【ワールドトリガー】影浦隊のメンバーと実力は？隊長の影浦雅人の強さも考察

「ワールドトリガー」は、漫画家の葦原大介の作品です。「ワールドトリガー」は、週刊少年ジャンプで2013年の11号から連載が始まり、2018年の52号まで連載されました。その後、月刊誌の「ジャンプスクエア」で、2019年の1月号から連載は開始されました。2019年の6月の時点で、コミック第20巻まで発売されています。アニメ化は2014年で、テレビ朝日系列で2014年の10月から2016年の4月まで放送されました。

「ワールドトリガー」は、異世界からやって来た「ネイバー」という侵略者と、人々を守るために設立した防衛機関「ボーダー」との戦いを描いたSF・アクション物語です。「ボーダー」には今回注目の「影浦隊」の他にも多くの部隊があり、A級とB級にランク分けされています。主人公は空閑遊真（くがゆうま）、三雲隊（みくもおさむ）、迅悠一（じんゆういち）、雨取千佳（あまとりちか）の4人です。

地球（玄界）と近界の間を隔てる門が開きました。門がある三門市では門が開いたことで侵攻してきた「近界民・ネイバー」の侵略に、たちまち恐怖のどん底に陥ります。そこで誕生したのが防衛機関「ボーダー」です。中学生の三雲修は、転校してきた空閑遊真と出会います。三雲修は実は「ボーダー」の構成員です。空閑遊真は近界民ですが、ある目的のため三門市にやって来ました。

三雲修と空閑遊真は、迅悠一という「ボーダー」のA級隊員と出会います。また、三雲修の幼なじみである雨取千佳はネイバーにさらわれた兄と兄の友人を探すという目的があります。三雲修と空閑遊真は迅悠一との出会いや雨取千佳がきっかけで、三雲修は本格的に「ボーダー」の構成員として活動を始め、空閑遊真も「ボーダー」に入ることになりました。ここまで、「ワールドトリガー」のあらすじを簡単に紹介しました。

「ワールドトリガー」のボーダー所属・影浦隊は、B級2位です。最高でA級6位までいったことがあります。影浦隊の隊長はアタッカーの影浦雅人で、メンバーはガンナー・北添尋（きたぞえひろ）スナイパー・絵馬ユズル（えまゆずる）、オペレーター・仁礼光（にれひかり）です。影浦雅人率いる影浦隊は、攻撃に特化した部隊と言われています。

一時はA級6位だったこともあるだけに影浦隊の実力は高く、B級1位の二宮隊と実力的には互角で、二宮隊と影浦隊は共にB級の中でも桁違いの強さだということです。そのため、B級下位のチームからは、通常の戦い方では勝てないと言われています。影浦隊がA級からB級に落とされた理由は、隊長の影浦雅人が暴力事件を起こしたからだということです。

影浦隊の隊服は、黒のミリタリー・ジャケットとカーゴパンツの組み合わせです。元A級だったということで、襟元には黒地に白色の獣の鋭い牙が描かれているエンブレムが付いています。

那須隊のメンバー一覧①ガンナー・北添尋（きたぞえひろ）は、4月15日生まれ、はやぶさ座で、18歳の高校生です。身長は189㎝、血液型はO型です。ふっくらした体型が特徴の北添は、「ゾエ」または「ゾエさん」と呼ばれ、周りを明るくしてくれます。メンバーのいじられ役ですが、愛されキャラとして親しまれています。

北添尋の強さを見ていきます。北添はガンナーとしての実力は高いです。トリガーは「グレネードランチャー型銃」で「メテオラ」を使用。この銃は、射程距離が長いという特徴があります。オペレーターやレーダー頼りで撃ちまくる「曲射砲撃」ですが、狙いが荒っぽいことから「適当メテオラ」と言われています。しかし、民家と周りの電柱をなぎ倒すという驚異の破壊力を持っています。また、アステロイドの突撃銃も持っています。

影浦隊のメンバー一覧②スナイパー・絵馬ユズルは、12月9日生まれ、くじら座で14歳の中学生です。身長は156㎝、血液型はO型です。型破りな天才型で、遊び感覚で射撃訓練をしていても中学生の中でトップの実力です。三雲隊の雨取千佳（あまとりちか）を何かと気遣うので、千佳の同期・夏目出穂（なつめいずほ）は、ユズルが千佳に対して想いを寄せていると思っています。

絵馬ユズルの強さを見ていきます。スナイパー・絵馬ユズルのトリガーは、「イーグレット」、「アイビス」です。戦闘開始時は、北添尋の援護が役割になっており、北添がうまく逃げ切ることができれば、次に影浦雅人の助手のような役割を務めます。「天才型スナイパー」ということで、絵馬ユズルの射撃センスは高く、強さも中学生トップクラスです。

影浦隊のメンバー一覧③オペレーター・仁礼光（にれひかり）は、7月27日生まれ、ぺんぎん座で17歳の高校生です。身長は159㎝、血液型はAB型です。勝ち気な性格で口の悪さが特徴です中でも北添尋には特に厳しい口調になります。ただし、北添のことが嫌いとか、仲が良くないわけではなく、親しいからこその言葉遣いだと言われています。仁礼光は口は悪いけれど、人に頼られると放っておけない、世話好きです。

仁礼光の強さを見ていきます。影浦隊のメンバーはそれぞれマイペースで、隊長の影浦雅人もリーダータイプではありません。そのため、オペレーターの仁礼光が司令塔のような役割を担っています。仁礼光のオペレーターとしての能力は、情報の分析や処理能力、戦術など、すべてにおいて高いレベルだということです。

ここまで影浦隊のメンバーを一覧で紹介してきました。ここで、「ワールドトリガー」の170話、ショッピングモールで行われた影浦隊と玉狛第2（三雲隊）の対戦を紹介します。アステロイド（時間差）を使う玉狛第2のヒュースと空閑遊真のコンビネーションで、元A級6位で圧倒的な強さを誇っていた影浦隊長を追い込みます。

171話では影浦隊と玉狛第2の2度目の対戦が描かれています。玉狛第2のヒュースと空閑遊真が、死にそうになっている影浦隊長に再び攻撃を仕掛けようとします。そこへヒュースのエスクードにより監禁されていた影浦隊のガンナー・北添尋が壁を破壊し、脱出、影浦隊長の元へ駆けつけました。早速銃を撃ちまくる北添ですが、ヒュースはエスクードを使い再び北添を監禁しました。

そこに空閑が入ってきて北添を攻撃します。狭いスペースでの接近した戦いになり、北添は空閑に倒されました。北添は最期にメテオラを放ちますが、空閑はシールドを使い防ぎます。ここで玉狛第2に2ポイント入りました。北添の相討ち作戦は失敗、ペイルアウト（緊急脱出）します。

ヒュースと空閑を相手に戦うことを諦めた影浦隊長は、自らの意思で下のフロアへと落ちていきました。影浦隊長はトリオンの漏出が多くなり過ぎたため、ペイルアウトになりました。これで玉狛第2に3ポイント目が入るかと思われましたが、そのポイントは鈴鳴第一・村上に付きました。影浦隊長のトリオンが漏出した最も大きな原因が、村上にあると判断されたからだということです。

「ワールドトリガー」の影浦隊のメンバーについて、プロフィール、トリガー、強さを一覧で見てきました。ここからは、影浦隊の隊長・影浦雅人について、プロフィール、トリガー、強さについて見ていきます。

影浦隊の隊長でアタッカーの影浦雅人は、6月4日生まれのうさぎ座で、18歳の高校生です。身長177㎝、血液型はB型です。実家はお好み焼き屋です。ボサボサのヘアースタイルがトレードマークで、トゲトゲの歯に野獣を思わせる様な鋭い目線をしています。日頃は白マスクを着用しています。見た印象通りと言われる短期で荒っぽい性格で、「メディア対策室」室長の根付（ねつき）さんへの暴力でA級からB級に下げられました。

アタッカー（攻撃手）・影浦雅人のメイントリガーは、「スコーピオン」です。「スコーピオン」は、身体のどこからでも出すことができ、自由自在に形を変えることができるブレード型のトリガーで、軽量でも攻撃力は抜群です。自由な形状で使用することができるため、多くの技があります。それは、「モグラ爪（モールクロ―）」、「枝刃（ブランチブレード）」、「脚ブレード」」、「マンティス」という種類があります。

この中で影浦雅人が持っているのは「マンティス」という技です。「マンティス」は、影浦が考えた技で、二本のスコーピオンを繋げて使います。二本が繋がることでリーチを長くすることができ、射程距離を大きく伸ばすことができます。そしてスコーピオンを鞭のように扱い、相手を攻撃します。また、「マンティス」を建物の縁に引っ掛ければ、空中を移動することもできます。

影浦正人が持っているサイドエフェクト（副作用）は、自身に向かって投げかけられた意識・感情を敏感にキャッチする「感情受信体質」です。この体質は、自分に向けた感情がその身に「刺さる」というもので、悪い感情ほど「刺さり方」がより不快だということです。このサイドエフェクトの影響で暴力事件を起こした影浦は、当時A級でしたが、B級に下げられたのでした。

しかし、このサイドエフェクトには良い点もあります。相手の感情を感じ取ることができるので、相手からの攻撃を事前に察知できます。そのため影浦には不意打ちが通じません。影浦は、感情を隠して攻撃を仕掛けてくるのは、東隊隊長の東と、空閑遊真だけだと言っています。このように「スコーピオン」を自由自在に扱う能力に加えて、危険を事前に察知する能力に長けた影浦は、ボーダー内でも格段の強さだということです。

アニメ「ワールドトリガー」影浦雅人の声優・杉田智和は、1980年生まれ、埼玉県出身です。高校時代、「日本ナレーション演技研究所」が主催する「声優スプリングスクール」で賞を獲得。17歳で「仮面ライダー」（CS放送）の告知ナレーションを務めたのが、声優としてのデビューとなりました。

杉田智和の主な出演作を紹介します。2016年の「マギ シンドバッドの冒険」ドラグル、2017年の「賭ケグルイ」豆生田楓、2018年の「七つの大罪」エスカノール、2019年の「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」高田馬場ジョージ、「スタンドマイヒーローズ PIECE OF TRUTH」青山樹、「真・中華一番！」レオン、などです。

アニメ「ワールドトリガー」北添尋の声優・武虎（たけとら）は、1974年生まれ、兵庫県出身です。千葉大学卒業後、大手のゲーム会社でプロデューサーをしていました。退社後、芸能事務所「九プロダクション」で活動しますが、2004年に会社が解散となったことで「東京俳優生活協同組合」に入りました。

武虎の主な出演作を紹介します。2011年の「DD北斗之拳」ラオウ、2013年の「ビーストサーガ」ゴールダー、2015年の「アルスラーン戦記」バフマン、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」ブルック・カバヤン、2017年の「幼女戦記」ホスマン、などです。

アニメ「ワールドトリガー」絵馬ユズルの声優・三瓶由布子（さんぺいゆうこ）は、1986年生まれ、東京都出身です。東京工芸大学の写真学科卒です。声優デビューは、2000年の「だぁ! だぁ! だぁ!」の西遠寺彷徨役です。

三瓶由布子の主な出演作を紹介します。2017年の「BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS」うずまきボルト、2018年の「キャプテン翼（第4作）」大空翼、「イナズマイレブン アレスの天秤/オリオンの刻印」亜風炉照美、「アイドルマスター SideM 理由あってMini!」秋月涼、などです。

アニメ「ワールドトリガー」仁礼光の声優・小堀友里絵（こぼりゆりえ）は、福島県出身です。大学卒業後、舞台やCMなどで活動し、芸能事務所「AIR AGENCY」に入り、声優活動を開始しました。

小堀友里絵の主な出演作を紹介します。2012年の「輪廻のラグランジェ」千歳るい、2013年の「RDG レッドデータガール」神崎美琴、2014年の「東京喰種トーキョーグール」西野貴未、「妖怪ウォッチ」しおりちゃん、「47都道府犬R」福島犬、などです。

影浦隊は隊長の影浦雅人をはじめ、実力のあるメンバーばかりです。ヒュースと空閑遊真相手に戦った時など、壁を壊して隊長の元に駆けつけた北添尋が、最期の時に相討ちを狙う攻撃に出る判断力、絵馬ユズルの狙撃手としての高い能力など、影浦隊の強さ、チームワークの良さが分かります。

影浦隊の隊長・影浦雅人の実力は高く、戦闘中はかっこいいですが、実家がお好み焼き屋で、時々友人を連れてくるなど可愛い面があります。

影浦隊の隊服は、黒地のミリタリーのジャケットです。この隊服がかっこいいという声です。影浦隊はA級だったことがあるので、襟元に獣の鋭い牙がデザインされたエンブレムを付けています。

いかがでしたか？アニメ「ワールドトリガー」の影浦隊について、隊長の影浦雅人の強さを考察しました。影浦はサイドエフェクトの影響で、他人からの感情が刺さってくるという特殊な感覚を持っていました。そのため相手からの不意打ちなどもかわすことができるなど、戦闘では有利だということでした。また、影浦隊のメンバーを一覧で紹介してきました。アニメ「ワールドトリガー」の影浦隊の今後の活躍に注目していきましょう。