2021年02月26日公開
2021年12月15日更新
【チェンソーマン】ナユタはマキマの生まれ変わり?共通点やかわいいシーンまとめ
『チェンソーマン』の最終回では、デンジの前にナユタという少女が登場しています。ナユタを連れてきた岸辺によると、彼女はデンジが倒したマキマ(支配の悪魔)が転生した姿とのことでした。本作に登場する悪魔という存在は、人々が名前に恐怖・嫌悪を抱く限り「輪廻転生」するというもので、転生前の記憶は引き継がれません。そこで、今回は『チェンソーマン』で描かれたナユタとマキマの共通点や、かわいいシーンを紹介していきます。
目次
チェンソーマンのナユタはマキマの生まれ変わり?
『チェンソーマン』の最終回では「目のぐるぐる」が特徴的なナユタという少女が登場しています。ネット上では「かわいい」と好評で、多くの読者に注目されていました。そこで、ここからはナユタのプロフィールを紹介していきます。それではまず、事前知識として『チェンソーマン』の作品情報とあらすじを簡単に見ていきましょう。
チェンソーマンの作品情報
チェンソーマンの概要
『チェンソーマン』はデビルハンターである主人公が、悪魔を駆除する姿を描いたダーク・ファンタジー漫画です。本作は消えない炎に焼かれながら生き続ける青年を主人公に据えた漫画『ファイアパンチ』で知られる藤本タツキが手掛けています。2019年に『週刊少年ジャンプ』にて連載された後、累計発行部数が2021年1月時点で640万部を突破する人気作品となりました。
チェンソーマンのあらすじ
ここでは『チェンソーマン』のあらすじを簡単に紹介していきます。物語の舞台となっているのは、「悪魔」と呼ばれる化物が存在する世界です。主人公・デンジは「チェンソーの悪魔」の心臓を持つ、悪魔と人間のどちらにも該当しない特殊な存在でした。そんな彼が公安のデビルハンターとして、悪魔を狩っていくというのが物語の本筋となっています。
ナユタは死んだマキマ(支配の悪魔)が転生した姿
『チェンソーマン』の第1部「公安編」のラスボスと言える存在が公安対魔特異4課の創設者であり、支配の悪魔でもあるマキマです。彼女は内閣総理大臣と契約した悪魔で、事実上の不死身となっていました。しかし、最終回で主人公・デンジに食されて死を迎えます。そのシーンから切り替わった後、岸辺がデンジの前にナユタと名乗る少女を連れてきており、岸辺の口からナユタはマキマ(支配の悪魔)が転生した姿だと明かされました。
チェンソーマンのナユタとマキマの共通点
『チェンソーマン』の最終回(97話)で登場した少女・ナユタは、マキマ(支配の悪魔)が転生した姿ではあるものの、マキマの頃の記憶は喪失している状態でした。それに伴い、マキマの人格もナユタには引き継がれていません。『チェンソーマン』に登場する悪魔という存在は天使の悪魔によると「輪廻転生」すると言われており、転生後は記憶が失われた状態とのことでした。では、ここからはナユタとマキマの共通点を見ていきましょう。
共通点①ぐるぐるの目
『チェンソーマン』で初登場したマキマを見た読者の多くは、「ぐるぐるの目」が印象深く残ったのかもしれません。この目がミステリアスで不気味な雰囲気を演出していると言えますが、ナユタにもしっかりとぐるぐるの目が継承されていました。画像で比較するとマキマの目が鋭く、ナユタの目が丸くて緩い印象を受けます。
共通点②噛む
『チェンソーマン』の最終回で描かれたナユタの「噛む」という行為ですが、これはデンジに好意というものを教えようとした時のマキマの姿と共通しています。ナユタがデンジを噛んだ時は支配の悪魔が転生した姿であることが明かされていない状態でしたが、デンジは噛まれた時に「マキマさん!?」と驚いているため、以前に噛まれた時の力加減とかなり似ていたということが分かります。
共通点③犬と仲が良い
『チェンソーマン』の最終回で描かれたナユタの「犬と戯れる」という行為。これもナユタとマキマの共通している要素で、マキマの場合は自宅で多くの犬を飼っていました。どうやらマキマ同様にナユタは支配の悪魔らしく従順な犬を好むようです。ちなみに、マキマが犬と戯れるシーンは、常に冷静沈着でミステリアスな雰囲気を身に纏っていた彼女の人間らしい一面が垣間見えた貴重なシーンとなっています。
共通点④ピース
『チェンソーマン』の最終回で描かれたナユタの「ピースサイン」については、マキマとの共通点というわけではありませんが、これはデンジがマキマに対してよくやっていた行為です。ナユタは安上がりな悪魔だなといったデンジのセリフに対して誇らしげにピースをしているのですが、デンジも自分のことを誇らしげに語る時にピースをしているため、もしかすると多少の記憶は残っているのかと思わされるシーンとなっています。
共通点⑤食パン
『チェンソーマン』の最終回で描かれたナユタの「食パン」と言ったセリフは、マキマがデンジを公安に勧誘する時に放った言葉と共通しています。ナユタの場合はデンジの「何か食いてえモンあっか?」という質問に対して食パンと答え、マキマの場合はデンジに対して公安のデビルハンターとして活動するメリットを伝える時に「食パンにジャムを塗って食べれる」と言っていました。
共通点⑥抱きしめられたかった
支配の悪魔であるマキマとナユタについて、ポチタ曰く「ずっと他者との対等な関係を築きたかった」と語っていました。マキマは恐怖の力でしか他者と関係を築くことができませんでした。さらに、ポチタは自分の経験をもとに考え、ナユタのことを「たくさん抱きしめてあげて」と言っているため、ナユタとマキマは対等な関係を築いた相手からの愛情を求めているのが分かります。
チェンソーマンのナユタとデンジの関係やかわいいシーン
関係①デンジとナユタの出会い
デンジとナユタは『チェンソーマン』の最終回で出会っています。デンジがマキマを食べたことで体に異常が無いかを岸辺に報告するシーンです。ナユタは中国で見つかった支配の悪魔でした。そこで岸辺が彼女を攫い、デンジに教育係を任せるために彼の前に連れてきています。
第1話ではマキマがデンジの面倒を見ることになっているのですが、マキマが死んでからはデンジがマキマの生まれ変わりであるナユタの面倒を見ることになっているため、作品を最初から最後まで読んでいるファンにとっては感慨深い展開と言えるでしょう。
関係②デンジの連れていた犬と戯れるナユタ
ナユタとマキマの共通点として「犬と仲が良い」とお伝えしましたが、最終回ではデンジの連れていた犬と戯れているナユタのかわいいシーンを見ることができます。特にナユタが犬を指さして「わんわん」と言っている姿がかわいいので要チェックです。
関係③一緒に暮らすことに
岸辺にナユタの教育係を任された時のデンジは嫌々ながら引き取っていましたが、おんぶして帰ったり、ご飯を一緒に食べたり、添い寝したりとなんだかんだ面倒を見ているようです。ナユタもデンジに懐いたようで、よだれを垂らして隙だらけの寝顔を晒し、足を絡ませているかわいい姿を見せています。
チェンソーマンのナユタのオマージュ
オマージュ①予言のナユタ
マキマ(支配の悪魔)の生まれ変わりのような立ち位置で突如登場したナユタですが、最終回ではデンジと一緒に暮らす姿が描かれていました。実は、作者の読切漫画『予言のナユタ』にもナユタという少女が登場しており、世界を滅ぼす妹として描かれています。名前はもちろんのこと、頭に角が生えた見た目以外ビジュアルがそっくりです。
『チェンソーマン』の物語と『予言のナユタ』の物語に直接的な関係性があるのかは明確ではありませんが、『チェンソーマン』の最終回で登場したナユタの元になったキャラであることは間違いないと言えるでしょう。『予言のナユタ』はジャンプ+のファイアパンチの39話の次に用意されているので、ぜひチェックしてみてください。
オマージュ②ABARA
どうやら作者である藤本はさまざまな作品のオマージュを多用することで有名な漫画家のようで、チェンソーマンについて「本作は『ポップなアバラ』を目指して描いています」と公言したこともあります。
実は漫画家・弐瓶勉のSF作品『ABARA』にも那由多(なゆた)という女性キャラが登場していました。『チェンソーマン』は第1部「公安編」が最終回を迎えたわけですが、既に第2部の連載が決定しているので、今後ナユタはどのようにして物語と関わってくるのか期待しておきましょう。
チェンソーマンのナユタが登場した最終回ネタバレ
チェンソーマンの最終回あらすじ
これまでに『チェンソーマン』の最終回で登場したナユタとマキマの共通点を紹介してきました。では、ここからは実際にナユタが登場した最終回のあらすじを見ていきましょう。ナユタが登場したシーンは、デンジがマキマを食べ終えた後のことでした。デンジは体の異常を報告するために大勢の犬を連れて岸辺の元にやってきます。そしてデンジが岸辺に「全部食いました」と報告。
その後、「マキマさんは復活しませんでした」と伝えたことで、マキマの完全な死が確定します。デンジは「マキマさんは俺じゃなくてチェンソーマンをずっと見ていた…」と哀しげな様子でしたが、マキマを食べたことを「愛」と言っているため、それでも好きな気持ちには変わりないようでした。
こうしてデンジがマキマとの最終決戦での出来事を説明していくのですが、その時に少女がデンジの近くにやってきて、デンジが連れてきていた犬と戯れ始めます。そこでデンジは「こっちは極秘な話してんだ、どっかいっちまえ」と子供をどこかに行かせようとしました。
するとその子供はデンジの指を噛み、デンジは「マキマさん!?」と驚きの声をあげます。それを見ていた岸辺は、中国で発見された支配の悪魔を盗んできたと言いました。そして第二のマキマの誕生を懸念する岸辺は、デンジに教育係を頼みます。デンジはそれに対して「は?」と返すも、既に岸辺の姿はありませんでした…
チェンソーマンの続編はある?
『チェンソーマン』の第1部「公安編」は最終回を迎えたのですが、今後続編が制作されるのか気になる方はきっと多いことでしょう。結論から言うと、2021年2月時点で既に第2部の連載が決定しています。オンライン上でおこなわれた「ジャンプフェスタ2021 ONLINE」では作者・藤本のビデオメッセージが公開されていますが、そこでは第2部の構想がいち早く伝えられています。
どうやら、公開された構想によると「デンジが学校に通います」と明かされ、「学校編」になるとのことでした。第1部の最終回でもデンジが学校に通っている姿が簡単に描かれているため、第2部はその続きとなるのでしょう。
チェンソーマンのナユタに関する感想や評価
#wj2 #チェンソーマン
— 金鰤 (@kinburi_wj) December 14, 2020
しかしナユタめっちゃかわいいなぁ
マキマさんも幼い頃はこんな感じだったんですかね? pic.twitter.com/i9jlp9lob0
こちらでは『チェンソーマン』に登場するナユタがかわいいと言われています。やはり、ナユタがマキマ(支配の悪魔)の転生姿ということで、マキマとナユタの姿を照らし合わせているようです。
感想で言われているように、マキマもナユタのようにかわいい時があったのでしょうか?最終回までのマキマは無表情で何を考えているのか分からないキャラとして描かれているので、ナユタを参考にして幼少期の頃のマキマを想像してみるのも良いかもしれません。
【チェンソーマン】ナユタちゃんこの現世に生まれてまだ日も浅いだろうに、食パン食べたがっていたり、デンジくんの代名詞とも言えるVサイン見せつけていたり、マキマさん同様悪魔らしからぬ人間臭さ…!妹みたいでかわいい…!妹でありながらデンジくんとマキマさんの子供みたいでもあるぜ~!#WJ02 pic.twitter.com/XDHal66N2f
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) December 13, 2020
こちらでは『チェンソーマン』に登場するナユタの人間らしさに関する感想があがっています。感想ではナユタの人間らしい姿がかわいいと言われており、デンジの妹のような印象を受けているようです。確かに食パンを欲したりデンジと代名詞とも言えるピースサインをしたりと人間らしい姿が描かれているので、今後彼女がどのように育っているのかと楽しみにしている方はきっと多いことでしょう。
#チェンソーマン 最終回
— 灰 ◆ 創作 & 雑多二次創作アカウント (@ehexhai) December 13, 2020
デンジがナユタを抱きしめシーン。デンジにとっても救いになってるんだね。父からの愛情を受けられなかったデンジが「ナユタの父のように」抱きしめる「家族として」の何の交換条件もない契約の美しさ。
途中デンジくんがマキマさんに復讐なんて全く考えなかったのもよかった↓
こちらでは『チェンソーマン』に登場するナユタが抱き締められるシーンに関する感想があがっています。この方は抱き締めたデンジと抱き締められたナユタが相互に救われているという印象を抱いているようです。
確かにデンジは幼少の頃からポチタ以外の友達がおらず、愛情を与えられるような境遇を送ってきませんでした。それを踏まえた上でナユタとデンジの関係性を見てみると、2人は血は繋がっていないものの「家族」としての関係がしっかりと成り立つと言えるのではないでしょうか?
チェンソーマンのナユタまとめ
『チェンソーマン』のマキマ(支配の悪魔)の生まれ変わりであるナユタについて、マキマとの共通点やかわいいシーンをまとめてきましたがいかがでしたか?ナユタはマキマが転生した新たな支配の悪魔でした。しかし、初登場時のナユタは犬と戯れたり、誇らしげにピースサインをしたり、よだれを垂らした寝顔をさらけだしたりと人間らしく、かわいい姿が描かれていました。
マキマとの共通点はあるものの、それはポチタが言うように「他者との対等な関係が築けなかった」ことが原因でマキマは非情な性格を持つに至っただけなので、デンジがしっかりと愛情を与えればそうはならないと言えるでしょう。『チェンソーマン』は第1部「公安編」が最終回を迎えたわけですが、今後は第2部が連載される予定なので2部から登場するナユタはどのように成長しているのか?しっかりと注目しておきましょう。