【東京リベンジャーズ】血のハロウィン編のあらすじネタバレ！登場人物やその後は？

『東京リベンジャーズ』で描かれた東京卍會と芭流覇羅(バルハラ)との一大抗争「血のハロウィン」。血のハロウィンは作中で描かれた抗争の中でも、特に重い内容になっているかもしれません。ただ、多くの読者を感動させた抗争でもあります。ここからはそんな血のハロウィンのあらすじをネタバレし、登場人物とその後までを紹介していきます。それではまず『東京リベンジャーズ』の作品情報からご覧ください。

『東京リベンジャーズ』とは、漫画家の和久井健によるサスペンス・不良漫画です。2017年から週刊少年マガジンにて連載中の漫画作品で、ヤンキー漫画の要素に加えて主人公が中学時代へのタイムリープ能力に目覚めているなどSF漫画やアクション漫画の要素が合わさった作風が特徴。漫画は2021年7月時点で累計発行部数が3200万部を突破する大人気漫画となっています。

ここでは『東京リベンジャーズ』のあらすじを簡単にネタバレします。舞台は2017年の東京。主人公は底辺の生活を送っていると感じつつ日々を生きる26歳フリーターの花垣武道です。レンタルビデオ屋でバイトをする日々を送っていた武道はある日、ニュース番組で中学時代の彼女だった橘日向が、弟の直人と共に暴走族東京卍會(通称：東卍)の抗争に巻き込まれて死亡したことを知ります。

そして翌日、武道はバイト帰りに何者かによって電車のホームに突き落とされてしまいました。突き落とされた瞬間に死を覚悟した武道でしたが、なぜか人生の絶頂期だった12年前の中学時代にタイムリープ。そこで花道はタイムリープ能力を使って日向と直人の未来を変えるために奔走していきます。

『東京リベンジャーズ』で描かれた血のハロウィンとは、2005年10月31日に勃発した東京卍會と芭流覇羅(バルハラ)との抗争を示しています。血のハロウィンは原作漫画5巻36話～8巻69話で描かれ、アニメでは2期から放送されていました。

それではここから、『東京リベンジャーズ』で描かれた血のハロウィンのあらすじをネタバレしていきます。あらすじネタバレでは、各自の目的、血のハロウィンが起こった理由・原因、羽宮一虎がマイキーを潰したい理由、場地がバルハラに入った理由、タケミチと千冬の考え、と時系列順に解説していくので是非最後までご覧ください。

あらすじのタイトルは「各自の目的」。血のハロウィンまでのあらすじは、8 3抗争でドラケンを救って現代に戻った武道が、東京卍會の日向殺害を阻止できなかった事実を知ったことで、次は東卍のトップに立つことを目標に中学時代に戻ることにしています。そして東卍の集会の日、そこで武道の敵である稀崎鉄太が参番隊隊長への就任が発表されました。

それに反対する武道でしたが、それでも参番隊隊長への就任を食い止めることができませんでした。さらにその場に突然現れた壱番隊隊長の場地圭介が東卍を脱退し、東卍が敵対視する新勢力の芭流覇羅(バルハラ)に加入することを宣言。場地を1人にしたくない壱番隊副隊長の松野千冬と、場地を東卍に連れ戻したい武道はバルハラの拠点に乗り込むことに…

あらすじのタイトルは「血のハロウィンが起こった理由・原因」。まず東卍とバルハラとの抗争を画策したのは稀咲鉄太です。さらにバルハラを創設したのも稀咲で、トップがいないグループという意味でバルハラの別名「首のない天使」が決定されています。そして稀咲はその首に東卍のリーダーであるマイキーを据えようとしていました。そこで画策された計画が東卍とバルハラの抗争である血のハロウィンです。

稀咲は血のハロウィンが起きた時点で東卍の参番隊隊長に就いているのですが、その地位も血のハロウィンの計画に含まれています。そして血のハロウィンにおける勝敗は画策した稀咲にとってどうでもよく、どちらが勝っても稀咲の目的は達成されます。その目的というのが自身が血のハロウィンでマイキーの信頼を勝ち取った後、マイキーをバルハラのトップに据えた上で稀咲自身がNo.2の地位に就くというものでした。

あらすじのタイトルは「羽宮一虎がマイキーを潰したい理由」。一虎は東京卍會(東卍)創設メンバーであり、かつてマイキーの大切な仲間でもありました。しかし血のハロウィンではマイキーを殺そうとしています。ではなぜ一虎がマイキーを潰そうとするのか、はたまたマイキーを潰そうと考えたきっかけは何なのか？それには一虎と場地が起こしてしまった、マイキーの兄・真一郎の死亡事件が原因となっていました。

死亡事件が起こったのはマイキーの誕生日前のことでした。一虎は東卍創設時からずっと変わらず原付に乗っているマイキーにバイクをプレゼントしたいと考え、場地と共にかっこいいバイクCB250Tを盗んで誕生日に渡そうとします。早速、CB250Tが置いてあるバイク屋に忍び込んだ一虎と場地。しかしそこはマイキーの兄・真一郎が経営するバイク屋でした。

さらに、バイクを盗もうとする一虎と場地は真一郎にバイクを盗む瞬間を見られてしまいます。そのまま逃げようとした場地でしたが、その一方で、一虎は見つかった焦りから真一郎と気付かないまま殴り殺してしまったのです。その結果、殺人の罪で場地と一虎は捕まってしまいますが、一虎は後から殴り殺した人物がマイキーの兄・真一郎であることを知りました。

そこで一虎は自分がやったことを全てマイキーのせいにすることで、自責の念から逃れようとします。こうして一虎の考えはマイキーのためにやったことだから、全てマイキーの責任であり、マイキーを殺さなければならないという強迫観念に変わっていきます。そして少年院から出た時点で、一虎の精神の流れは既に常軌を逸している状態でした。

あらすじのタイトルは「場地がバルハラに入った理由」。稀咲の目的と一虎がマイキーを潰そうと考えるその理由については納得がいきます。しかし東卍のことを第一に考える場地が東卍を脱退し、バルハラに加入するのは本来あり得ないことで、納得のいく話ではありません。

実は、場地が東卍を脱退してバルハラに加入したのには彼が稀咲の思惑に気付き、バルハラに入ってそれを阻止しようとしていたという理由が関係しています。場地の考えについては作中で語られていませんが、おそらくマイキーを助けると同時に稀咲を潰そうと考え、さらに一虎が暴走しないように見張っておきたかったという思惑もありそうです。

あらすじのタイトルは「タケミチと千冬の考え」。バルハラの拠点に向かった千冬と武道の目的については最初のあらすじネタバレで紹介しました。最悪の未来を変えるために場地を東卍に連れ戻そうとする武道がバルハラの拠点に乗り込むのは分かりますが、壱番隊副隊長の千冬がバルハラの本拠地に1人で乗り込んだ理由がよく分かりませんでした。しかしその後、千冬の想いと考えがその理由に関係していることが明らかになります。

千冬は場地のことを非常に尊敬しており、男として惚れていました。喧嘩で負け知らずだった千冬は礼儀知らずで相手を見下すような中学生でしたが、そんな彼が唯一尊敬し敬語を使ったのが場地です。絶対的な信頼が場地にあるからこそ、場地が東卍が脱退して敵対視するバルハラに加入するのは本来あり得ないことで、何か理由があるはずだと信じていました。

そしてバルハラに乗り込んだ後に場地の目的を手伝おうとしますが、場地本人からボコボコに殴られてしまいます。そのシーンを偶然見かけたのがバルハラの拠点に一人で乗り込んだ武道でした。そこで武道は千冬に場地の目的を伝えた上で、千冬にマイキーが一虎を殺害するのを阻止すること、稀咲に東卍を乗っ取らせないことの2つのミッションを成し遂げようと提案します。

それではここで血のハロウィンの結果・結末のあらすじをネタバレしていきます。稀咲と一虎、場地、千冬、武道とそれぞれの目的が交錯しながら勃発した東卍とバルハラの抗争(血のハロウィン)の結果、1人の死亡者(場地圭介)と1人の逮捕者(羽宮一虎)を出した上で東卍の勝利で終わっています。

武道のミッションであるマイキーの一虎殺害阻止は達成されましたが、場地が死亡するという未来を変えることはできませんでした。ではなぜ、場地が死ぬことを理由に暴走したマイキーが一虎を殺害しなかったのか？それは場地がマイキーを暴走させないために自分で自分を刺したからです。

場地は一虎に刺されたものの、刺されたことを周囲に悟られずに自分で刺したと主張しています。そして場地は死ぬ瞬間、武道に東卍は自分の宝であると伝えつつ東卍のことを託し、さらに千冬にありがとうと伝えて死んでいきます。死を覚悟してまでマイキー、そして東卍のことを考えていた場地。そしてその想いを知ったマイキーは場地の死を無駄にしないために一虎を許すことにしました。

血のハロウィンの後は、バルハラのトップに立つ半間修二が東卍の傘下に降ると発表したことで、バルハラの隊員300人は新たに陸番隊として東卍の組織に加わりました。そしてもう一つ変わったことは、千冬の推薦によって場地の想いを託された武道が壱番隊隊長に就任したことです。

しかし東卍にバルハラが加わり、実質マイキーがバルハラのトップに立った状態なので、稀咲の思惑通りの結果となってしまいました。そこで武道は再び稀咲の計画を阻止するために、未来に戻って情報を集めることにします。

漫画で描かれた血のハロウィンに登場する1人目のキャラは、タイムリープ能力で日向を救おうと奔走する本作の主人公・花垣武道(はながきたけみち)です。喧嘩の実力は平凡で、強者相手では敵わないほどの最弱ですが、ボコボコに殴られても立ち上がる強靭な精神力を持っています。作中ではマイキーを始めとした主要キャラから、どんな相手にも立ち向かっていく姿がマイキーの兄・真一郎に似ていると言われていました。

漫画で描かれた血のハロウィンに登場する2人目のキャラは、東京卍會の総長を務めるマイキーこと佐野万次郎(さのまんじろう)です。喧嘩において負け知らずの実力を誇ることから「無敵のマイキー」と称され、誰もが知るカリスマ中のカリスマ。ただ、精神的に不安定なところがあり、血のハロウィンの時のように仲間を失うと感情が爆発して一虎を殺害してしまうような裏の顔を持っています。

漫画で描かれた血のハロウィンに登場する3人目のキャラは、武道の前任にあたる前壱番隊隊長の場地圭介(ばじけいすけ)です。東卍の総長であるマイキーとは幼馴染の関係で、マイキーの祖父が師匠をしている道場ではマイキーと共に稽古に励んでいました。そして幼馴染であることがきっかけで、マイキーが創設した東卍創設メンバーの1人となっています。

漫画で描かれた血のハロウィンに登場する4人目のキャラは、首に虎の刺青を入れているのが特徴的な羽宮一虎(はねみやかずとら)です。味方か敵かのどちらかでしか考えることができないせいか捻じれた性格をしており、東卍結成前に斑目が率いる「黒龍」の縄張りで揉めたり、真一郎の死亡事件を全てマイキーのせいにしたりするようなところが見受けられます。

漫画で描かれた血のハロウィンに登場する5人目のキャラは、「メビウスの総長代理→バルハラの初代副総長→東京卍會の陸番隊隊長→天竺の幹部」といったように組織を転々としている半間修二(はんましゅうじ)です。稀咲の相棒であり、「ダリィ」が口癖。喧嘩の実力では龍宮寺と渡り合えるほどで、メビウスの総長代理を務める前は「歌舞伎町の死神」という異名を持っていました。

漫画で描かれた血のハロウィンに登場する6人目のキャラは、現代の東京卍會で総長代理を務めている稀咲鉄太(きさきてった)です。タイムリープという特別な能力を使う武道を相手に、自身の頭脳だけで策略を練るなどかなりの策略家。しかし知識に偏り過ぎるあまり、強者を相手にすると過呼吸を起こすなど精神力は弱いです。また喧嘩においても武道に負けるほどの弱さとなっています。

血のハロウィンの主に登場するタケミチ(花垣武道)役を演じたアニメ声優は、声優事務所「賢プロダクション」で活動する新祐樹(しんゆうき)です。新祐樹は1994年3月6日生、神奈川県出身の声優で、2010年から声優活動をスタートさせています。主な出演作品には『ヘボット!』のモエルとネジマウス役、『最響カミズモード!』のゴウテツ役などがありました。

血のハロウィンの主に登場するマイキー(佐野万次郎)役を演じたアニメ声優は、声優事務所「賢プロダクション」で活動する林勇(はやしゆう)です。林勇は1983年4月2日生、神奈川県座間市出身の声優兼歌手で、1994年から声優活動をスタートさせています。

どうやら、声優として活動する前は子役としてテレビドラマやCMに出演していたようです。主な出演作品には『ハイキュー!!』の田中龍之介役、『チア男子!!』の遠野浩司役、『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』のロージー / 草野次郎役などがありました。

血のハロウィンの主に登場する場地圭介役を演じたアニメ声優は、声優事務所「ぷろだくしょんバオバブ」で活動する水中雅章(みずなかまさあき)です。水中雅章は1月20日生まれ、山口県出身の声優で、2014年から声優活動をスタートさせています。

高い演技力を持つことで知られており、『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』で演じたディアヴロ役では、必要な声の切り替えを分けて収録することなく一気におこなったようです。主な出演作品には『ブレイブビーツ』のコレオ役、『なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-』の帝釈天役などがありました。

血のハロウィンの主に登場する羽宮一虎役を演じたアニメ声優は、芸能事務所「WITH LINE」で活動する土岐隼一(ときしゅんいち)です。土岐隼一は1989年5月7日生、東京都出身の声優兼歌手で、ゲームソフト『フェアリーフェンサー エフ』で声優デビューを果たしています。

声優になったのは『それゆけ!アンパンマン』の登場キャラや『マスク』の吹き替えを担当した声優の山寺宏一を知ったことがきっかけとなっているようです。主な出演作品には『TSUKIPRO THE ANIMATION』の衛藤昂輝役、『アイドルマスター SideM 理由あってMini!』の都築圭役、『真夜中のオカルト公務員』のウェウェコヨトル役などがありました。

血のハロウィンの主に登場する半間修二役を演じたアニメ声優は、声優事務所「81プロデュース」で活動する江口拓也(えぐちたくや)です。江口拓也は1987年5月22日生、東京都世田谷区出身の声優兼歌手で、テレビアニメ『真救世主伝説 北斗の拳 トキ伝』で声優デビューを果たしています。

2011年に『GOSICK -ゴシック-』の久城一弥役でアニメ初主演を飾り、その後2012年には第6回声優アワードにて新人男優賞を受賞。主な代表作品には『東のエデン』の大杉智役、『イナズマイレブンGO』の雨宮太陽役、『カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜』のサルバトーレ・ドニ役などがありました。

血のハロウィンの主に登場する稀咲鉄太役を演じたアニメ声優は、声優事務所「アドナインス」で活動する森久保祥太郎(もりくぼしょうたろう)です。森久保祥太郎は1974年2月25日生、東京都八王子市出身の声優兼俳優で、テレビアニメ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』で声優デビューを果たしています。代表作には『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の奈良シカマル役、『メジャー』の茂野吾郎役、『弱虫ペダル』の巻島裕介役があります。

こちらではアニメ・漫画『東京リベンジャーズ』で描かれた血のハロウィン編の場地と一虎のシーンに関する感想があがっています。やはり場地と一虎のシーンは泣けるようです。特に場地のマイキーと東卍に対する想いが明かされた時は要チェック。

こちらではアニメ・漫画『東京リベンジャーズ』で描かれた血のハロウィン編の場地に関する感想があがっています。感想では場地がかっこいいと言われているのですが、バルハラの特攻服も似合っているという意見があることから、主に性格がかっこいいと感じる要素となっているのが分かります。アニメでは場地の登場シーンに期待しているようなので、興味を持たれた方は同じようにアニメで場地をチェックしてみてください。

こちらではアニメ・漫画『東京リベンジャーズ』で描かれた血のハロウィン編の場地と一虎、そして千冬に関する感想があがっています。血のハロウィンのシーンで泣いてしまったと言われていますが、他の感想では血のハロウィンのシーンで場地が死ぬ所を見たくないという声もありました。場地の死を惜しむ声が多いことから、かなりの人気を誇るキャラであることが分かります。

『東京リベンジャーズ』で描かれた血のハロウィン編のあらすじをネタバレし、登場人物やその後について紹介してきましたがいかがでしたか？血のハロウィンは稀咲と一虎、場地、千冬、武道の5人の目的が交錯したことで83抗争以上に重い展開になっています。

しかしその分、場地のマイキーと東卍に対する想いに心を震わせた方はきっと多いことでしょう。今回のあらすじネタバレで血のハロウィンに興味を持たれた方はぜひ『東京リベンジャーズ』のアニメか漫画で血のハロウィン編をご覧になってみてください。