ヴィンランド・サガのアニメが完結！最終回のあらすじ・感想をネタバレまとめ

2019年の11月にアニメ化され、同年の12月に完結を迎えた大人気作品ヴィンランド・サガ。アニメヴィンランド・サガはヴァイキングの時代をモデルにした歴史作品であり、完結まで作品を絶賛する感想が多数寄せられるほど非常に高い人気を博していました。本記事ではそんな大人気アニメヴィンランド・サガにスポットを当て、最終回の完結までのあらすじネタバレや国内外の視聴者のネタバレ感想などをまとめてご紹介します。

ではまず最終回のあらすじネタバレや視聴者のネタバレ感想などをご紹介していく前に、アニメヴィンランド・サガの作品情報や簡単なあらすじについてご紹介していきます。本記事で最終回のあらすじなどをネタバレ紹介するヴィンランド・サガとは2005年に｢週刊少年マガジン｣で連載を開始した幸村誠の漫画作品です。漫画ヴィンランド・サガは2005年の12月に｢月刊アフタヌーン｣に移籍し、2020年4月現在も連載が続いています。

2020年4月現在漫画雑誌の1つである｢月刊アフタヌーン｣に連載されている漫画ヴィンランド・サガは11世紀のヨーロッパを舞台に、ヴァイキングの命を懸けた戦いを描いた歴史作品です。単行本は2006年の8月に第1巻が刊行され、2020年4月現在まで合計で23巻発売されています。基本的に漫画ヴィンランド・サガは史実に登場する歴史人物などをモデルとした作品であるため、多くの歴史好きから非常に高い評価を獲得しています。

また作画やストーリー構成も非常に良く完成されており、歴史好き以外の方からも高い人気を博しています。そのため漫画ヴィンランド・サガは合計で550万部を超える累計発行部数を記録しており、これまで｢文化庁メディア芸術祭マンガ部門｣や｢講談社漫画賞｣といった賞を多数受賞しています。この高い人気からマンガヴィンランド・サガは2019年の7月にNHKよりアニメ化されることとなり、同年の12月に最終回完結を迎えました。

時は11世紀初頭のヨーロッパ。この時代ヨーロッパはヴァイキングという世界最強の軍団が闊歩しており、各地が激動の時代を迎えていました。そんな時代の中で｢戦鬼｣とあだ名される最強の戦士トールズがある1人の子供を誕生させます。この子供の名前はトルフィンといい、幼い頃から戦いに明け暮れる生活を送っていました。この最強の戦士の息子トルフィンが表舞台に立つ時、世界に動乱の嵐が巻き起こることになるのでした。

ではここからはアニメヴィンランド・サガのアニメ情報や原作漫画のどこまで描かれているのかについてネタバレ紹介していきます。上述でご紹介した通り、アニメヴィンランド・サガは非常に高い人気を博している同名漫画作品を原作に2019年の7月からNHKより放送されました。2019年の7月から放送されたアニメヴィンランド・サガは合計24話構成の2クール作品となっており、同年の12月に最終回が放送されて完結を迎えました。

NHKは近年非常にアニメ作品に力を入れており、キングダムや進撃の巨人といった漫画原作のアニメがどれも大成功を記録しています。アニメヴィンランド・サガも漫画の全てが描かれることは無かったものの、難しい物語を見事にまとめて製作されています。またアニメヴィンランド・サガはキングダムや進撃の巨人に引けを取らないほど迫力満点な作品に仕上がっており、綺麗な作画もあって完結を通して非常に高く評価されました。

しかしシリアスな歴史作品であることからアニメヴィンランド・サガはキングダムや進撃の巨人以上に残酷な描写が描かれています。またモデルとなった11世紀のヨーロッパは幸せなどありもしない暗黒の時代であったことからハッピーエンドといえる完結の仕方をしていません。そのため、アニメヴィンランド・サガは歴史が好きな方や笑いの無いシリアスなストーリーが好きな方以外、好まれることが無い作品だといえるでしょう。

では2019年の12月に最終回が放送されて無事完結を迎えたアニメヴィンランド・サガは原作となった同名漫画作品の何巻まで描かれているのでしょうか。上述でご紹介した通り、アニメヴィンランド・サガは合計24話構成の2クールアニメとして製作されています。そのためアニメが放送されていた当初発売していた19巻まで描かれてはおらず、原作となった漫画ヴィンランド・サガの1巻から8巻までの内容が完結まで描かれてます。

漫画ヴィンランド・サガの第1巻は物語の始まりであるプロローグが描かれており、第1巻から第2巻までは主人公トルフィンの幼少期が描かれています。そして第3巻から第8巻まではブリテン編のストーリーが収められています。原作漫画ではブリテン編から奴隷編に移行していくのですが、そこまでいくと24話で描くことが出来ません。なのでアニメヴィンランド・サガはプロローグから区切りの良いブリテン編までの内容となってます。

しかしアニメ化すると原作漫画を超えてしまうケースが多く、アニメヴィンランド・サガもブリテン編以上の尺が残ってしまっています。このアニメヴィンランド・サガの尺はオリジナルストーリーを加えることで見事にカバーしていました。このオリジナルストーリーはアニメだけであり、原作漫画で読むことが出来ません。なのでアニメヴィンランド・サガは新規層のファン以外に原作ファンからも高い人気を博していたのです。

それではここからはアニメヴィンランド・サガの最終回のあらすじをネタバレ紹介していきます。上述でご紹介した通り、アニメヴィンランド・サガの最終回のあらすじは非常に暗くてシリアスな終わり方をしています。アニメヴィンランド・サガの最終回のあらすじの最初、デーン軍の本拠地であるゲインズバラへ帰還したヴァイキング兵団の首領で最強の剣士の1人アシェラッドはスヴェン王にある究極の選択を迫られてしまいます。

そのアシェラッドがスヴェン王に迫られた究極の選択とはウェールズとクヌートのどちらを取るかという2つでした。アイェラッドはこれまでウェールズとクヌートの両方を守るためにずっと戦場を駆け回っていました。当初デンマークの王位継承権第2位の王子であるクヌートはスヴェン王の謁見で自身の派閥を確立しようと考えていました。しかしスヴェン王は誰も予想出来ない上記の選択を迫り、アシェラッドを追い詰めていきます。

もちろんこのような選択をアシェラッドは選ぶことが出来ません。するとスヴェン王はアシェラッドに放ってはいけない言葉を投げかけます。選択を迫るスヴェン王はなんとアシェラッドの母親を奴隷扱いしたのです。実はスヴェン王は最終回に至るまでのあらすじで一回母親を奴隷扱いするという侮辱を与えていました。2回も母親を侮辱されたアシェラッドはあまりの怒りで顔を歪ませ、禁忌とされる第三の選択を選んでしまいます。

アニメヴィンランド・サガの最終回の始め、スヴェン王から母親を奴隷扱いされたアシェラッド。顔が歪むほどの怒りを抱いたアシェラッドはそこで王を殺すという禁断の選択を取ります。もしアシェラッドがスヴェン王の2択のどちらかを選べば、守るべき存在であるクヌートに危害が及んでしまいます。またデンマーク王の座を欲しているクヌートが自らの夢を叶えるため、刀を抜いてスヴェン王を殺してしまう可能性もありました。

もし現デンマーク王であるスヴェン王を殺害してしまえば、当時絶対にしてはいけないとされる父親殺しの汚名をクヌートが着ることになってしまいます。それを防ぐため、アシェラッドは第三の選択としてスヴェン王を殺すと決意したのです。殺すと決意したアシェラッドは自らをブリタニア王とし、ルキウス・アルトリウス・カストゥスという名前を名乗ります。作中で名乗っていたアシェラッドという名前は偽名だったのです。

昔、アシェラッドはデーン人の豪族であった父親とウェールズの元王女であったリディアの間に生まれました。この時アシェラッドは母親のリディアから｢ルキウス・アルトリウス・カストゥス｣という真の名前を授っていました。真の名前を名乗ってブリタニア王を称したアシェラッドはその勢いでスヴェン王を殺害します。そしてスヴェン王を殺害したブリタニア王を自称するアシェラッドはそのまま多数の兵士に突っ込んでいくのでした。

ウェールズとクヌートの2つを守るため、自らをブリタニア王と称してスヴェン王を討ったアシェラッド。クヌート達は突如スヴェン王を討ったアシェラッドに唖然とします。するとアシェラッドは目配せで自分を殺すようクヌートに伝えます。それを感じ取ったクヌートは兵士達に命令を下し、アシェラッドを捕まえて殺そうとしました。しかしアシェラッドはヴィンランド・サガの作中で屈しの強さを持つ知勇兼備の名将でした。

知勇兼備の名将であるアシェラッドは視聴者を驚かせるほどの大立ち回りを見せ、クヌートが命令を下した大量の兵士達を次々と斬り殺していきます。確かに兵士達は人を殺す訓練を受けた存在です。しかしさすがの兵士達も一流の剣術を身につけているアシェラッドに全く歯が立ちません。実は王を殺したアシェラッドはクヌートに殺されることでクヌートに誉れある名誉を与え、彼をデンマークの王に就かせようと考えていました。

クヌートをデンマーク王にするため、自ら王を殺害して大量の兵士達に大立ち回りを見せるアシェラッド。アシェラッドはクヌート配下の兵士達を圧倒的ともいえる強さで打ち破っていき、ヨーム戦士団で小隊長を務めているフローキと剣を交えます。フローキは元々クヌートの兄を支持する人物であり、アシェラッドと対立していました。なのでフローキもクヌートを王に就かせるために王を殺害したアシェラッドを本気で殺そうとします。

するとその瞬間アニメヴィンランド・サガの主人公であるトルフィンがアシェラッドとフローキの前に駆けつけます。駆けつけたトルフィンを見たアシェラッドは大声で｢来るなトルフィン！｣を言い放ちました。昔からアシェラッドは冗談ばかり言う軽い男でした。しかしこの時アシェラッドは初めて本気の姿をトルフィンに見せます。そして王を殺したアシェラッドは彼の願い通り、クヌートの手によって殺されてしまうのでした。

遂にクヌートの手によって殺されることとなったアシェラッド。アシェラッドは昔から伝説の君主とされるアルトリウスが復活し、国を救うといった話を聞かされていました。この母親の話からアシェラッドはアルトリウスの代わりとなる人間を探し続けます。そしてアシェラッドはデンマークの第2王子であるクヌートこそ真の王だと感じ取りました。そんな真の王だと感じたクヌートに殺されることはアシェラッドにとって本望でした。

しかしアシェラッドは残されたトルフィンだけが心残りでした。息絶える直後、アシェラッドはトルフィンに｢本当の戦士になれ｣という遺言を残します。これはトルフィンの父親であるトールズの言葉であり、アシェラッドはトルフィンにトールズを超える戦士になって欲しかったのです。しかしこの遺言は届かず、トルフィンは絶望します。そしてアニメヴィンランド・サガはトルフィンの絶望の中、最終回を迎えることになるのでした。

ここまでアニメヴィンランド・サガの最終回のあらすじについてネタバレ紹介しました。ではここからはアニメヴィンランド・サガの2期製作の可能性についてご紹介していきます。まずアニメ作品の2期製作にあたって一番大切なのが原作のストック数です。ストック数が全く無ければ、アニメを製作することが出来ません。漫画ヴィンランド・サガはアニメの完結後、2020年4月現在までに合計23巻もの単行本が刊行されています。

上述のアニメ情報でご紹介した通り、アニメヴィンランド・サガはアシェラッドがクヌートによって殺された単行本8巻まで描かれています。なので2期製作には合計16巻もの単行本のストックが必要となってきます。しかし漫画ヴィンランド・サガは2020年4月現在までに23巻発売しているので、ストック数が十分足りています。このストック数だけ見るとアニメヴィンランド・サガの2期製作はかなり可能性が高いことが分かります。

アニメ2期製作には原作のストック数の他に、円盤の売り上げも非常に重要な要素となっています。まずアニメの2期を製作したとしても、売り上げの中に利益が出なければ作る意味がありません。基本的にアニメ業界では4000枚以上円盤が売れれば、2期が製作されるといわれています。おそらく4000枚以上円盤が売れると十分利益になるのでしょう。ではアニメヴィンランド・サガの円盤の売り上げ数はどれほどなのでしょうか。

残念ながらアニメヴィンランド・サガの円盤は2019年の12月から発売されたばかりであり、2020年4月現在どれだけ円盤が売れているか不明となっています。そのため、円盤の売り上げ数だけ見るとアニメヴィンランド・サガの2期が製作されるかはっきりといえません。しかしアニメヴィンランド・サガは日本以外に海外でも高く評価されています。なので2019年末に発売された円盤は優に4000枚を超えると見ていいでしょう。

最後にアニメ2期の製作に必要な要素は各サイトでの配信数です。アニメ業界は円盤の売り上げ以外に配信しているサイトからも利益を得ています。アニメヴィンランド・サガはこれまでNHKの他に、海外やAmazon　Prime Videoでも配信されています。特にアニメが大流行している海外からの利益は膨大です。また、アニメヴィンランド・サガが放送されたNHKの仕組みも2期の製作に大きく関係していると考えられています。

基本的にNHKが放送するアニメは円盤や配信数に関係無く2期が製作されています。NHKはアニメの円盤が売れ無くても、NHKの受信料で十分利益を獲得しているからです。確かに円盤が発売されていないので、どれほど利益を掴めるか分かっていません。しかし膨大なストック数や受信料から入るNHKの莫大な利益を鑑みると、アニメヴィンランド・サガの2期の製作は非常に可能性が高いと断言していいでしょう。

完結したアニメヴィンランド・サガに関する感想ではアニメヴィンランド・サガが面白いといった感想が非常に多く寄せられていました。大人気漫画を原作に製作されたアニメヴィンランド・サガはストーリー・作画・演出・音楽の全てが満点に近い作品に仕上がっています。このことから原作漫画と同様に非常に高い人気を博しており、アニメヴィンランド・サガは後世に語り継がれるアニメ界の名作の1つに数えられています。

完結したアニメヴィンランド・サガに関する感想ではアニメの2期が待ち遠しいといった感想も多く寄せられていました。アニメヴィンランド・サガは原作漫画の全てを収録することが出来ておらず、最終回まで合計8巻までの内容が描かれています。そのためアニメで初めて知った方や原作ファンからはアニメヴィンランド・サガの2期製作に大きく期待する声が多数寄せられています。

完結したアニメヴィンランド・サガに関する感想では最終回のアシェラッドの姿に泣いたといった感想も多く見受けられました。アニメヴィンランド・サガの最終回で最初から登場していたメインキャラクターのアシェラッドはデンマークとクヌートを守るため、王を殺害して反逆者となり、裏切り者としてクヌートに殺されます。これはクヌートに王となる正統な権利を与えるものであり、命を懸けた姿に多くのファンを涙させました。

では最後にアニメヴィンランド・サガに関する海外からの感想について一部ご紹介していきます。完結したアニメヴィンランド・サガに関する海外からの感想では想像出来ない最終回を迎えて驚いたといった感想が非常に多く寄せられていました。アニメヴィンランド・サガの最終回はアシェラッドの死とトルフィンの絶望で終わるといった非常に暗い内容が描かれており、日本のファン以外に海外のファンも驚かせています。

完結したアニメヴィンランド・サガに関する海外からの感想ではアニメのシーズン2をして欲しいといった感想も多く寄せられていました。上記の日本の感想でご紹介した通り、アニメヴィンランド・サガは多くのファンから2期製作に期待が集まっています。ヴィンランド・サガが非常に人気を博している海外でも同じであり、アニメヴィンランド・サガ2期の製作を期待する声が2020年4月現在も多数寄せられています。

完結したアニメヴィンランド・サガに関する海外からの感想ではアシェラッドの最後に注目する感想も非常に多く見受けられていました。アシェラッドは海外から非常に高い人気を博しているキャラクターであり、彼の最後は多くの海外フォンを涙させました。また涙する一方でトルフィンとクヌートに見せた姿がかっこいいといった感想やアシェラッドの遺言が理解出来ないトルフィンを惜しむ感想なども多数寄せられています。

本記事では完結したアニメヴィンランド・サガについて最終回のあらすじや国内外の感想、2期製作の可能性などをまとめてネタバレ紹介しました。アニメヴィンランド・サガは最初から最終回まで非常に良く出来た名作アニメとなっており、国内外から2期の製作に期待が集まっています。おそらく2期製作はほぼ間違い無いと考えられるので、もしまだ見たことが無い方はこの期にアニメヴィンランド・サガをチェックしてみてください。