【ジョジョ】プッチ神父が素数を数える理由は？「素数を数えて落ち着くんだ」の元ネタは？

ジョジョ6部のプッチ神父とは、ジョジョ6部のラスボスとなったキャラクターで、「素数を数えて落ち着くんだ」等の名シーンを数々生みだした存在です。ここでは、プッチ神父が素数を数える理由や、「素数を数えて落ち着くんだ」の名シーンの元ネタなどを詳しく紹介していきます。

プッチ神父が素数を数える理由などに触れる前に、ジョジョ6部の作品概要を紹介します。ジョジョ6部は1999～2003年の間、週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画作品です。1986年から連載されているジョジョの奇妙な冒険シリーズの第6弾であり、初めて女性が主人公となった作品でもあります。ジョジョシリーズは現在5部までアニメ化されているため、ジョジョ6部もアニメ化が待ち望まれている状態です。

ジョジョ6部のあらすじを紹介します。ジョジョ6部の主人公・空条徐倫は、恋人とのドライブ中に事故を起こしてしまい、無実の罪を着せられグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所に服役する事となります。面会に訪れた父親・承太郎から、敵の陰謀で刑務所に送られたと聞かされた徐倫。刑務所からの脱出を目指し、どんどん迫りくる敵との戦闘を繰り広げていきます。

ジョジョ6部に登場するエンリコ・プッチのプロフィールを紹介していきます。エンリコ・プッチは、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所の教戒師を務めている神父です。聖職者らしい落ち着いた物腰をしていますが、自分の行う事は全て神の意志だと断定するなど、独善的な考え方の持ち主でもあります。

DIOの親友で「天国へ行く方法」を教わったという過去を持っています。この天国へ行く方法を実現させるため、グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所で準備を進めていました。スタンド能力ホワイトスネイクを持ち、人間の記憶やスタンド能力をディスクにして奪う事が出来ます。

ジョジョ6部の作中で、プッチ神父が素数を数える理由や、「素数を数えて落ち着くんだ」の元ネタについて触れる前に、素数とは？という点を説明していきます。素数とは、ある条件を満たした数字の事です。

素数とは、簡単に言えば「1と自分以外の数字では割り切れない数字」です。「正の約数が1と自分自身」であるとも言われます。そして、素数には「1」は含みません。素数とは、例えば「2」や「3」、「5」などです。「4」は、1と自分自身の数以外にも、2で割り切れる為、素数には含みません。

素数は1と自分以外の数字では割り切れない数字ですが、この素数は無限に存在し続けると言われています。現在発見されている最大の素数は1700万桁もの数字となっており、素数の数は現在も計算され続けているのです。

素数の定義では、「1」は素数に含めないとされています。素数の定義である「1と自分自身以外では割り切れない」という部分で見れば、1も素数であると考えがちです。しかし、素数については、「合成数を作る素数の掛け合わせは1通りしかない」という事が証明されています。1を素数に加えると、この法則が成り立たなくなるため、1は除外して考えられているのです。

素数の世界には、オイラーの二次式というものがあります。このオイラーの二次式では、式に数字を代入すると素数を計算出来るとされていました。しかし、代入する数字が41になった時、合成数が出てきてしまいます。現在でも素数が登場する法則は不規則であるとされているのです。

極限状態に陥った時、素数を数える癖のあるプッチ神父。プッチ神父が素数を数える理由は、作中では「素数は勇気をくれる」と明かされていました。プッチ神父は素数を「1と自分以外の数字で割り切れない『孤独』な数字」だと語っていました。プッチ神父が素数を数える理由は、孤独な数字である素数が自分に勇気をくれるというものでした。

また、プッチ神父が素数を数える理由は、スポーツ選手などが行うルーティーンのようなものではないかと考察されていました。乱れた精神状態をクールダウンさせるために一定の決まった行動を取る事は、プロのアスリートなども取り入れている手法です。

ジョジョ6部に登場するプッチ神父の「素数を数えて落ち着くんだ」の元ネタを考察していきます。このプッチ神父の「素数を数えて落ち着くんだ」の元ネタは、人気ホラー作家であるスティーブン・キングの作品ではないかと考えられています。スティーブン・キングの「いかしたバンドのいる街で」に、同じように素数を数えるシーンが登場しており、これが元ネタであるとされています。

「素数を数えて落ち着くんだ」の元ネタがこの小説である根拠としては、ジョジョの原作者・荒木飛呂彦がスティーブン・キングの大ファンである事が挙げられます。また、「素数を数えて落ち着くんだ」の元ネタとしては、ポール・エルデシュの伝記に登場する描写だという説もありました。ポール・エルデシュの伝記には、イランの独房の中で、素数の変則性を考え続けたジャーナリストの話が記載されています。

ジョジョ6部のプッチ神父のスタンド能力を紹介します。ホワイトスネイクは、敵の記憶やスタンドをディスク化して取り出す事が出来ます。このディスクは持ち主意外でも使用することが出来ます。記憶ディスクは他者が使えば、持ち主の記憶を読み取ることが出来ます。スタンドのディスクも適応する者が使えば、能力を使用することが出来ます。

プッチ神父のスタンド能力で、C-MOONはホワイトスネイクの進化後の姿です。C-MOONは、プッチ神父を中心として、重力を反転させる能力を持っています。この能力では、触れた物を裏返す事も出来ます。人間がこの能力を受けると破壊されながら裏返るため、大ダメージを受けます。

プッチ神父のスタンド能力の最終形態がメイド・イン・ヘブンです。「天国へ行く方法」の条件を全て満たしか結果、プッチ神父のC-MOONが進化しました。メイド・イン・ヘブンは時間を無限に加速させ、宇宙を一巡させる事が出来ます。

ジョジョ6部作中で、「素数を数えて落ち着くんだ」の名シーンを生んだプッチ神父。そんなプッチ神父のかっこいい魅力も紹介していきます。まず、プッチ神父は壮絶な過去を持っています。神父として教会で働いていたプッチ神父は、ある時「プッチという家の赤ん坊を、死んだ自分の子供と入れ替えた」という衝撃的な懺悔を聞きます。生き別れの双子の弟の存在を知ったプッチ神父。

そして、偶然にも、実の妹の恋人こそが、生き別れの弟・ウェザーでした。真実を知らない二人は、血が繋がっているのに愛し合う事になってしまいます。プッチ神父は妹とウェザーを別れさせようとしますが、この行動が重大な事件を起こしてしまうのでした。

プッチ神父は、過去にDIOと知り合って友人同士となっています。修行時代にDIOと出会い彼を匿った事で、お礼に変形していた足を治してもらったプッチ神父。DIOとは親友となり、全ての人類が幸せになれると言う「天国へ行く方法」を知らされます。プッチ神父はDIOの意志を受け継ぎ、天国へ行くための準備を行っていきます。

ジョジョ6部に登場するプッチ神父は、「天国へ行く方法」を実現させようとしていました。天国へ行く方法は、プッチ神父の親友となったDIOが書物にして残していましたが、これはDIOを倒した承太郎によって処分されています。その為、プッチ神父は徐倫を使って承太郎をおびき寄せ、承太郎の記憶ディスクを手に入れたのでした。

プッチ神父は、承太郎の記憶ディスクの入手と共に、緑の赤ちゃんも誕生させていました。これは全て、プッチ神父の悲願である「天国へ行く方法」に必要なものでした。プッチ神父はDIOの骨から緑色の赤ちゃんを作り出し、これと合体。ザ・ニュー神父となり、スタンド能力ホワイトスネイクもC-MOONへと進化しています。

ジョジョ6部には、DIOが世界中に作っていた息子たちが登場します。DIOの骨から生み出された緑色の赤ちゃんと合体したプッチ神父は、DIOの息子たちを引き寄せる存在となりました。DIOの息子、リキエル、ドナテロ・ヴェルサス、ウンガロを利用して、プッチ神父は計画を進めていきました。

ジョジョ6部のラスボスとなったプッチ神父。プッチ神父は、スタンド能力をメイド・イン・ヘブンに進化させ、宇宙の一巡を始めます。徐倫や承太郎すら倒したプッチ神父でしたが、唯一生き残ったエンポリオを始末するために動き出します。しかし、最後にはエンポリオにホワイトスネイクの能力を利用され、ウェザーリポートのスタンド能力で倒されてしまいました。

ジョジョ6部には、邪悪な敵キャラクターとして登場したプッチ神父。プッチ神父は人気キャラクターの一人であり、キャラクターデザインも原作者・荒木飛呂彦のお気に入りでもあります。そんなプッチ神父は、コスプレグッズやフュギュアも非常に人気です。また、プッチ神父のスタンドであるホワイトスネイクのフィギュアも人気です。

ジョジョ6部作中のプッチ神父の名言をいくつか紹介していきます。まず「決着…」という名言は、プッチ神父の目的達成へのこだわりが良く分かる名言です。しかし、このこだわりによって、プッチ神父は最終的にエンポリオに始末されかかってしまいます。

ジョジョ6部作中で、ラスボスであるプッチ神父も数々のピンチに陥っています。その度、プッチ神父は自分を落ち着かせて行動していました。この「人が敗北…」という名言では、プッチ神父の哲学が分かります。

「『人はなぜ出会うのか？』…」という名言には、プッチ神父がDIOを崇拝している事がよく表れています。DIOから「天国へ行く方法」を教わったプッチ神父は、DIOこそ真理を知る存在だと信じていました。

ジョジョ6部のプッチ神父の声を担当した声優を紹介していきます。まず、ジョジョのゲーム作品「オールスターバトル」でプッチ神父を演じたのは、速水奨です。速水奨は1958年8月2日生まれの日本の声優です。俳優や歌手としても活動しています。

ウルトラジャンプCMとジョジョのゲーム作品「アイズオブヘブン」でプッチ神父の声を担当したのが、中田譲治です。中田譲治は4月22日生まれ、東京都出身の日本の声優です。大沢事務所に所属して活動しており、俳優活動も行っている人物です。

ジョジョのプッチ神父の素数に関しての感想や評価を紹介していきます。プッチ神父が素数を数えるシーンは、ジョジョ6部作中で度々描写されており、「素数を数えて落ち着くんだ」のシーンに影響を受けたと言うファンも多いです。素数を見るとついついプッチ神父を思い出してしまうという声もありました。

ジョジョの「素数を数えて落ち着くんだ」のシーンは、ジョジョを知らない人でも知っているほど、数々使用されているシーンです。元ネタがジョジョだったと後から知る人もいるほど、広く知られている名シーンです。

素数をつい数えてしまうという人は一定数いるようですが、このような癖を持っている人からも、ジョジョ6部のプッチ神父を思い出してしまうという声が上がっています。「素数を数える」という個性的な癖を持っていたプッチ神父ですが、精神を落ち着かせる儀式として上手く機能させていました。

ここでは、ジョジョ6部でプッチ神父が素数を数える理由や、「素数を数えて落ち着くんだ」の元ネタなどを紹介しました。プッチ神父は素数を「孤独な数字」と表現しており、素数を数える理由は「素数が勇気をくれる」という事でした。

「素数を数えて落ち着くんだ」の元ネタは、スティーブン・キングの小説や、ポール・エルデシュの伝記が挙げられています。是非ジョジョ6部をチェックして、素数を数えるプッチ神父の名シーンに注目して見てください。