【ザ・ファブル】原作漫画版の登場人物一覧！キャラの相関図もまとめて紹介

登場人物・キャラクターのプロフィールや相関図を知る前に、まずは「ザ・ファブル」の基本情報を紹介していきます。ザ・ファブルは2014年から2019年まで「週刊ヤングマガジン」で連載されていた漫画です。原作者の南勝久は1990年代から活動している漫画家で、漫画家になる前は配管工の仕事をしていたようです。

漫画「ザ・ファブル」では伝説の殺し屋・ファブルの物語が描かれています。ファブルは裏社会で伝説的な存在になっており、正体が露見する事を恐れたボスは1年間殺しを禁止して一般人として暮らす事を命令しています。そのためファブルは佐藤明という偽名を使って大阪で暮らし始め、清水岬の紹介でデザイン会社で働く事になります。

ここからは漫画「ザ・ファブル」に登場したキャラクターのプロフィールと相関図を一覧でまとめていきます。まずはメインキャラクターのプロフィール・相関図や作中の行動をまとめていきます。ザ・ファブルには個性的な性格のキャラクターが描かれています。

画像は漫画「ザ・ファブル」の相関図です。主人公・佐藤明と仕事仲間の佐藤洋子は一般人を装うために義理の兄妹を演じており、佐藤明の勤め先である「デザイン企画有限会社オクトパス」の従業員と交流を深めていきます。また殺しを禁止されているため平穏な日々を送っていましたが、その日常をヤクザが壊しています。

漫画「ザ・ファブル」の主人公は佐藤明です。幼少期から組織で殺し屋の訓練を受けており、絶対に任務を失敗しない事で伝説的な存在になっています。また合計で71人を殺害していますが、普段は至って温厚な性格をしており、友人や世話になっている人物には恩を返すという義理堅い一面を見せています。そんな佐藤明は「どんな相手でも6秒以内に殺す」という殺しの技術を持っています。

佐藤明は特殊な殺しの訓練を受けているため、相手を殺すための武器や道具は選びません。また殺気や気配を断つ事にも長けているため、同業者ですら殺し屋と気付かない描写がされています。凄まじい身体能力・戦闘能力を持つ佐藤明ですが、強さの理由は「サヴァン症候群」にあり、真っ当な世界に生きていたらオリンピックで金メダルを取れていたと言われています。

佐藤明は集中する時におでこをトントンと叩く癖があり、その時には顎がしゃくれた面白い顔になっています。また舌で毒を判断するサバイバル訓練を受けていますが、舌が鋭敏になり過ぎた影響で猫舌にもなっているようです。そんな佐藤明は「ジャッカル富岡」というお笑い芸人のファンですが、周囲の人間とは笑いの感性がずれている姿が描かれています。

漫画「ザ・ファブル」の佐藤洋子は佐藤明の仕事上のパートナーです。ボスから一般人を装えという命令を受けたため、佐藤明と偽の兄妹を演じています。佐藤洋子は天才的な瞬間記憶能力を持っており、殺し屋時代の佐藤明の運転手などのサポートを行っていました。また一般人よりも戦闘能力は高いですが、人を殺した事がないという弱点を抱えています。

佐藤洋子は10歳の時に火事で両親を失っており、ボスに引き取られて組織の人間になっています。そのためボスに対して恩を感じていましたが、実は瞬間記憶能力に目を付けたボスが山岡に両親を殺させていた事が判明しています。そのため真実を知った佐藤洋子は山岡を殺そうとしていますが、自分には人は殺せないと悟った事で佐藤明に判断を任せています。

ボスの命令で一般人になった佐藤洋子ですが、暇を持て余していた事で毎日のように酒を飲んでいます。またかなりの酒豪のため、ナンパしてきた男に酔った素振りを見せて暇潰しをしている姿が描かれています。そんな事を同じバーで繰り返していたため、バーのマスターから「ドランククイーン・ヨウコ」という異名を付けられています。

漫画「ザ・ファブル」のボスは組織のトップで、一般人を装うために埼玉県で整体院を営んでいるキャラクターです。本編では仕事を指示するだけの裏方に回っていますが、若い頃は自身も殺し屋として暗躍していたようです。また新人の殺し屋が使えない時には容赦なく射殺する冷酷な性格をしています。

ボスは「ファブルの正体が露見する」という理由で佐藤明を休業させていますが、実際には佐藤明の殺し屋スキルを落とすという目的を持っていたようです。またボスは殺し屋稼業から手を引く事を考えており、このままでは佐藤明が一般社会で暮らせなくなると考えて休業させたようです。そのため物語終盤には人のためにスキルを使えと諭していました。

漫画「ザ・ファブル」の清水岬は本作のヒロインで、「デザイン企画有限会社オクトパス」の従業員です。佐藤明が住む一軒家の近くのアパートで一人暮らしをしており、佐藤明がチンピラに絡まれていた時に出会っています。清水岬の父親は多額の借金を残して蒸発しているため、清水岬がアルバイトを掛け持ちして借金を返済しています。

一般人になった佐藤明は働き口を探していたため、清水岬が仕事を紹介して同僚になっています。また清水岬は真黒組・小島のデリヘル開業計画に巻き込まれてしまいますが、それを知った佐藤明に救出されています。出会った頃の佐藤明は弱虫な性格をしていると思っていましたが、救出された時から少しずつ異性として意識するようになったようです。

メインキャラクターのプロフィール・相関図を知った後は、漫画「ザ・ファブル」に登場したその他のキャラクターを一覧でまとめていきます。ザ・ファブルでは激しい戦いが描かれているため、作中には強面のキャラクターが登場しています。

漫画「ザ・ファブル」の浜田広志は真黒組の4代目組長です。組織から佐藤明と佐藤洋子を「遠い親戚」という名目で預かっていましたが、物語途中に毒を盛られた事で死亡しています。真黒組は小規模な暴力団ですが、組織と関係している事で存続出来ていたようです。

漫画「ザ・ファブル」の海老原剛士は真黒組の若頭で、佐藤明と佐藤洋子の詳細を知るキャラクターです。ヤクザなりに街を守っているという想いを抱いており、それが理由で殺し屋の佐藤明を嫌悪していましたが、佐藤明が無駄な殺生を嫌う事を知って考えを改めています。物語途中には心筋梗塞で入院しており、浜田広志が死亡した後には5代目組長に就任しています。

海老原剛士は強面な容姿とは裏腹に優しい性格をしているため、佐藤明と佐藤洋子が一般人として暮らせるように尽力しています。またプライベートでは料理を趣味にしているため、趣味が高じて飲食店を表向きの会社の1つにしています。

漫画「ザ・ファブル」の小島は真黒組の構成員で、海老原剛士の弟分です。人を殺した罪で15年間服役していましたが、物語途中に出所して真黒組に戻っています。好戦的で昔気質な性格をしており、15年間で変化した社会に戸惑いを見せています。清水岬を使ってデリヘルを開業しようとしていましたが、佐藤明の活躍で計画は失敗しており、最終的には海老原剛士に射殺されています。

漫画「ザ・ファブル」の高橋は真黒組の構成員で、海老原剛士の運転手を務めているキャラクターです。佐藤洋子に一目惚れしてアプローチを仕掛けていますが、バーで泥酔させられて失敗に終わっています。また小島に脅迫されてデリヘル開業計画を手伝わされています。

漫画「ザ・ファブル」の黒塩は真黒組の構成員で、若手の有望株です。物語序盤に佐藤明が伝説の殺し屋である事を知っており、それ以来佐藤明に心酔するようになりました。そのため佐藤明に弟子入りを志願しており、2人で山籠もりの修行を行っています。また佐藤明の真似をして橋から飛び降りていますが、その時に足の骨を折っています。

漫画「ザ・ファブル」の砂川は真黒組の幹部で、次期若頭候補と言われているキャラクターです。作中では小島の暗殺を佐藤明に阻まれており、それ以来組に対して猜疑心を抱くようになりました。そのため山岡と組んで組を乗っ取ろうとしましたが、最終的には山岡に裏切られて殺されています。

漫画「ザ・ファブル」のフードは組織には所属していない殺し屋です。砂川に雇われて佐藤明と対峙していますが、終始圧倒される形で敗北しています。後に鈴木という殺し屋に射殺されています。

漫画「ザ・ファブル」のコードはフードと同様に組織には所属していない殺し屋です。連絡役を担当していましたが、鈴木という殺し屋に射殺されています。また突然姿を現した佐藤明に一撃で気絶させられています。

漫画「ザ・ファブル」の田高田は「デザイン企画有限会社オクトパス」の社長を務めているキャラクターです。面倒見が良い性格をしており、作中では佐藤明と清水岬をくっつけようとしていました。また真面目な性格をしている佐藤明を気に入っており、独特なイラストを広告に採用しています。

漫画「ザ・ファブル」の貝沼悦司は「デザイン企画有限会社オクトパス」の従業員です。恋心を抱く清水岬のストーカーになっており、鍵を盗んで自宅にカメラを仕掛けていました。また盗撮を知った宇津帆から脅迫を受けており、最終的には崖から落下して死亡しています。

キャラクターのプロフィール・相関図を知った後は、漫画「ザ・ファブル」に登場した佐藤明と清水岬の関係性をまとめていきます。2人は物語序盤に出会っており、最終的には意外な関係になっています。

主人公・佐藤明は凄まじい強さを誇っていますが、ボスから命令されて一般人を装っていました。そのためチンピラに絡まれた時にも弱いふりをしており、わざとパンチを受けて鼻血を出しています。その姿を清水岬に見られたため、清水岬は佐藤明が弱虫な性格だと思っていましたが、物語終盤に凄腕の殺し屋だという事を知っています。

清水岬は優しい性格をしている佐藤明に少しずつ惹かれており、物語終盤には自分をヤクザから救ってくれたのは佐藤明だという事を知っています。また佐藤明に恋愛感情はありませんでしたが、清水岬は他の女性とは違う特別な存在になったため、物語終盤に結婚を申し込んでいます。そして2人は夫婦になっていますが、清水岬が組織に狙われないようにするために佐藤明は街から出ています。

実写映画「ザ・ファブル」では女優の山本美月が清水岬を演じています。実写映画と原作漫画の清水岬の設定はほとんど同じで、山本美月の演技の評判も良いようです。

キャラクターの相関図や佐藤明と清水岬の関係性を知った後は、漫画「ザ・ファブル」に関する感想をまとめていきます。ザ・ファブルは2021年7月時点で累計発行部数900万部を突破している作品のため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。ストーリーやキャラクターに関する感想をまとめていきます。

漫画「ザ・ファブル」は殺し屋が一般人になるという独特な設定が描かれていますが、読者からは面白いという感想が挙がっているようです。またバトルシーンがかっこいいという感想や、主人公・佐藤明の行動全てがかっこいいという感想も挙がっているようです。

ザ・ファブルは2019年に実写映画が公開されています。漫画原作の実写映画は酷評される事も多いですが、ザ・ファブルは実写映画も面白いという感想が挙がっているようです。また主人公・佐藤明を演じた岡田准一のアクションが凄いという感想も挙がっているようです。

漫画「ザ・ファブル」は2019年に完結していますが、2021年7月から続編がスタートしています。そのため続編に喜びの声を挙げているファンが多いようです。また続編の佐藤明と清水岬の関係が気になるという感想も挙がっているようです。

本記事では漫画「ザ・ファブル」に登場したキャラクターのプロフィール・相関図をまとめていきましたがいかがだったでしょうか？ザ・ファブルの主人公・佐藤明は凄腕の殺し屋ですが、優しい心を持っている事で最後には幸せを手に入れたようです。そんな佐藤明が活躍している本作を読んだ事がない方も、本記事のキャラクターまとめ・相関図を参考にしながら是非ご覧下さい。