2021年07月20日公開
2021年07月20日更新
【プランダラ】シュメルマンの正体は敵?味方?強さ・能力やリヒトーとの関係は?
『プランダラ』に登場するシュメルマンはご存じですか?彼は300年前に7人の撃墜王が所属していたAクラスの担任であり、リヒトーたちが撃墜王になった原因でもあります。シュメルマンは本編開始時もアルシアで生きており、主人公リヒトーやジェイルたちと対峙することになっています。そこで、当記事では『プランダラ』のシュメルマンは一体どんな人物なのか、正体は味方なのか?ということについて解説します。またシュメルマンの強さや能力、リヒトーとの関係についても紹介していきますので是非ご覧ください。
目次
プランダラのシュメルマンとは?
2020年1~6月までの間でテレビアニメが放送された人気漫画『プランダラ』。あらすじでは、プランダラの世界で重要なポジションにいるシュメルマンが登場しています。
彼は主人公リヒトーやジェイルたちと対峙しているのですが、敵・味方のどちらなのか?また正体が曖昧になっています。そこで、ここからはシュメルマンの正体をはじめ、敵・味方なのかを考察していきます。それではまず『プランダラ』の作品情報から見ていきましょう。
プランダラの作品情報
プランダラの概要
『プランダラ』とは、伝説の撃墜王であるリヒトー=バッハ /坂井離人を主人公に据えたバトルアクション漫画です。2015年から月刊少年エース(KADOKAWA)にて連載され、2021年5月時点で18巻が刊行されています。また累計発行部数は150万部を突破しており、2020年1~6月までの間にテレビアニメも放送されています。
プランダラのあらすじ
ここでは『プランダラ』のあらすじを簡単に紹介していきます。時はアルシア歴305年。ある日、アビス送りになる直前の母親の言葉にした従い、撃墜王を探す旅を続けてきた陽菜は、移動酒場を営んでいるナナとリヒトー=バッハに出会います。
その後、陽菜は撃墜王を詐称する男に騙され、カウントを失ってしまいます。ところがそこに現れたリヒトーに助けられ、その際にリヒトーが撃墜王であることが判明。リヒトーは撃墜王であることを否定しその場を離れますが、それでも諦めきれない陽菜は彼の後を追います…
シュメルマンのプロフィール
『プランダラ』に登場するシュメルマンは、王族直属のアルシア元帥府特別任務執行機関「特務部隊」の元帥であり、二コラや水花の上司でもあります。特務部隊は諜報や暗殺、誘拐などの特別命令を遂行する機関で、彼らの存在は軍の上層部であっても一部の者しか知りません。
プランダラのシュメルマンの正体を考察!敵?味方?
それではここから『プランダラ』に登場するシュメルマンの正体を考察していきます。シュメルマンはリヒトーたちの敵か味方か?シュメルマンの正体を明らかにしつつ、彼が誰の味方なのかを考察していきますので是非ご覧ください。
300年前のシュメルマン少佐の正体を考察
考察①日本軍学校の学長を務めていた
『プランダラ』の原作漫画4巻では「識撃」の撃墜王であるナナが陽菜・ジェイル・リィン・ペレの4人を、タイムトラベルの能力で300年前の日本に転送させています。300年前の日本は戦争状態にあり、ほとんどの人間が軍に所属する状況でした。そこで陽菜たちは軍学校に入学することになるのですが、その時にシュメルマンが軍学校の学長として登場しています。
考察②Aクラスの担任
シュメルマンは軍学校の学長でありながら、陽菜、ジェイル、リィン、ペレ、リヒトー(離人)、時風たちが所属しているAクラスの担任も務めていました。
Aクラスの生徒たちは軍人になったものの、実戦経験が無かったため人を殺すことに抵抗を感じていました。そこでシュメルマンは彼らに「殺さない軍隊」になるように言います。生徒達にとって殺さない軍隊を勧めるシュメルマンは理解のある指導者に映っていたようです。生徒たちはシュメルマンが指導する軍人訓練を受け、みるみる強くなっていきます。
考察③議会(アルシング)に遺伝子レベルで同期できる?
Aクラスのメンバーがシュメルマンの指導を受けている一方で、ナナに転送されてきたジェイルは軍学校で撃墜王の手術について調べていました。そんな彼の前に幼少期のナナが現れます。そこでジェイルはナナから詳しい情報を聞き出すことになるのですが、ナナによるとシュメルマンは議会(アルシング)に遺伝子レベルで同期できる存在とのことでした。つまり、バロットを介さずに莫大な能力を発揮することができるということです。
軍学校の前任者はその情報を知ったため、シュメルマンから議会に同期できるDNAを取り出し、それを他人に移植することでその人物にシュメルマンと同じような能力を発揮させる人体実験をおこなうことにします。そして人体実験は繰り返され、その結果7番目の実験でナナが初の成功例となります。その後、次に手術を受けて撃墜王になったのがリヒトーでした。
現在のアルシアのシュメルマンの正体を考察
300年後の本編開始時、シュメルマンは当初の姿のままでした。彼は特殊なDNAを持っているため300年以上経っても老化せずに生き続けていたのです。では、現在のシュメルマンの正体を見ていきましょう。
結論から言うと、現在のシュメルマンの正体は王族直属のアルシア元帥府特別任務執行機関「特務部隊」の隊長兼総統閣下です。諜報や暗殺、誘拐など手段を選ばず任務を遂行する超エリート集団で、アルシア王立軍とは別の組織となっています。そしてシュメルマン率いる特務部隊は将来的に王立軍も支配下に置きたいと考えていました。
『プランダラ』の原作漫画10巻で王立軍総司令アレクサンドロフ上級大将を罠に嵌めたのはそうした考えの元でおこなわれており、その結果特務の人間が王立軍総司令につくことになっています。シュメルマンの正体は300年前の軍学校の学長から、現在のアルシア王国の重要なポジションに移行する流れとなっているようです。
シュメルマンは敵?味方?
シュメルマンは300年前に起きた廃棄戦争を、アルシア王国の建国によって終結させた人物です。そして軍学校の学長を務めていた際はリヒトーたちの味方として理解ある態度で接していましたが、本心はリヒトーたちAクラスのメンバーが「戦わない軍隊」を作るために訓練し始めたあたりで、彼らのことを不必要と考えていた所があります。
そう考えていた時点でリヒトーたちの味方のフリをしていたと言えるでしょう。さらに、シュメルマンが携わったアルシア王国の建国ですが、アルシア王国も地上(アビス)から資源を摂取することで選民のみが豊かに暮らせるような場所であるため、格差を好まない人物にとっては味方と言える立場ではありません。そして現在のシュメルマンは味方なのか?というと、彼がリヒトーやジェイルの味方とは言い難いです。
シュメルマンの正体がアルシア王国を維持する立場にあり、一方でリヒトーやジェイルたちは地上から摂取するアルシア王国の現状を良く思っていません。アルシアを地上に戻し、どちらの環境でも争いが無く平和になる道を模索しています。このようなシュメルマンとリヒトーたちの立場と思想を考慮すれば、シュメルマンがリヒトーたちの味方になる可能性は低いと言えるでしょう。
プランダラのシュメルマンの強さや能力
シュメルマンの能力
特務部隊の隊長兼総統を務めているシュメルマンですが、果たして彼の強さ・能力はどのようなものでしょうか?実は、シュメルマンの強さ・能力については詳細が分かっていません。現状で分かっているシュメルマンの能力は「バロットを必要とせず特殊な能力が使える」ということです。
通常、バロットを使うことで何らかの能力が使えるため、かなり有用な能力と言えるでしょう。実際にシュメルマンが見せたのは、一瞬でマウスを氷漬けにする、撃墜王ペレを簡単に倒すというものです。
シュメルマンは7人の撃墜王よりも強い?
ここではシュメルマンの強さを他のキャラと比べて考察していきます。シュメルマンがバロットを使わずに特殊能力を使えることと、シュメルマンのDNAの移植手術を受けて撃墜王たちが誕生したことを考慮すると、撃墜王たちの能力を上回っていると考えられます。
現時点で登場した撃墜王のキャラには、身体能力が高い「重撃」の撃墜王・道安、移動速度が速い「瞬撃」の撃墜王・時風、反応速度が速い「閃撃」の撃墜王・リヒトーがいます。そしてシュメルマンは、彼らよりも能力が上回っていることから移動速度や反応速度、身体能力が作中最強レベルと言えるでしょう。おそらく、シュメルマンの強さは作中最強の撃墜王たちの能力と強さを伏せ持ったキャラと考えられます。
プランダラのシュメルマンとリヒトーの関係
考察①リヒトーを養子にした?
本作の主人公であるリヒトー=バッハとシュメルマンは意外な関係を持っていました。実はシュメルマンが軍学校の学長を務めていた頃に、彼がリヒトーを養子にしているのです。本来、リヒトーは坂井時風の祖母に世話になっていた頃の名前「坂井離人」でした。しかし、シュメルマン=バッハの養子になったことで、離人の名前が「リヒトー=バッハ」に変わっています。
考察②シュメルマンの過去
ここではシュメルマンの過去を紹介します。どうやらシュメルマンは悲惨な幼少期を送っていたようです。シュメルマンは酒浸りの母親から日常的に虐待を受け、ついには右目を繰りくり抜かれた怒りから母親を殺し、施設に入っていました。その後、彼は軍人になって結婚します。
シュメルマンはその頃に「子供を作って絵本を読んであげる」という夢を持っていましたが、結局子供ができず、さらに妻が自殺してしまいました。このようなシュメルマンの過去を知った離人は彼の養子になることを決意しています。
プランダラのシュメルマンのアニメ声優
関俊彦のプロフィール
- 本名:関 俊彦(せき としひこ)
- 生年月日:1962年6月11日
- 出生地:宮城県仙台市
- 職業:声優、歌手、舞台俳優
- 所属事務所:81プロデュース
『プランダラ』に登場するシュメルマンの声を担当した声優は、声優事務所「81プロデュース」で声優、歌手、舞台俳優として活動する関俊彦(せきとしひこ)です。関俊彦は『太陽の子エステバン』で声優デビューを果たし、1983年からアニメやゲーム、吹き替え、ナレーションのジャンルを中心に活動しています。1987年にはOVA『学園特捜ヒカルオン』で初主演を務め、同年に『赤い光弾ジリオン』でテレビアニメ初主演を飾っています。
関俊彦の主な出演作品
- 1987年~:赤い光弾ジリオン(JJ 役)
- 1988年~:聖闘士星矢(ε星アリオトのフェンリル 役)
- 1989年~:らんま1/2 熱闘編(ムース / ムームー 役)
- 1992年~:お〜い!竜馬(坂本竜馬 役)
- 1993年~:剣勇伝説YAIBA(天草四郎時貞 役)
- 1993年~:忍たま乱太郎(土井先生〈土井半助〉 役)
- 1995年~:新機動戦記ガンダムW(デュオ・マックスウェル 役)
- 1998年~:Bビーダマン爆外伝(くろボン / なぞのアーマー 役)
- 2002年~:機動戦士ガンダムSEED(ラウ・ル・クルーゼ、ジョージ・アルスター 役)
- 2004年~:機動戦士ガンダムSEED DESTINY(レイ・ザ・バレル、ラウ・ル・クルーゼ 役)
プランダラのシュメルマンに関する感想や評価
シュメルマン先生の強さがリヒトーと共鳴して強くなってたら嫌だなって気持ち
— ⓝ (@__p0taKu__) March 18, 2020
ないか
こちらでは『プランダラ』に登場するシュメルマンの強さに関する感想があがっています。どうやらシュメルマンの強さがリヒトーと共鳴することで強くなる可能性を良く思っていないようです。このことから、シュメルマンは敵と認識されているのでしょうか?
シュメルマンの正体はまさにこれ… 殺さない軍隊は必要ないということ。
— 原田一輝 (@kazukikendo1) June 4, 2020
また来週が気になるなこりゃ。リィン撃たれたよね、今…
#プランダラ
こちらでは『プランダラ』に登場するシュメルマンの正体に関する感想があがっています。どうやらシュメルマンの正体が「殺さない軍隊を作る」と発言した言葉に反するもののようです。シュメルマンの性格や行動に注目することが物語の展開を推測する鍵となるのかもしれません。
プランダラ2クール放送してくれたけどあっという間に終了しちゃった。ラストにシュメルマンが組んだAクラスのクローン登場したしペレの正体の件含め2期どうだろ・・・。 pic.twitter.com/ATGEqA0GES
— KIRA (@KIRA_0505) June 24, 2020
こちらでは『プランダラ』に登場するシュメルマンとAクラスに関する感想があがっています。この方はシュメルマンとAクラスの関係が明らかになったことで、アニメ2期の放送で続きを見たいという気持ちになったようです。
プランダラのシュメルマンまとめ
『プランダラ』に登場するシュメルマンの正体は敵か味方か?その疑問を彼の強さ・能力、リヒトーとの関係性を交えつつ紹介してきましたがいかがでしたか?シュメルマンの正体は味方とは考えにくいです。
そしてシュメルマンの強さは、7人の撃墜王よりも上回ると考えられるため彼が最強の敵として立ちはだかる可能性もあるのではないでしょうか?今後の『プランドラ』ではシュメルマンが敵か味方どちらになるのか、そしてどれ程の強さを誇るのかに注目しておきましょう。