【呪術廻戦】壊相(えそう)は呪胎九相図の2番!術式・能力やアニメ声優も紹介

『呪術廻戦』に登場する壊相(えそう)は、一見かなり奇抜な(姿の)敵キャラですが、憎めない一面があり、主人公・虎杖悠仁にとっても、印象深い人物だったと言えるでしょう。壊相(えそう)の登場シーンは多くありませんが、美しくも恐ろしい術式を繰り出したり、アニメ版の声優が人気声優・檜山修之さんだったりと、様々な観点から注目を浴びました。この記事では、『呪術廻戦』に登場する壊相(えそう)のプロフィールはもちろん、気になる術式やアニメ声優、魅力などもお届けします。

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目次

  1. 壊相(えそう)は呪胎九相図の2番
  2. 壊相(えそう)の呪術・術式や能力一覧
  3. 壊相(えそう)のアニメ声優
  4. 壊相(えそう)のかっこいい魅力
  5. 壊相(えそう)の最後の死亡シーン
  6. 壊相(えそう) に関する感想や評価
  7. 壊相(えそう)まとめ

壊相(えそう)は呪胎九相図の2番

壊相(えそう)とは、『呪術廻戦』に登場する敵キャラです。壊相(えそう)と交戦した虎杖悠仁と釘崎野薔薇は、その戦いの中で、成長した強さを見せました。壊相(えそう)は、虎杖と釘崎が成長するために欠かせない相手だったと言えるでしょう。

特に虎杖にとって、壊相(えそう)の存在は、心を揺さぶるものでした。この記事では、『呪術廻戦』の悲哀を纏った敵キャラ・壊相(えそう)の人物像や術式、アニメ版の担当声優や魅力も紹介します。

呪術廻戦の作品情報

『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』とは、2018年14号(2018年3月5日)から集英社『週刊少年ジャンプ』で連載中の漫画作品です。原作者は岩手県出身の漫画家・芥見下々(あくたみ げげ)。人間の恨みや恐れから生み出される呪霊と戦う呪術師の生き様を描いたダークファンタジー要素の強いバトル漫画です。

呪術廻戦の概要

『呪術廻戦』は人間が抱く負の感情から生まれる「呪い」がテーマとして掲げられる作品です。そのためか、容赦のないストーリー展開や、残酷且つ陰惨な描写が少なくありません。しかし、その作風が好きと述べるファンも多いようです。また、戦闘シーンの評価が非常に高く、原作漫画・アニメ共にアクション描写が巧みであると評価を得ています。

呪術廻戦のあらすじ

2018年6月。舞台は宮城県仙台市。高校生・虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)は、優れた身体能力を持つ非凡な少年でした。祖父が亡くなった夜、虎杖は伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)という呪術師の少年と出会います。自分の高校で人に害を与える「呪霊」が出現したことを知った虎杖は、伏黒と共に学校へ向かいました。

しかし、伏黒が負傷し、2人はピンチに陥ります。そこで、虎杖は特級呪物「両面宿儺(りょうめんすくな)の指」を飲み込み、宿儺を復活させることで、自身と伏黒を助けることができました。しかし、宿儺の器となった虎杖は、呪術師側から死刑宣告を受け、さらなる窮地に立たされるのでした…。

壊相(えそう)のプロフィール

壊相(えそう)は人間と呪霊の間で産まれた混血児です。特級呪物「呪胎九相図(じゅたいくそうず)」の2番で、次男に当たります。同じ頃に受肉した長男・脹相(ちょうそう)と三男・血塗(ちけず)は、壊相(えそう)にとって大切な兄弟です。壊相(えそう)達の母親は呪霊の子を孕むことができる人間の女性でした。史上最悪の呪術師こと加茂憲倫(かも のりとし)は、彼女を捕らえ、人体実験を行います。

その結果、特級呪物「呪胎九相図」が産まれたのです。残酷な出自の影響なのか、壊相(えそう)達は加茂憲倫に強い嫌悪を抱いています。壊相(えそう)の嗜好・興味は「兄弟」で、計り知れない兄弟愛があるようです。虎杖達にとっては敵でしたが、人間への恨みはあまり感じられず、人情に溢れたキャラだと言えるでしょう。

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壊相(えそう)の呪術・術式や能力一覧

蝕爛腐術 極ノ番「翅王」

壊相(えそう)の術式・蝕爛腐術 極ノ番「翅王」(しょくらんふじゅつ ごくのばん しおう)とは、虎杖と釘崎を相手に用いられた術式です。単行本7巻の57話で登場(アニメだと23話)。蝕爛腐術 極ノ番「翅王」を発動させると、背中から真っ赤な血液の羽(翅)が生えてきます。この血液によって作られた羽は、本物の羽のように空を飛ぶことが可能です。

術式で作られた血液の羽は、自由自在に大きさを変えることができ、離れた所からの攻撃ができます。ちなみに攻撃スピードは、釘崎を担いでダッシュする虎杖にギリギリ逃げられる程度の速さです。つまり、速い方だけど虎杖のスピードには勝てなかったという感じでしょうか。

また、この術式(翅王)で攻撃されると、猛毒を含んだ血液を浴びるため、耐え難い激痛に襲われます。そして、この術式の最大の目的は、相手の体内に血液を侵入させた後、術式・蝕爛腐術 朽(しょくらんふじゅつ きゅう)を発動させることです。

蝕爛腐術「朽」

蝕爛腐術 「朽」(しょくらんふじゅつ きゅう)は、蝕爛腐術 極ノ番「翅王」と同様に、虎杖と釘崎を狙った戦闘で使用された術式です。単行本7巻60話で登場(アニメだと24話)。「翅王」の発動によって、自分の血液を相手に浴びさせた後、この術式(朽)を発動します。すると、血液が浸透した部位から腐食が始まります。その後、10~15分ほど経つと、相手は戦闘不能(死亡)に陥るようです。

血液は粘膜や傷口を通して、瞬時に体内に吸収されるため、1回でも浴びると、防ぐことが困難になります。発動が容易なので、案外厄介な術式だと言えるでしょう。ただし、「朽」と「翅王」を同時に発動することはできません。また、術式の発動を解除させることで、腐食を止めることができます。もちろん、解除するかしないかは、壊相(えそう)の判断次第です。

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壊相(えそう)のアニメ声優

『呪術廻戦』のキャラの中でも、登場シーンがインパクト満載だった壊相(えそう)。彼がアニメで登場した際、「声優は誰?」と注目を浴びました。アニメで壊相(えそう)を演じた声優は、人気声優として名高い檜山修之さんです。この項目では、アニメ『呪術廻戦』で壊相(えそう)役を務めた声優・檜山修之さんのプロフィールや代表作を紹介します。

檜山修之のプロフィール

  • 名前:檜山修之(ひやま のぶゆき)
  • 愛称:ひーちゃん、勇者王
  • 生年月日:1967年8月25日
  • 出生地:日本・広島県廿日市市
  • 血液型:A型
  • 身長:166cm
  • 体重:57kg
  • 事務所:アーツビジョン
  • 職業:声優

檜山修之さんのデビュー作品は、1989年のOVA『かいけつゾロリ』です。その際演じた役はアーサー王子でした。アニメ声優としての印象が強い檜山さんですが、ゲームや吹き替え、ナレーションやラジオパーソナリティもこなしています。

ドライブや歴史探究が趣味(または特技)で、広島東洋カープの大ファンだと言われています。また、声優養成所や声優専門学校などで、講師を務めることもあり、声優の育成にも携わるベテラン声優です。

檜山修之の主な出演作品

演技の幅が広いことで定評がある檜山修之さんの代表キャラは、クールなイケメンやネチネチした三枚目、爽やかな熱血漢や卑劣な悪役など、様々な性質・特徴を持っています。また、檜山さんは数々のヒット作に出演し、人気キャラを演じていますが、ここでは出演作品を3つに絞り、作品情報・代表キャラを紹介します。

幽☆遊☆白書(飛影)

檜山修之さんが演じたアニメキャラで、最も人気と知名度を有するキャラは、『幽☆遊☆白書(ゆうゆうはくしょ)』の飛影(ひえい)だと言っても過言ではありません。『幽☆遊☆白書』の原作者は、『HUNTER×HUNTER』の作者としても有名な冨樫義博先生です。1992年~1995年にかけてテレビアニメ化された『幽☆遊☆白書』。最高視聴率は、なんと24.7%という人気ぶりでした。

飛影は主人公・浦飯幽助(うらめし ゆうすけ)の敵でしたが、交戦後に仲間となります。口数が少ないクールキャラの飛影は、作中で一二を争うほどの人気があり、そのかっこいい魅力の虜となるファンが後を絶ちません。飛影を好きになって、檜山さんを知るというパターンが多いようです。そのため、『幽☆遊☆白書』は檜山さんの知名度をグンと上げた作品だと言えます。

名探偵コナン(京極真)

檜山修之さんは、国民的人気アニメ『名探偵コナン』で、400戦無敗の空手家・京極真(きょうごく まこと)の声優として出演しています。京極は鈴木園子の恋人で、2019年の劇場版『名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)』では、メインキャラとして登場し、並々ならぬ活躍を見せました。映画内で描かれた園子とのピュアな関係や、浮世離れした強さに熱狂したファンも少なくありません。

その映画効果は凄まじく、檜山さんのファンもさらに増える結果となりました。京極は真面目で素朴な青年で、恋人・園子に心底惚れており、時折天然な面も見せます。穏やかな京極ですが、園子が怪盗キッドの話をすると、嫉妬で頭がいっぱいになったりと、可愛いところも魅力的です。京極が活躍するシーンはアクション描写が鮮烈で、「名探偵コナンはバトル漫画だった…!?」と錯覚に陥るほどです。

鬼滅の刃(鎹鴉)

一大ブームとなった『鬼滅の刃』にも、檜山修之さんは出演しています。檜山さんが担当したキャラは鎹鴉(かすがいがらす)です。鎹鴉の声優としては、山崎たくみさんの名も挙げられます。

ちなみに、山崎さんの鎹鴉は「南南東!南南東!」という台詞が有名ですが、檜山さんの鎹鴉は「竈門炭治郎と竈門禰豆子を拘束し、本部に連れ帰れ」という台詞です。ちょっとした役でもベテラン声優の檜山さんを使役できるとは…!さすがは『鬼滅の刃』、恐るべしですね。

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壊相(えそう)のかっこいい魅力

かっこいい魅力①奇怪なファッション

壊相(えそう)は筋骨隆々な見た目をしており、ファッションも個性的です。ガーターベルトを着用したり、バニーガールを想起させる蝶ネクタイを付けたりと、強烈な個性を感じさせます。奇抜なファッションは「好みだから」と思われがちですが、実は壊相(えそう)の体と関係があるのです。壊相(えそう)の背中には大きな顔があり、服を着るとその部分が蒸れてしまうため、露出の多い服を着ているのです。

かっこいい魅力②背中の顔はコンプレックス

とても露出度が高い服を着ている壊相(えそう)ですが、それは背中が蒸れることを防ぐためでした。壊相(えそう)は背中の顔がコンプレックスですが、蒸れるという理由で隠すことができません。そのため、背中を見せないように、必死に後ろ歩きをしていました。

敵と戦うシリアスなシーンなのに、少しだけお茶目な要素が感じられます。また、普段は紳士的な口調で話す壊相(えそう)ですが、虎杖と弟・血塗に背中を見られた際は、一気に口調が荒くなり、激怒していました。

かっこいい魅力③兄弟の絆

壊相(えそう)達兄弟は絆が強いため、コンビネーションの良さを感じられる要素が所々見られました。人間と呪霊の間に産まれた混血児であるが故、他の呪霊よりも情が厚く、兄弟を大切に思っています。弟・血塗が苦しんでいる様子を見た壊相(えそう)は、深い悲しみに襲われ、思わず術式を解いてしまいました。人間でも呪霊とのハーフでも、大切な人を守りたい気持ちは一緒なのです。

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壊相(えそう)の最後の死亡シーン

考察①虎杖・釘崎のコンビと交戦

虎杖、伏黒、釘崎は八十八橋へ赴き、調査を始めますが、そこに特級呪霊が現れたことで、伏黒と特級呪霊の戦いが始まります。一方、虎杖と釘崎は、宿儺の指を持ち帰ろうとする壊相(えそう)と血塗に遭遇し、交戦することに。壊相(えそう)と血塗の連携は抜群で、発動した術式も強力であったため、虎杖と釘崎は追い詰められます。

しかし、釘崎が捨て身で術式を発動すると、立場は逆転し、壊相(えそう)達が苦しむ番となりました。自分が術式を発動していると、却って血塗を苦しめることになる、そう気がついた壊相(えそう)は術式を解きます。しかし、その優しい判断はさらに壊相(えそう)達を追い詰め、弟・血塗は敗北し、死に至りました。

考察②虎杖に殺害される

黒閃を発動した釘崎に敗北を認めた壊相(えそう)は、弟・血塗を弔うことができず、苦悩しながらも、今は逃げるという選択をします。逃げたのは、いずれ弟の復讐を遂げるためでした。しかし、その願いは叶わず、壊相(えそう)は虎杖によって殺害されます。その際、虎杖は謝罪を述べていました。何故なら、壊相(えそう)は最後まで弟を想っていたからです。

壊相(えそう)は、弟・血塗の死を嘆き、涙を流していました。最期まで無様な姿を見せなかった壊相(えそう)は、これまで祓ってきた呪霊とは全く違う存在として、虎杖の心に刻み込まれます。壊相(えそう)は、虎杖に「命を奪う」という感覚を残した最初の相手でした。

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壊相(えそう) に関する感想や評価

壊相(えそう)と釘崎が和解できるルートがあったとすれば、案外良い付き合いができた可能性もあります。そう考えると、切なくも微笑ましい光景が浮かぶかもしれません。最期まで、兄・脹相と弟・血塗のことを想っていた壊相(えそう)からは、並々ならぬ優しさと愛情を感じられました。

壊相(えそう)と血塗がいなければ、虎杖が命を奪う感覚を抱くことも、釘崎が驚異的な成長を遂げることもなかったと言えるでしょう。しかし、IFルートがあるとすれば、脹相はもちろん、壊相(えそう)や血塗とも親しい関係になり得たかもしれません。

壊相(えそう)のキャラクターデザインは、個性派キャラが揃う『呪術廻戦』においても、さらに目を引くものだと言えるでしょう。筋肉質でありつつも、どこか中性的な印象を感じさせる壊相(えそう)。描くことで、様々な発見があるかもしれません!

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壊相(えそう)まとめ

この記事では、『呪術廻戦』の壊相(えそう)のプロフィールや術式・能力、アニメ声優などを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?壊相(えそう)は敵キャラではありましたが、本当は心優しい人物であることが判明しました。壊相(えそう)が気になった方は、『呪術廻戦』を読む(観る)ことをオススメします!

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