【鬼滅の刃】水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」はどんな技?読み方・意味や登場シーンを考察

水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」とは、大人気漫画・鬼滅の刃に登場する主人公の炭治郎が育手の鱗滝左近次から習った水の呼吸の中でも特別な意味を持つ技です。「干天の慈雨」は、鬼が痛みを感じず優しい雨にうたれているような感覚になる技で、鬼滅の刃の中では、累の母に対して1度だけ使用されました。今回は、鬼滅の刃の水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」の、意味や読み方、登場シーンをまとめて紹介していきます。

【鬼滅の刃】水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」はどんな技?読み方・意味や登場シーンを考察のイメージ

目次

  1. 水の呼吸とは?
  2. 水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」はどんな技?登場シーンを考察
  3. 水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」の読み方と意味
  4. 水の呼吸のその他の技一覧
  5. 水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」に関する感想や評価
  6. 水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」まとめ

水の呼吸とは?

鬼滅の刃の作品情報

鬼滅の刃は、2016年11号から2020年24号まで週刊少年ジャンプに掲載されていた吾峠呼世晴原作の人気漫画です。独特の作風がウケて、連載当時から人気を伸ばし、2019年のアニメ化を機に大ヒットしました。

鬼滅の刃の概要

鬼滅の刃は、週刊少年ジャンプに掲載されていた吾峠呼世晴原作の人気漫画です。大正時代を舞台に、鬼にされた妹を守るために主人公が立ち向かう和風剣戟奇譚になっています。アニメ化を機に大ヒットした鬼滅の刃は、2021年3月時点で、コミックスのシリーズ累計発行部数が1億5000万部を突破しています。

ジャンプ公認ツイキャスの「スクールオブジャンプ」では、鬼滅の刃の主要キャラたちの年齢や裏エピソードなどが発表されています。鬼滅の刃は、小学生でも理解できるわかりやすさと作家性の両方を兼ね備えていることで人気を集めています。

鬼滅の刃のあらすじ

主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、鬼に殺された家族の悲惨な姿を目撃してしまいます。唯一生き残っていた妹の禰豆子(ねずこ)も、鬼に変えられてしまっていました。炭治郎は、禰豆子を元の人間に戻すために「鬼狩り」となって、鬼の絶対的支配者である鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を倒すべく鬼殺隊としての道を突き進んでいき…。

水の呼吸の概要

水の呼吸とは、鬼殺隊が人食い鬼と戦うために編み出した「全集中の呼吸」の1つです。炎の呼吸に並んで古い歴史があり、いつの時代にも必ず水の呼吸を使用する「柱」が存在していたとされています。水の呼吸の型の特徴は、水のようにどんな形にもなれることです。型のバリエーションの多い水の呼吸には、唯一鬼に苦痛を与えず死なせる技が存在します。

水の呼吸の派生には、胡蝶カナエと栗花落カナヲが使う「花の呼吸」や伊黒小芭内が使う「蛇の呼吸」があります。鬼滅の刃の中では、現水柱の冨岡義勇が独自の奥義である捨壱ノ型「凪」を編み出しました。

剣士が水の呼吸を使うためには、青色の日輪刀と「水面のように静かな心」が必要です。肩の力を抜いて水のイメージを描きながら剣を振らなければ、流麗な剣技を出すことができません。剣術の基礎に沿っている技が多い水の呼吸は、初心者に最も扱いやすいため、多くの鬼殺隊士に使用されています。

【水の呼吸の使い手】

  • 鱗滝左近次
  • 冨岡義勇
  • 竈門炭治郎
  • 錆兎
  • 真菰
  • 村田
  • 神崎アオイ

アニメ「鬼滅の刃」公式サイト

水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」はどんな技?登場シーンを考察

考察①斬られた痛みを感じることなく消滅する

水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」は、基本的には鬼が自分から頸を差し出してきた時にだけ使用される慈悲の技です。この技は、他の流派にはない鬼に情けをかけるという優しさに溢れています。「干天の慈雨」は、他の技とは違い、水のエフェクトと一緒に天から光が射しこむような演出がされています。

「干天の慈雨」を受けた鬼は、斬られた痛みを感じることなく安らかな気持ちを味わいながら消滅することができます。「干天の慈雨」は、太陽の光を浴びることができなくなってしまった鬼に最後の慈悲として「人と同じ太陽の光の温かさを与える」ことができます。

考察②炭治郎は那田蜘蛛山の母の鬼に使った

鬼滅の刃の中で「干天の慈雨」が使用されたのは、1回のみです。「干天の慈雨」は、炭治郎が那田蜘蛛山の母鬼と戦った時に出しました。累との関係や自分の置かれている環境に苦しんでいた母鬼は、死んだら苦しみから解放されると思い、戦いを放棄して炭治郎に両手を差し出しました。

自ら頸を差し出してきた母鬼の様子を見て全てを悟った炭治郎は、出そうとしていた水の呼吸の技を「壱ノ型 水面斬り」から「伍ノ型 干天の慈雨」に切り替えました。これにより、母鬼は穏やかに消滅することができたのでした。

累の母鬼は、「干天の慈雨」という言葉の意味通り、頸を斬られることで「救いの手」を手に入れることができたのでした。このシーンには、鬼をも思いやることができる炭治郎の優しさが現れています。

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水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」の読み方と意味

干天の慈雨の読み方

ここからは、水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」の読み方と意味について紹介していきます。「 干天の慈雨」の読み方は、「かんてんのじう」です。

干天の慈雨の意味

「干天の慈雨」は、「日照りが続いた後に振る恵の雨」のことをいい、「待ちこがれていたことが実現する様子」や「困窮した際に差し伸べられる救いの手」という意味があります。その意味を汲んで、「干天の慈雨」の技も、受けた鬼がほとんど痛みを感じず安らかに消滅することができるという、鬼にとって「救いの手」となるように作られています。

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水の呼吸のその他の技一覧

壱ノ型 水面斬り

ここからは、水の呼吸の技を一覧で紹介していきます。「壱ノ型 水面斬り(みなもぎり)」は、両腕をクロスさせ、勢い良く水平に刀を振るい斬撃を与える技です。この技は、炭治郎が錆兎たちの敵をとるために手鬼の頸を斬った時に使用されました。水平に振った時に水のエフェクトが出る「壱ノ型 水面斬り」は、跳躍状態でも高い威力をだすことができます。

弐ノ型 水車

「弐ノ型 水車(みずぐるま)」は、地面と垂直になるように身体ごと一回転しながら斬りつける技です。この技は、最終選抜で手鬼に捕まった挑戦者を助ける時や累の父親の鬼に襲われた時に使用されました。「弐ノ型 水車」は、宙に浮いている時にも使用することができるため、広い範囲の敵を攻撃することも可能です。「水車」には、地面と水平に回転して繰り出す応用技の「横水車」もあります。

参ノ型 流流舞い

「参ノ型 流流舞い(りゅうりゅうまい)」は、水流の如く流れるような足運びで、複数の方向へ同時に回避と攻撃を行える技です。第9話の朱紗丸と琶羽のコンビネーションとの戦いに苦戦した炭治郎たちが生み出しました。最終的に、炭治郎はこの技で朱紗丸の腕を全てきり落とすことに成功しています。アニメで「流流舞い」が出る時には、ごつごつした岩をよけながら勢いよく流れる川の水のエフェクトが出ます。

肆ノ型 打ち潮

「肆ノ型 打ち潮(うちしお)」は、墨の染み込んだ筆が和紙の上を滑っていくかのように淀みない動きで斬撃を繋げる技です。連続して斬撃を繰り出すことができるため、複数の鬼の頸をまとめて斬りおとすこともできます。この技は、第4話で登場した鬼の頸を落とす時に使用されました。第16話でも、累の母鬼が操っていた1番強い死体の足を斬る時に使用されています。

陸ノ型 ねじれ渦

「陸ノ型 ねじれ渦(ねじれうず)」は、上半身と下半身を激しくねじった状態から、強い回転を伴う斬撃を出す技です。ねじれ渦で発生した渦は、鋭い水刃となって周囲全体を切り裂いていくため、特に水中戦で大きな実力を発揮します。「陸ノ型 ねじれ渦」には、「参ノ型 流流舞い」との合わせ技である「ねじれ渦・流流」もあります。

漆ノ型 雫波紋突き

「漆ノ型 雫波紋突き(しずくはもんづき)」は、水の呼吸の技の中で最も速い突き技です。この技は、第9話で朱紗丸の毬を突き刺す時に使用されました。「雫波紋突き」は、波紋の中心を狙うように突き刺すことができますが、他の技のような威力はなく鬼の頸を斬り落とすことはできないため、主に牽制または敵の攻撃の迎撃用で使用されます。

捌ノ型 滝壷

「捌ノ型 滝壷(たきづぼ)」は、刃を上から真下に振り下ろして斬撃を与える技です。この技は、沼鬼との戦いで炭治郎により使用されています。「滝壷」は、威力が強いため自身の足元へ接近する敵に有効ですが、離れた敵にはあまり効果を出せません。

玖ノ型 水流飛沫・乱

「玖ノ型 水流飛沫・乱(すいりゅうしぶき・らん)」は、動作中の着地時間や着地面積を最小限にして縦横無尽に移動しながら素早く斬り込む技です。この技は、響凱と戦った際に使用されました。「水流飛沫・乱」は、足場が悪い場所や地形が変形している場所での戦闘に有効です。「水流飛沫・乱」が出る時には、大岩に波がぶつかった時のような細かな水のエフェクトが流れます。

拾ノ型 生生流転

「拾ノ型 生生流転(生生流転)」は、うねる龍の如く刃を回転させて斬撃を繰り出す連続技です。回転を重ねるごとに強くなるため、水の呼吸最強の技と言われています。この技は、炭治郎が累と戦った時に使用されました。「生生流転」は、技を出すために相応数の連撃やそれに基づく距離が必要となるため、使えるタイミングが限られます。

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水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」に関する感想や評価

ここからは、水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」に関するTwitterでの感想や評価をまとめて紹介していきます。累の母鬼が炭治郎に両手を差し出す切ない「干天の慈雨」のシーンは、鬼滅の刃の中でも印象的なシーンとして語り継がれています。

「干天の慈雨」は、最初アニメで聞いた音だけではわからなかったけれど、漫画で読み方を知って表現の美しさに感動したという声もありました。鬼滅の刃は、日本語表現や漢字の美しさが楽しめるところも大きな魅力の1つです。

「干天の慈雨」のシーンを見た人の中には、義勇が「干天の慈雨」を使ったことがあるのかどうかが気になるという声も多かったです。義勇は、猗窩座との戦いで水の呼吸の型を全て出し切ったと言っていましたが、「干天の慈雨」を使用した場面は公開されていなかったため、詳細は不明と言われています。

アニメでの「干天の慈雨」のシーンが美しくて印象に残ったという人も多かったです。「干天の慈雨」のシーンには、炭治郎の優しさと慈しみの心が描かれていました。

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水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」まとめ

今回は、鬼滅の刃に登場する、水の呼吸伍ノ型「干天の慈雨」の技や読み方、意味についてまとめて紹介してきました。「干天の慈雨」は、炭治郎が累の母の鬼に出した、切ない慈悲の技でした。「干天の慈雨」が鬼滅の刃で唯一1度だけです。まだ「干天の慈雨」の登場シーンを見たことが無い方は、この機会に、鬼滅の刃を見てみてはいかがでしょうか?

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