?

では具体的にシステムにMAエネルギーが回収される方法ですが、それがこの異世界において存在している「スキル」です。主人公の蜘蛛子を筆頭にこの世界の住人は様々なスキルを取得していますがこのスキルを高めるとより多くのMAエネルギーを持つようになっているのです。そしてそういったたくさんのスキルを持つ物が死ぬとその分のMAエネルギーがシステムによって回収される事になるのです。

つまりスキルの正体はエネルギーを回収する為のものであり、決して蜘蛛ですが、なにか?の舞台の世界に生きる住人を助けるものではありません。ただ便利なものである方がよりスキルを高めようとするだろうからと作られたモノになっています。スキルの種類が多岐に渡るのもスキルの習得を推進するような作りになっているのも全てはその正体であるシステムがMAエネルギーを回収し星の再生に利用する為です。

ちなみに元々ある程度の期間で転生が行われていたこの世界ですが、システムが生まれて以降、転生の速度は加速、死ぬ度に取得したスキルの分のMAエネルギーをシステムに回収されてしまう為、この世界の住人の魂は既に崩壊寸前にある者も多くなっています。中には既に魂が疲れ切って転生する事も不可能になっている魂も存在するのが実情となっています。

もちろんこれらの事実を知っているのは極一部の者に限られており、異世界の住人達は何も知りません。知っているのはシステムが出来る前から生きている存在であるアリエルやギュリエディストディエンス、ポティマス、支配者スキルの1つ、「節制」の効果である意味不死な存在であるダスティンなどしかいません。

ネタバレ②支配者スキルとは?

そんなスキルの中でも特に強力でチート級スキルが支配者スキルです。元々は「七大罪スキル」「七美徳スキル」の計14種類のスキルが存在していましたが、蜘蛛子が願った事で「叡智」が邪神Dによって追加され15種類になっています。世界で1人しか持てないスキルですがその効果はいずれも強力なもので、主人公はその中でも「傲慢」「怠惰」「忍耐」「救恤」「叡智」などの支配者スキルを持っていました。

その他の支配者スキルも基本的には主人公サイドのキャラクターが持っている例が多く、ユーゴが「色欲」と「強欲」、ソフィアが「嫉妬」、ラースが「憤怒」、アリエルが「暴食」と「謙譲」などを持っていました。ただ常時誰かが持っているというわけでもなく、主人公が神化してシステムの管理外になった際には主人公が持っていた支配者スキルのいくつかは誰も所持しない「空位」の状態になっています。

ただそれだけ強力なスキルだけに支配者スキルには他のスキルにはないデメリットも存在しています。特に七大罪シリーズの支配者スキルの所持者はスキルに性格が引っ張られてしまう傾向にあるのです。また支配者スキルそれぞれにも固有のデメリットが存在し、デメリットによって自滅、自壊してしまう恐れもあるスキルになっています。

ネタバレ③支配者スキルの本当の役割

単体でも明らかにチート級な能力を持つ支配者スキルですが、実は主人公のボヤキによって邪神Dが追加した「叡智」以外の14の支配者スキルには本来の効果以外にもある役割があります。その役割の正体とは「システム崩壊の鍵」です。支配者スキルにはそれぞれシステムへ介入する権限が付与されており、これらを全て揃えるとシステムを崩壊させ、星の再生に必要なエネルギーを回収出来るという仕様が隠されていたのです。

ただ支配者スキルは1つでも取得が大変であり、全ての支配者スキルが誰かに付与された状態にあったのはシステム稼働直後の一時期だけで、残りの膨大な期間はどれかの支配者スキルが空位になっている状態が続いています。サリエルの救出を目論む白織達主人公サイドは支配者スキルの正体が鍵であるという事実を掴んでおり、自陣営に支配者スキルを集めようとしており、支配者スキルを持っているものが多いのもそういった背景があります。

ネタバレ④世界の真理を知る事が出来るスキルも存在する

支配者スキルとは別の意味で驚異とも言えるスキルが「禁忌」です。この禁忌とは「世界の真実」の事であり、今回ネタバレしてきたシステムやスキルについての真実を知る事が出来るスキルです。禁忌は1~10までのレベルが存在しレベル9までは何も起きませんが10になると頭の中に世界の真実が勝手にインストールされる事になるのです。

蜘蛛ですが、なにか?作中では主人公の蜘蛛子の他、魔王アリエル、教皇ダスティンなどがこの禁忌スキルをレベル10まで上げて世界の真実を知っています。ただ通常これらの情報は一般の人が知るとなぜか発狂してしまうレベルのものである為、神言教も禁忌スキルの所持を認めないなどといった処置を取っています。

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蜘蛛ですが、なにか?のサリエルに関する感想や評価

ここからは既に蜘蛛ですが、なにか?を視聴した人のサリエルに関しての感想を紹介していきます。蜘蛛ですが、なにか?の中でサリエルはかなりイレギュラーな存在であるという感想が多いです。敢えて人間に寄り添う姿勢を見せ、かなり献身的に人間に尽くし、世界を残す為に自ら犠牲になっても構わないという姿勢は凄いという声が多いです。

むしろこの世界では神が生物として当たり前に存在している事もあり、現実世界の神とは違うという声も多く、その中でも人間に優しくしているサリエルの存在はかなり大きかったのではないかと考えられています。

そもそもサリエルを助ける事は難しい事が明らかになっているだけに今後の展開が気になるという感想も多くなっています。仮にシステムから開放出来たとしても生き残るという展開を考えるのは難しく消滅してしまうだろうとされているだけにアリエルとの最後の展開などがどういった形で描かれるのか気になるという声が多くなっています。

ただ現在のシステムが限界に達しているのも事実であり、白織の行動にもあるように自壊させる必要があるものにもなっています。この方法でのシステムの自壊がそのままサリエルの死につながるのかが気になるという声も多くなっています。謎のシステムメッセージの正体が明らかになり、しかもそれがアリエルの恩人というポジションからもなんらかの方法で生き残って欲しいという声も多くなっています。

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蜘蛛ですが、なにか?のサリエルまとめ

蜘蛛ですが、なにか?のサリエルの正体は対神戦闘民族の天使であり、そんな天使の中でもイレギュラーな存在の「はぐれ天使」です。過去に在来種、特に人間の保護を目的として活動していましたが、星の崩壊を防ぐべく、システムの核として蜘蛛ですが、なにか?作中の時間軸においてもシステムメッセージを発し続けている存在になっています。

世界の核とも言える存在であると同時に魔王アリエルにとっての恩人であり助けるべき存在として物語の核とも言える存在です。サリエルの話が出るのは物語がかなり進んでからですが、サリエル自体はシステムメッセージという形で物語序盤から登場しているのでまだ蜘蛛ですが、なにか?を視聴していない人はサリエルの存在にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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