2021年08月09日公開
2021年08月09日更新
【スラムダンク】南烈は豊玉高校のエース!過去や流川との対戦の関係は?
『スラムダンク』に登場する豊玉高校のエース・南烈はご存じでしょうか?南烈はインターハイ大阪府大会の予選を2位で通過した強豪校のエースであり、流川に「日本一の選手」としての考えを間接的に導き出した人物でもあります。初登場した当初は悪者感が強い人物でしたが、過去エピソードとバスケに対する情熱が明らかになるにつれてかっこいい魅力に溢れる人物であることが分かっていきました。そこで当記事では、南烈の過去や流川との関係を紹介していきます。
南烈はかっこいい豊玉高校のエース
『スラムダンク』の物語では、大阪府のインターハイ常連校である豊玉高校が登場しています。そしてそんな豊玉高校のエースとして活躍するのが南烈です。過去エピソードとバスケに対する情熱が印象的な人物ですが、登場した当初は悪者感が漂っていました。そこでここからは、南烈の過去や流川との対戦の関係を見ていきます。それではまず、『スラムダンク』の作品情報と南烈のプロフィールからご覧ください。
SLAM DUNK(スラムダンク)の作品情報
SLAM DUNK(スラムダンク)の概要
『SLAM DUNK(スラムダンク)』とは、2013年2月時点でシリーズ累計発行部数が1億2029万部を突破した大人気のバスケットボール漫画です。物語では主人公の桜木花道がバスケの素質を急速に開花させ、湘北高校バスケ部の部員としてさまざまな強豪校と激戦を繰り広げていく姿が描かれています。漫画は単行本31巻の他に完全版24巻、新装版20巻が展開され、アニメは201話で放送されました。
SLAM DUNK(スラムダンク)のあらすじ
『スラムダンク』の舞台は神奈川県の湘南地区です。あらすじでは神奈川県立湘北高校に入学した不良少年の桜木花道がバスケと出会い、湘北高校バスケ部のスタメン選手として大活躍していく姿が描かれています。そして湘北メンバーの赤木や流川、リョータ、三井と花道が織り成す人間ドラマ、白熱した試合展開が本作の見どころです。
南烈のプロフィール
『スラムダンク』の南烈(みなみつよし)はインターハイ予選大阪府大会を2位で通過した、インターハイ出場の常連校である豊玉高校の選手です。本作では主人公の桜木花道が所属する湘北高校バスケ部のインターハイ初戦の対戦相手として登場しています。
南烈はそんな豊玉高校バスケ部の主将を務める選手で、クイックモーションからのスリーポイントシュートを得意としていました。さらにディフェンス力においても木暮から「俊敏なフットワーク」と評されるほどの実力を誇っています。
南烈の過去
南烈は湘北との試合前に牧から「あいつには気を付けろ」と忠告されるような選手で、さらに「エースキラー」の異名を持っていました。南烈は試合前から何らかの深い事情を抱えているような雰囲気を漂わせていたのですが、果たして南烈の過去とはどのようなものなのでしょうか?そこでここからは、南烈の過去はインターハイ初戦相手の湘北との試合で明らかになった南烈の過去を紹介していきます。
過去①豊玉高校に入学した理由
南烈が豊玉高校に入学した理由には南烈の過去が関係しています。まず南烈の豊玉高校入学のきっかけを生んだのが豊玉高校バスケ部の監督・北野です。南烈は小学時代から北野監督のバスケットスタイルであるラン&ガンバスケットに憧れ、小学校から同級生の岸本たちと一緒に豊玉高校に入学しています。しかし、南烈が入学してからそれほど時を要せずして北野監督が成績不振を理由に解任されてしまいました。
そこで南烈は尊敬する北野を再び監督として呼び戻すために、自分たちが北野監督のバスケットスタイルであるラン&ガンで全国ベスト4まで勝ち進めることを決意しています。当然、北野監督の解任によって代わりの監督が豊玉高校バスケ部を担当することになるのですが、北野監督を呼び戻すことを目標に掲げる南烈たちは新監督の指示に従わず、ラン&ガンのバスケットスタイルを貫き続けました。
過去②藤真を怪我で退場させてしまう
南烈には「エースキラー」の異名が付いていることをお伝えしましたが、その異名には藤真を怪我で退場させてしまった過去が関係しています。南烈はラン&ガンのバスケットスタイルにこだわるあまり、相手を威嚇するディフェンスをおこなう動きによって、南烈が2年生時に試合した翔陽高校のエース・藤真健司を怪我で退場させてしまったのです。
南烈が藤真を退場させるまで、豊玉が劣勢を強いられていたのですが、翔陽がエースを失ったことで勢いが落ちてしまいます。そしてその結果、エース不在の翔陽高校に豊玉が勝利を収めたのでした。
それ以降、南烈は「エースキラー」の異名で呼ばれることとなりますが、南烈はそれを気にせず、自分自身で正当化までしています。その後もエースキラーの異名に相応しい所業で豊玉を勝利に導いていくのですが、湘北戦での様子を見るにずっと罪悪感に悩まされてきたのが分かります。
南烈と湘北高校の流川の関係や対戦
『スラムダンク』の南烈といえば、湘北高校の流川との対決で知られています。インターハイ初戦で豊玉高校と湘北高校が対戦しているのですが、その試合でマッチアップしたのが流川でした。そして流川との対決シーンで南烈の過去も明らかになっています。そこでここからは、南烈とマッチアップした流川のプロフィールと、南烈と流川の関係や対戦シーンを見ていきましょう。
湘北高校の流川のプロフィール
湘北高校の流川楓(るかわかえで)は、中学時代からバスケットのスタープレイヤーです。流川はかっこいい容姿とプレースタイルで湘北高校女生徒の憧れの的となっており、さらに高校バスケ界でも神奈川県内におけるトップクラスの実力を持つことから期待のエースとして注目されています。
また主人公の花道が想いを寄せる晴子の想い人であるため、花道から「終生のライバル」として意識されていました。バスケの実力においてはインターハイ予選で新人王を獲得し、神奈川県ベスト5に選出されるほどの高さを誇ります。
南烈と流川の関係や対戦
ここからは湘北と豊玉戦における南烈と流川の関係や対戦シーンを見ていきます。前半戦では豊玉高校の度重なる挑発によってペースを乱された湘北メンバーの様子が描かれているのですが、その中でもエースの流川だけは豊玉の威嚇に怯まず向かっていきました。当初は流川とマッチアップした南烈は余裕を見せていましたが、流川の巧みなプレーを見て「なるほど…確かにお前がエースや」と言った瞬間に雰囲気をガラリと変えています。
その直後、南烈が故意に流川の左目に肘打ちを食らわせたのでした。それによる怪我の結果、流川は左目が見えなくなってしまい、ベンチへと下がることとなります。しかし、南烈のラフプレーによって左目が見えなくなってしまった流川ですが、後半戦で怪我が治っていないままコート上に戻ります。さらに片目を負傷しているとは思えない動きを見せ、フリーシュートで1本を決めて活躍。
「日本一の選手ってどんな選手だと思う… きっとチームを日本一に導く選手だと思うんだよな。 オレはそれになる」
その後、流川は南烈に上記のセリフを放ちやる気を漲らせます。一方、その姿を見た南烈は迫力に押されながら良心の呵責に苦しむこととなりました。その結果シュートが入らなくなった南烈。そこで流川を完全にコート上から締め出すために膝蹴りでトドメを刺そうとしますが、その瞬間に北野前監督の一言「バスケが好きか?」が脳裏をよぎります。その言葉のおかげで南烈は改心し、100%の集中力で流川に真剣勝負を仕掛けるのでした。
南烈が所属する豊玉高校のメンバー
南烈が登場した湘北との試合では豊玉高校が内部崩壊していくまでの展開が描かれているため、豊玉メンバーの実力について印象に残っていない方はいるかもしれません。しかし、実際はインターハイの常連校で、全国ベスト8の実力を誇ります。今年度のインターハイ大阪府予選では得点ランキングでの個人ベスト3を豊玉高校の選手が独占していました。そこでここからは、南烈が所属する豊玉高校のメンバーを見ていきましょう。
岸本実理
- 学年:3年生
- 身長:188㎝
- 背番号:5
- ポジション:PF
豊玉メンバーの1人目は大阪得点ランキング2の実力者である岸本実理(きしもとみのり)です。岸本は小学時代からの幼馴染である南烈と、尊敬する北野監督の豊玉高校に入学した人物でした。湘北が移動中の新幹線で鉢合わせた湘北メンバーに喧嘩を吹っかけるなど喧嘩っ早く短気な性格をしており、湘北との試合では花道に対して故意のラフプレーをおこなっています。
板倉大二朗
- 学年:2年生
- 身長:183㎝
- 背番号:6
- ポジション:PG
豊玉メンバーの2人目はスタメン選手の中で唯一2年生の板倉大二朗(いたくらだいじろう)です。高校でコンバートされたポイントガードと安田に推測されており、非常に綺麗なシュートフォームを持っています。大阪府予選では1試合平均25点を記録してランキング3位の座に就いている実力者ですが、湘北戦で見せたリョータに対する度重なる挑発的な言動とラフプレーがそれを台無しにしていました。
矢嶋京平
- 学年:3年生
- 身長:180㎝
- 背番号:7
- ポジション:SG
豊玉メンバーの3人目は板倉から「ヤジさん」と呼ばれているスタメン選手の矢嶋京平(やじまきょうへい)です。豊玉メンバーの中で初めに流川のことを「ながれかわ」と読み間違えていた選手。湘北戦ではスリーポイントシューターである三井とマッチアップしています。そして試合序盤には板倉のパスから得点を決めていました。
岩田三秋
- 学年:3年生
- 身長:190㎝
- 背番号:8
- ポジション:C
豊玉メンバーの4人目は赤木に「魚住の方が数倍強かった」と実力を評されたスタメン選手の岩田三秋(いわたみつあき)です。湘北戦では赤木とマッチアップしています。前半戦で赤木から一方的に押されていたため、相手が格上であると判断し、ラフプレーに走っていました。
大川輝男
- 学年:1年生
- 身長:181㎝
- 背番号:14
豊玉メンバーの5人目は控え選手の大川輝男(おおかわてるお)です。彦一とは中学時代からの同級生ですが、舎弟のような間柄となっていました。彼にバスケを教えたのも彦一で、当時はそんな彼のことを「彦一君」と呼んでいます。どうやら中学時代の頃は彦一よりも身長が低かったようですが、本編登場時は彦一より16㎝高い181㎝となっており、さらに呼び捨てになるなど態度が一変しています。
南烈に関する感想や評価
出典: https://ciatr.jp
それでは最後に南烈に関する感想や評価を見ていきましょう。感想では主に南烈の全身からにじみ出るオーラや性格がかっこいいという声があがっていました。
感想や評価:目的のためには手段を選ばないところがかっこいい
南烈まじかっくいい
— 鶏汁SAN0 (@torijiru8) November 4, 2017
やっぱり自身の目的のためには手段を選ばないタイプってくそかっこいいんだけど倫理的にだめだし本人の消耗もすさまじいから長いこと物語にはいられないんだよな………
こちらでは『スラムダンク』に登場する豊玉高校のエース・南烈の人物像に関する感想があがっています。この方は南烈の目的のためには手段を選ばないような、クールでかっこいいタイプが物語に長く登場しないことを残念に思っているのかもしれません。
感想や評価:全身からかっこいいオーラを感じる
南烈の造形良さに心を打ちのめされながら資料を集めた
— 鶏汁SAN0 (@torijiru8) July 17, 2020
ハチャメチャかっこよい
全身からかっこいいですっていうオーラを感じる
南の細胞の1つ1つが輝き、その身を震わせ、かっこいいんだと叫んでる……
こちらでは『スラムダンク』に登場する豊玉高校のエース・南烈の魅力に関する感想があがっています。どうやらこの方は、南烈の全身からかっこいいオーラが溢れていると感じているようです。クールという言葉が似合う雰囲気と感動的な過去エピソードが魅力を引き立たせているのかもしれません。
感想や評価:好きなキャラは三井と南烈
小中高大と13年ほどバスケをやっていたから、バスケの試合には熱くなってしまう。男バスっていくつになってもかっこいいなぁ。
— yayoi📦ECマーケ (@march3rdyayoi) July 26, 2021
ちなみに好きなキャラは三井寿と南烈(カリメロ)です。
こちらでは『スラムダンク』の好きなキャラに関する感想があがっています。感想では好きなキャラとして三井と南烈の名前が挙がっているのですが、他の感想でも似たような感想があがっていました。その感想では一番かっこいいキャラが三井で、一番好きなキャラが南烈と言われています。
三井も登場初期は悪者という立場ありましたが、バスケに戻る際に「バスケがしたいです…」とバスケに対する情熱をぶつけているので、そんなところが2人の共通点ということで名前が挙がっているのかもしれません。
南烈まとめ
『SLAM DUNK(スラムダンク)』に登場する豊玉高校のエース・南烈はについて、過去や流川との対戦の関係を交えつつ紹介してきましたがいかがでしたか?南烈が所属する豊玉高校は試合前から悪者感が強かったのですが、南烈の過去エピソードや南烈の心の葛藤などを見ていく内に、彼のかっこいい魅力が浮き彫りになっていきました。
特に南烈のバスケットボールに対する情熱と決意がかっこいいと言えるでしょう。かっこいい魅力を持つ南烈に興味を持った方は、ぜひ『スラムダンク』の漫画で描かれる豊玉戦に注目してみてください。