【シャーマンキング】馬孫は道蓮の持霊！愛馬の黒桃や強さ・名セリフも紹介

『シャーマンキング』に登場するキャラクター・馬孫は、シャーマンの1人である道蓮の持霊で、彼と共に戦います。馬孫はどのようなキャラクターなのでしょうか？ここでは、馬孫の能力・技や名セリフ、馬孫の主である道蓮について見ていきます。

『シャーマンキング』は、武井宏之による少年漫画作品。1998年に『週刊少年ジャンプ』で連載が開始されました。通称は「マンキン」。2018年に集英社から講談社に移籍し、タイトルが『SHAMAN KING』に変わっています。

主人公の麻倉葉は、霊と交流する力を持つ「シャーマン」。彼は500年に1度開催されるシャーマンの王「シャーマンキング」を決める戦い「シャーマンファイト」に参加するため、東京にやってきました。葉は持霊の阿弥陀丸、許嫁の恐山アンナ、友人の小山田まん太らに支えられながら、シャーマンファイトを戦い抜いていきます。

馬孫は道蓮の持霊。1800年前から道家に仕えている元騎馬隊長です。主である蓮のことを「坊ちゃま」と呼んで大切にしており、常に彼の身を案じています。1800年道家に仕えているという事実と蓮への態度からわかるように、非常に忠誠心が強く義理堅い性格です。

能力その1、憑依合体。憑依合体とは、シャーマンが霊を自分の肉体に憑依させる技術のこと。道蓮も当然、憑依合体の技術は身につけており、馬孫をその身に受け入れることができます。馬孫と心を1つにすることで、馬孫の生前の力を最大限引き出すことができます。また、蓮は馬孫の愛馬の霊・黒桃を、自身の愛馬である白鳳に憑依合体させることもできます。

能力その2、オーバーソウル（O.S.）。オーバーソウル（O.S.）とは、霊を物体に憑依させることで溢れ出る具現化した霊のことです。蓮は馬孫の武器である馬孫刀に馬孫の霊を憑依させることでオーバーソウルを可能としています。オーバーソウルにはシャーマンの巫力が必要です。

能力その3、オーバーソウル（O.S.）武神。道家に代々伝わる宝剣「宝雷剣」に馬孫をオーバーソウルしたものです。宝雷剣を媒介として、様々な形状の武器に変化させることができます。それを可能にしているのは、長い時を戦い続けてきた馬孫のあらゆる武器・武術の記憶です。

能力その4、甲縛式オーバーソウル（O.S.）武神 魚翅。甲縛式オーバーソウルとは、オーバーソウルを高密度に圧縮して巫力の鎧としたもの。オーバーソウルの最強形態です。敵を倒すこと、強くあることに執着していた蓮が辿り着いた、自分自身に打ち勝つ力が「甲縛式オーバーソウル（O.S.）武神 魚翅」でした。

能力その5、スピリットオブサンダー。シャーマンファイトを取り仕切ってきた一族・パッチ族が持つ最高クラスの霊。それが五大精霊です。蓮は五大精霊の1つであるスピリットオブサンダー（S.O.T）を託されることになりました。スピリットオブサンダーは、電流・磁力現象・落雷の発生など、様々な雷の力を操る能力があります。

シャーマンファイトのために日本にやってきた道蓮。彼はシャーマンファイトで勝利しシャーマンキングになるためには強力な霊が必要だと考え、出会った麻倉葉の持霊・阿弥陀丸に目をつけます。蓮と馬孫は葉と阿弥陀丸を追い詰めますが、2人の絆の前に退けられました。

蓮と葉はそれぞれシャーマンファイト予選の戦いで勝ち続け、ついに第3次予選で再び激突しました。最初の戦いと同様、最初は蓮と馬孫が優勢でしたが、徐々に葉と阿弥陀丸が反撃を始めます。結果は、互いの巫力が切れたことにより引き分けとなりました。

全力でぶつかり合ったことで友情が芽生えた蓮と葉。葉との戦いがきっかけで憎しみに囚われていた自身の心を見つめ直した蓮は、憎しみの元となった実父を倒すべく中国の実家に向かいます。そこで父・道円に戦いを挑み敗北。監禁されてしまいますが、馬孫が葉たちに蓮の救出を要請。蓮は葉たちに助けられ、ついに父を乗り越えました。

シャーマンファイト本戦にて、ホロホロ・チョコラブの2人と行動を共にしていた蓮。蓮は葉の父親である麻倉幹久に出会い、彼と戦いますが敗北してしまいます。蓮は幹久との戦いで「巫門遁甲」を会得。しかしその後、蓮はハオの手下との戦いで死亡してしまいました。蓮はアイアンメイデン・ジャンヌの力で蘇生されることになります。

シャーマンファイト第1次トーナメント2回戦にて、蓮・ホロホロ・チョコラブからなる「チームTHE蓮」は、「チーム明王」と戦うことになりました。「チーム明王」はシャーマンファイト出場チームの中でも飛び抜けた強さを誇るガンダーラのメンバーで構成されたチーム。蓮は1人で「チーム明王」に立ち向かいますが、当然ながら苦戦を強いられることになります。しかし蓮は新たなオーバーソウルを生み出すことで対抗しました。

シャーマンファイト第1次トーナメント3回戦で、葉率いる「ふんばり温泉チーム」と戦うことになった「チームTHE蓮」。2つのチームは全力でぶつかり合います。戦いは激しさを増していきますが、試合はある事情から途中で中断され、決着はつきませんでした。

ムー大陸で行われるシャーマンファイト第2次トーナメント。蓮や葉たちは皆試合を棄権し、シャーマンキングとなったハオを儀式の場で叩くことになりました。一同はシャーマンキングを守るパッチ族と戦うことになります。またもここで死亡してしまった蓮ですが、アイアンメイデン・ジャンヌの力で再び蘇生され、マグナとの戦いに挑みました。

蓮たちはついにハオに追いつき、シャーマンキングとなった彼と戦うことになります。蓮は五大精霊の1つであるスピリットオブサンダーを託され、雷の力を操ってハオと対峙しました。蓮や葉、多くの人たちがハオと向き合ったことで、ハオとの戦いは幕を閉じます。

道蓮の名セリフといえば「我不迷（ワレマヨワズ）」。このセリフは、蓮が実父・道円と対峙した際に言ったセリフです。シャーマンの家系であるがゆえに他者から裏切られ続けてきた道家。円が子どもたちに「他人を信じるな」と憎しみの念を植えつけてきた理由です。しかし蓮は葉たちと出会って仲間を知り、全てを父からの教えではなく自分の意志で決めることを決意しました。その決意がこのセリフに表れています。

またこのセリフは、シャーマンファイト本戦時にも発せられました。この世には自分より強い者はいくらでもいる。けれど自分の弱さを1度容認してしまえば、その先の勝利の可能性すら失ってしまいます。自分は強いという姿勢を貫き続けることを誓った蓮の名セリフでした。

シャーマンファイト予選で葉・阿弥陀丸と戦い引き分けになった蓮と馬孫。2人はその後、葉の家で予選の打ち上げに参加します。このセリフは、その際に馬孫が言ったセリフです。友達もおらず孤独な人生を送ってきた蓮のことを、馬孫はずっと見守ってきました。蓮に葉やホロホロのような友人と呼べる存在ができたことは、馬孫にとっても喜ばしいこと。馬孫の蓮を想う気持ちが伝わってくる名セリフです。

『シャーマンキング』の馬孫・黒桃を使う道蓮の必殺技その1、「中華斬舞」。この技は、蓮が馬孫との憑依合体100パーセントの状態で繰り出す技です。馬孫刀を使い、車を真っ二つにするほど強烈な斬撃を繰り出します。

『シャーマンキング』の馬孫・黒桃を使う道蓮の必殺技その2、「ゴールデン中華斬舞」。「中華斬舞」は憑依合体100パーセント時の技ですが、こちらは馬孫を馬孫刀にオーバーソウルして放つ技です。強力な連続の突き技です。

『シャーマンキング』の馬孫・黒桃を使う道蓮の必殺技その3、「馬孫ゴールデンパンチ」。オーバーソウルで具現化した馬孫による強烈なパンチ攻撃。蓮の巫力が込められています。

『シャーマンキング』の馬孫・黒桃を使う道蓮の必殺技その4、「馬孫ゴールデンダブルスレッジハンマー」。原理は「馬孫ゴールデンパンチ」と同じ。蓮の巫力によってオーバーソウルから馬孫の腕が生え、その両腕を振り下ろすという技です。

『シャーマンキング』の馬孫・黒桃を使う道蓮の必殺技その5、「超ゴールデン中華斬舞」。「ゴールデン中華斬舞」の強化版で、馬孫自身が馬孫刀を持って強力な突き技を放つという技です。

『シャーマンキング』の馬孫・黒桃を使う道蓮の必殺技その6、「刀幻境」。蓮が父から受け継いだ宝剣「宝雷剣」を使用した技。宝雷剣を地面に刺すと、地面の広範囲から無数の刃物が突き出してきます。

『シャーマンキング』の馬孫・黒桃を使う道蓮の必殺技その7、「巫門遁甲」。この技は、麻倉葉王が開発した巫術の1つで、麻倉家に伝わる書物「超・占事略決」に記されていました。相手の巫力を波を見極めて受け流すというもので、麻倉葉や麻倉幹久も使用します。

『シャーマンキング』の馬孫・黒桃を使う道蓮の必殺技その8、「甲縛式オーバーソウル（O.S.） 武神 魚翅」。先述したオーバーソウルの最強形態。その身をオーバーソウルが鎧のように覆っており、攻撃だけでなく守備にも優れています。

『シャーマンキング』の馬孫・黒桃を使う道蓮の必殺技その9、「雷槍」。「甲縛式オーバーソウル（O.S.） 武神 魚翅」を会得したことで使えるようになった技。分離させたオーバーソウルが破裂して本物の雷になります。

『シャーマンキング』の馬孫・黒桃を使う道蓮の必殺技その10、「雷法」。「雷槍」の強化版。「雷槍」同様、本物の雷を生み出して攻撃する技ですが、さらに威力が上がっています。

『シャーマンキング』の馬孫・黒桃を使う道蓮の必殺技その11、九天応元雷声普化天尊。「甲縛式オーバーソウル（O.S.） 武神 魚翅」の必殺技。敵に高圧電流をぶつけるという強力な技です。

『シャーマンキング』の馬孫・黒桃を使う道蓮の必殺技その12、「エレキBANG」。蓮が土壇場で咄嗟に編み出した新技。ビッグバンにも相当する強力な雷を天から降らせるという技です。

『シャーマンキング』の馬孫・黒桃を使う道蓮の必殺技その13、「九龍爆雷」。スピリットオブサンダーを持霊とした蓮が使用した必殺技。15億キロワット1億ボルトという超強力な力を持つ雷撃です。

『シャーマンキング』の馬孫・黒桃を使う道蓮の必殺技その14、「磁場（マグネティックフィールド）」。スピリットオブサンダーをオーバーソウルした状態で使用する技。磁場の壁を作り、ハオの技「太陽面爆発」を防ぎました。

麻倉葉は『シャーマンキング』の主人公。持霊は侍の阿弥陀丸で、彼らは蓮・馬孫のライバル兼友人です。自他共に認めるユルい性格で、シャーマンキングを目指す理由は楽に生きられる世界を作るためです。

道潤は、蓮の実姉であり教育係。キョンシーを操る道士で、持霊は元カンフー映画俳優の李白竜です。当初は白竜を支配していましたが、葉との戦いがきっかけで白竜を大切なパートナーとして扱うようになりました。

ホロホロ、本名碓氷ホロケウはアイヌ民族のシャーマン。シャーマンキング本戦では蓮率いる「チームTHE蓮」の一員として活躍しました。持霊は大地の精霊コロポックルのコロロです。

チョコラブ・マクダネルはニューヨーク出身のシャーマンで、「チームTHE蓮」の一員。日々様々な寒いギャグを繰り出し蓮とホロホロに怒られています。持霊はジャガーの精霊であるミックです。

アイアンメイデン・ジャンヌは「X-LAWS」のリーダーを務める少女。彼女は蓮のことを2度蘇生させました。シャーマンファイト後は蓮と結婚し、息子の黽（メン）を儲けています。持霊は太陽と正義の神・シャマシュです。

『シャーマンキング』（2001年版）で馬孫の声を担当したのは、声優・俳優の辻親八です。主なその他出演作品に『クラッシュギアNitro』（藤原銀二郎）、『FAIRY TAIL』（マカロフ・ドレアー）などがあります。

『SHAMAN KING』（2021版）で馬孫の声を担当したのは、声優の高口公介です。主なその他出演作品に『遊☆戯☆王ZEXAL II』（ギラグ）、『強殖装甲ガイバー』（瀬川哲郎）などがあります。

『シャーマンキング』の馬孫に関する感想・評価、その1。蓮と馬孫の関係性が好きだという『シャーマンキング』ファンは少なくありません。蓮を「坊ちゃま」と呼んで大切にする馬孫の様子は、ファンの心をほのぼのとさせます。

『シャーマンキング』の馬孫に関する感想・評価、その2。馬孫は真面目で堅物なように見えますが、実はノリが良く面白いキャラクターです。そんな馬孫が好きだというファンは少なくありません。

『シャーマンキング』の馬孫に関する感想・評価、その3。蓮と馬孫の主従関係が好きだというコメント。道家に長年仕えてきた馬孫ですが、蓮には特別強い忠誠心を捧げているようです。その忠誠心が時折馬孫のキャラをおかしなことにします。

『シャーマンキング』に登場するキャラクター、馬孫と道蓮について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか？馬孫と蓮は様々な強力な能力を持ち、共にそれを磨き上げてシャーマンファイトを戦っていきます。『シャーマンキング』を見るときは彼らの活躍に注目してみてください。