【ヴィンランド・サガ】トルフィンは実在していた？モデルや嫁・生涯を考察

トルフィンは「ヴィンランド・サガ」という漫画に登場する物語の主人公です。本記事ではトルフィンが実在し史実に基づいて描かれていると言われています。トルフィンのモデルとなった人物、そして、その嫁や障害についてをまとめて紹介しているのでご覧ください。

「ヴィンランド・サガ」は2005年4月から講談社の『週刊少年マガジン』で連載が開始され一旦連載を終了し、その後、同年の12月より『月刊アフタヌーン』で連載が再開され現在も連載中です。掲載誌が変更になった理由には執筆が追い付かなかったことがあげられています。単行本累計発行部数は550万部を突破しています。

物語の舞台は、11世紀初頭の北ヨーロッパでヴァイキングたちの生き様を描いた時代漫画作品となっています。本作の受賞歴には2009年・第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、2012年・第36回講談社漫画賞「一般部門」があります。

トルフィンは父・トールズの冒険話を聞き、ヴィンランドの地に憧れを抱くようになります。家族は父・母・姉と貧しいながらも幸せに暮らしていました。ところが、トールズがある日突然姿を消します。北海最強の戦闘集団 ヨーム戦士団のフローキによって取り押さえられ、イングランドとの戦に加われという首領の命を受けるのです。

ヨーム戦士団の大隊長を務めていたトールズは戦に応じてフェロー諸島を目指します。トールズたちの話を聞いて戦に憧れを抱くようになっていたトルフィンは、トールズたちに黙って勝手に船に乗り込みついて行きます。フェロー諸島でトールズたちを待っていたのはフローキにトールズの処刑を命じられたアシェラッド兵団でした。トールズは圧倒的な強さでアシェラッドをも倒しますが、トルフィンを人質に取られてしまいます。

トールズは勝者の願いとして連れてきた一行の無事とトルフィン解放をアシェラッドに誓わせると命を絶たれるのでした。目の前で父親の死を見たトルフィンはアシェラッド団に取りつくようになり、共に行動することでアシェラッドの命を絶つ機会をうかがうのでした。

• 本名：トルフィン・トルザルソン
• あだ名：侠気のトルフィン(トルフィン・カルルセヴニ)
• 出身：アイスランド
• 特徴：金で長髪のぼさぼさヘアー/茶色の目/父親の形見の2本の短剣/小柄/戦闘能力は高い/敏捷でタフ/
• 性格：無愛想/無口/服装に無頓着/短期

ヴァイキング集団の首領・アシェラッドに父親を殺されたトルフィンはアシェラッドに復讐を果たすこと、幼い頃に聞いていたヴィンランドの地のことだけを拠り所としていました。そんな中、アシェラッドが殺されてしまいます。ソルフィンはショックのあまり正気を失ってクヌートに斬りかかっていきますが、捕らえられたトルフィンは奴隷身分にされてしまうのです。

復讐という目的を見失いたトルフィンはケティル農場に引き取られたただ無気力に生きていましたが、エイナルと出会って農業に取り組む生活の中で、殺し合いしかしてこなかった自分の半生を後悔し、これからどう生きればよいかを模索するようになります。たくさんの人を殺してきたと後悔を背負いながら「本当の戦士」になることを目指し、戦争も奴隷もいない平和な国を作ることを決意するのです。

ヴィンランド・サガの物語は史実に基づいて描かれており、その主人公であるトルフィンは実在していたと言われています。そのモデルとなった人物は一体誰だったのでしょうか？また、その人物はどのような生涯を送っていたのでしょうか？気になるトルフィンのモデルとなった人物の生涯や共に過ごした嫁についてをまとめて見ていきます。

トルフィンのモデルとなっている史実の人物について紹介します。トルフィンのモデルはアイスランドの商人であり、冒険家のソルフィン・カルルセフニ・ソルザルソンです。ソルフィンはアイスランドから160人程の移民団を連れてヴィンランドに上陸し、その地を開拓して植民地にしたと伝えられています。

16世紀にアメリカ大陸を発見したと言われているコロンブスは有名な話ですが、それよりも500年も前にソルフィンは大陸に上陸した人物ということでアイスランドの歴史では偉業を成し遂げた人物として語り継がれています。

アメリカ大陸のヴィンランドを最初に発見したのは「幸運のレイフ」と呼ばれたヨーロッパの航海者であるレイフ・エリクソンです。ソルフィンは1010年ごろにヴィンランドを目指して航海に出ます。ヴィンランドは、ブドウが実る土地でワインの国という意味が名前に込められているそうです。現在からみたヴィンランドの正確な位置は諸説あり、はっきりとはしていないようです。

裕福な商人・ソルフィン・カルルセフニはノルウェーからグリーンランドに訪れた時にグズリーズ・ソルビャルナルドッティルに出会って恋に落ち結婚します。グズリーズは亡くなったレイフ・エリクソンの弟・ソルスティンの妻で未亡人でした。漫画と史実との違いは、作中ではグズリーズはヴィンランドに航海をしたことがないということでしたが、史実では既に夫・ソルスティンと共に航海済みでした。

しかし、この時の航海ではヴィンランドへ到着することができなかったようです。その後、ソルスティンは病で亡くなります。トルフィンと出会ったグズリーズは再婚を決めます。噂では、ある夜に亡き夫・ソルスティンがグズリーズの枕元に立ち「グズリーズはアイスランド人と再婚し裕福な生活を送る」と予言するような言葉を聞き、その予言の通りになったと後世に伝えられているようです。

ソルフィンがヴィンランドに航海することになった背景には、妻・グズリーズの強い勧めがあったと言われています。冒険に対してもかなり意欲的で、ソルフィンの財力にも目をつけていたのではないかと言われており、漫画のグズリーズとは性格が対照的で史実のグズリーズは強かな女性だったのではないかと言われているようです。ヴィンランドを目指して航海したソルフィンとグズリーズは無事に辿り着くことができました。

2人の間には長男・スノッリが誕生し、アメリカ大陸で生まれた初めてのヨーロッパ人とされているようです。ヴヴィンランドに辿り着き、定住するつもりでいたソルフィンらでしたが、滞在期間は長くはなかったようです。その理由は本国とあまりに距離があること、先住民のスクレリングとの抗争が発生したことで思うように事が運ばす、わずか数年でヴィンランドを放棄することになりました。

• 愛称‎: ‎むっちゃん/ガチ村くん/上村くん/祐翔くん など
• 出生地:埼玉県
• 生年月日：1993年10月23日
• 年齢：26歳
• 血液型：O型
• 身長：173cm
• 特技：スキューバダイビング/英会話/歌/剣道/ビリヤード
• 好物：抹茶
• 職業：俳優/声優
• 事務所：劇団ひまわり

• 『文豪ストレイドッグス』中島敦
• 『ダーリン・イン・ザ・フランキス』ヒロ
• 『神々の悪戯』戸塚月人
• 『ななにんのあやかし-ちみちみ魍魎!!現代物語-』めいてぃむ
• 『B-PROJECTシリーズ』増長和南
• 『天狼 Sirius the Jaeger』ユーリィ
• 『僕のヒーローアカデミア』天喰環
• 『風が強く吹いている』城次郎(ジョージ)
• 『ツルネ -風舞高校弓道部』鳴宮湊
• 『あひるの空』上木鷹山　など多数

ヴィンランド・サガの物語は面白いという感想が多く、主人公のトルフィンの活躍に注目が集まっているのが分かります。男くささがにじみ出た物語で男女問わず人気があるようです。父親の仇討ちに燃えるソルフィンがどのような成長を見せるのかが気になり、最後はどのような結末になるのかが楽しみという声も見受けられます。

父親の仇討ちのタイミングを見計らうトルフィンですが、結果的に仇討ちの相手を守ることになっているという構図が好きという感想が見られました。トルフィンがどのように仇討ちをするのか興味を示すファンが多かったようです。

トルフィンは仇討ちの相手・アシェラッドの死でショックを受け、その後、グズリーズに出会い、本当の愛とは何か、本当の戦士とは何かと模索するようになります。読者・視聴者の中にはトルフィンがそれらの答えを見つけ出してしまったら戦士ではなくなるのではないかという上記のような感想をあげる人もいたようです。トルフィンがどのような決断を下すのか、多くの鑑賞者の関心を集めています。

本記事では、ヴィンランド・サガの主人公であるトルフィンのモデルとなった史実の人物や、その人物の生涯・嫁についてをまとめて紹介してきました。作品の感想にはトルフィンの人としての成長やヴァイキングの世界観が描かれ鳥肌が立つくらい面白いという声が目立っていました。

冒険物の作風が好きな方にはおすすめできる作品となっています。まだ、ヴィンランド・サガの作品を見たことがないという方は本編をご覧になってみるといいかもしれません。