【あしたのジョー 】マンモス西のうどんエピソードとは？引退後に結婚した相手は？

「あしたのジョー」は1960年代後半から1970年代にかけて一大ムーヴメントを起こしたボクシング漫画です。「あしたのジョー」の名前だけでも聞いたことがある人は多いと言われています。ここでは「あしたのジョー」に登場するキャラクターの中でも特に主人公の矢吹丈と関係が深いと言われるマンモス西について紹介します。マンモス西のうどんエピソードや引退後の林紀子との結婚、テレビアニメで彼を演じた声優を取り上げます。

「あしたのジョー」はボクシング漫画のはしりでありながら最高傑作であると称するファンが多いと言われています。1960年代後半から1970年代前半という激動の時代に連載されたことから熱狂的なファンを多く生み出し「がんばれ元気」や「はじめの一歩」などのフォロワー漫画も多く生み出す原動力となりました。ここでは「あしたのジョー」の作品情報を紹介します。それでは「あしたのジョー」の概要やあらすじをご覧ください。

「あしたのジョー」は1967年末から1973年まで週刊少年マガジン誌上に連載されました。原作者は高森朝雄（梶原一騎）作画はちばてつやです。単行本は講談社コミックス全20巻など複数の形態で刊行中で電子書籍もあります。「あしたのジョー」はテレビアニメ版も有名で1970年に第1作、1980年に第2作が放映されて原作漫画に劣らぬ人気を獲得したと言われています。テレビアニメ版も円盤や動画配信サイトなどで鑑賞可能です。

「あしたのジョー」は主人公の矢吹丈が東京都山谷にあるドヤ街に現れたところからストーリーが展開されます。ジョーとヤクザの喧嘩を見た元ボクサーの丹下段平はジョーをプロボクサーにしようと勧誘します。しかし、段平の話に耳を貸さないジョーは詐欺事件を働いて逮捕され少年鑑別所行きとなりました。段平は諦めることなく、ボクシングの基礎編を書き込んだ「あしたのために」というハガキをジョーに送りつけるのでした。

ここでは「あしたのジョー」に登場するメインキャラクターの一人であるマンモス西のプロフィールを紹介します。マンモス西の本名は西寛一です。大阪出身で関西弁を話します。矢吹丈が最初に入れられた鑑別所ではボスとして君臨していましたが特等少年院行きとなってからは生来の臆病さや優しさが出てきました。ジョーの影響でボクシングに興味を持ち出所後は丹下ジム所属のミドル級ボクサーとしてプロデビューを果たしました。

「あしたのジョー」のマンモス西と矢吹丈は先述したように鑑別所で出会いました。最初ジョーは西の命令を受けた同部屋の連中からリンチを受けました。しかし、ジョーはすぐに反撃し段平の「あしたのために」を取り入れて西に勝利しました。それから二人は同じ特等少年院送りとなり、出所後も同じ丹下ジムに所属してプロボクサーを目指しました。ファンの間ではジョーにとって本当の友人はマンモス西しかいないと評されています。

ボクシング漫画のパイオニアである「あしたのジョー」に登場するマンモス西（西寛一）にはうどんエピソードというものがあります。「あしたのジョー」では過酷な減量に苦しみ抜いた力石徹のエピソードがあまりにも有名ですが、マンモス西も減量で苦しんでいたのです。しかし、力石とマンモス西とではその結果が大きく違っています。ここでは「あしたのジョー」のマンモス西のうどんエピソードを考察・紹介していきます。

ここでは「あしたのジョー」に登場するマンモス西（西寛一）のうどんエピソードを考察・紹介していきます。矢吹丈とマンモス西は特等少年院を出所後丹下ジム（丹下拳闘クラブ）所属となり、二人とも晴れてプロボクサーとしてデビューすることができました。階級はジョーはバンタム級、マンモス西はミドル級でした。マンモス西の階級のミドル級は日本のボクシングでは実質的な最重量級であると言われています。

「あしたのジョー」をご覧になったことがある方はわかると思われますが、マンモス西はかなりの巨漢として描かれています。階級としてはスーパーミドル級やライトヘビー級でもおかしくないと言われています。しかし、ボクサーは極限までの減量を行ってスピードとパワーを得て試合に臨むという描かれ方が「あしたのジョー」ではされているのでマンモス西はミドル級のボクサーとして過酷な減量に挑まなければならなかったのです。

「あしたのジョー」に登場するマンモス西（西寛一）のうどんエピソードを考察・紹介していきます。マンモス西は減量に苦しんでいました。しかし、なかなか体重が減っていないのではないかということに丹下段平も矢吹丈も気づきました。マンモス西はミドル級のリミットを保っていると反論しました。そして、その日の夜マンモス西はジムを抜け出してうどんの屋台へ行き、うどんを注文すると美味しそうに貪り食うのでした。

マンモス西の後を矢吹丈が尾行していました。ジョーはうどん屋からマンモス西が頻繁に食べに来ていることを聞いて激高し、マンモス西のボディーを殴りました。マンモス西は鼻からうどんを垂らして泣きながら減量苦を弁解しました。しかし、ジョーは自分や力石がマンモス西以上に過酷な減量をしていること、マンモス西は減量を克服できなかったからもはや戦うプロボクサーではないことを言い放って顔面にパンチを浴びせるのでした。

連載終了から50年近く経過してもなおボクシング漫画の最高傑作と言われている「あしたのジョー」に登場するマンモス西（西寛一）はプロボクサーとしては大成せずに引退しました。引退後はバイト先だった林食料品店（林屋）で働いていました。マンモス西はその後林屋の娘である林紀子と付き合うようになります。ここでは「あしたのジョー」のマンモス西の結婚相手が林紀子であるのかを画像付きで考察・紹介していきます。

「あしたのジョー」に登場するマンモス西（西寛一）は先述した通り矢吹丈とともに特等少年院送りとなりました。出所後は揃って丹下ジムに入門しました。二人はプロボクサーを目指すのですが、アルバイトをしないと食べていけない状況です。そこで二人がアルバイトを始めたのが林屋でした。そこには白木葉子そっくりの一人娘林紀子がいてジョーは驚きました。林紀子はぶっきらぼうだけど優しさを秘めたジョーに惹かれていました。

「あしたのジョー」のマンモス西（西寛一）はミドル級のプロボクサーとしてデビューしました。当初は減量に苦しみましたが、矢吹丈の叱咤で乗り越えることに成功し、ジョーがイップスで苦しんでいる時は孤軍奮闘して実績を積み重ね丹下ジムを支えていました。しかし、拳を骨折してしまってからは戦績が上がらずボクシングを引退しました。引退後は林屋に就職して店を盛り立て、林紀子と付き合うようになりました。

「あしたのジョー」に登場するマンモス西（西寛一）はボクシングを引退して林屋に就職しました。林紀子は当初矢吹丈に想いを寄せていましたが、ボクシングにのめり込んでいくジョーの姿を見て「ついていけそうにない」と言いました。林紀子の傍にいつもマンモス西がいる状況になり、マンモス西と林紀子は付き合うようになったのです。二人はジョーのことを見守り続けていて、ジョーの勝利の度にジムを訪れ祝福しています。

矢吹丈とホセ・メンドーサの世界タイトルマッチの直前にマンモス西と林紀子は結婚しました。結婚式には矢吹丈と丹下段平も招待されました。結婚式で祝辞を担当したジョーは皮肉を込めながらも自分には絶対掴めないであろう結婚という幸せの形を手に入れた二人を心から祝福しています。その祝辞にマンモス西は照れ、林紀子はジョーの本心を悟ったかのような表情を見せました。二人の結婚式は「あしたのジョー」の隠れた名場面です。

伝説のボクシング漫画「あしたのジョー」はテレビアニメ版も大ヒットしたことで知られています。「あしたのジョー」のテレビアニメ版は第1作と第2作との間に約10年という開きがあるので、レギュラーキャラクターでも声優が替わっていることがあります。マンモス西（西寛一）もその一人です。ここでは「あしたのジョー」のテレビアニメ版でマンモス西を演じた声優についてプロフィールや主な出演作品などを紹介していきます。

ここでは「あしたのジョー」のテレビアニメ版第1作でマンモス西（西寛一）を演じた元声優・俳優の故・西尾徳さんについて紹介します。西尾徳さんは高校卒業後に俳優の道を志して上京しました。いくつかの劇団や事務所を経て最終的には東京俳優生活協同組合（俳協）所属でした。俳優と声優活動を並行して行っており、テレビドラマやテレビアニメに欠かせないバイプレーヤーでしたが2005年7月19日に65歳で亡くなられました。

西尾徳さんの主な出演作品を紹介します。声優としては「ゲッターロボ」の巴武蔵役で知られています。他にも「ドラゴンボールZ」のミスター・ポポ役・南の界王役、「悪魔くん」の象人役などがあります。俳優としては「太陽にほえろ!」「熱中時代 教師編 第2シリーズ」「おもいっきり探偵団 覇悪怒組」「太陽戦隊サンバルカン」「宇宙刑事シャイダー」など人気テレビドラマや特撮作品に多数出演して確かな演技を披露しました。

「あしたのジョー」のテレビアニメ版でマンモス西（西寛一）を演じた声優を紹介します。テレビアニメ「あしたのジョー2」でマンモス西を演じたのは元俳優のだるま二郎です。だるま二郎は1951年10月6日生まれで2021年5月現在69歳です。特技は柔道で講道館五段の腕前です。巨体と柔道仕込みのアクションで多くのテレビドラマに出演しました。声優は「あしたのジョー2」のみです。現在は俳優を引退して闘病中とのことです。

元俳優のだるま二郎の主な出演作品を紹介しています。最も有名なのはスーパー戦隊シリーズの第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」の熊野大五郎/2代目キレンジャー役です。他にもNHK大河ドラマ「花神」に出演しています。さらに「俺たちの旅」「特別機動捜査隊」「西遊記」「西遊記Ⅱ」「噂の刑事トミーとマツ」「西部警察」「大江戸捜査網」など多くの大ヒットドラマで個性的な演技を披露するバイプレーヤーでした。

ここでは大ヒットボクシング漫画「あしたのジョー」に登場するメインキャラクターの一人であるマンモス西（西寛一）に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか紹介していきます。「あしたのジョー」のマンモス西はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？それではご覧ください。

2021年1月から3月まで行われていた展覧会「あしたのために あしたのジョー!展」に行かれた方のツイートです。マンモス西のうどんエピソードの生原稿が展示されていて感動されたとの感想をお持ちです。

「あしたのジョー」のファンだと思われる方のツイートです。マンモス西のうどんエピソードに出てくるうどんより美味そうなうどんを見たことがないと評されています。

「あしたのジョー」の大ファンだと思われる方のツイートです。マンモス西はかなり早い段階から矢吹丈がボクシングにのめり込んでいく度に不幸になっていくのではないかと心配しており、そのことをつぶやいたセリフが「あしたのジョー」の一番の名言だという感想をお持ちです。

「ボクシング漫画のパイオニア」と称されている「あしたのジョー」に登場するマンモス西（西寛一）についてうどんエピソードを中心に紹介していきました。これから「あしたのジョー」を見てみようという方は是非一度マンモス西に注目しながらご覧ください。