【ヴィンランド・サガ】グズリーズはトルフィンの嫁！史実でも存在？性格や経歴まとめ

ヴィンランド・サガの作品情報を紹介していきます。ヴィンランド・サガは、日本の漫画家・幸村誠による漫画作品です。連載開始当初は、週刊少年マガジンにて掲載されていたヴィンランド・サガは、2005年の4月～10月まで連載された後、同じく講談社の月刊アフタヌーンに移籍して現在も連載中となっています。

2005年4月～10月までは週刊少年マガジンにて、その後は月刊アフタヌーンにて連載中のヴィンランド・サガ。2019年6月時点で単行本は22巻まで刊行されています。また、アニメーション制作WIT STUDIOにて、2019年7月8日よりテレビアニメも放送されました。ヴィンランド・サガでは、11世紀初頭にヨーロッパで活動していたヴァイキングという存在を描いている時代漫画作品として人気を博しています。

ヴィンランド・サガの主人公で壮絶な人生を送っていくトルフィンは、史実にも存在していたとされる、アイスランドの商人・ソルフィン・ソルザルソンがモデルとされています。ここで紹介するトルフィンの嫁となるグズリーズも、トルフィンと同じく史実に存在していました。

主人公トルフィンの半生を描き、その壮大なストーリーが注目されているヴィンランド・サガ。2019年9月の時点で単行本の累計発行部数は550万部を突破しています。文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞や、第36回講談社漫画賞を受賞しており、注目度の高い作品となっています。

史実にも登場するトルフィンの嫁・グズリーズがかわいいと話題のヴィンランド・サガ。そのあらすじを紹介していきます。ヴィンランド・サガの主人公トルフィンは、2本の短剣を扱う凄腕の戦士です。アシェラッドという首領が指揮するヴァイキング一団の一人として、戦闘に参加していました。敵の指揮官の首を取ったトルフィンは、アシェラッドに決闘を申し込むのでした。

時代は遡って10年前、トルフィンはアイルランドに暮らす少年でした。頼もしい父親・トールズと優しい母・姉と暮らしていました。トールズの友人で船乗りレイフの話に出てくる、ヴィンランドと父のような勇敢な戦士に憧れる少年・トルフィン。ある日、トールズの元に戦闘集団のフローキがやってきます。実はトールズは昔、戦鬼の名前で恐れられた戦士だったのです。

戦に参加するように求められ島民を人質に取られたトールズは、この要請に応じます。数名の仲間と一緒に出航したトールズ。戦士に憧れるトルフィンは、こっそりついていってしまうのでした。目的地に着いたトールズでしたが、そこで待っていたのはトールズの処刑を命じられたアシェラッド一行でした。アシェラッドたち相手に奮闘し、首領アシェラッドも倒したトールズ。しかし、トルフィンを人質に取られてしまいます。

トールズは自分以外の一行を見逃すようにアシェラッドに誓わせ、殺されてしまいます。レイフたちは約束通り逃がされましたが、目の前で父を殺されたトルフィンは復讐心を燃やし、アシェラッドを倒すためにアシェラッド一行に取りついたのでした。

ヴィンランド・サガに登場し、主人公トルフィンの嫁になると言われている女性キャラクター・グズリーズのプロフィールを紹介していきます。グズリーズは、元は商人レイフの弟・ソルヴァルドと結婚していた未亡人です。19歳という若さで未亡人となったグズリーズ。ハーフダンの息子シグルドに嫁ぐ為、グリーンランドからやってきました。

とても好奇心旺盛なグズリーズは、女性らしいとは言えない性格で、シグルドとの結婚も親が決めたものと反発しています。冒険への憧れも強く、レイフに航海に連れて行って欲しいと何度も頼むなど、非常に活発な女性です。トルフィンたちの船に勝手に潜り込んでついて来てしまいますが、航海を続けるうちにトルフィンの人柄に惹かれていくようになっていきます。

グズリーズの史実での経歴を紹介します。まず、トルフィンの経歴ですが、ヴィンランド・サガ作中の経歴とは少し違っていますが、実在の人物である侠気のソルフィンがモデルとなっています。侠気のソルフィンと呼ばれる、ソルフィン・カルルセフニ・ソルザルソン。多くの人々を新天地ヴィンランドへ導いた偉人として史実では伝わっています。

ヴィンランド・サガ作中に登場した、男勝りなグズリーズ。グズリーズも史実に登場しています。実在の人物・ソルフィンの嫁はグズリーズという名前の女性です。アイルランドからグリーンランドへとやってきた商人・ソルフィンは、そこでグズリーズと出会って一目ぼれし、未亡人だった彼女を嫁にしています。

グズリーズの史実での経歴を紹介します。グズリーズは、商人レイフの弟・ソルステインと結婚していました。レイフの義理の妹であったという事です。グズリーズの夫・ソルステインは、兄が発見したヴィンランドへ渡りたいと思っていましたが、何度か航海に挑むも全て失敗してしまったのでした。その後、ヴィンランドへは行けずに病に亡くなってしまったソルステイン。

ソルステインが亡くなったのは、グズリーズとの結婚後間もない事でした。そんな所に商人・ソルフィンがやってきて、グズリーズを嫁にすることになります。グズリーズはソルフィンと結婚後、ヴィンランドへの航海を勧め、二人で海へと旅立っていったとされています。史実ではソルフィンがグズリーズに一目ぼれしている等、ヴィンランド・サガ作中とは少し違った経緯となっていました。

ヴィンランド・サガに登場するグズリーズの性格を紹介していきます。グズリーズは非常に男勝りな性格であり、結婚して家を守るべきという女性像を受け入れられないでいました。シグルドとの結婚にも納得できず、シグルドをナイフで刺して飛び出してしまいます。そんな活発でお転婆な性格のグズリーズ。家事全般もヘタであり、女性らしく美しさを気にかけることもしません。

レイフの船にも何度も乗ろうとする等、冒険への憧れも強くたくましい女性です。その性格の通り、男性顔負けの体力も持っています。トルフィンたちの船に潜り込んで航海へついていったグズリーズは、その後流れでトルフィン一行の一員として認められるようになります。男勝りな彼女ですが、トルフィンの優しさや正直さに惹かれて好きになっていくのでした。

グズリーズは女性らしい性格のキャラクターではありませんが、その顔立ちはとてもかわいく、性格とのギャップもあって多くのファンから愛されています。グズリーズはトルフィンに想いを寄せており、時には顔を赤面させる等、とてもかわいいシーンも描かれています。作中ではトルフィンが好きだともはっきり発言しており、恋する乙女としてのかわいい一面も覗かせているのです。

ヴィンランド・サガに登場するグズリーズに関しての感想をいくつか紹介していきます。グズリーズに関しては、とてもかわいいという感想が多くなっています。ヴィンランド・サガは作中で激しい戦いのシーンなど、ハードな描写も登場します。そんなヴィンランド・サガの世界の中で、グズリーズのかわいさは読者の癒しとなっています。

グズリーズは世界を知りたいという好奇心に溢れた女性です。しかし、ヴィンランド・サガで描かれる時代では、女性は船には乗れないのが当たり前でした。そんな状況で思い悩むグズリーズの姿は、多くの読者の心に残り共感を集めているのです。

グズリーズの男勝りでかっこいい性格が好きだという感想も多くなっています。ただのかわいい女性ヒロインではないグズリーズ。トルフィンと共に時には過酷な航海に挑んでいく姿は、逞しいかっこいい女性として好感を集めています。

ここでは、ヴィンランド・サガに登場するかわいいと話題のグズリーズについての情報を紹介しました。グズリーズは主人公トルフィンの嫁となるキャラクターで、トルフィンと同じく史実にも書かれている人物です。グズリーズは男勝りで好奇心旺盛な性格であり、トルフィンたちの船に勝手に乗り込んでついて来てしまいます。その後トルフィンに恋をするグズリーズは、ギャップのあるかわいい一面も披露しています。

ヴィンランド・サガでは、主人公トルフィンの壮絶な人生とヴィンランドを巡る大冒険が描かれています。是非ヴィンランド・サガをチェックして、主人公トルフィンの嫁となるキャラクター・グズリーズのかわいい魅力にも注目してみてください。