【ジョジョ6部】空条徐倫は強くてかわいい！性格・スタンド能力や最期を考察

「ジョジョの奇妙な冒険PART6 ストーンオーシャン」の主人公である空条徐倫は、強くてかわいい！という評判が高いです。今回はその徐倫の魅力に迫っていきますが、まずは「ジョジョの奇妙な冒険」という作品、そして空条徐倫の基本情報についてご紹介していきましょう。

「ジョジョの奇妙な冒険」は荒木飛呂彦先生の漫画で、1987年から週刊少年ジャンプで連載され、今もなお続編がウルトラジャンプで連載中の大人気作品です。シリーズ通してのコミックスは100巻を超え、累積発行部数は1億部を突破、「日本のメディア芸術100選」の漫画部門2位にも選ばれています。では、シリーズそれぞれを簡単に振り返ってみましょう。

第1部は「ファントムブラッド」です。舞台は19世紀のイギリス。名門貴族であるジョスター家にディオ・ブランドーが養子としてやって来たことをきっかけに、その後1世紀以上かけて繰り広げられるジョースター家とディオやその後継者たちとの戦いが始まります。第1部では、石仮面の力で吸血鬼と化したディオとジョナサン・ジョースターの戦いが描かれています。

第2部は「戦闘潮流」です。舞台は、第1部終了から50年後の1938年。第2部は、ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースターが「柱の男」たちと戦う物語です。「柱の男」たちは吸血鬼をも凌駕する地上最強生物であり、ジョセフはシーザー・A・ツェペリとともに「波紋の力」で戦っていきます。シリーズ屈指とも言える頭脳戦が繰り広げられ、ジョセフの明るいキャラがそこにうまく融合しています。

第3部は「スターダストクルセイダース」です。舞台は第2部終了から50年後、1987年の日本で、ここから幽波紋（スタンド）という精神エネルギーが登場します。謎の能力・スタンドが発現した空条承太郎のもとへ、祖父のジョセフが仲間とともに現れます。第1部でジョナサンに倒されたはずのDIOがまだ健在で、この第3部は承太郎たちとDIO周辺の敵との戦いとなります。

第4部は「ダイヤモンドは砕けない」です。舞台は第3部終了から10年後の日本・杜王町という小さな町。主人公は東方仗助という高校生で、実はジョセフの隠し子でした。この町では、スタンド能力を覚醒させる「弓と矢」によって凶悪なスタンド使いが生まれており、危険を知らせに来た承太郎、そして徐々に増える仲間たちとともに連続殺人鬼に迫っていくという物語です。

第5部は「黄金の風」です。舞台は2001年のイタリアで、第4部の2年後という設定です。主人公のジョルノ・ジョバァーナはジョースター家の宿敵・DIOの息子ですが、ジョナサンの胴体を乗っ取って復活したDIOの息子ということで、勇敢で正義感が強く、咄嗟の機転や行動力にも長けています。物語は、ジョルノがスタンド能力を駆使してギャングスターを目指すというものです。

第6部は「ストーンオーシャン」です。舞台は2011年のアメリカで、シリーズ初のかわいい女性主人公の物語となっています。第3部の主人公・空条承太郎の娘である空条徐倫と、同じく第3部でその承太郎たちに倒されたDIOの残党や後継者たちとの戦いを描いています。前作までの流れ通りスタンド能力が柱となりますが、もう一つ、スタンド能力を封印する「DISC」という要素が新たに生まれています。

第7部は「スティール・ボール・ラン」です。舞台は19世紀末のアメリカで、ジョジョシリーズには分類されてはいますが、実質のつながりはありません。しかし、主人公はジョニィ・ジョースターという名であったり、ライバルの通称はディオだったり、キャラクターがスタンド能力を使ったりと関連性は認められます。物語は、北アメリカ大陸横断レースに参加する若者たちの冒険活劇となっています。

第8部は「ジョジョリオン」です。舞台は第7部から120年後の日本・杜王町です。そして主人公は東方定助と第4部との類似点が多く見られますが、一種のパラレルワールドで関連性はないということです。物語は、記憶喪失の主人公・東方定助が吉良吉影という人物との因縁を巡り、新たな戦いが幕を開けるというものです。2019年4月現在、ウルトラジャンプにて連載中です。

第6部の主人公・空条徐倫は、第3部の主人公だった空条承太郎の娘です。ある事情から父親の承太郎とは絶縁状態でしたが、徐倫が無実の罪で刑務所に収監されたことにより、承太郎が接触してきます。その際、承太郎から差し入れられたペンダントの中に入っていた「矢の破片」によってスタンド能力が開花。戦いの渦に巻き込まれていきます。

ジョジョ第6部において、徐倫はまず無実の罪でG.D.st刑務所に収監されます。そこに承太郎がやって来て自らのスタンド能力も開花。同時に、謎のスタンド能力者から攻撃を受け始めます。訳も分からないまま戦う徐倫でしたが、その徐倫をかばう形で承太郎が敵に「記憶」と「スタンド能力」をDISC化され奪われてしまいます。

ここで逃げることもできた徐倫でしたが、承太郎のDISCを取り戻すために刑務所に留まり、敵と戦うことを決意します。その後、復活した承太郎や、エルメェス・コステロ、エンポリオ・アルニーニョ、ウェザー・リポート、ナルシソ・アナスイなどと共闘し、敵の黒幕がエンリコ・プッチ（プッチ神父）であることを突き止めます。そして、刑務所を脱獄した徐倫たちはプッチ神父を追い詰めるべく、戦いの旅へと出ていきます。

ここで、空条徐倫のかわいい性格や、ある意味悲愴で痛ましい過去について、順々にご紹介していきましょう。

空条徐倫は、少し下品ですが明るくかわいい性格をしています。それは言葉遣いにも表れていますが、決して悪い女性ではありません。ジョースター家の血筋ですので、もちろん優しく、正義感の強い性格でもあります。さらには自己犠牲的な考え方も顕著で、仲間を助けるためなら自分が犠牲になっても構わないという姿勢です。

空条徐倫の過去は悲しくも壮絶です。子供時代は母親と暮らしており、父親を激しく憎んでいました。その父親というのが、ジョジョ第3部の主人公である空条承太郎です。承太郎は、スタンド使いとして過去からの長い長い因縁を引きずりながらDIOと戦っていました。その影響が妻や子供に及ばぬようにと、承太郎は敢えて二人を遠ざけるという苦渋の決断をしたのです。

しかし、幼い徐倫にそんな事情など察することはできません。病気になってもお見舞いにすら来ない父親を、徐倫は次第に憎むようになっていきます。そいて、母親がそんな承太郎に見切りを付けるかのように離婚したことで、徐倫と父・承太郎の溝は決定的なものとなってしまいました。逆に、徐倫と母親との絆は深まっていきます。

そんなある日、徐倫はボーイフレンドのロメオが運転する車に乗っていた際に事故に遭い、ヒッチハイカーを殺めてしまいます。しかし、それはロメオと悪徳弁護士、そして承太郎と徐倫を狙う敵の策略で、全て仕組まれたものだったのです。徐倫は司法取引の罠にもハマり、懲役15年の殺人罪でG.D.st刑務所に収監されてしまいます。なんと悲しくも壮絶な過去でしょう！

では次に、空条徐倫のスタンド能力についてご紹介します。これまで多くのスタンド使いが登場した「ジョジョの奇妙な冒険」ですが、徐倫のスタンドもまた、他に比類なき能力を持っています。

空条徐倫のスタンドは「ストーン・フリー」です。それは、徐倫の肉体を糸状に変化させて、それを自在に操ることができるという能力を持っています。肉体そのものを糸状に変化させるため、多く糸を発生させ過ぎると当然ながら身体がどんどん減っていきます。その後、徐倫の成長とともにスタンドも成長し、自分が触れている他人の肉体も糸状に変化させることができるようになります。

自らの身体を糸にするストーン・フリーは、以下のような多彩な能力があります。

• 糸を遠距離に伸ばし、糸電話のように会話を聞くことができる
• 戦闘中、傷ついた自分の身体をその糸で縫合することができる
• 糸を編み上げて防弾チョッキにしたり、衣服に擬態することができる
• 身体を糸状にして空洞を作り、敵の攻撃を受け流すことができる
• 糸を束ねて固めて人型にし、敵を物理攻撃することができる

スタンドの象徴的な姿である糸を人型にした状態は、当初は女性的な姿でしたが、物語終盤では男性的な逞しい姿に変化しました。長い糸の状態なら遠距離まで伸ばすことができますが、人型に固めた場合は至近距離での攻撃しかできません。しかし、かなりのパワーがあり、拳によるラッシュ攻撃の際には父・承太郎譲りの「オラオラオラ…オラァ！」という掛け声で敵を倒します。

「ストーン・フリー」というスタンド名は、「この石の海（刑務所）から自由になる」という意思を込めて徐倫がつけたものです。そして、作者・荒木飛呂彦先生はスタンドにいつも洋楽関連のミュージシャン名や楽曲名を絡ませますので、これも例外ではありません。由来は、Jimi Hendrix Experienceの曲「Stone Free」からです。

稀有な運命に巻き込まれ、激しい戦いを続けてきた空条徐倫でしたが、ついに最期となる戦いの時がやって来ました。ラスボスはプッチ神父。「時を加速させる」という桁外れなスタンド能力を持つプッチ神父と徐倫は、いよいよラストバトルに挑みます。

ラストバトルの地はケープ・カナベラル。そこで徐倫たちと戦うプッチ神父は、スタンドを進化させて「時を加速させる」能力を身に付けます。プッチ神父は「未来に何が起こるか？を人類全てが知っている世界」こそが幸福であり、それこそが「天国」と位置付けました。そして、時を加速させることによりプッチ神父だけが異常な速さで動くことができるのです。

徐倫たちは自分も気付かない内にプッチ神父の攻撃を受け続け、エルメェスが、アナスイが、そして承太郎があっけなく命を落としていきます。そんな中、ジョースターの気配を持たないエンポリオだけがプッチ神父を倒せる切り札だと考えた徐倫は、エンポリオを逃がすためにプッチ神父に真正面からぶつかり、バラバラにされるという最期を迎えます。

壮絶な最期を遂げた徐倫に、当時の読者はかなり衝撃を受けたようです。物語は、その後一巡した世界でエンポリオがプッチ神父を倒し、かつての世界にどこか似たパラレルワールドでエンポリオは目覚めます。そこには、徐倫によく似た「アイリン」という女性がおり、そこで第6部は終局します。

壮絶な最期を遂げた徐倫ですが、ファンの間では「復活する」と信じられています。ジョジョは、その後の第7部と第8部はいずれもパラレルワールド。しかし、いつまでもパラレルワールドは続けられないですので、プッチ神父との対決直前まで戻り、徐倫や承太郎が世界が一巡する前にパラレルワールドを止めるのではないか？と言われています。

空条徐倫は多くの名言を残していますが、その中でもかっこいい名言、感動的な名言の一部をここでご紹介しましょう。

空条徐倫の名言・一つ目は「あんた何にでも名前はあるって言ったわよね。あたしも名前を付けるわ。『ストーン・フリー』あたしは…この『石の海』から自由になる…」というセリフです。徐倫が自分のスタンドに名前を付けた場面で、脱獄への強い意志が示されています。

空条徐倫の名言・二つ目は「やるっていうのなら受けて立つわ…。アメリカ方式。フランス方式。日本方式。イタリアナポリ方式。世界のフィンガー『くたばりやがれ』よ」です。徐倫の戦いに対する気合いと覚悟に満ちた名言です。

空条徐倫の名言・三つめは「『通じた』のよ……今……父さんを理解出来たと体で感じる……」です。敵にスタンド能力お奪われて眠り続ける承太郎にドクターが触れようとした瞬間、右腕に「JOLYNE」の文字が浮かび上がりました。同時に遠く離れた徐倫の右腕にも同じ文字が浮かび上がり、徐倫は父親の思いを実感したのです。

ジョジョ第6部の「ストーンオーシャン」はアニメ化されてはいませんが、PS3及びPS4のゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」において声優の声があてられています。

ゲームにおいて徐倫を演じておられるのは、声優の沢城みゆきさんです。沢城みゆきさんは長野県生まれ・東京都育ちの声優で、声優アワードで主演女優賞、助演女優賞、海外ファン賞を3年連続で受賞するなど、多くのファンが認める一流声優です。

沢城みゆきさんは、1999年に行われた「デ・ジ・キャラット」のオーディションで審査員特別賞を受賞し、声優デビューを果たします。そして、2001年にテレビアニメ初主演。その後も数多くの作品に出演され、声優のほか、実写や舞台、ナレーターとしても活躍されています。

声優・沢城みゆきさんのプロフィール

• 愛称：みゆきち
• 出生地：長野県
• 出身地：東京都
• 生年月日：1985年6月2日
• 血液型：O型
• 身長：156cm
• 事務所：青二プロダクション

声優・沢城みゆきさんの主なテレビアニメ出演作

• 「ローゼンメイデン」真紅
• 「極上生徒会」市川まゆら
• 「うたわれるもの」アルルゥ
• 「図書館戦争」柴崎麻子
• 「君に届け」矢野あやね
• 「うたの☆プリンスさまっ♪」七海春歌
• 「ルパン三世」峰不二子
• 「ソードアート・オンライン」シノン
• 「ゲゲゲの鬼太郎」鬼太郎

では、ここでジョジョ第6部「ストーンオーシャン」のかわいいヒロイン・空条徐倫に関するツイッターでの感想や評価を、いくつかご紹介しましょう。

2011年はジョジョ第6部「ストーンオーシャン」のリアルタイムということで、2011年のツイートには「今年、世界が一巡する！」という声が多かったです。

これはゲームの概要が発表された時のツイートです。徐倫の声優が沢城みゆきさんということで、ネットではかなり歓喜の声が上がりました。

この頃、GUCCIとJOJOのコラボ絵がいくつか発表されました。そこに描かれた徐倫はとてもカッコかわいい魅力に溢れています！

徐倫のコスプレをするファンも大変多いです。皆それぞれの徐倫を表現していますが、いずれもカッコかわいいところが共通点です！

そして、ジョジョ芸人として有名な中川翔子さんも徐倫もコスプレをしていました。これまたさすがのカッコかわいさだと評判でした。

以上、ジョジョ第6部「ストーンオーシャン」のかわいい主人公・空条徐倫の性格や壮絶な最期についてのまとめでした。時に、最終決戦での凄惨な最期は衝撃的でしたが、まだまだファンは徐倫の復活を求めています。ジョジョのシリーズが続く限り、可能性は無限大！ぜひこれからも、ジョジョの世界に注目していきましょう！