【呪術廻戦】狗巻棘は0巻にも登場？現在と違う短髪の髪型や登場シーンを紹介

狗巻棘は「呪術廻戦」に登場するキャラクターの中でも人気が高いと言われています。狗巻棘はハイトーンの髪色に、マッシュ系の髪型という流行に乗った外見をしており、さらに「呪言師」として謎が多い素性も相まって、非常に魅力的なキャラクターです。今回はそんな狗巻棘について「呪術廻戦0巻」での登場シーンなどから、詳細を解説していきます。

「呪術廻戦」は芥見下々先生によるアクション漫画です。「呪術」をテーマにした作品として注目を集め、日本のみならず世界中で愛される人気漫画となっています。連載が開始されたのは2018年で、2021年5月現在も「週刊少年ジャンプ」にて連載が継続しています。2021年3月には単行本の15巻も発売され、発売日には書店に行列ができるなど社会現象となっています。

2020年には第1期となるテレビアニメも放送され、1クールとしては異例の全24話の大ボリュームで放送が終了しました。アニメ「呪術廻戦」の最終回後には、2021年冬頃に劇場版「呪術廻戦0」の公開が発表され、劇場版アニメの内容が単行本「呪術廻戦0巻」の内容になる事も同時に明かされました。

「呪術廻戦」は主人公・虎杖悠仁の通う高校で「両面宿儺の指」が発見されたところから物語が始まります。指を発見した虎杖悠仁の先輩が、指にかけられていた封印を解いた途端、高校の景色は一変し、異形の者達が姿を現しました。そこへ「呪術高等専門学校」から派遣されて来た伏黒恵が現れ、「両面宿儺の指」が特級呪物であり、とても危険な事を話します。

虎杖悠仁に逃げるように告げた伏黒恵は、異形の者達と戦いますが、苦戦してしまいました。命の危険が迫った時に現れたのは逃げたはずの虎杖悠仁で、虎杖悠仁は「呪霊」と戦う為、「両面宿儺の指」を体に取り込んでしまいました。死は免れないと思われた虎杖悠仁ですが、「両面宿儺の器」としての素質を見せ、晴れて虎杖悠二は「呪術高等専門学校」の監視下に置かれながら、呪術師として成長していく事になりました。

「呪術廻戦」に登場する狗巻棘は、虎杖悠仁の先輩にあたる2年生です。準1級呪術師で、「呪言」を扱う呪言師です。「呪言」は狗巻家に伝わる特殊な術式で、その名の通り「言葉にした事を具現化」する事ができます。例として、相手に「爆ぜろ」と言えば相手は爆発し、「捻じれろ」と言えば捻れてしまう恐ろしい能力です。

そんな強力な術式を持つ狗巻棘は「おにぎりの具」しか普段の生活で言葉にしません。これにはとある理由があるのですが、「おにぎりの具」しか話さない狗巻棘と意思疎通を図るのは容易ではないと言われています。しかし「おにぎりの具」しか話さない狗巻棘ですがその表情はとても豊かで、付き合いの長い人間は狗巻棘の動作や表情を読み取る事で感情を理解する事ができるようです。

「呪術廻戦」に登場する人気キャラクターの狗巻棘は、呪術廻戦本編よりも過去の話を描いた「単行本0巻」にも登場しています。この「呪術廻戦0巻」というのは、現在呪術高専2年の乙骨憂太を主人公にした物語で、虎杖悠仁などの1年生が入学する以前の物語になっています。

そんな本編の前日譚である「呪術廻戦0巻」にて、狗巻棘は現在とは印象の違う髪型をしていました。そこで次は狗巻棘の「0巻」における髪型や、登場シーンを紹介していきます。

狗巻棘と言えば、ハイトーンの髪色に、マッシュ系の髪型をしています。この狗巻棘の髪型は、ミルクティーのような髪色が中性的な顔立ちを引き立て、非常によく似合っている髪型です。ハイトーン髪色をしたキャラクターと言えば、五条悟も同様ですが、狗巻棘は五条悟にも引けを取らない美少年で人気となっています。

「呪術廻戦」の前日譚として公開された「呪術廻戦0巻」は、本編よりも1年程前の話を描いており、狗巻棘をはじめとする2年生達が「1年生」だった頃の話になっています。そんな0巻で描かれた呪術高専1年生だった狗巻棘の髪型は、実は短髪でした。ツンツンと短髪を跳ねさせて、おでこも露出した髪型になっており、現在の中性的な髪型とは全く異なる短髪の髪型になっています。

前述したように、「呪術廻戦0巻」は虎杖悠仁達が入学する前の話を描いています。しかし0巻に登場する狗巻棘の短髪の髪型は、本編の主人公・虎杖悠仁の短髪の髪型と瓜二つになっています。さらに0巻に登場する乙骨憂太は本編の伏黒恵に似ており、この2つのキャラクターが似ている事は、原作者の芥見下々先生も「別人です」とわざわざ表記する程でした。

前日譚である0巻のメインとなるキャラクターのデザインと、本編のメインとなるキャラクターのデザインが似ている事から、前日譚でのキャラクターデザインを本編へ移行したのではないかと言われています。そして同時間軸で描かれる短髪の虎杖悠仁と差別化を図る為、狗巻棘の髪型を短髪から現在のように伸ばしたのではないかと考察されていました。

0巻と本編で髪型が短髪から大幅に変わった狗巻棘ですが、そんな狗巻棘の髪色といえばハイトーンなイメージが強くなっています。そこで次は、狗巻棘のハイトーンな髪色についてご紹介していきます。

狗巻棘の髪色は、テレビアニメで描かれたデザインでは「ホワイトベージュ」という色味が近いと言われています。銀髪のように見えますが、ほんのりとベージュの色味が混じっており、柔らかい印象を与える髪色と言われています。この狗巻棘の髪色に憧れて、実際に美容院でオーダーしたというファンも少なくない程人気のある髪色となっています。

テレビアニメではミルクティーのようなハイトーンの髪色に描かれた狗巻棘ですが、実は原作でカラーが公開された際には狗巻棘の髪色は「ピンクブラウン」に描かれました。くすんだピンク色が柔らかい雰囲気を出しており、ミルクココアのような色と表現する声もありました。

そんな「ピンクブラウン」の髪色は、実は主人公・虎杖悠仁と同じで、短髪で色味も同じという「ほとんど同じキャラクターデザイン」が0巻の狗巻棘と本編の虎杖悠仁の間で指摘されていました。このような「あまりに類似したキャラククターデザイン」によって差別化を図る為、アニメ版では狗巻棘の髪色が「ホワイトベージュ」に描かれたと考察されていました。

狗巻棘の髪型や髪色について紹介してきましたが、次はそんな狗巻棘の「呪言師」としての能力や、「呪言師」であるが故に「とある特徴」のある普段の会話術などをご紹介していきます。

狗巻棘は「呪言師」の家系の末裔で、「呪言」という呪術を使用する事ができます。狗巻棘の口元には術式が刻まれており、これによって狗巻棘の口から発する言葉は「呪言」になります。「呪言」というのは読んで字の如く「呪いを含んだ言葉」です。「呪言」によって指示された言葉は具現化され、この事から狗巻棘は主に「呪言」を口にする事で戦闘を行います。

狗巻棘の術式である「呪言」は、相手を傷つけ攻撃する言葉としても使用できますが、味方の人間に対し退却や回避を指示する事でサポートに回る事もできます。例えば危険を察知して「逃げろ」と指示する事が可能で、声が届く範囲であれば、他の呪術師の戦闘をサポートするには非常に有効な呪術であると言われています。

前述したように狗巻棘の口から発する言葉は「呪言」となります。これによって意図せずとも相手に呪いをかけてしまう事もあるようで、狗巻棘も過去に大変な苦労をしてきたと明かされています。そこでそんな状況を脱する為に狗巻棘が編み出した攻略法は「語彙をおにぎりの具にする」というものでした。

「おにぎりの具」には意思が含まれる事がない為、意図せず他人を傷つける恐れがありません。思いがけないところで人間を傷つけないように、狗巻棘は「おにぎりの具」以外の言葉を話さないようにしています。そしてこの「おにぎりの具」は実は感情によって使い分けがされていると言われており、2年生である禪院真希やパンダなどは狗巻棘が何を話しているか理解していると言われています。

狗巻棘は自身の口から発する言葉を具現化する事ができる「呪言師」です。一見すると、「言葉」だけで相手を自由自在に攻撃できるなら、狗巻棘の術式は「最強の能力」なのではと考える方も少なくありませんでした。しかしこの「呪言」には大きなリスクが伴いました。

「呪言」が威力の大きなものになればなる程、術師にかかる体の負担は大きくなります。そして相手が強力であればある程、「呪言」の発動に負荷がかかり、強力な呪霊相手には大きなリスクを伴う術式となります。実際に0巻で狗巻棘が戦闘した際にも、のどスプレーで喉をケアしながらの戦闘を行うなど、自身の体との兼ね合いが非常に重要になってくる事が分かっており、万能な呪術ではない事が分かっています。

狗巻棘は「呪言師」である事からあまり多くの言葉を発する事はないキャラクターです。テレビアニメでも同様に、「おにぎりの具」程度しか話さない為、ほとんど声を聞く事はありませんが、時折登場する狗巻棘の「呪言」を使用するシーンがかっこいいとファンの心を掴んでいました。次はそんな狗巻棘の魅力的な声を担当する声優の内山昂輝さんについてご紹介していきます。

狗巻棘を担当している声優の内山昂輝（うちやまこうき）さんは1990年8月16日生まれの2021年5月時点で30歳の声優です。「劇団ひまわり」に所属している内山昂輝さんは、当初子役として活躍していましたが、2001年から声優としての活動も開始されました。

内山昂輝さんの転機となったのは、2005年に公開された「キングダム ハーツⅡ」のロクサス役でした。それ以降内山昂輝さんの声優としての活動は多くなり、2011年には第5回声優アワードにて新人男優賞を受賞され、さらに2015年には東京アニメアワード2015にてアニメオブザイヤー声優賞を受賞されています。

内山昂輝さんの主な出演作品をご紹介します。内山昂輝さんは「ソウルイーター」の「ソウル＝イーター」役、「君と僕。」の「浅羽悠太」役、「遊☆戯☆王ZEXAL」の「天城カイト」役、「ニセコイ」の「一条楽」役、「ハイキュー!!」の「月島蛍」役、「ばらかもん」の「木戸浩志」役、「ピンポン THE ANIMATION」の「スマイル/月本誠」役、「僕のヒーローアカデミア」の「死柄木弔」役などを務めています。

こちらはアニメ「呪術廻戦」を鑑賞し、五条悟が好きなキャラクターだという方の感想です。「呪術廻戦0巻」を読んだところ、狗巻棘が好きになったそうです。現在とは異なった短髪の髪型も好評で、「0巻」の狗巻棘の方が好きという方も多いようです。

こちらは現在の「キノコ頭」も好きだけど、0巻の短髪も好きだという方の投稿です。キノコ頭で可愛らしいイメージの強い狗巻棘ですが、短髪の元気でわんぱくな印象も高評価をされていました。

こちらは「呪術廻戦0巻」の乙骨憂太と狗巻棘のコンビが好きになったという方の投稿です。狗巻棘の短髪を見て、主人公の虎杖悠仁にしか見えないと感じたそうです。また、アニメのみの視聴者は後から原作を読むと少し異なった感じ方をするそうで、この方は原作漫画「呪術廻戦」を読んで禪院真希が好きになったそうです。

狗巻棘の0巻の髪型に関するまとめはいかがだったでしょうか？狗巻棘は本編の前日譚である0巻にてピンクブラウンの髪色でツンツンとした短髪のキャラクターでした。その風貌は主人公・虎杖悠仁と瓜二つで、「キャラクターの差別化」の為に現在のホワイトベージュのマッシュ系という髪型へ変化したと言われていました。

「呪言師」として大きなリスクを抱えながら、最前線で戦い、味方をサポートする優種な呪術師である狗巻棘は、他者を守る為に「おにぎりの具」でのみの会話しています。多くの時間を共に過ごした人間には通用する言語で、初対面の人間では意思疎通を図るのは難しいと言われています。そんな狗巻棘が登場する「呪術廻戦」や「呪術廻戦0巻」をご覧になった事がない方は、この機会にぜひご覧になってみてはいかがでしょうか？