【ジョジョ】吉良吉影は悪役なのにかっこいい！4部ラスボスの魅力に迫る

吉良吉影とは、人気漫画作品シリーズジョジョの奇妙な冒険4部に登場する敵キャラクターでした。ジョジョ4部では、世界を冒険するようなスケールの物語が展開したわけではありませんでしたが、吉良吉影の異常性により、サスペンス・ホラー作品として高い人気を誇っています。ここでは、ジョジョ4部に登場し敵なのにかっこいいと話題となった、吉良吉影について詳しい情報を紹介し、その魅力に迫っていきます。

吉良吉影のかっこいい魅力を紹介していく前に、吉良吉影がラスボスとして登場し、強烈なインパクトを残した作品・ジョジョ4部について紹介していきます。ジョジョ4部は、人気漫画シリーズジョジョの奇妙な冒険の第4弾として、週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画作品です。作者は日本の漫画家・荒木飛呂彦。

ジョジョシリーズは1部が1986年に週刊少年ジャンプで連載を開始し、その後6部まで週刊少年ジャンプで連載されました。7部となるスティール・ボール・ランは、2005年から月刊誌・ウルトラジャンプに移籍しています。ジョジョシリーズでは、正義感が強く黄金の精神を持つ主人公たちが強大な敵と激闘を繰り広げ、人間讃歌をテーマとする壮大なストーリーが展開します。

そのストーリーの重厚さだけではなく、登場する個性的で魅力的なキャラクター・独自のセンスの衣装や台詞回し・スタンド能力と呼ばれる斬新な能力設定などでも高い人気を誇っています。ジョジョ4部が週刊少年ジャンプにて連載されていたのは、1992年から1995年の間でした。2016年にはテレビアニメ化もされており、更に人気を高めることとなりました。ジョジョシリーズは幅広い年代のファンを確立しています。

ジョジョ4部のあらすじを紹介していきます。ジョジョ4部の主人公は日本の架空の街・杜王町に暮らす高校生・仗助です。仗助はある時、自身の甥だという承太郎と出会いました。承太郎はスタンド能力を発現させる矢の行方を追っており、仗助は自分の不思議な力がスタンド能力だと知りました。仗助は承太郎や仲間と共に、杜王町に潜む敵と戦っていきます。

ジョジョ4部に登場しかっこいいと話題となった吉良吉影のプロフィールを紹介していきます。吉良吉影は杜王町に住む33歳の男性で、175cm65kgと、平均的な体型をしています。金色の髪に整った顔立ちをしている吉良吉影は、かっこいいルックスをしていますが独身生活をしています。これは吉良吉影の「女性の手」に異常に執着する性格の為でした。

ジョジョ4部のアニメで吉良吉影の声を担当した声優は、人気声優の森川智之です。森川智之は1967年1月26日生まれ、東京都品出身の人物でアクセルワンに所属している声優です。声優・森川智之はジョジョのゲーム・アイスオブヘヴンなどでは5部のラスボス・ディアボロを担当していました。アイスオブヘヴンで吉良吉影の声を担当した声優は、小山力也でした。

吉良吉影のモデルとなった人物は、イギリスのロック歌手で世界的にも有名なデヴィッド・ボウイだと言われています。吉良吉影のモデルとされるデヴィッド・ボウイは、俳優としても活躍していた人物で、日本でも有名な北野武監督の作品「戦場のメリークリスマス」にも出演していました。金髪に中性的な顔立ちと、吉良吉影はデヴィッド・ボウイをモデルにしていると考えられる点がいくつかあります。

吉良吉影のモデルはデヴィッド・ボウイと考えられていますが、ジョジョの作作者荒木飛呂彦はデヴィッド・ボウイをモデルにしたポージングで写真を撮っていたこともありました。デヴィッド・ボウイは個性的なポーズをよくとっており、ジョジョの登場人物の個性的なポーズのモデルにもなっていたのではないかと考えられていました。

ジョジョ4部のラスボス・吉良吉影のかっこいい魅力を紹介していきます。まず、吉良吉影は女性の手に異常な愛情を感じる人物です。好きな体の部位がある事をフェチと言いますが、女性の手フェチの吉良吉影は、女性の美しい手に執着していました。吉良吉影はただのフェチではなく、女性の手「だけ」に愛情を感じる為、美しい手を持つ女性を殺害し、手首から先だけを切り取ってしまうのです。

吉良吉影はまさに生まれながらの殺人鬼でした。女性の手に異常に興奮する性癖で、「人を殺さずにはいられない」というサガを背負っていました。そんな吉良吉影なので、女性の手だけに異常に執着し、美しい手の持ち主の女性は殺害してしまいます。

吉良吉影は「人を殺さずにはいられない」サガを背負っており、女性の手だけに異常に興奮する人物でした。そのような異常性を持ちながらも、吉良吉影がかっこいいと言われているのが、「静かに暮らしたい」という思想です。通常ジョジョに登場する敵キャラクターは、スタンド能力を悪用して私利私欲を満たそうとする者や、世界を思うがままにしようとする者が多いです。

しかし、吉良吉影はそのような悪役とは違い、平穏に暮らす事を願っているのです。しかし、吉良吉影は生まれ持っての殺人鬼なので、人を殺害しないではいられません。この性癖を満たすと平穏とは程遠い生活になりそうなものですが、吉良吉影は自身のスタンド能力を使って上手く証拠を隠滅していました。

吉良吉影は平穏な生活を望んでいましたが、そんな達観した所もかっこいいと評価されていました。吉良吉影は本気を出せばどんな分野でもトップになれる才能と能力の持ち主でしたが、敢えて幼少期から「3位」ばかりを取っていました。これは、人から注目されたり、出世したりする事に興味がないためです。

吉良吉影は杜王町の平和を脅かす敵として描かれていました。そんな吉良吉影の正体を掴むため、協力して捜査を行っていた仗助達。吉良吉影は仗助に追い詰められ、一時は絶体絶命のピンチに陥りましたが、なんとか切り抜けています。このように敵キャラクターなのに強運に守られている所も、吉良吉影の魅力なのです。

吉良吉影は強運の持ち主で、様々なピンチを切り抜けていきます。そんな一例が、川尻早人に正体を知られてしまった時のエピソードです。吉良吉影は自分の素顔を知られてしまった後、川尻早人の父親の顔を奪ってなり済ます事で、また逃げ延びる事が出来ました。しかし、その後で川尻早人に殺害現場を見られてしまい、川尻早人を殺してしまいます。

承太郎達は吉良吉影の潜伏先にそこまで迫ってきており、目立つ行動はまずい状況でした。川尻早人を殺してしまって絶望する吉良吉影でしたが、スタンドの矢の能力でさらにスタンド能力を進化させます。その結果、吉良吉影は川尻早人を爆弾に変え、またピンチを切り抜けたのでした。

吉良吉影の進化したスタンド能力バイツァ・ダストで爆弾にかえられた川尻早人。川尻早人を殺してしまった時間軸は巻き戻され、川尻早人に触れると敵は自動的に殺されると言う無敵の状態になってしまいます。そんな強敵・吉良吉影と仗助のラストバトルは、ジョジョシリーズの中でも屈指の名勝負だと評価されています。

吉良吉影は最期の死亡シーンも印象的なラスボスキャラクターでした。吉良吉影は主人公・仗助の手によってとどめを刺されるのではなく、道に倒れた所を救急車に轢かれるという最期を迎えています。この吉良吉影の何者にも裁かれない最期は、多くのファンの心に残っていました。

最期のシーンでも、バイツァ・ダストを発動させようとしていた吉良吉影。幽霊となった吉良吉影は、自身が勝ったと一瞬錯覚します。吉良吉影は振り向いてはいけない場所に立っており、過去に自分が殺した少女・鈴美と対峙します。吉良吉影は振り返ってはいけない場所の亡霊に連れ去られていきました。

ジョジョ4部でかっこいいと人気となった吉良吉影は、グッズやフィギュアも人気です。吉良吉影は印象的なデザインのスーツやネクタイを身につけていましたが、この吉良吉影モデルのネクタイも人気です。吉良吉影モデルや、吉良吉影モチーフのグッズやフィギュアはバリエーションも豊かで注目されています。

ジョジョ4部作中での吉良吉影のかっこいい活躍シーンを紹介します。まず、シアーハートアタックその1～2では、吉良吉影の第二の爆弾が活躍するシーンが見られます。吉良吉影の手掛かりをもとに、靴のムカデ屋に辿りついた承太郎と康一。そこで吉良吉影のシアーハートアタックと対決します。

承太郎・仗助らに追い詰められ、住所や素顔がばれてしまった吉良吉影。絶体絶命のピンチを、人の顔を変えられるスタンド能力によって、他人になり済ます事で切り抜けています。その結果、吉良吉影は川尻耕作として生活していく事となります。

川尻家で暮らす事となった吉良吉影。そこで、川尻耕作の妻・しのぶが殺してしまった猫を埋葬します。埋葬した猫は謎の生物に変化していました。吉良吉影はこの猫草を利用する事を思いつくのでした。

吉良吉影のスタンド・キラークイーンについて紹介していきます。吉良吉影のキラークイーンは、物質を爆弾に変えることが出来るスタンド能力です。人型で猫の耳が生えたような見た目をしています。

吉良吉影のキラークイーンの名前の元ネタとなっているのは、世界的に有名なイギリスのロックバンド・クイーンの「Killer Queen」です。また、キラークイーンの能力名は全て、クイーンの楽曲がモデルです。

キラークイーンの第一の爆弾は、触れた物や人を爆弾にかえるというものです。吉良吉影のタイミングで爆破できる起爆型と、爆弾に変えた者に触れると爆発する接触型がありました。

吉良吉影の第二の爆弾シアーハートアタックは、自動追尾する遠隔操作のスタンド能力です。その為、吉良吉影が側にいなくても、敵を殺す事が出来ます。シアーハートアタックは熱に反応して自動で攻撃してくる能力でした。

吉良吉影のキラークイーンの第三の爆弾は、「バイツァ・ダスト」です。バイツァ・ダストは、時間を吹き飛ばして時を戻す事が出来るという能力でした。この反則級の能力で、吉良吉影は川尻早人を爆弾に変えて、自分の正体を知った者を自動的に殺してしまいました。

ジョジョ4部の吉良吉影のかっこいい名言を紹介します。まず「わたしは…」という名言は、生まれついての殺人鬼らしいかっこいい名言となっています。吉良吉影は殺人鬼ですが、自身の平穏な生活も求めてる、少し変わった人物でした。

ジョジョ4部作中で、吉良吉影は主人公仗助や承太郎に追い詰められてしまいます。しかし、絶体絶命のピンチも、吉良吉影は切り抜けてしまうのです。そんな吉良吉影の名言が「『素顔』も…」という名言でした。

ジョジョ4部のラスボスだった吉良吉影。多くのスタンド使いの敵キャラクターは、自分の力を誇示したり、大きな野望を抱いていたりしました。しかし、4部の吉良吉影は少し変わったラスボスで、自分の平穏な生活を守りたいと考えていました。そんな吉良吉影の哲学が分る名言が「『勝ち負け』に…」という名言です。

ジョジョ4部の吉良吉影の関しての感想や評価を紹介していきます。吉良吉影はかっこいいと話題を集めたキャラクターで、ジョジョ4部に登場するキャラクターの中でも、一番好きだと言う感想が挙がっていました。

ジョジョ4部の吉良吉影に関しては、料理が上手で食べたくなると言った感想も挙がっていました。吉良吉影は平穏に暮らすために健康にも気を使っていたキャラクターです。その為、料理の腕前はかなりのものでした。

ジョジョ4部の吉良吉影に関しての感想では、声優は交代しないで欲しかったという感想も挙がっていました。しかし、アニメ版の声優を務めた森川智之の演技は高評価を獲得していたため、吉良吉影の声優は森川派と小山派に分かれていました。

ここでは、ジョジョ4部に登場する吉良吉影の魅力を紹介しています。吉良吉影の声を担当した声優やモデルとなった人物も紹介しています。是非、ジョジョ4部をチェックして、吉良吉影のカッコいい魅力に注目して見てください。