【進撃の巨人】最終回でエレンは死亡して鳥になった？生存キャラのその後も解説

2009年の連載開始以来、絶大な人気を保っていた『進撃の巨人』が2021年4月、ついに最終回を迎えました。ここからは、ネット上で注目されているエレンが鳥になったという内容について言及していきます。それではまず、『進撃の巨人』の作品情報や簡単なあらすじから見ていきましょう。

『進撃の巨人』とは、圧倒的な力を持つ巨人と、その力に抗う人類との戦いを描いた諫山創によるダークファンタジー作品です。2009年9月から『別冊少年マガジン(講談社)』にて連載が開始され、2021年4月に完結しました。連載期間中では出張読み切りとして特別編が掲載されたり、さまざまなメディアミックス展開がされたりと反響を呼んだようです。

ここからは『進撃の巨人』のあらすじを簡単に紹介します。まず物語の軸となるのは圧倒的な力で人類の安全を脅かす巨人の存在です。一方、人類は巨人に抗うべく巨大な三重の城壁「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」の内側に生活圏を築き上げていました。しかしある日、突如ウォール・マリアに城壁の高さを超える超大型巨人が出現したことで壁の一部が壊され、人類の危機に陥ってしまいます。

最終回で死亡して鳥になったと噂されているエレンは本作の主人公です。幼少期から城壁外の世界に憧れ続けていた青年で、人一倍「自由」を求めていました。しかし、10歳の頃に超大型巨人の侵攻によって母親を殺害されてから巨人を駆逐することを目標に定め、調査兵団に入団します。強靭な勇気と行動力を備えているため、周囲の人間への高い影響力を持っていますが、直情的で猪突猛進な一面もある人物のようです。

『進撃の巨人』の最終回では、ミカサのマフラーを巻き直す鳥の姿が描かれています。ネット上ではその鳥が死亡した後のエレンではないか？という声があるのですが、果たしてそれは本当なのでしょうか？ここからは最終回のエレンの様子と、エレンのその後の姿が鳥であるのかを検証していきます。

『進撃の巨人』の最終回では、最終的にミカサがエレンを殺害したことで、始祖の巨人を初めとした巨人が世界からいなくなるという結末となりました。そして地ならしによって人口の約8割が踏みつぶされ、その惨劇から救った英雄としてミカサやアルミンたちが讃えられることとなります。

一方、死亡したエレンはというと、最後にミカサのマフラーを巻いた鳥になったようです。実はこれまでに鳥が飛んでいるシーンが何度も描かれ、さらにミカサがマフラーを巻きなおしてくれた鳥に向かって「エレン、ありがとう」と声をかけているため、死亡後のエレンは鳥になった可能性が高いと言えます。エレン自身も幼少期から「自由」を望んでいたため、鳥の姿として登場したのではないでしょうか？

『進撃の巨人』の最終回である34巻の最後に加筆された部分があり、「その後のパラディ島」の様子が描かれています。そこで描かれたパラディ島の様子は壁外人類の街並みと似通っているため、エルディアの残党とマーレ国との和睦協定が成されたことは間違いありません。

さらにその後の歴史が描かれており、高層ビル群が建ち並ぶなど近代化まで進んでいます。ただ、戦闘機などの近代兵器が建物を破壊している様子も描かれているため、何が原因で戦争が起きているのかは不明であるものの、エレンの死亡後も人類の戦いは終わっていないことが分かります。

『進撃の巨人』に登場するミカサは終戦後、エレンの首を持ってパラディ島へ向かっていました。その後、エレンの首を1話で登場したミカサとアルミン、エレンの三人で過ごした木の下に埋葬しています。

『進撃の巨人』に登場するアルミンやジャン、コニー、アニ、ライナー、ピークたちは、エルディア国でおこなう和平交渉のために親善大使となっていました。なぜなら、エルディア国の人々が世界中の人々からの報復を恐れていたからです。そこで、エレンの地ならしを阻止した英雄としてアルミンたちが世界中の人々の代表となりました。

『進撃の巨人』に登場するヒストリアについては、妊娠していたためパラディ島の田舎で穏やかに過ごしていましたが、どうやらその後パラディ島の女王として島の人々を率いる存在になっているようです。裏切り者の家族として島民の恨みの対象となっているジャンの親族や、コニーの母親を保護していることから精力的に活動しているのが分かります。

『進撃の巨人』に登場するリヴァイやファルコ、オニャンコポン、ガビたちは一緒に異国を旅しているようです。リヴァイがファルコたちに車いすを引かれて過ごしていました。

まず初めに『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「地下室の日記」というタイトルから見ていきます。エレンたちはグリシャが残した地下室の日記を読んだことで世界の真実を知りました。その真実とは、壁外にも人類が存在し、パラディ島に住む壁内人類がエルディア人と呼ばれているということです。またエルディア人のことを「ユミルの民」と呼ぶこともあり、唯一巨人化できるのがユミルの末裔であるということが明らかとなりました。

続いては『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「パラディ島に島流しされるグリシャたち」というタイトルから見ていきます。エレンたちがグリシャの日記を読んだことで、グリシャがマーレ国からパラディ島に辿り着いていたことも明らかになりました。そしてグリシャはマーレ国でのエルディア人が「悪魔の末裔」と言われ迫害を受けていることを嘆いていたところで、始祖の巨人と進撃の巨人の能力を同時に獲得します。

続いては『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「エレンの最後の選択」というタイトルから見ていきます。ここからの展開はウォール・マリア奪還によって無垢の巨人が掃討された後の話に繋がります。エレンを始めとした調査兵団は早速、壁外調査に出ました。

そしてそこには、アルミンがかつてエレンとミカサに語っていた「海」がありました。海の向こうには自由があるはずだったのですが、エレンの表情に笑顔はありませんでした。さらにエレンは「向こうにいる敵を全部殺せば、自由になれるのか」と言います…

続いては『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「マーレに乗り込むエレン」というタイトルから見ていきます。ここからは『進撃の巨人』の最終章となる「マーレ編」へと移ります。最終章におけるあらすじの軸となるのは「世界的なエルディア人への憎悪」です。そして憎悪の根源となっているのはかつて世界を恐怖のどん底に陥れたエルディア人が持つ巨人の力でした。

これまでにライナーたちが企てた巨人侵攻は全てエルディア人(ユミルの民)を用いたマーレ国の計画でしたが、その全てが失敗に終わったことで巨人の脅威を改めて見せつけることとなったのです。そこで立ち上がったのが「戦鎚の巨人」を持つマーレ国のダイバー家。

ダイバー家はマーレ国に集まった世界中の権力者や記者の前で、エレンが始祖の巨人を取り込んだことで世界的な脅威になると熱弁し、パラディ島を「本当の人類の敵」に位置付けて宣戦布告をします。一方、その演説を聞いていたのがマーレ国に潜入していたエレンでした。エレンは演説終了後、即座に「蹂躙という宣戦布告」でやり返しました。こうしてパラディ島に対し全世界の敵意が向く羽目になります。

続いては『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「ジークとパラディ島の勢力」というタイトルから見ていきます。これまでのあらすじでは、獣の巨人の継承者であるジークがパラディ島の敵として描かれていましたが、最終章ではジークとパラディ島の勢力が結託したことにより味方として描かれることになります。

なぜなら、始祖の巨人の真の能力を発動させるためには王家の血筋を持つジークと始祖の巨人の力を持つエレンとの接触が不可欠だったからです。そして真の能力とは「不戦の契り」を無効化したことで発動できる地ならしです。つまりジークとパラディ島の利害は、ジークの目的である地ならしによって一致し結託へと繋がりました。

続いては『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「マーレ軍の奇襲」というタイトルから見ていきます。前述のあらすじではエレンがマーレ国を襲撃したことにより、世界中の国々から敵対視されることになりました。この事実がマーレ国の奇襲作戦と世界中が結託したパラディ島への襲撃へと繋がります。

あらゆる勢力の襲撃計画が進む中、パラディ島の勢力はジークが仲介したヒィズル国のアズマビト家の援助もあって島内のインフラ整備と兼ねて迎撃準備を着々と進めていました。一方、マーレ国からパラディ島に帰還したエレンは、パラディ島の勢力から疑念を抱かれたことにより投獄されてしまいます。

そこでエレンの解放を望む民衆の声が多数挙がり、ついにイェーガー派なるものが結成し始め、島内でイェーガー派と反イェーガー派で二分割されることとなりました。ところが、疑心暗鬼に陥っている兵団を尻目にエレンは口を閉ざしたまま。それによってエレンの真意が分からず、エレンとジークの真の計画は謎のままただ時が過ぎていくだけとなりました。

続いては『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「始祖の巨人の真の能力」というタイトルから見ていきます。エレンのマーレ国襲撃の際に、パラディ島の勢力に攫われたジークでしたが、同時にジークの死亡が偽装されていたことがマーレ軍に気付かれます。そこで、マーレ軍は全世界の戦力がパラディ島に押し寄せる前にパラディ島を叩くことを決意。

こうしてマーレ軍の奇襲作戦は成功し、作戦に参加したライナー(鎧の巨人)とエレン(進撃の巨人)の戦いが勃発しました。さらにその戦いに車力の巨人を持つピークと顎の巨人を持つガリアードが参戦したことで、エレンは絶対絶命のピンチに陥ってしまいます。

しかしここでようやくジークが登場。ジークが参戦したことで戦場はさらに激化しますが、そんな中でもエレンはジークと接触を図ろうとジークの元へと向かいます。ここで待ち構えていたのがサシャを殺したガビでした。逃げ惑いながらもジークと接触を図るエレンの首を撃ち落として一矢報います。ところが、ジークは絶命寸前のエレンの首を寸前で捕らえたことで、ついに始祖の巨人の真の能力が発動されることとなりました。

続いては『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「エレンの暗躍」というタイトルから見ていきます。実は、始祖の巨人が持つ真の能力が発動されたと同時にエレンが物語の裏で暗躍していたことが明らかとなりました。

これまでに進撃の巨人の能力について言及されていませんでしたが、この場面で能力が「過去と未来の継承者の記憶が見れる」であることが明らかとなっています。すなわち、エレンの記憶を父・グリシャに投影させることができる、つまり「過去を改変できる」ということです。そしてグリシャが取ってきた過去の行動はエレンが指示したものでした。

続いては『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「ユミルの心の呪縛」というタイトルから見ていきます。始祖の巨人の能力を発動したことにより「道」へと訪れることとなったエレンとジーク。この時、始祖ユミルが登場しました。巨人を支配できるという圧倒的な力を持つユミルでしたが、実は2000年前に生きていたエルディア族の奴隷の1人に過ぎない存在であることが明らかとなります。

さらにユミルは意思を持たず、2000年もの間王族の命令を実行し続けていたのです。これを知ったエレンはユミルに対して「オレがこの世を終わらせてやる！オレに力を貸せ！」と言いながらユミルを抱きしめたことにより、ユミルの心の呪縛を解くことに成功しました。こうして王族の血を引くジークの「安楽死計画」は失敗し、エレンとユミルの2人による地ならしへと繋がります。

続いては『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「エレンの夢」というタイトルから見ていきます。エレンの計画は物語序盤から変わることなく敵を駆逐することでした。そして地ならしを発動したことで、壁に入っていた超大型巨人が全て覚醒しパラディ島外に歩み始めます。

これに対し、パラディ島へと進行中だった世界連合艦隊は為す術もなく超大型巨人によって破壊し尽くされるだけ。一方、ミカサやアルミンたち調査兵団のメンバーは人類大虐殺に対し、「度が過ぎている」とエレンの行動を疑問視し始めます…

続いては『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「鳥と化したファルコ」というタイトルから見ていきます。島外人類の虐殺に対して反発の意思を見せ始めたミカサやアルミンを含めた調査兵団のメンバーと、パラディ島へと奇襲していたマーレ軍のメンバーは意見が一致したことにより、協力関係を結び速やかにエレンを止めることを決意します。

こうしてパラディ島とマーレ国勢力のそれぞれのメンバーが始祖の巨人と一体化したエレンの巨大な背骨に乗り込み、エレンに接触を図ることになりました。しかし、それをユミルが九つの巨人を生み出し阻止します。

九つの巨人の数の多さに絶対絶命となるメンバーでしたが、そこに現れたのが車力の巨人の能力で鳥に変身したファルコと、彼の背に乗るアニでした。そして新たに加わったファルコたちと協力し、エレンのうなじを爆破すること、操られているアルミンを救出することの二つの目的を遂行するために二班に別れ行動に移すことになりました。

続いては『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「アルミンとジークの出会い」というタイトルから見ていきます。ユミルによって操られているアルミンは意識の中でジークとの出会いを果たしていました。そしてジークはユミルがなぜ王族の命令を聞き続けていたのか？という疑問についてアルミンと話し始めます。

そこで導き出された答えが「初代フリッツ王に対する恋心」でした。この愛による苦しみから逃れること、そして不死の世界における孤独から逃れるためにユミルは全てのエルディア人と「道」という繋がりを強制したということでした。

続いては『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「ミカサの最後の選択」というタイトルから見ていきます。ジークとアルミンの会話中、ジークの背後にグリシャ、ベルトルト、クサヴァーの姿がありました。そしてアルミンは彼らの協力を取り付けたことで現実世界へと帰還し、結果的に地ならしがストップします。

その間にエレンのうなじを爆発させることに成功しますが、それでもエレンは超大型巨人の姿で歩みを進めようとしていました。一方、ミカサはパラレルワールドのような場所(意識の中)でエレンと二人で穏やかに過ごしている様子。

その時、この平穏無事な世界はミカサが選択の末に辿り着いた場所であり、一方最終回で選んだミカサの答えは「エレンの死」であることが明らかとなります。そしてミカサは巨人化の口の中にエレンがいるということに勘付いたことでエレンの口の中に侵入。こうしてミカサは「いってらっしゃい、エレン」と言いながらエレンの首を刎ねました…

続いては『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「エレンの最終目的」というタイトルから見ていきます。最後に暴走し地ならしを発動したエレンでしたが、エレンの最終目的とは何だったのでしょうか？

結論から言うと、エレンの目的はパラディ島に対する全世界からの敵意を全て自分に向けることにありました。エレンが地ならしを発動し人類を蹂躙し続けることで絶大な存在感を示し、そして最後に巨人を世界から無くすことでエルディア人に対する恐怖の源を消し去ろうとしていたのです。

続いては『進撃の巨人』の最終回までのあらすじを「エレンの対話」というタイトルから見ていきます。エレンの死と巨人の力がこの世から無くなったことで、ミカサやアルミンたち調査兵団の記憶から消されていたエレンとの対話の記憶が取り戻されることになりました。その対話によって、エレンの行動が全てパラディ島の人々や調査兵団のために動いていたことや、ミカサのことが好きであったことが明らかとなります。

『進撃の巨人』で登場するエレンの声を演じたのは、人気声優の1人である梶裕貴です。主な代表キャラは『進撃の巨人』の主人公であるエレン・イェーガーや『七つの大罪』のメリオダスなどがあります。中世的で甘い声質が特徴的で、「声優アワード」では第7、第8回と2年連続で主演男優賞を受賞しているので、これからの活躍も要チェック。

• 2007年～：Over Drive(篠崎ミコト 役)
• 2008年～：イナズマイレブン(一之瀬一哉、不動明王 役)
• 2008年～：黒執事(フィニアン 役)
• 2010年～：SDガンダム三国伝 Brave Battle Warriors(劉備ガンダム 役)
• 2010年～：おとめ妖怪 ざくろ(花桐丸竜 役)
• 2010年～：デュラララ!!(遊馬崎ウォーカー 役)
• 2010年～：FAIRY TAIL(リオン・バスティア 役)
• 2011年～：ギルティクラウン(桜満集 役)
• 2011年～：NO.6(紫苑 役)
• 2011年～：花咲くいろは(種村孝一 役)

こちらは『進撃の巨人』の最終回におけるエレンのその後についての感想です。エレンが鳥であるという前提を基に考察した結果、「自由の象徴」という捉え方になったようなのです。この場面は感動シーンでもあるので考察と共に振り返ってみるのも良いでしょう。

こちらは『進撃の巨人』の最終回におけるエレンのその後についての感想です。この方は「未来エレン説」について言及しているようですが、おそらくこの説はエレンが進撃の巨人の能力を使ったことによって導きだされた内容が関係しているのでしょう。鳥がエレンだとすればあり得る話かもしれません。

こちらは『進撃の巨人』の最終回におけるエレンのその後についての感想です。やはりこちらでも鳥が「自由の象徴」であると言われています。鳥が何度も描かれているシーンがあるので、鳥の登場シーンを振り返ってみると新たな発見があるのかもしれません。

『進撃の巨人』の最終回でエレンは死亡して鳥になったのか？また生存キャラのその後について解説してきましたがいかがでしたか？

エレンの死亡という結末で最終回を迎えた『進撃の巨人』ですが、やはりそこで気になるのがエレンと行動を共にしてきた生存キャラのその後でした。本記事ではエレンと生存キャラのその後について言及しましたが、一応描き下ろしの加筆された内容ではパラディ島の結末もあるのでそちらの方もぜひチェックしてみてください。