【ジョジョ】アトム・ハート・ファーザーの能力は？元ネタや登場シーンは？

今回のまとめでは、大人気シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する「写真のおやじ」こと吉良吉廣のスタンド「アトム・ハート・ファーザー」の能力や元ネタについてまとめていきます。「アトム・ハート・ファーザー」とは一体どのよなスタンドなのでしょうか？「アトム・ハート・ファーザー」についてまとめていく前に、ジョジョ4部の概要やあらすじについて見ていきましょう。

吉良吉廣のスタンド「アトム・ハート・ファーザー」が登場するジョジョ4部は、1992年から1995年にかけて『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた荒木飛呂彦さんが描く漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part4 ダイヤモンドは砕けない』を原作としたテレビアニメです。テレビアニメは2016年に全39話で放送されていました。原作となるコミックは、全19巻が刊行され、ジョジョシリーズ29巻から47巻に該当します。

宿敵DIO討伐から10年ほどが経ち、承太郎はジョジョ4部の舞台となるM県S市の杜王町にジョセフの隠し子がいることをつきとめていました。ジョセフの隠し子で承太郎の叔父にあたる東方仗助は、杜王町の高校に通う普通の男子高生でしたが、実は幼少の頃にスタンド能力を発現していたのです。承太郎が仗助に父の存在と杜王町に邪悪なスタンド使いが蔓延っていることを伝え、仗助の奇妙な冒険が始まっていくことになりました。

それでは、「写真のおやじ」こと吉良吉廣についてプロフィールなどを見ていきましょう。吉良吉廣は、連続殺人鬼・吉良吉影の父親です。仗助たちからは「写真のおやじ」と呼ばれています。高齢で吉良吉影が生まれたことから吉良吉影を溺愛し、また、親子関係は良好でした。吉良吉影が殺人鬼として多くの人を殺害していることを知った吉良吉廣でしたが、咎めることはありませんでした。

むしろ、吉良吉影が犯した罪の隠ぺいに自ら協力するなど、異常な性癖を持った吉良吉影を受け入れている描写もあります。そんな吉良吉廣は、吉良吉影が21歳の頃に病死しています。ですが、病死する以前にエンヤ婆から貰った弓と矢を使いスタンド使いになっていたため、本体となる身体は死んだものの、魂はスタンド能力で幽霊として現世にとどまり、吉良吉影の罪の隠ぺいを手伝っていました。

そんな吉良吉廣の見た目は、普通のおじいさんで、一見害のある人物には見えません。仗助たちから「写真のおやじ」と呼ばれているのは、吉良吉廣のスタンド能力「アトム・ハート・ファーザー」が関係しています。「アトム・ハート・ファーザー」に関する能力や元ネタは次章で説明していきます。

続いては、「写真のおやじ」こと吉良吉廣のスタンド「アトム・ハート・ファーザー」のスタンド能力や強さについて見ていきましょう。「アトム・ハート・ファーザー」の能力は、吉良吉廣自身が写った写真内での出来事が現実の空間でも作用させることができる能力です。簡単に言えば、写真の中で起きた出来事が現実にも起こってしまうということです。

敵を攻撃する際は、ポラロイドカメラなどを使い敵を写し、「アトム・ハート・ファーザー」の本体である吉良吉廣がその写真に入る込むことで、一方的な攻撃をすることができます。敵となる対象が写っている写真を燃やしたり破ったりするとその作用が現実世界でも働くため、対象はどうすることもできなくなります。また、写真で撮られた枠内は、結界の様なものが張られた状態になり、その空間から移動できなくなってしまうのです。

敵となる対象は、現実の空間から吉良吉廣を目視することができず、攻撃を防ぐことが困難となります。このことから、吉良吉廣のスタンド「アトム・ハート・ファーザー」はかなり厄介なスタンドで強さもそれなりの物を持っていると言えるでしょう。ですが、スタンド本体となる吉良吉廣は、最後に写りこんだ写真1枚にしか影響を及ぼすことができないので、敵に写真の写真を撮られたら強制的に移動させられてしまいます。

「写真のおやじ」と呼ばれる吉良吉廣のスタンド「アトム・ハート・ファーザー」のスタンド名には、元ネタとなるものが存在しました。その名前の元ネタは、イングランド出身のロックバンド「ピンク・フロイド」が発表したアルバム「原子心母 （Atom Heart Mother）」です。ピンク・フロイドは、1965年から2014年に活動しており、多くの名曲を生み出しました。

スタンド名の元ネタとなったアルバム「アトム・ハート・ファーザー」は1970年に発売され、全英1位を獲得しました。また、「ピンク・フロイド」は、「グラミー賞」を受賞したり、「歴史上最も偉大な100組のアーティスト」では第51位にランクイン、そのほか「ロックの殿堂」や「イギリスの音楽の殿堂」に入るなど、非常に人気のあるバンドとして現在も多くのファンがいます。

そんな元ネタとなった「ピンク・フロイド」の主な楽曲は、

• アルバム「狂気 （The Dark Side of the Moon）」1973年
• アルバム「ザ・ウォール （The Wall）」1979年
• アルバム「炎〜あなたがここにいてほしい（Wish You Were Here）」1975年
• アルバム「対/TSUI（The Division Bell）」1994年などがあります。

続いて、「アトム・ハート・ファーザー」のリスクや活用方法などを考察していきます。まず1つ目の考察は、「アトム・ハート・ファーザー」のリスクについてです。「アトム・ハート・ファーザー」は、対象の許可なく写真を撮り写真の枠内から移動することができなくなってしまう能力が作用することから、現実世界での法に当てはめると「逮捕・監禁罪」にあたる可能性が出てきます。

吉良吉廣の登場時、仗助たちへの攻撃は突然始まり、吉良吉廣の存在を目視することや「アトム・ハート・ファーザー」の能力を知らないまま攻撃がされました。ストーリー内では罪に問われるリスクはありませんが、これらが現実世界で起こってしまうとリスクが大きくなってしまいます。

では、使用リスクのある「アトム・ハート・ファーザー」を悪用する方法はあるのでしょか？結論から言うと、「アトム・ハート・ファーザー」を悪用することは限りなく不可能であると考えられます。写真の枠内から出られなくなることから、「逮捕・監禁罪」の可能性があるスタンド能力ですが、実際に監禁目的で使ってしまうのは非常にリスクがあります。

なぜかと言うと、監禁できるのは枠内だけだという事に加え、実際に対象がいる場所は写真の中ではなく現実空間になってしまうので、すぐにバレてしまうことが予測できるからです。このことから、「アトム・ハート・ファーザー」は殺人以外の悪事に使うことは非常に困難なのではないでしょうか？

では、「アトム・ハート・ファーザー」を使うことで世界的な影響はあるのでしょうか？設定では射程距離がなしとなっていることから、写真に収めることができる範囲の限度がないことが考えれます。このことから、国、大陸、地球と大規模な写真撮影によって空間に閉じ込めることも可能になることが窺えるのです。

では、リスクがありつつも悪事には使えず、一方で世界的な影響を与える可能性のある「アトム・ハート・ファーザー」の活用方法にはどんなものがあるのかあげていきます。それは、「アトム・ハート・ファーザー」は、写真を撮影することで監禁できることから、公安警察や特殊部隊など国家の安全に立ち向かう職業が適職であることが考えられます。写真を使い犯人確保などに繋げることで、有効活用ができるのではないでしょうか？

続いては、「写真のおやじ」と呼ばれる吉良吉廣の名言を見ていきましょう。まず1つ目の名言は上記のものになります。このセリフは、テレビアニメ25話にて吉良吉廣が放ったもので、吉良吉影の家を突き止めやってきた仗助と承太郎に向けられた言葉です。勝手にポラロイドのシャッターがおされ、写真に吉良吉廣が写ったことで、「早く帰れと言ってる顔をしている」といった様な言葉を放った仗助に反応しました。

続いての名言は上記のものになります。このセリフは、連続殺人鬼が吉良吉影であることを突き止めてやってきた仗助たちを厄介に思った吉良吉廣が殺意を込めて放った言葉です。殺人犯である息子・吉良吉影を庇う親心と異常な息子への執着心などが垣間見えた言葉は、おどろおどろしく仗助たちの耳に響き渡りました。

では、「アトム・ハート・ファーザー」のスタンド能力を持つ吉良吉廣と息子であり連続殺人鬼として知られる吉良吉影の過去などについて見ていきましょう。まず、既に説明していますが、吉良吉廣と吉良吉影は実の親子関係であり、吉良吉廣は吉良吉影が21歳の頃病死しています。作中に登場する吉良吉廣はスタンドによってこの世に留まっている幽霊です。

作中で吉良吉影は、父親から異常なまでに執着し溺愛され守られている様子が描かれています。ですが、まだ母親が健在だった幼少の頃は、母親からの厳しい躾と教育をされており、それは虐待と言っても過言ではない育てられ方をされていたといいます。また、幼少の頃から女性の手に魅入られ、手に対する行き過ぎた愛情と同等の殺人癖があることを自覚していました。

吉良吉影の異常なフェチと殺人欲求が爆発したのは、母親からの虐待が引き金となったことが見受けられます。吉良吉影は、18歳の頃にとうとう殺人を犯してしまいました。このことについては、口に出さずも父親の吉良吉廣は気が付いていました。吉良吉影の教育に関し、吉良吉廣の影はあまり見られませんが、歪で不器用な両親からの教育の結果、こうして吉良吉影の異常性が育っていったことが考えられます。

では、なぜ息子と共に2人はスタンド使いとなったのでしょうか？吉良吉影が幼少の頃、父親の吉良吉廣がこれまでにどんな仕事をし、どのようにしていたかは不明です。ですが、虹村億泰と形兆の父親が昔、対価を貰いながらDIOの手下として暗躍していたことから、吉良吉廣も同じくDIOの手下として弓と矢をエンヤ婆からもらったのではないか？と言われています。

そして、吉良吉廣は亡くなる以前にスタンド使いとなり、死して尚、息子を見守るため幽霊としてこの世に留まることになりました。

続いては、「写真のおやじ」と呼ばれる吉良吉廣のスタンド「アトム・ハート・ファーザー」に関する感想や評価について見ていきましょう。まず1つ目は、「アトム・ハート・ファーザー」は何気に強いという感想でした。

続いても、「アトム・ハート・ファーザー」は”地味だけど”強いという感想でした。「アトム・ハート・ファーザー」が強いと言っている方が多く見受けられました。

続いての感想は、「アトム・ハート・ファーザー」の能力値は低いけど、戦闘方法によっては最強になるのがジョジョの面白いところだと分析している方のツイートでした。確かに、一見重要な敵ではありませんが、最終的には吉良吉影を倒すキーポイントとなる人物です。ぜひ、「写真のおやじ」こと吉良吉廣のスタンド「アトム・ハート・ファーザー」に注目しながらアニメや漫画をチェックしてみてください。

以上、ジョジョ4部に登場する吉良吉廣のスタンド「アトム・ハート・ファーザー」に関するまとめでした。「写真のおやじ」と呼ばれる吉良吉廣や、「アトム・ハート・ファーザー」のスタンド名の元ネタに関してまとめてきましたが、いかがでしたか？サイト内には、ジョジョシリーズに関する他のまとめもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。