【ヴィンランド・サガ】トルケルは史実上も実在していた？強さや最期を考察

トルケルとは『ヴィンランド・サガ』に登場するキャラクターで、生き残っている人物の中で圧倒的な強さを誇るキャラクターです。『ヴィンランド・サガ』の作品中においても1人で何十人もの敵を倒していきます。トルケルは『ヴィンランド・サガ』の主人公であるトルフィンとも戦っています。『ヴィンランド・サガ』において主人公のトルフィンと圧倒的な強さのトルケルとの一対一の勝負は特に見所のある場面となっています。

『ヴィンランド・サガ』は幸村誠によって描かれる漫画で、2005年4月から10月まで『週刊少年マガジン』で連載され、その後2005年12月からは、同じ講談社から出版されている『月間アフタヌーン』で移籍連載がスタートしました。2019年7月からは、テレビアニメ『ヴィンランド・サガ』がNHKで放送開始されました。

『ヴィンランド・サガ』は11世紀頃の北欧を中心として描かれたヴァイキングたちの戦いや生き方を描いた物語です。『ヴィンランド・サガ』の主人公トルフィンは伝説に残る最強の戦士であった父親のトールズをヴァイキングによって殺されてしまいます。トルフィンは父の敵を討つのために、父を殺したアシェラッドが率いるヴァイキング集団とともに行動し、アシェラッドを正々堂々と決闘により倒す機会を待っていました。

アシェラッドは自分の命を狙うトルフィンを手下として使い、トルフィンが戦いによって手柄を挙げるとその見返りとして決闘の申し込みに応じます。しかし、トルフィンは頭が切れる策士のアシェラッドをなかなか倒すことができません。そんな中、トルフィンたちはデンマークのイングランド侵略戦争に参加し、またイングランド王位継承をめぐる争いにも巻き込まれていくことになります。

トルケルは元々はヨーム戦士団の大隊長の1人でした。ヨーム戦士団はトルケルの兄シグヴァルディが首領を務めるエリート戦士団で、かつてはトルフィンの父トールズも所属していました。トルケルは戦闘が好きでたまらないというキャラクターで、戦士であることに誇りを持っています。そして、常に強い相手との戦いを求めています。

トルケルは初登場したときには、デーン軍にいましたが、強い相手と戦うためにイングランド軍に寝返ります。トルケルは大柄で人間離れした力を持っていますが、度量が大きく快活であり、裏表のない気さくな性格のため手下の戦士からは慕われています。トルケルはシグヴァルディの弟で、シグヴァルディは主人公トルフィンの母ヘルガの父親です。トルケルは、トルフィンの祖父の弟であり大叔父にあたります。

『ヴィンランド・サガ』で圧倒的な強さを誇るトルケルは実在していた人物なのでしょうか？ここからは、トルケルの強さや死亡した時期、最期についても詳しく解説していきます。

『ヴィンランド・サガ』に登場するトルケルの史実上におけるモデルの生まれた場所や年代は不明ですが、トルケルは「のっぽのトルケル」として史実上も実在しています。史実上のトルケルがシグヴァルディの兄弟であることやヴァイキングの司令官を務めたことは『ヴィンランド・サガ』のトルケルと同じです。

トルケルは史実上「のっぽのトルケル」と表されていますが、史実においてトルケルの実在モデルの強さに関する記述はありません。「のっぽのトルケル」と表されていることから背が高く、そしてヴァイキングの司令官を務めていたことから並の人間よりは、強い力を持っていたと推測されます。

トルケルは史実上も実在した人物ですが、トルケルの実在モデルは最期どのように死亡したのでしょうか？史実上のトルケルは1015年イングランドを攻撃し、征服することに成功します。その優れた働きにより伯爵となりますが、1021年に王に追放されデンマークへと戻ります。そしてデンマーク伯爵となりますが、1年後トルケルの義理の兄弟がデンマークの首領となったため、トルケルが支配した期間は本当に短いものでした。

「のっぽのトルケル」に関する1023年以降の史実はなく、表舞台から消えているようです。トルケルが最期はどのように死亡したのか明らかになっていませんが、戦いに敗れたことによって死亡したという史実はありません。トルケルは1023年以降すぐに死亡したのか、老衰によって一線を退いたのか、または他の地へと移り住んだ後に死亡したのか様々な最期が推測されています。

ここからはテレビアニメ『ヴィンランド・サガ』のトルケルの声を担当した声優の大塚明夫さんについてご紹介します。大塚明夫さんのプロフィールや過去に出演した作品についてもまとめていきます。

• 名前：大塚明夫（おおつか あきお)
• 通称：明夫、明夫さん
• 出身：東京
• 事務所：マウスプロモーション
• 誕生日：1959年11月24日
• 血液型：B型
• 身長：182ｃｍ

大塚明夫さんの職業は、声優、ナレーター、俳優です。洋画の吹き替えではスティーブンセガールやニコラスケイジなど数多くを担当する実力派の声優です。大塚明夫さんの父親も同じく声優で、大塚周夫（おおつか ちかお）さんです。大塚周夫さんは『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男役『ルパン三世』の石川五ェ門役『ピーターパンの冒険』のフック船長役『忍たま乱太郎』山田先生役を担当しています。

大塚明夫さんの主なテレビアニメ出演作品は『ONE PIECE』の黒ひげ役『それいけ！アンパンマン』のナガネギマン、ニガウリマン役『ジョジョの奇妙な冒険』ワムウ役『ゲゲゲの鬼太郎』ぬらりひょん役『忍たま乱太郎』の山田先生役などがあります。『忍たま乱太郎』の山田先生役は父親である大塚周夫さんの後を引き継ぎ、2代目の山田先生役を大塚明夫さんが担当しています。

大塚明夫さんの主なゲーム出演作品は『キングダム ハーツ』アンセム役『戦国無双 』本多忠勝役『機動戦士ガンダム』アナベルガトー役などがあります。また大塚明夫さんは、バラエティやCMなど多くのナレーションも務めています。

テレビアニメ『ヴィンランド・サガ』の11話を見て、トルケルの表情が豊かで飄々としているが、戦闘が好きでたまらないという一面が出ると、とても冷静になりやはり強いという感想です。トルケルが世界でただ1人勝てなかった戦士はトルフィンの父トールズですが、生きているキャラクターの中で1番強いのはトルケルであると評価する声が多く上がっています。またトルケルが化け物のように強いという感想が寄せられています。

『ヴィンランド・サガ』のトルケル役の声優を担当する大塚明夫さんの声がずっと聴いていられて好きだという感想です。大塚明夫さんがトルケル役を担当することで安心するという声や大塚明夫さんが演じるトルケルの声が渋くてかっこいいと評価する声が多く寄せられています。

トルケルは統率力やカリスマ性があり、荒くれ者だらけのトルケル軍500人をまとめている大将です。トルケルは裏表のない性格で周りから信頼されていて、主人公トルフィンの父を殺したアシェラッドとは対照的です。もしトルケルが死亡することがあれば、荒くれ者だらけのトルケル軍はどうなるのだろう、と心配する声もありました。また「トルケルはいい上司だ」という感想をもつ視聴者も多くいたようです。

『ヴィンランド・サガ』のトルケルには実在の人物がいるということを知り、ワクワクしたという感想です。また『ヴィンランド・サガ』のトルケルには「のっぽのトルケル」という史実上において実在モデルがいることに驚いたという声が多く寄せられています。

『ヴィンランド・サガ』のトルケルについてまとめました。またトルケルのアニメ声優を担当する大塚明夫さんについてもご紹介しました。トルケルは『ヴィンランド・サガ』に登場するキャラクターの中で圧倒的な強さを誇る人物で、史実上も実在しています。その他にも『ヴィンランド・サガ』には実在した人物が多く登場しています。歴史を身近に感じることができる『ヴィンランド・サガ』を一度ご覧になってみてはいかがでしょうか？