ワールドトリガー（ワートリ）の影浦雅人がかっこいい！根付を殴った理由も考察

『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場する影浦雅人は、自分の悪口を言ったC級隊員の首をはね飛ばすような非常にアクの強いキャラクターです。しかし、ワートリの作中では仲間思いの優しい一面も見せています。

どうやら彼が攻撃的な性格をしているのには、ワートリ内で副作用の意味を持つサイドエフェクトが関係しているようです。そこでここからはワートリの作品情報を紹介しつつ、影浦の強さやサイドエフェクト、かっこいい魅力、声優をまとめて紹介していきます。

『ワールドトリガー』とは空閑遊真、三雲修、迅悠一、雨取千佳の4人を主人公に据えたサイエンス・ファンタジー漫画です。本作は「ワートリ」「トリガー」「WT」などの略称で親しまれている作品で、2016年から2018年まで長期休載を経た後、週刊少年ジャンプからジャンプスクエアに移籍しています。2021年現在時点でコミック23巻が刊行されており、テレビアニメは3ndシーズンが2021年10月に放送される予定です。

ここではワートリのあらすじを見ていきます。本作の世界では、異世界からの侵略者「ネイバー」と界境防衛機関「ボーダー」との壮絶な戦いが繰り広げられていました。主人公は空閑遊真、三雲修、迅悠一、雨取千佳の4人ですが、物語は周囲に隠しながらボーダーのC級隊員をしていた三雲修が、ひょんなことからボーダー隊員であることが知られた時から始まります。

ワートリに登場する影浦雅人(かげうらまさと)は、攻撃手・銃手・狙撃手が1人ずつのバランス型のチーム「影浦隊」の隊長を務める人物です。村上が勝ち越せない4人のアタッカーの1人で、攻撃手ランクでは20位程度でした。

しかしランク20位というのはポイントを8000点没収されている状態なので、実力だけで計ればさらにランクが上位に食い込んでいるはずです。遊真や東との戦いでは不利な状況に陥っていますが、その状況でも「スリルがあって面白い」と考えるなど刺激を好む性格をしています。

アタッカーとして活躍する影浦の使用トリガーはスコーピオンです。槍型のアタッカー用トリガー「弧月」と対を成すトリガーで、元々は迅が太刀川に勝つために作り出されたトリガーでした。攻撃力A、耐久力D、軽さAと攻撃重視で、奇襲・スピード型のアタッカーが使用している傾向にあり、トリオン能力が高くない人間が使用する攻撃・耐久にバランスの取れた弧月とは対を成しています。

そして最大の特徴はブレードを自由に出し入れできることです。手足からも出し入れすることができ、さらに変形させたりすることもできます。スコーピオンはトリオン量と自由な発想によって、攻撃手段が大幅に広がるトリガーと言えるでしょう。

影浦が使用するトリガー「スコーピオン」は、ブレードを自由に出し入れできる特性を活かしてさまざまな技が考案されています。影浦も技を考案した人物の1人で、その技の名を「マンティス」と言います。マンティスはメインとサブにセットした2本のスコーピオンを繋げることで射程を伸ばすという技です。

射程を伸ばすことで鞭のようにしなる攻撃を繰り出すことができ、さらに通常のスコーピオンと変わらぬ威力と耐久力を維持したまま瞬時に攻撃範囲を広げることができます。そしてマンティスの最大の特徴が防御面にも優れているということです。スコーピオンは攻撃重視となっているため防御面に不安があります。しかし、マンティスを使えば迂闊に懐へと飛び込めなくなるため、スコーピオンの弱点である防御力の低さをカバーできます。

影浦はサイドエフェクトの所持者で、「感情受信体質」というものを持っています。このサイドエフェクトは、他人が自分に向けている感情や意識を敏感に感じ取れるというものです。他人が抱く恐れ・憎しみ・軽蔑・心配・感謝・尊敬などあらゆる感情を感じ取ることができるのですが、心を読めるというわけではありません。そして影浦が常にマスクを付けているのにはサイドエフェクトの能力が関係しています。

影浦にはサイドエフェクトで感情を感じ取る時、肌にチクチク刺さる感覚で伝わっています。さらに影浦本人の意思に関係なく肌に刺激が与えられる状況にさらされています。そこで影浦は気休めとしてマスクを付け、少しでも肌の露出を減らそうとしているようです。特に注目を浴びる際はサイドエフェクトのせいか「イライラする」と言っています。

ワートリの影浦のかっこいい魅力として挙げられるのが「攻撃的な性格」です。ギザギザの歯と長い髪が目を隠している見た目から攻撃的な性格を印象付けますが、影浦はその見た目に違わずデリカシーが無く粗暴な所があります。ただ、同い年の荒船や村上、影浦隊のメンバー、親しい関係を築いているB級以上の隊員とは軽口を言い合うような仲なので、根は単純で裏表が無い性格をしていると言えるでしょう。

とはいえ、加古望のことを「ファントムばばあ」と呼ぶなど粗暴な性格をしているのは間違いなさそうです。しかし、攻撃的な性格をしているものの、気ままで遠征に興味を持っているようではないのでランク戦の記録を見ることも滅多に無いようです。

次にワートリの作中で見られた影浦のかっこいい魅力として「仲間思いな一面もある」という要素が挙げられます。口が悪く喧嘩っ早い影浦ですが、気に入った相手であれば面倒見が非常によく、仲間思いの優しい一面があります。

たとえば仲間を実家のお好み焼き屋に招いて食事を振舞ったり、遠征に行きたいと思い始めた絵馬ユズルの背中を押すためにランク戦への取り組み方を変えたりしています。また、絵馬ユズルの雨取に対する恋に関しても仲間に相談する意外な一面をありました。

影浦のサイドエフェクト「感情受信体質」は戦闘では有利に働きますが、日常生活においてはサイドエフェクトの副作用に難儀しているようです。そのため、問題を起こしてしまうことがあり、ワートリでの初登場シーンではC級隊員の首をはね飛ばして読者を驚かせました。その他にも根付にアッパーをかまし、個人ポイントを8000点没収されています。

ところが、根付を殴って減点されたものの「ナメられる方が100倍ムカつく」と言っているので、根付を殴ったことを後悔していないようです。実績よりもプライドを優先する性格とも言えますが、サイドエフェクトの影響があるからこそ耐えられないのかもしれません。同じようなサイドエフェクトを持つ遊真と村上は影浦のことを理解しているようですが、上司である根付を殴るのはよほどの理由があったはずです。

遊真は似たサイドエフェクトを持っているため根付を殴ったことに理解を示しているとお伝えしましたが、実は影浦も遊真のことを会ってすぐに気に入ったようです。初対面のときこそ遊真に冷たく接していますが、ランク戦以降はすっかり仲良くなっていました。どうやら影浦が遊真のことを気に入った理由は、遊真の攻撃に感情が無いからとのことで、他人から受ける感情を煩わしいと感じている影浦にとっては丁度良いのでしょう。

影浦から実家のお好み焼き屋に誘うほどの間柄になっており、共通の友人である村上は2人の間柄について「なんとなく雰囲気が似ている」と言っているので第三者の視点から見ても相性が良いと言えます。一方で遊真も影浦と同じく裏表が無く真っ直ぐな性格をしているため、なにか通じるものがあったのかもしれません。

これまで何度か影浦が根付を殴ったことに触れていますが、なぜ根付を殴ったのか？この事件の詳細については今のところ分かっていません。おそらく、個人的な理由で根付を殴ったと考えられます。防衛機関であるボーダーは無力な人間に暴力を振るうようなことがあれば厳しい処分が下るはずですが、影浦の場合は処分が軽すぎました。

また、相手がトリオン体ならまだしも生身の人間に暴力を振るうなど影浦の人柄を考慮すれば、よほどの事情が無い限り考えにくいです。ここから推測の話になるのですが、まず根付はボーダーのメディア対策室長を務めています。

一方、影浦が根付を殴った時期は、二宮隊の鳩原がネイバーへの密航事件を引き起こした時期と重なっており、さらに鳩原は影浦隊の絵馬ユズルの師匠であることから絵馬は鳩原のことを慕っています。

そして鳩原が引き起こした事件を対処したのが根付であり、その際に根付が絵馬に辛辣な対応をしていたことに影浦がキレたと考えられます。また、影浦が「ナメられるより100倍まし」と言っていることから、根付から悪感情を抱かれ続けてムカついていたことも関係しているかもしれません。

『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場する影浦雅人の声を演じた声優は、声優事務所「AGRS」で声優、作家として活動する杉田智和です。声優としてのデビュー作は『魔装機神サイバスター』で、1998年からアニメやゲーム、ナレーションのジャンルを中心に活動しています。

2006年に演じた『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン役や『銀魂』の坂田銀時役で声優としての知名度を大幅に上げ、2009年には第3回声優アワードで助演男優賞を受賞しています。声優としては主に青年役を演じることが多いです。

重厚感のある低音ボイスが人気の1つとなっているようで、これまでに『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』のカズヒラ・ミラー役、『ジョジョの奇妙な冒険』のジョセフ・ジョースター役などの代表作を演じています。

• 2000年～：妖しのセレス(御景各臣 役)
• 2002年～：フルメタル・パニック!(リャン・シャオピン 役)
• 2004年～：ボボボーボ・ボーボボ(OVER 役)
• 2005年～：魔法少女リリカルなのは シリーズ(クロノ・ハラオウン 役)
• 2010年～：殿といっしょ シリーズ(伊達成実 役)
• 2011年～：SKET DANCE(笛吹和義〈スイッチ〉 役)
• 2014年～：テラフォーマーズ(蛭間一郎 役)
• 2015年～：暗殺教室(烏間惟臣 役)
• 2016年～：クラシカロイド(ベートーヴェン 役)
• 2018年～：七つの大罪 シリーズ(エスカノール 役)

こちらでは『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場する影浦雅人の魅力に関する感想があがっています。この方は影浦がかっこいいと言っているのですが、影浦のイラストと一緒に投稿しているので彼の容姿と雰囲気に魅力を感じているのが分かります。他の感想では影浦の仲間思いな性格と強さに魅力を感じている意見もあったので、彼の性格と強さにも注目してみるとより好感度があがるかもしれません。

こちらでは『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場する影浦雅人と根付の関係に関する感想があがっています。どうやら影浦と根付の間に何があったのか気になっているようです。この方の場合は根付の性格を考慮した上で殴られた理由を考えているようなので、ワートリを読んだ時は根付の性格と行動原理を理解するのも良いかもしれません。

こちらでは『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場する影浦雅人の魅力に関する感想があがっています。この方の場合は影浦のかっこいい要素として性格をあげています。チームのために戦うような仲間思いの性格に魅力を感じているようなので、ワートリを読んだ時はぜひ影浦の行動に注目してみてください。

『ワールドトリガー(ワートリ)』に登場する影浦雅人の強さや能力、根付を殴った理由、声優を考察してきましたがいかがでしたか？攻撃的ではあるものの仲間の面倒見が良い性格をした影浦は、たまに見せる優しさがギャップを生みかっこいい魅力のあるキャラとして人気があります。

ワートリの作中ではサイドエフェクトの副作用に難儀している影浦ですが、戦闘シーンにおいてはかなりの強さを見せてくれます。また、ワートリで開催されていたB級ランク戦では影浦隊が3位となっているので、今後も影浦隊の隊長である影浦も活躍していく可能性が高いです。今後、ワートリで影浦がどのような活躍を見せてくれるのか注目しておきましょう。