【ヴィンランド・サガ】あらすじをネタバレ解説!漫画の魅力や登場人物は?

アニメ化も行われ人気を博した歴史アクション漫画がヴィンランド・サガです。トルフィンを始めとした個性豊かなキャラクター達が織りなす物語と11世紀初頭の北ヨーロッパ、そして当時の世界を席巻したヴァイキングに焦点を当てた世界観は高い評価も受けています。今回はヴィンランド・サガについて、あらすじをネタバレありで解説しつつ、それらのあらすじの中で活躍する登場人物についてもネタバレありでまとめて紹介していきます。

【ヴィンランド・サガ】あらすじをネタバレ解説!漫画の魅力や登場人物は?のイメージ

目次

  1. ヴィンランド・サガとは?
  2. ヴィンランド・サガのあらすじネタバレ解説
  3. ヴィンランド・サガの面白い魅力
  4. ヴィンランド・サガのキャラ・登場人物一覧
  5. ヴィンランド・サガの用語を解説
  6. ヴィンランド・サガの名言や名シーン集
  7. ヴィンランド・サガに関する感想や評価
  8. ヴィンランド・サガの漫画あらすじネタバレまとめ

ヴィンランド・サガとは?

ヴィンランド・サガの概要

漫画ヴィンランド・サガは2005年から連載している歴史アクション漫画です。元々は週刊少年マガジンで連載していましたがその濃密な内容から連載が間に合わず、月刊誌の月刊アフタヌーンに移籍、その後は月刊で連載しています。2009年には第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で大賞、2012年には第36回講談社漫画賞一般部門を受賞するなど評価も非常に高い漫画です。

ヴィンランド・サガの世界観

漫画ヴィンランド・サガの主な世界観は11世紀頃の北ヨーロッパを舞台にしています。当時の北ヨーロッパはヴァイキングが席巻していた時代であり、ヴァイキングの生き様や風習などを丁寧に描いた1つの歴史漫画とも言えます。世界観はもちろん今回紹介する登場人物の中にも実在した人物をモデルにしたキャラクターもいるなどしている作品です。

TVアニメ「ヴィンランド・サガ」公式サイト

ヴィンランド・サガのあらすじネタバレ解説

1巻あらすじネタバレ

ヴィンランド・サガの1巻では冒頭にヴァイキングの一員として動く主人公トルフィンの姿が描かれた後、プロローグとして物語が10年前に遡ります。少年トルフィンは父のトールズ、母のヘルガ、姉のユルヴァと共に貧しいながらも幸せにアイスランドの地に暮らしていました。そんな平和な生活をぶち壊す出来事が起こります。トルフィン達が暮らす村に1隻の軍船が現れたのです。

その軍船を指揮していたのはヨーム戦士団のフローキでした。彼はトールズがかつてヨーム戦士団の団員であった事を語り、帰隊するように伝えに来たのです。戦う事を辞めていたトールズは相手にしませんでしたが、村を人質に取られてしまい行かざるを得ない状況になってしまうのでした。ちなみにアニメでは序盤のヴァイキングとして動くトルフィンの姿は描かれずプロローグから物語が始まっています。

2巻あらすじネタバレ

2巻はトールズがヨーム戦士団からの招集を受けて村の数人の若者と共にこの招集に応じる準備を進めます。戦に息巻く若者達でしたが、実はトールズは村に滞在していた船乗りの友人、レイフに頼み若者達を途中で引き上げさせ自分だけで行くつもりでいました。そうとは知らず出港した船ですが、船がもう村に戻れない程沖に出た所でトルフィンが隠れて乗り込んでいた事が発覚します。

レイフから数々の冒険譚を聞かされていたトルフィンは海に強い憧れを持っていたのです。そんなハプニングもありながらもトールズの一行は中継地点としてフェロー諸島に立ち寄ろうとします。しかしそこにはトールズの暗殺を依頼されたアシェラッド兵団が罠を作って待ち構えていました。ネタバレして解説おくとこの暗殺を依頼したのはヨーム戦士団のフローキがその事をトルフィン達が知るのはもっと後になってからです。

トールズは自身が狙いである事を悟るとアシェラッド兵団の首領アシェラッドに決闘を申し込みます。激闘の末これを打ち破ったトールズですが、人質に取られてしまったトルフィンを救うべく自らの命を差し出す事で場を収めます。トールズの約束によりレイフ達一行は解放される事になりますが、目の前で父を殺されたトルフィンは復讐を心に宿し、アシェラッド兵団の船に密航する事になるのでした。

3巻あらすじネタバレ

最初に解説しておくと3巻からは時間がプロローグから10年後、1巻の冒頭で描かれていた戦いに話が戻ります。トルフィンはアシェラッド兵団に加わっていたのです。詳しく解説するとトルフィンはただ単にアシェラッドを殺すのではなく戦士として決闘で正々堂々と倒す事を目的としていました。アシェラッドはその条件として自らの下で軍功を上げる事を条件としてトルフィンを上手く使っていたのです。

そしてこの戦場についてもここで初めて詳しく解説されます。戦場はイングランド、アシェラッド兵団はデンマークの麾下に加わり、イングランド攻略戦に参戦していたのです。元々ヴァイキングが拠点としているデンマークの地からみると豊かな土地であるイングランドは略奪の対象でした。それが時代を経て征服戦争へと発展していたのです。

3巻では村の襲撃やロンドン攻略戦でのトルフィンvsトルケルの死闘、そしてデンマークの第2王子であるクヌートとの出会いが描かれる事になります。加えて3巻では特別編として「はたらくユルヴァちゃん」が収録されています。トールズに助けられ村に戻ったレイフがトールズの娘ユルヴァや妻ヘルガにトールズの死とトルフィンの行方不明を伝え、ユルヴァの日常が描かれる事になります。

4巻あらすじネタバレ

アシェラッド兵団はトルケルに襲撃されるクヌートを自ら達だけで助け出す事で手柄を独占しようと目論みます。そこでも最前線に立たされるトルフィンの活躍もあり無事にクヌート王子の救出に成功、トルケル軍から逃げ出す事に成功します。しかし正面からぶつかれば負けるのは確実な状況でもある為、クヌート王子を助けるべくトルケル軍からの逃亡戦を強いられる事になります。

アシェラッドは自身の繋がりを使い当時ローマ帝国統治以降は統一王朝がなかったウェールズを通ってトルケル軍から逃げる道を模索します。王子を逃がす為という名目で村を襲撃する事を黙認する姿などが描かれる事になるのでした。この時、アシェラッド兵団は目撃者を無くすため、そして冬を超す食料の為に村人を惨殺しますが、1人だけその存在に気づかずに取り逃してしまいます。

5巻あらすじネタバレ

5巻ではデンマーク王家の実情が描かれる中、聴力による偵察に優れた耳によって追手がすぐそこまで迫っている事が明らかになります。上記で解説したように唯一の生き残りがトルケル軍に保護された事でアシェラッド兵団の居場所が伝わってしまったのです。加えて長い逃避行にアシェラッド兵団の中でも少しずつ内部分裂が発生していました。

元々アシェラッド兵団はアシェラッドのカリスマ性に大きく支えられた兵団です。しかしそのアシェラッドの考えが悉く裏目に出た事、追い詰められていた事が部下たちの不審を生む事になっていたのでした。そして人を見る目に長けたアシェラッドもこの事態に気づいていました。部下達がクヌート王子を手土産にしてトルケル軍に下ろうと行動を起こします。

アシェラッドはクヌート王子と護衛のトルフィン、自身の片腕であるビョルンを逃しアシェラッドと兵団による戦いが繰り広げられる中、そこにトルケル軍も到着します。トルケルが部下達に降ろうとしたアシェラッドの部下達を惨殺させる中、駆けつけたのがトルフィンでした。トルフィンはアシェラッドは自らの獲物であるとしてアシェラッドを守る為にトルケルに決闘を挑む事になります。

6巻あらすじネタバレ

6巻ではトルフィンとトルケルの決闘、そしてクヌート王子の精神的な覚醒が描かれる事になります。トルケルはトルフィンとの決闘の最中、トールズの話をして聞かせます。実はロンドンで戦った時にトルフィンが「トールズの子トルフィン」と名乗った事とその強さからトルフィンに興味を持っていたトルケルですが、その後の何度かの邂逅の中でトルフィンが自身の知るトールズの子だと確信していたのです。

登場時点ではイングランド軍に味方していたトルケルですが元々トルケルはデーン人でありヨーム戦士団に所属していました。しかも4人いるヨーム戦士団の大隊長の1人であり、現団長シグヴァルディの弟であり、トルフィンから見ると大叔父に当たる人物である事が明らかになったのです。

その裏ではクヌート王子が死亡した側近ラグナルとの死別を経て王の資質を覚醒させます。同行していた修道士ヴィリバルドとの愛の本質と人間の不完全さの問答により地上に理想郷を築く事を決意するのです。それまで非常に臆病で人前でまともに喋る事も出来なかったクヌート王子でしたが、これにより性格が一変するとトルフィン達が決闘する場に戻り、自身の理想郷を作り上げるべく打倒スヴェン王を掲げるとするのでした。

この覚醒にトルケルはかつてトールズに見た「不思議な輝き」を見出して彼の下につく事を決め、部下をトルフィン以外ほぼ失ったアシェラッドも従者になる事になります。こうして2人の強力な部下を手に入れたクヌート王子はデンマーク軍が本営を構えるゲインズバラに帰還する事になります。

7巻あらすじネタバレ

ここまでのヴィンランド・サガはどちらかといえば直接的な戦闘シーンが目立つ作品でしたが7巻からは政争が中心に描かれる事になります。これは既に6巻までにも描かれていましたが、スヴェン王は自身亡き後の後継者争いを嫌い、クヌート王子を暗殺、或いは戦死させるべくこのイングランド戦線に借り出していました。行方不明になったという報を聞いた時もそれまでだったと言う程です。

しかしアシェラッド、トルケルの両名を付き従えて無事に帰還したクヌート王子と共ににお互いを牽制し合う事になるのでした。しかし双方の思惑も相まって、事態は長期戦を予感させる事になります。そんな中、行われたのがこれまでも度々描かれてきたトルフィンとアシェラッドとの決闘です。これまでの戦いで右腕を負傷もするも確実に強くなっているトルフィンでしたが何度も戦ったアシェラッドはこれを軽くあしらうのでした。

アシェラッドはトルフィンの弱点は怒りに身を任せて剣筋が読みやすい事にあるとこき下ろします。そこでアシェラッドは自らの過去についてもトルフィン達に語っています。自身が初めて殺した父を殺す為にどのような手順を取ったのかを聞かせたのです。その後、7巻では偶然にもレイフがアシェラッドを発見、その後の成り行きもあってトルフィンとレイフは再会することになります。

8巻あらすじネタバレ

8巻ではこれまでのイングランド戦の褒賞と今後について話す御前会議が行われる事になります。この会議の最中、策謀を巡らせるアシェラッドですが、スヴェン王の「ウェールズ侵攻」に狼狽した様子を見せてしまいこれが弱みであると勘づかれてしまいます。双方の思考が渦巻く中、アシェラッドは自身の本当の名はルキウス・アルトリウス・カストゥスと名乗りブリタニアの地を統べる正統な王であると主張、そしてスヴェン王の首を跳ねるのでした。

その後襲いかかる衛兵達を相手に獅子奮迅の大立ち回りを繰り広げるアシェラッドですが、この意志を汲み取ったのがクヌート王子でした。アシェラッドは自らを犠牲にクヌート王子を即位させ、同時にウェールズを守るという決断をしたのです。そしてアシェラッドは駆けつけたトルフィンの腕の中で息を引き取る事になります。この8巻にてヴィンランド・サガの第一部が完結、アニメ1期はここまでのエピソードがアニメ化されています。

9・10巻あらすじネタバレ

9巻からのあらすじでは8巻から少し時間が経過しています。状態を解説しておくとずっと生きる目的だったアシェラッドへの復讐を不本意な形で終えたトルフィンは生きる目的を失いデンマークに広大な土地を有するケティルの農場で奴隷として働いていました。一時はクヌート王子の側近を務めたトルフィンですが、アシェラッドを失った際、錯乱状態でクヌート王子に斬りかかってしまった事でデンマーク軍を追放されていたのです。

以降無気力に農作業をこなすトルフィンですがそこに新人奴隷としてエイナルがやってきます。エイナルは積極的にトルフィンに声をかけ農場での一悶着もあって少しずつ絆を深めていきます。その一方でクヌートはスヴェン王亡き後イングランド侵攻軍の総司令官を務めていました。

11巻あらすじネタバレ

11巻ではトルフィンやエイナルがもう少しで奴隷から解放される状態にまで物語が進みます。解説しておくとトルフィン達は、自ら作った農業品の収穫物で自身を買い戻す事が許されていた特別待遇だったのです。そしてほぼ同時期、1つの事件が発生します。近くにある農場で奴隷の1人が農場の主人らを殺害した上で逃亡したという知らせが入るのです。

その一方でクヌートはデンマークを収めていた兄、ハラルドを毒殺し、デンマーク王とイングランド王を兼任するようになります。最初は代理という形でしたが農場の主ケティルはクヌートに謁見します。そこでケティルの息子オルマルが失態を晒してしまう姿が描かれるのでした。この失態は12巻以降思わぬ形で利用される事になります。

12巻あらすじネタバレ

12巻ではまずトルフィン達の側で起こった逃亡奴隷のエピソードが描かれる事になります。この逃亡奴隷、ガルザルは、トルフィン達のいた農場に売られた女奴隷のアルネイズの夫だった事が明らかになります。さらにガルザルの不在時を狙って村を襲われ売られてしまった事などが明らかになります。ガルザルはなんとかアルネイズを助けようと奮闘する事になるのです。

元々アルネイズに惹かれていたエイナル、そしてトルフィンはそんなアルネイズ達の身の上話から助ける事に協力する事になります。対するは農場の奉公人です。トルフィンは過去の行いから非暴力を誓っていましたが人助けの為にこの奉公人蛇と戦う事になります。この戦いはトルフィンに武器がなかった事もあり、結局トルフィンもエイナルも捕まる事になります。

13巻あらすじネタバレ

クヌートの元を訪れていたケティル達が戻ってくるとこの農場が戦場になる事を伝えます。実はオルマルの失態はケティル農場を王家が接収する口実に利用される事になってしまったのです。こうしてケティル農場での戦いが切って下ろされる事になります。人数こそ農場側300人おり3倍と多いですが、デンマーク軍の100人はいずれも数多の戦場をくぐり抜けてきた精鋭達でした。

戦いは一方的であり、デンマーク軍により農場側は撤退する事になります。その一方でトルフィン達はこの農場から逃げ出す事に成功します。実はレイフが奴隷となったトルフィンを探してここを発見していたのです。元々ほぼ自由の身だったトルフィン達ですが、見受け人は必要でその見受け人にレイフがなったのです。農場から離れる中、アルネイズは最後までガルザルへの思いを忘れずに息を引き取っていくのでした。

14巻あらすじネタバレ

船着き場までたどり着き逃げる準備をするトルフィン一行ですが、トルフィンが忘れ物として戦場に戻っていきます。これまでの戦況の中でこのデンマーク軍はクヌートが直接率いている事を知っていたトルフィンは自身なら交渉出来るのではないか、形はどうあれ世話になった農場に恩返しがしたいと考えたのです。そしてデンマーク側に1人交渉に向かいます。

トルフィンはデンマーク軍の兵士に名前とかつてクヌートの側近を務めていた事を話しクヌートに合わせて欲しいと懇願、殴られても引き下がらずに懇願し続けます。最後には賭けに勝った事でクヌートと対面、実に4年ぶりの対面で両者は思いをぶつけ合い、最後にはクヌートが農場接収を白紙に戻す形で決着、こうしてトルフィンはケティル農場を守り、後腐れなくケティル農場を去る事になります。

15巻あらすじネタバレ

ケティル農場を後にしたトルフィン一行はアイスランドのトルフィンの生まれ育った村に戻っていました。久しぶりの再会となったユルヴァに髪を切ってもらったトルフィン。その後トールズの死後以降の自身の生活についてを話しました。そして同時にヴィンランドを目指す旨とその為の出資者を探してここに立ち寄った事を話すのでした。

その出資者の候補として名前が上がったのがハーフダンでした。結局この交渉は決裂する事になりますが、いくつかの条件の元にギリシアまで持っていけば同じ重さの金と交換出来る可能性があるとされるイッカクの角を24本譲ってもらう事になります。このエピソードの中で今後重要な立ち位置になるのがレイフの年若い義妹のグズリーズとハーフダンの息子シグルドです。紆余曲折を経てグズリーズはトルフィン達の船に乗る事になります。

16巻あらすじネタバレ

アイスランドを出発したトルフィン一行はフェロー諸島、シェトランド諸島と立ち寄っていく事になります。シェトランド諸島では襲われた村に出会います。そしてここで拾う事になるのが唯一の生き残りの赤ん坊カルリでした。トルフィン一行はこうしてまた「厄介な者」を引き取る事になるのです。ちなみにグズリーズを連れ戻しにきたシグルドともシェトランド諸島で会っていますがなんとか逃げ出す事に成功しています。

次にトルフィン達が立ち寄ったのはノルウェーがあるスカンジナビア半島の西岸でした。ここでクマに襲われる事になるトルフィン達ですがこれを助けたのが女猟師のヒルドでした。熊鍋を囲みながら彼女から話を聞く中で、彼女の村がかつてアシェラッド兵団に襲われた事、その時死んだ父を殺したのがトルフィンである事が発覚します。

17巻あらすじネタバレ

父の仇であるトルフィンにボウガンを構えるヒルド、なんとか和解を試みるトルフィンですが、ヒルドの策略により一対一での戦いを強いられる事になります。この戦いの中でヒルドがアシェラッド兵団に襲われた時の事、その後猟師になるまでのエピソードが描かれる事になります。エイナル達も駆けつけトルフィンを活かすように懇願しますがヒルドの復讐心はそんな事では薄れる事はありませんでした。

18巻あらすじネタバレ

ヒルドがトルフィンの行く末を監視するとして同行する事になったトルフィン一行、しかしヒルドとの戦いで負傷したトルフィンの足の傷を癒やすべく、レイフの友人を頼ってベルゲンで療養を行う事になります。まだ赤ん坊だったカルリが一回り大きくなる頃、ようやく出発出来るようになったトルフィン一行ですが、次に立ち寄ったイエリングでまたも事件に巻き込まれる事になります。

トルフィンはヨーム戦士団の現状を知る事になり、トルケルとも再会する事になるのです。この時のヨーム戦士団は時期団長候補がおらず四苦八苦している状態でした。そこにトールズの息子であるトルフィンが現れた事で彼を迎え入れようとしたのです。トルフィンはこれを断りますが、結局追われる事になってしまうのでした。

19巻あらすじネタバレ

結局捕縛される事になったトルフィンはヒルドと共にヨーム戦士団の大隊長ヴァグンに面会する事になります。ここで父トールズが死んだ事件の黒幕がフローキである事を聞かされるトルフィン。復讐心を抱きながらも戦いを拒否します。それでもなんとかトルフィンと戦おうとするヨーム戦士団の強者ガルムに付け狙われる事になります。

20巻あらすじネタバレ

トルフィンがエイナル達との合流を目指す中、ヨーム戦士団は真っ二つに割れていました。次期団長候補をめぐる争いは一度は交渉も行われるも決してまとまる事はありませんでした。ガルムによってヨーム戦士団にとらわれる形になっていたエイナル達ですがフローキの孫で団長候補のバルドルに助けられる事になります。結果的にトルフィンとエイナルは合流する事に成功しますが、グズリーズだけが取り残される形になってしまいました。

21巻あらすじネタバレ

取り残されたグズリーズを救出するべくエイナルが使った脱出口から潜入したトルフィンとヒルド、なんとかグズリーズを発見しますがそこで出会う事になったのがグズリーズをかばった事で一緒に牢に入れられていたバルドルです。ここで初めてトルフィンとバルドルは対面する事になります。そしてバルドルの立案によりバルドルを人質にした脱出作戦が決行される事になります。

脱出作戦の中、自身の思いだけで戦うガルムがそれに介入、結果的にトルフィンとガルムが戦闘に入ります。

22巻あらすじネタバレ

ヨーム戦士団の内乱とも言えるこの戦いはいよいよ泥沼の様相を呈してきます。お互いが消耗戦を繰り広げる中、トルフィンとガルムの戦いも決着が付かない状態が続きます。トルフィンはかつてアシェラッドにやられたように最後は素手でガルムを相手して打ち破ると、ヨーム戦士団の団長に任命されます。トルフィンは団長になった権限を利用し、ヨーム戦士団の解散を命じるのでした。

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ヴィンランド・サガの面白い魅力

面白い魅力①トルフィンの変化

ヴィンランド・サガは作中で大きく年代が進む事もありますが、作中で大きく変化するキャラクターがトルフィンです。幼少期の無邪気な性格から復讐に囚われ、その後のは平和な世界を作るべく行動をする姿はまさに成長物語ともいうべき物語です。ただ目的の為に行動する姿は変わっておらず、それがまた魅力的に映ると言われています。

面白い魅力②歴史的な背景に沿ったストーリー

ヴィンランド・サガはヴァイキングをテーマにした作品ですが、同時にその当時の歴史の背景にもしっかりと焦点を当てています。実際の歴史でもデンマークによるイングランド侵攻が行われた事もありますし、ウェールズなどの地の事も基本的に歴史に沿った設定になっているのです。これらの歴史的事実を上手く絡めることでよりストーリーが深くなっており、歴史の勉強にもなると言われているのがヴィンランド・サガの魅力です。

面白い魅力③個性的なキャラ

ヴィンランド・サガの登場人物は主要なキャラクターはモデルとなる人物もいますが漫画的にかなり個性的なキャラクターに仕上がっています。漫画の設定に合わせてモデルそのままというわけではありませんが今回あらすじを解説したようにこれらのキャラクターが物語を構成しているのでより臨場感があると言われています。

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ヴィンランド・サガのキャラ・登場人物一覧

登場人物一覧①トルフィン

ヴィンランド・サガの主人公を務めるのがトルフィンです。あらすじの中で解説したように少年から成長していく姿が描かれ、いくつかの出来事によって大きく性格が変化していくキャラクターでもあります。ちなみにトルフィンもモデルがいるキャラクターで、モデルになったのは実際の歴史でもヴィンランドへの移住計画を建て実行したソルフィン・ソルザルソンです。

登場人物一覧②トールズ

トルフィンの父として冒頭に登場するのがトールズです。かつてはヨーム戦士団の4人の大隊長の1人でトルケルが自身より唯一強いと認める相手です。作中でも屈指の強さを誇り負けなしでしたが、アシェラッドの罠により自らの命と引き換えにトルフィン達を守るべく死亡しました。

登場人物一覧③アシェラッド

主要なキャラクターの中では数少ないモデルがいないキャラクターがアシェラッドです。アシェラッドはアーサー王のモデルとなったアルトリウスの子孫とされアシェラッド兵団を率いていました。冷酷非情な手腕と人を読む力で自らの命を狙うトルフィンすらも手下として使いこなしていました。

登場人物一覧④レイフ

幼少のトルフィンに自身の冒険譚を聞かせ、トルフィンが行方不明になってからはトルフィンを探し続けていたのがレイフのおっちゃんことレイフです。彼もモデルがいる人物で、ヨーロッパ人で始めて新大陸ヴィンランドにたどり着いた人物として名前が残っています。

登場人物一覧⑤ヘルガ

トルフィン、ユルヴァの母として登場したのがヘルガです。ヨーム戦士団の首領シグヴァルディの娘で、トールズと結婚、トールズがヨーム戦士団を抜ける決意を固めると彼女も同意して同行する事になりました。体調を崩す場面も見られましたが、トルフィンがアイスランドに帰国した時にも存命でユルヴァ達と共に生活しています。

登場人物一覧⑥ユルヴァ

トールズとヘルガの長女でトルフィンの姉がユルヴァです。ヘルガ似の美貌を持ちながらも男勝りな性格が特徴のキャラクターです。トルフィンがアイスランドに帰国した際も当初は偽物と思い信用しようとしなかったり、お金に無頓着な父に対し現実的な価値観を持った娘に育っています。トルフィンが帰国した時にはアーレと結婚し3男1女を設けた母親になっていました。

登場人物一覧⑦フローキ

ヨーム戦士団の小隊長から有力者の暗殺で上り詰めていったのがフローキです。軍人肌に見えますが策謀家でもあり、トールズの帰還を良しとせずアシェラッドに彼を殺させたりもしています。その策謀によりヨーム戦士団でも上り詰めますが、最後にはトルケルに敗れ、団長になったトルフィンに追放、放心状態のままバルドルに連れられる形で旅立っています。

登場人物一覧⑧ハーフダン

幼少期編から登場していたアイスランドのトルフィン達の村の隣の村の領主を務めているのがハーフダンです。規律を重んじる人物で強い影響力を持っています。年を経てその影響力は強くなっており、トルフィンと交渉をしますが、決裂。しかしイッカクの角を譲るなどしています。

登場人物一覧⑨トルケル

ブリテン編にて登場したのがトルケルです。戦好きの性格をしており、元々はヨーム戦士団の大隊長の1人でしたが、戦うイングランド軍のあまりの弱さにヨーム戦士団と戦う為にこれを裏切りイングランド軍側についたという強者との戦いを望むタイプの戦士です。常人を遥かに超える強さを持ち、戦士としてのあり方を矜持として強く持っています。

登場人物一覧⑩クヌート

スヴェン王の次男で第2継承権を持つ王子として登場したのがクヌートです。女性と見間違われる程の美形な人物ですが、幼少期からの政争により非常に臆病な性格をしていました。しかし側近のラグナルとの死別後に王の資質に目覚め、スヴェン王の死後、イングランド侵攻軍総司令官、そしてやがてはイングランド王とデンマーク王を兼ねるようになります。クヌートも実在する人物をモデルにしたキャラクターになっています。

登場人物一覧⑪スヴェン

同じく実際の王様をモデルにしているのがヴァイキングの国であるデンマークの王として取りまとめていたのがスヴェン王です。かつては国を思い父王から王位を簒奪したという過去を持っていますが現在は権力の保持と拡大に取り憑かれてしまっています。デーンローを中心にイングランド征服を行いますが、最後にはアシェラッドによって首を跳ねられてしまっています。

登場人物一覧⑫ラグナル

クヌートの側近で教育係を務めていたのがラグナルです。キリスト教徒で、デンマーク王家での権力闘争からクヌートを守り、彼を本当の息子のように育てていました。クヌートがトルケルに捕縛された際も側から離れずクヌートがアシェラッドに捕縛されて以降も同行、しかし最後はアシェラッドによってクヌートの王としての脂質に目覚めさせる為に殺される事になります。

登場人物一覧⑬ヴィリバルド

クヌートお付きの教師であり、キリスト教の修道士がヴィリバルドです。修道士でありながら極度のアルコール依存症で、初登場時は髪や髭がボサボサに伸びていた為、老けて見えていましたが、身だしなみを整えると年相応の見た目になります。愛とは何かを常に追求しており、彼との問答がクヌートの最終的な王の資質としての目覚めを促す事になります。

登場人物一覧⑭ビョルン

アシェラッド兵団の中でも1番の古株と言われていたのがビョルンです。兵団の中でも特にアシェラッドへの忠義が高く兵団が反乱を起こした際も唯一アシェラッドを裏切る事はありませんでした。クヌート王子を守る中で重傷を負い、最後には戦士として死ぬべくアシェラッドと決闘を行いトドメを刺されました。

登場人物一覧⑮パテール

トルフィンが奴隷をしていたケティル農場にて奉公人をしていた人物の1人がパテールです。元奴隷から奉公人に上がったという経歴を持っており、自身も他の奉公人から疎まれていますが、奉公人の中で唯一トルフィン達の面倒をしっかり見ている人物です。

登場人物一覧⑯アルネイズ

ケティルのお気に入りの奴隷とされていたのがあるネイズです。心優しい性格と美貌を持ち合わせています。その美貌はエイナルから一目惚れされる程でした。

登場人物一覧⑰ガルザル

ケティル農場の隣の農場から逃亡した逃亡奴隷として登場したのがガルザルです。戦士として高い腕前を持ち、作中でも何もの者を血祭りに上げながらアルネイズを助け出そうとしましたが自身も深手を負い、最後にはアルネイズに看取られながら息を引き取りました。

登場人物一覧⑱蛇(ロアルド・グリムソン)

ケティル農場にて「客人」として用心棒を務めていたのが蛇です。公平な人物で、奴隷にも気さくに接する人物ですが、過去にヘマをやらかし本名を名乗る事が出来ないとされています。農場接収を納めたトルフィンに感謝し最後に本名がロアルド・グリムソンである事を名乗りました。

登場人物一覧⑲グズリーズ

レイフの義妹で船乗りへの強い憧れを持っているのがグズリーズです。女性という事で船に乗る事が出来ず、シグルドの元に嫁ぎにきますが、トルフィンと共に船旅をする事になります。明るく自由奔放な性格で男顔負けの体力を持ち合わせています。愛称はグズリです。

登場人物一覧⑳シグルド

ハーフダンの息子でグズリーズと結婚する予定だったのがシグルドです。トルフィンがグズリーズを連れ出した事でこれを追いかけて海にでますが紆余曲折を経て奴隷として捉えられてしまいトルケル軍で働く事になりました。

登場人物一覧㉑カルリ

トルフィンが北海を渡る中で出会ったのがカルリです。争いの火種になるとして親族からも引き取る事を拒否された為トルフィン達が連れ出す事になります。

登場人物一覧㉒ヒルド

猟師を生業に生きていたキャラがヒルドです。上記のあらすじでも解説したように過去にトルフィンに父を殺された過去を持っています。猟師としての顔の他、工芸のセンスも持ち合わせており、女性の自分でも扱えるボウガンを開発した他、水車の力を利用した自動ノコギリやベアリング楮そうなどを開発するような側面を持っています。

登場人物一覧㉓エイナル

奴隷編以降、トルフィンを兄弟として支えるキャラがエイナルです。トルフィンの「争いのない平和な国を作る」という思いに賛同しトルフィンを支える事にしています。幼少期を除いてトルフィンに出来た初めての友人であり元々農夫だった為、農業に詳しく、奴隷時代も農地を荒らされた際には怒りを顕にするなどしています。

登場人物一覧㉔ケティル

トルフィンを奴隷として勝った大地主がケティルです。奴隷を使いはしますが自らも農場で働くなど勤勉な人物ですが、トルフィン達への自由身分買取の方策を与えるなどの自身の性格を「デーン人としては欠点である」としています。

登場人物一覧㉕オルマル

ケティルの次男で次期当主の座を持っているのがオルマルです。本人は剣で名を挙げたいと息巻いていましたがその実、度胸も腕前も持ち合わせていません。結果的にクヌートにケティル農場を襲撃されるきっかけを与えています。

登場人物一覧㉖トールギル

ケティルの長男ですが、持ち前のヴァイキング気質から一度は農場を飛び出したキャラがトールギルです。元々はクヌートの従士を務めた人物でもあり、クヌートの思惑に気づきながらもオルマルを煽ってケティル農場を攻める口実を作らせるなどしています。

登場人物一覧㉗スヴェルケル

ケティル農場の先代当主として登場したキャラがスヴェルケルです。気難しい性格をしていますがトルフィン達の事はその仕事ぶりから気に入っており、馬や重量犂を貸し与えたりしています。ケティルの農場経営の方針を疑問視している為、折り合いが悪いです。

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ヴィンランド・サガの用語を解説

用語①アイスランド

トルフィンの故郷として登場するのがアイスランドです。元々はノルウェー王ハラルドの支配を嫌った人々が移住した事から生まれた土地で、その厳しい気候環境は農業には適さない為、主に漁業や牧畜で生計を立てています。その立地からヨーロッパの戦乱には基本的に巻き込まれる事がありません。

用語②フェロー諸島

アイスランドとノルウェーの中間に位置する島々がフェロー諸島です。島の規模自体は大きくありませんが、アイスランドとノルウェー、イングランドなどの島々を行き来する際の中継地点として利用されています。

用語③イングランド王国

現在のイギリスの元になった国であり、物語前半の舞台となるのがイングランド王国です。ローマ帝国時代に移り住んだアングロ・サクソン人が統一した王国で、ブリテン島の南部を中心とした国家です。元々はデーン人と微妙な小康状態を保ってきましたが、11世紀初頭に国王の命令によるイングランド軍によるデーン人虐殺をきっかけに関係が悪化しました。

用語④デーンロー

ブリテン島にてイングランドの北部に広がる地域で、デーン人が実行支配する地域をデーンローと呼んでいます。あくまでも土地の総称で国家というわけではありませんが、中心地のヨークを中心に幅広い地域を支配下に置いています。

用語⑤ウェールズ小王国群

イングランドの西部に広がる険しい地形の地域がウェールズ小王国群です。元々ブリテン島の原住民であるケルト人系の住民が住む地域で、ローマ帝国時代以降統一こそされていませんが、その立地も相まってイングランドとデンマークの戦いに不干渉を貫いています。

用語⑥デンマーク王国

ヴィンランド・サガの時代のデンマーク王国は史実ではイェリング朝と呼ばれるデンマーク最古の王朝が支配していた王国です。ヴァイキングの国であり、デンマーク国内にはいくつもの戦士団が活動しており、有事の際には彼らとも協力関係を築いています。

用語⑦デーン軍

デーン軍、或いはデンマーク軍はヴァイキング達も傘下に加えたデンマーク軍のうち、イングランド侵攻に投入されている軍です。総指揮官は国王であるスヴェン王でその規模は解説されている1013年時点で20000人とされていました。イングランド征服後も駐屯軍としてある程度の兵がイングランドに残っていますがそその駐屯費用にクヌートは悩まされる事になります。

用語⑧ヨーム戦士団

いくつもの戦士団がある中で北海でも最強と言われる戦士団がヨーク戦士団です。その規模感はデンマーク王国も無視できない程であり、幹部のフローキがデンマーク軍と同行する程でしたが最終的にトルフィンにより解散命令が出ています。

用語⑨アシェラッド兵団

アシェラッドが率いたヴァイキングの一団で、普段は海賊として活動しつつも有事の際にはデンマーク軍の舞台としても活躍しています。トルフィンが所属した兵団でもありますが、最終的にはアシェラッドとトルフィン以外ほぼ死亡し壊滅状態となりました。

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ヴィンランド・サガの名言や名シーン集

名シーン①「お前に敵などいない…」

お前に敵などいない 誰にも敵などいないんだ

幼少期編にて、フローキの来訪によって村が戦への熱を高める中、父トールズが勇敢な戦士だった事を知ったトルフィンは自らもおもちゃの武器ではなく本物の武器が欲しいと考えるようになります。自宅の物置を漁っているとそこで見つけたのがかつてトールズが使っていた武器でした。この時、トールズがトルフィンを諭すように言ったのがこの名言です。この名言の意味をトルフィンが理解するのは漫画の中でもかなりの時間が経過してからでした。

名シーン②「もはや天の国も…」

もはや天の国も試練も要らぬ、我々の楽園は地上にある

王の資質に目覚めたクヌートがそれまで信奉していた神に対し「許せぬ」という感情を抱き言ったのがこの名言です。人が争うのを高みの見物をしていると捉えたのです。これにより神に代わって自らが地上に苦しみのない世界を作ると誓う事になるのでした。解説しておくとこの誓いによりクヌートは恒久的な平和の為、武力を使う事も顧みないという決断をして以降の行動指針になっています。

名シーン③「血と鉄を用いない…」

血と鉄を用いないのが私の領分です

上記でも解説したようにクヌートは自らの理想とする世界を作るべく、血と鉄(武力)を用いる方法を選びますが、同じ理想を抱きながらも別の方法を取ったのがトルフィンです。ケティル農場での戦いでクヌートと再会し和平交渉を行った際にトルフィンが自らの考えを述べクヌートに伝えたのがこの名言です。

名シーン④「剣など要らぬ」

作中でも何度か登場している名言がこのセリフです。初めて放ったのはアシェラッド兵団に囲まれた時のトールズで、その後、トルフィンと一騎打ちをした際のアシェラッドなども使用しています。解説しておくと、圧倒的な本物の戦士には剣が要らないというもので、実際にこのセリフを発したトールズやアシェラッドなどのキャラはその戦いを圧倒しています。

名シーン⑤トルフィンと猛将「のっぽのトルケル」との一騎打ち

数多くの戦いが描かれているヴィンランド・サガですが、長く連載される漫画の中でも屈指の名勝負だと言われるのがトルフィンとトルケルの一騎打ちです。漫画の中で何度か行われている一騎打ちですが、ヴィンランド・サガ作中でも屈指の名将であるトルケルの豪快な戦い方とスピードを活かしたトルフィンの対称的な戦い方は一見の価値があると言われています。

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ヴィンランド・サガに関する感想や評価

ここからは既にヴィンランド・サガの漫画を読破した人、アニメを視聴した人の感想を紹介していきます。ヴィンランド・サガは歴史的背景や当時の文化をしっかりと考察した上で描かれているのが良いという声が多くなっています。ヴァイキング達はもちろん、それ以外の人物や様々な立場の人物や視点が描かれる事で物語に深みがあると言われています。

またヴィンランド・サガは死もしっかり描いているのが良いという声もあります。青年誌に移ったからこそ出来た描写もあるといわれている程、その描写はリアルであり、ヴァイキング達による突然の襲撃による死や当時のやり方などがリアルに描かれている事が漫画としての面白さに繋がっていると考察するファンもいる程になっています。

また当時はまだまだ色濃く残っていた男女差や人種の差などもしっかりと描いているなど現代を舞台にしてはまず描けないであろう描写が目立つのも良いという声も多くなっています。敢えてこれらをしっかり解説する事なく日常的な風景として描いているのが良いという声も多いです。

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ヴィンランド・サガの漫画あらすじネタバレまとめ

漫画ヴィンランド・サガは今回あらすじを解説したようにヴァイキングをテーマにしながらヴァイキングが世界を席巻した11世紀の北ヨーロッパを舞台に、歴史的背景もしっかりと反映しながら描かれた漫画です。漫画敵な表現はもちろんありますが、個性豊かなキャラクターなどの行動や判断、考え方から当時の文化などをしる事も出来る作品として人気と評価を集める作品になっています。

アニメ化は第一部完のところまで行われておりそれ以降の物語も続いています。アニメ2期の制作も決定しているので、まだヴィンランド・サガを視聴していない人は漫画やアニメで視聴してみてはいかがでしょうか?

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