【ワンピース】カイドウは過去に裏切りで敗北した？敗けた回数や勝利した人物を考察

「ワンピース」は、作者・尾田栄一郎によって1997年から週刊少年ジャンプで連載されている海洋・冒険ファンタジーです。コミックは第98巻まで発売中で、日本国内の発行部数は4億部を超え、海外も含めると4億8000万部を超える人気作品となっています。テレビアニメ放送は1999年から始まり、現在もフジテレビ他で放送されており「東映アニメーション」の作品としては最も長い放送作品となっています。

「ワンピース」は尾田栄一郎・作による原作漫画を元に、スピンオフ作品、ファンブック、小説、テレビアニメ、ゲームがなどが制作されています。劇場版映画は第1作「ONE PIECE」が2000年に公開され、2019年には第14作目「ONE PIECE STAMPEDE」が公開されました。また「ワンピース」は2015年からスーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」と題して上演され、文化庁の芸術祭賞・演劇部門で優秀賞を獲得しました。

伝説の海賊王と呼ばれるゴールド・ロジャーが遺した「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を獲得するため、海賊たちがしのぎを削る時代。フーシャ村に住む主人公・モンキー・D・ルフィは、海賊・赤髪のシャンクスと出会ったことで、海賊王になる夢を抱きます。シャンクスとの別れの際、ルフィはシャンクスから麦わら帽子を手渡されます。その10年後、17歳のルフィはフーシャ村から旅立つのでした。

「ワンピース」のカイドウは、コミック79巻・ドレスローザ編の795話で初登場し、アニメでは739話（2016年5月放送）で初登場しました。四皇メンバーで百獣海賊団の総督（船長）です。カイドウは過去に「ロックス海賊団」の見習い船員でしたが、ロックス海賊団滅亡後、自ら「百獣海賊団」を作り、総督として君臨しました。「百獣のカイドウ」と呼ばれ、地上最強とされています。

その後、黒炭オロチ将軍と共にワノ国の支配者となりました。カイドウの武器は金棒で、この金棒に「武装色の覇気」を加え、渾身の力で繰り出す「雷鳴八卦」という技などがあります。悪魔の実「ウオウオの実」の持ち主で、能力は青龍に変身し、口から強烈な炎や熱風、雷などを放出します。

カイドウの性格を見ていくと、カイドウは自分の強さを自覚しており、敵対する者には情け容赦のない攻撃を繰り出し、徹底的に叩き潰します。たとえ同盟を結んだ相手であっても、使い道が無くなれば容赦なく切り捨ててしまいます。白ひげや光月おでん、ロジャーなどのように関係のない者を戦いに巻き込みたくないと思っている者たちに対して、考え方が甘いと辛辣な評価を下しています。

「話の通じない男」と言われ、恐れられるカイドウに対して、ドフラミンゴは慎重な態度で接していました。また、卑怯な手を使うことに対して嫌悪感を抱きます。カイドウが光月おでんと戦った際、そこに割り込んできた黒炭ひぐらしが卑怯な手を使っておでんを騙し、カイドウが勝利したことを後悔し、後に黒炭ひぐらしをカイドウは殺害しました。さらに、カイドウは死に際の潔さや、見事な最期を迎えた人物に尊敬の念を抱きます。

さらに、カイドウの性格を詳しく見ていくと、その時の気分によって行動が変わっていくきまぐれな性格であるということです。この性格が最もよく表れるのが、酒を飲んだ時です。無類の酒好きであるカイドウは、泣いていたと思えば、笑い出したりと、飲めば飲むほど気分が変化していきます。それに付き合わされる周囲の者たちは大変な想いをするようです。

カイドウの懸賞金について見ていくと、カイドウは「46億1110万ベリー」という懸賞金が付けられています。他の四皇メンバーを見てみると、黒ひげは22臆ベリー、赤髪のシャンクスは40億ベリー、ビッグ・マムは43億ベリーということなので、カイドウの懸賞金は四皇メンバーの中で最も高い金額になります。

地上最強と言われるカイドウは、巨大な龍になれる悪魔の実の持ち主で、何度捕まっても、何度敗北しても誰にも殺されなかったという、カイドウならではの懸賞金の高さだということです。

ワンピース・ワノ国編の987話で、カイドウは海賊について、錦えもんたちに「海賊は必ず最後に裏切る」と語りました。これは、カイドウが過去に海賊たちの裏切りによって敗北したことがあるのではないかと考えられます。ここでは、カイドウが敗北した回数と、カイドウに勝利したと考えられるキャラクターを一覧で紹介していきます。

四皇メンバーで地上最強生物と呼ばれ「一対一ならカイドウには勝てない」と言われているカイドウですが、実は過去に海賊として7回敗北したとされています。また、敗北だけでなく海軍や敵に捕まったのは18回、死刑を言い渡されたのは40回にもなっています。このように、カイドウは最強だから必ず勝っているのではなく、頑丈な死なない身体だということです。そのため、何度処刑されても死ぬことはありませんでした。

過去に7回敗北したというカイドウですが、その中で、カイドウに勝利したと考えられるキャラクターを一覧で紹介していきます。

カイドウが敗北したと考えられるキャラクターの一人目は、伝説の海賊王と言われるゴールド・ロジャーです。カイドウはワノ国でルフィと戦っている時、強さについて語っています。それによると、カイドウは自分と対等に戦うことができる者はそんなに多くはいないと言っており、その中にゴールド・ロジャーが入っていました。実際、ゴールド・ロジャーの強さはどれほどのものだったのでしょうか？

劇場版ワンピースの第14作目「ONEPIECE STAMPEDE」に登場した海賊ダグラス・バレットが、何度挑んでも勝てなかった相手がゴールド・ロジャーでした。バレットは元ロジャー海賊団の船員で、ゴールド・ロジャーの後を継ぐのはバレットだと言われたほどの実力者でした。それほどの海賊が敵わなかったロジャーなので、カイドウが敗北したとしても不思議はないと考えられています。

カイドウが敗北したと考えられるキャラクターは、白ひげ（エドワード・ニューゲート）です。白ひげ海賊団を率いる白ひげは四皇メンバーで、過去にゴールド・ロジャーと互角の戦いを繰り広げた強者です。ロジャー死亡後は白ひげが「世界最強」と言われていましたが、マリンフォード頂上決戦で黒ひげ（マーシャル・D・ティーチ）に殺害されました。

白ひげが最も強かった頃は、海軍中将モンキー・D・ガープや、元帥だったセンゴクなどを手こづらせていました。カイドウも地上最強と言われていますが、生前の白ひげには敵わなかったのでは？と考えられています。

カイドウが敗北したと考えられるキャラクター、モンキー・D・ガープとセンゴク、おつるは海軍の軍人です。階級を見ていくと、ガープは中将、センゴクは本部の大目付、おつるは中将で、この3人は同期です。ガープは四皇や大海賊と言われるような強力な海賊団と戦い、多くの功績を立てたことで「海軍の英雄」と呼ばれています。センゴクは海軍で「智将」と呼ばれ、高い知性を生かした戦闘能力の持ち主です。

おつるは王下七武海のドフラミンゴでさえも逃げ出すような剛胆な性格と強力な戦闘能力を持っています。このように、海賊たちを震え上がらせていたガープ、センゴク、おつるなら、カイドウが敗北するのは当然だと考えられます。

カイドウが敗北したと考えられるキャラクター、ビッグ・マムは過去にカイドウと同じロックス海賊団に所属していました。ロックス海賊団は仲間同士でも殺し合いをするような殺伐とした集団で、カイドウはそこで海賊の見習いだったということです。ビッグマムが登場する「ホールケーキアイランド編」の終盤、ビッグ・マムがカイドウに次のような言葉を掛けました。
 

「お前、おれにでかい借りがあるよね」とビッグ・マムが言うと、カイドウは「昔の話だ」と返しました。その返事を聞いてビッグ・マムは「一生の恩」だと言いました。カイドウは過去にビッグ・マムに「でかい借り」を作ったか、または「一生の恩」を受けたと思われます。その借り、恩とはゴッドバレーでロックス海賊団が壊滅した日に、ビッグ・マムがカイドウに「ウオウオの実」を食べさせてあげたことだということです。

ビッグ・マムとカイドウはロックス海賊団にいた当時から姉と弟のような関係だったと言われています。ビッグ・マムに敗北した？については、今では地上最強と言われているカイドウですが、当時は海賊見習いだったので、姉のような存在だったビッグ・マムに助けられたこともあるかもしれません。見習いとはいえ海賊としては、助けられたということは、敗北したことと同じだとカイドウは思うかもしれません。

カイドウが敗北したと考えられるキャラクター、シャンクスは四皇メンバーで「赤髪のシャンクス」と呼ばれています。元ロジャー海賊団の見習いを経て赤髪海賊団を結成しました。長剣「グリフォン」を使う剣術の名手で、王下七武海の最強剣士であるミホークと対等に渡り合える実力の持ち主です。ルフィと救うために利き腕を失いましたが、それでも3種類（武装色、見聞色、覇王色）の覇気を高い水準で使うことができる実力者です。

カイドウがシャンクスと対峙したのは、マリンフォード頂上決戦の直前でした。打倒・白ひげを目指したカイドウをシャンクスが阻み、ちょっとした争いに発展しましたが、シャンクスはあっさりとカイドウを退け、マリンフォードに駆けつけました。シャンクスはセンゴクから篤い信頼を寄せられるなど、その実力は誰もが一目置く存在と言われており、シャンクスもまたカイドウよりも強いと考えられています。

カイドウの過去について見ていきます。カイドウはロックス海賊団に所属しており、当時は海賊見習いでした。ロックス海賊団の船長はロックス・D・ジーベック、海賊王ロジャーはロックスにとって最大のライバルでした。メンバーは暴力的な悪党集団で、独立志向の強い曲者揃いでした。そのため、メンバー同士の仲は悪く、殺し合いになることも多々ありました。

ロックス海賊団の当時のメンバーは、白ひげ（エドワード・ニューゲート）、カイドウ、ビッグ・マム、シキ（金獅子海賊団の船長）、キャプテン・ジョンなどがいました。今ではそれぞれが海賊団を結成し、恐れられる存在になっています。このようなメンバーの中で、当時見習いだったカイドウは何度も裏切られたり、殺されそうになったこともあったかもしれません。

このロックス海賊団での経験が、カイドウの強い生命力の元となったのではないかと言われています。一方で、ビッグ・マムはカイドウを弟のように思っており、カイドウはビッグ・マムのことを本名である「リンリン」と呼ぶなど、二人は姉と弟のような関係だったと言われています。

ロックス海賊団は「ゴッドバレー事件」で一時的にロジャーと手を組んだガープとの戦闘で壊滅しました。カイドウは自身の強さを慕う海賊たちを集めて百獣海賊団を作り、総督（船長）となりました。自ら海賊団を率いることになったカイドウは、たとえ拷問されても、処刑されても死ぬことはなく、その凄まじい生命力の強さで「地上最強の生物」と呼ばれるようになりました。

百獣海賊団のメンバーの中で頂点に君臨するのがキング、クイーン、ジャックの3人で、彼らは「大看板」と呼ばれ、それぞれ船を与えられています。次に「真打ち」と呼ばれる幹部の中でも中心となるのが「飛び六胞」です。メンバーはドレーク、ページワン、うるティ、フーズ・フー、ブラックマリア、ササキの6人です。

さらに彼らの下にも多くの傘下、部下を抱えています。百獣海賊団は強力な船団、部下によって構成される大所帯となり、カイドウは四皇メンバーにふさわしい大海賊となりました。

ロックス海賊団壊滅後、百獣海賊団の総督（船長）となったカイドウは、ワノ国の将軍である黒炭オロチと組み、20年以上に渡ってワノ国を支配しています。オロチはカイドウの圧倒的な戦闘力を頼りにして、ワノ国の支配者として君臨していました。オロチにとって強力な戦闘力を持つ百獣海賊団は、ワノ国を治めるために必要不可欠な存在で、カイドウにとっては武器を大量に補給できるワノ国は好都合でした。

こうしてワノ国の支配者となったカイドウとオロチは、武器工場で作らせた大量の武器を売ることで大金を手にすることができました。しかし、その陰で国民たちは虐げられた生活を送っていました。その最中、ロジャー海賊団と行動を共にしていたワノ国・九里の大名・光月おでんがワノ国に帰国しました。ワノ国の惨状を目の当たりにした光月おでんはカイドウに戦いを挑みました。結果、カイドウは光月おでんを捕らえ、処刑しました。

新世界にある「パンクハザード島」の研究所の入り口には、カイドウのマークによく似た絵が描かれています。そのマークには海軍と世界政府のマークも描かれているのですが、その中心に大きく描かれているのが、カイドウのマークだということです。何故、カイドウのマークが描かれているのでしょうか？

その理由は、この研究所で行われている悪魔の実に関する研究にありました。その研究内容は、カイドウが持っている「龍になれる悪魔の実」を元にした「人造悪魔の実（SMILE）」の開発です。実際に光月モモの助が「人造悪魔の実（SMILE）」を食べて龍になったことがありました。その際「その姿はカイドウの子どものようである」という解説がされていました。

カイドウが持っている悪魔の実の能力は青龍（幻獣種）です。青龍は中国の伝説にある神獣の一つで、青龍の他に白虎、朱雀、玄武があります。カイドウはこの悪魔の実を、ビッグ・マムからもらったとされており、ビッグ・マムはカイドウに対して「大きな恩」を与えたと言っています。他の悪魔の実に比べて、特別な力が秘められている悪魔の実だということが考えられます。

この悪魔の実の名前は「ウオウオの実」と言います。通常、悪魔の実を食べると泳げなくなってしまいますが、青龍は水辺に住んでいるということです。また「ウオウオの実」のウオを漢字に当てはめてみると、魚が考えられます。このことから、「ウオウオの実」を食べても泳ぐことができるのではないかと考えられています。カイドウがどんな目にあっても死ぬことがないのは、水に入っても泳げるからかもしれません。

カイドウの悪魔の実「ウオウオの実」のモデルは「登龍門」だと言われています。「登龍門」とは、中国で古くから伝わっていることわざに登場する言葉で、「鯉が滝を登り、龍に変身した」という伝説が由来となっています。この伝説から、「登龍門」とは成功に向かうための厳しい関門で、この関門を通り抜けることが成功への第一歩になるということです。

龍に変身できる悪魔の実の名称が「リュウリュウの実」という名称ではなく「ウオウオの実」だということは、カイドウの場合、悪魔の実の能力者であっても、水に強いかもしれないと考えられています。

カイドウの悪魔の実「ウオウオの実」の能力は「青龍」ですが、レヴィアタン（リヴァイアサン）がモデルだという説もあります。レヴィアタンとは、旧約聖書に書かれている海中のモンスター（怪獣）のことで、巨大なウミヘビや龍に似たものとして描かれています。レヴィアタンは体全体に頑丈な鱗があり、巨大な鋭い牙を備え、炎を吐く怪獣です。そして、レヴィアタンがその巨大な体で泳ぐと、波が大きくうねるということです。

カイドウの雷鳴八卦（らいめいはっけ）は、「武装色の覇気」を加えた金棒を思いっきり振ることで起こす必殺技です。雷鳴八卦は桁外れの威力とスピードを発揮し、見聞色の覇気と高い戦闘能力を持つルフィでも一発で倒れてしまいます。また、ビッグ・マムの必殺技「威国」でさえも簡単に跳ね除けてしまいます。

光月モモの助の場合を考えてみると、モモの助もカイドウの様に龍に変身することができますが、カイドウの「青龍」に比べるとかなり小さめで、カイドウを倒すには無理があります。しかし、モモの助はズニーシャ（象主）を扱うことができます。ズニーシャの体長は20㎞もあるとされており、その背中に国が築かれるほどの桁外れに大きいゾウです。モモの助だけがズニーシャの声を聞くことができ、指示を出すこともできます。

モモの助が巨大なカイドウの龍を倒すには、それを上回る超巨大なズニーシャのような大きさが必要です。現にズニーシャはカイドウの部下で「大看板」の一人、ジャックを一発で撃破しており、ズニーシャの大きさがあれば、カイドウの龍が空を飛んでいても、鼻を使ってはたき落とすことができると考えられます。

黒ひげの場合を考えてみると、黒ひげは悪魔の実「ヤミヤミの実」と、かつて白ひげが持っていた「グラグラの実」の2つの悪魔の実を持っています。カイドウを倒すには、まず「ヤミヤミの実」でカイドウが悪魔の実を使えなくすることです。カイドウが龍になるのを防ぎ、その破壊力は最強とされている「グラグラの実」で攻撃をすれば、カイドウを倒せるのではないかと言われています。

また、黒ひげ海賊団のメンバーを見てみると、巨大な体を持つサンファンウルフ、「スケスケの実」の持ち主であるシリュウなど凄腕の海賊たちがいます。カイドウの百獣海賊団の海賊たちと見応えのある戦いになると言われています。

カイドウを倒す方法として「一寸法師戦法」が考えられます。この戦法は、カイドウの体内に入り込み、攻撃をするということです。例を挙げると、空島の「空の主」と言われている巨大なノラ（ウワバミ）は防御に関しては鉄壁で、カイドウの様に攻撃を受けても大してダメージを受けませんでした。

しかし、ルフィに体の中に入り込まれて攻撃され、倒れました。カイドウは口を開けることが多く、そこからルフィが入り込み、体内を攻撃することでカイドウを倒すことができるのではないかと言われています。巨大な敵を倒す方法として「一寸法師」の様な方法で戦うのも一つの手段だということです。

カイドウを倒す方法として、ワノ国のお玉を使う手があります。お玉が持っている悪魔の実は「キビキビの実」です。この能力は、お玉が自分の頬から作ったダンゴを動物に食べさせると、その動物はお玉の言うことを聞くようになるというものです。童話の「桃太郎」のきび団子のように、仲間を作るのに最適な能力です。そもそもカイドウを力で倒すことは難しく、自分自身が大きなダメージを受ける恐れがあります。

龍に変身したカイドウならなおさら危険が伴うということで、考えられるのが「懐柔策」だということです。お玉の「キビキビの実」の能力でカイドウを懐柔し、仲間にしてしまえば強力な味方になるはずです。ただし、「キビキビの実」の能力が本当にカイドウに効くのかは不明です。

想像上の龍には、あごの下に一枚だけ逆さまに鱗が生えています。この状態を「逆鱗（げきりん）」と言い、この逆鱗が龍の弱点と言われています。「逆鱗に触れる」という言葉がありますが、これは自分よりも目上の人を怒らせることをいいます。龍はあごの下に一枚だけある逆さまの鱗に触れられると怒り出し、人間を食べてしまう、ということが中国の思想家・韓非の著書「韓非子」に書かれており、それが由来となっています。

龍に変身したカイドウにもこの「逆鱗」があるかもしれず、もし「逆鱗」があれば、ここを攻撃すればカイドウを倒せるのではないかと言われています。

カイドウはロックス海賊団が滅亡した後、百獣海賊団を自ら結成し、総督（船長）となりました。そして、黒炭オロチと共にワノ国を治めることになりました。カイドウは強大な軍事力を持ってワノ国を守る「明王」と呼ばれました。ただし、カイドウが何故、ワノ国にやって来たのかについては分かっていません。

カイドウは「ロードポーネグリフ」のコピーを一枚持っているので、「ひとつなぎの大秘宝」を狙い、海賊王になるという望みはあると考えられています。また、カイドウは自身の海賊団をより強くするために「人造悪魔の実（SMILE）」を大量に生産しています。これは、ラフテルを目指しているからだと言われています。カイドウとオロチはワノ国で多くの武器工場を作り、大量に武器を生産しています。

カイドウはオロチに軍事力を提供する代わりに武器を得ています。また、ワノ国がかつて「黄金の国」と呼ばれていたこともあり、軍事力強化には何かと都合が良く、カイドウが目的を達するのにワノ国の環境が必要だったのではないかと言われています。

カイドウは左肩に鯉の鱗に似たデザインのタトゥーをしており、さらにカイドウの口元には、長いヒゲが2本、頭には角が2本あります。これらがカイドウの身体的な特徴となっています。この特徴は、カイドウが龍に変身できるという悪魔の実「ウオウオの実」の伏線だったということです。

カイドウの種族については、古代巨人族の「オーズ族」ではないかと言われています。カイドウは超巨大な体を持っており、頭にはオーズ族と同じ様な角が2本あります。また、カイドウの歯を見てみると、非常に整った歯並びをしており、これもオーズ族と同じ特徴です。

カイドウの百獣海賊団の海賊旗のデザインは、中央にドクロがあり、ドクロの両横から角が出ています。この角の形がオーズ族と同じに見えるという説があります。その他にも「漢字の八」の形にも見えるということで、古代・日本の伝説上の生物である「八岐大蛇（ヤマタノオロチ」がイメージされるということです。ヤマタノオロチは酒にまつわる物語があり、八つの頭を持つとされています。カイドウも酒が大好きでした。

カイドウの性格の所でも紹介しましたが、カイドウは酒が入ると性格がころころ変わっていきます。ヤマタノオロチに頭が八つあるように、その時の気分で性格が変わるカイドウも八つの顔を持っているようなものです。

「ワンピース」の四皇メンバー、カイドウは百獣海賊団という大所帯をまとめる総督です。カイドウは荒々しい性格で敵に対しては容赦なく攻撃しますが、部下に対しては寛容な態度で接しています。ジャックに対してねぎらいの言葉を掛けたのも、部下を自身の仲間として大切にしていることが伝わるシーンとなっています。そんな姿が見えるカイドウと部下のシーンが好きだという感想です。

こちらの方もカイドウの性格についての感想です。カイドウがジャックに掛けた言葉が大好きだという感想と、カイドウの人間性や強さが好きだということです。

こちらも、カイドウの性格、人間性についての感想です。カイドウの、「大看板」をはじめとする部下たちに対する想いやリや、大きな信頼を寄せているところが好きだということです。カイドウは部下に対して非常に寛大な気持ちで接しており、部下たちもそんなカイドウを慕い、信頼を寄せています。そんなカイドウと部下たちとの関係が良いという感想です。

いかがでしたか？「ワンピース」の四皇メンバー、カイドウについて紹介してきました。カイドウは過去に7度敗北しているということで、敗北した相手について考察しました。また、カイドウが過去にロックス海賊団にいたことや、その後百獣海賊団を結成したこと、地上最強と言われていることなどを紹介しました。さらに、カイドウの倒し方について考察しました。カイドウの性格についても紹介しました。

カイドウは暴力的な反面、部下に対しては驚くほど寛大で、しかも卑怯なことに対して嫌悪感を抱く性格だということでした。このようなカイドウが好きだという感想も寄せられていました。四皇メンバーとして圧倒的な強さを誇るカイドウですが、性格は部下想いで、酒好きな性格でした。そんなカイドウの活躍に注目して「ワンピース」をお楽しみください。