2021年02月13日公開
2021年02月14日更新
【ジョジョ】ハーヴェスト(収穫)は最強のスタンド?能力・特徴や元ネタは?
ジョジョ4部では頭に無数のトゲが生えたような髪型と、どこかほっとけない性格が特徴的な矢安宮重清こと重ちーが登場しています。重ちー自体はお世辞にも強いと言えませんが、彼が使うスタンド「ハーヴェスト(収穫)」の能力においては最強と言えるほどの強さを誇ります。それも仗助のクレイジー・ダイヤモンドと、億泰のザ・ハンドをもってしても苦戦させるほどでした。そこで当記事では、ジョジョ4部のハーヴェストの能力や特徴、元ネタを紹介していきます。
目次
ジョジョのハーヴェストを使う矢安宮重清とは?
ジョジョ4部に登場するスタンド「ハーヴェスト(収穫)」は、原作者・荒木飛呂彦が好きなスタンドとして有名です。仗助をして「ハーヴェストに勝てるやつがいるとは考えられない」と高く評価されるスタンドであり、スタンドが強すぎるという事実は作者自身も認めているようです。ここではそんなハーヴェストの強さの程度を明らかにしていく前に、ジョジョ4部の作品情報とハーヴェストを使う矢安宮重清について紹介していきます。
ジョジョ4部の作品情報
ジョジョ4部の概要
漫画家・荒木飛呂彦による作品『ダイヤモンドは砕けない』はジョジョ第4部の副題です。単行本の29~47巻にあたる漫画で、本作はジョジョ3部までとは違い、日本の杜王町の中だけでストーリーが展開されていきます。2015年10月にはテレビアニメ化が発表され、2016年4月から12月まで放送されることになりました。
ジョジョ4部のあらすじ
ジョジョ4部のテーマは「街を描く、街を創る」です。ジョジョ3部では、エジプトを舞台にストーリーが進行していきますが、本作では日本のM県S市の杜王町(もりおうちょう)の中だけでストーリーが進行していきます。
主人公はジョセフ・ジョースターの隠し子である東方仗助(ひがしかたじょうすけ)です。ある日、彼が海洋冒険家となった空条承太郎から父のことと、杜王町に邪悪なスタンド使いが存在していることを聞いたことで、物語が大きく動き出すことになりました…
矢安宮重清のプロフィール
当記事で紹介するハーヴェスト(収穫)は、ぶどうヶ丘中学校に通う中学2年生の矢安宮重清(やんぐうしげきよ)が使うスタンドです。矢安宮重清は仗助と億泰から小銭稼ぎに利用されていたキャラクターで、彼らに出会う前はハーヴァストを使って町中に落ちている小銭を集めていました。
杜王町と両親を一心に愛しているなど、仗助が言うように「どこかほっとけない」人物です。ただ、欲深く守銭奴の面があるため、仗助と億泰、矢安宮の3人で手に入れた宝くじの賞金を独占しようとするところがあります。
ジョジョのハーヴェスト(収穫)は最強のスタンド?元ネタも紹介
出典: https://ciatr.jp
ジョジョ4部では、ハーヴェスト(収穫)を遠距離から操作して敵の急所を突いたり、金目のものを収集している矢安宮重清こと重ちーの姿がありました。重ちーは好戦的な性格ではなく、スタンドのことも知らなかったため町で小銭集めをするような規模で活動しています。しかし、ハーヴェストの能力だけを見れば「最強のスタンド」として候補に挙がることが多いです。そこで、ここからはハーヴェストの元ネタに触れながら能力を紹介していきます。
ハーヴェストのスタンド能力
- 破壊力:E
- スピード:B
- 持続力:A
- 射程距離:A
- 精密動作性:E
- 成長性:C
ハーヴェストは4本の腕を持つ小さな群体型スタンドです。矢安宮曰く「500体いる」とのこと。相手の皮膚を「集める」能力を持っているため一体一体の破壊力こそないものの、500体ものスタンドが削り取ることで高い殺傷力を発揮します。
また、頸動脈などの急所をピンポイントで狙うことも高い殺傷力を持つ理由の1つです。群体の特徴を活かしてバケツリレーのように矢安宮を運ぶことができるため、矢安宮自身の素早い移動も可能。そして移動中のハーヴェストそのものが非常に小さいため、攻撃することも困難で本体へのダメージも与えづらいです。
ハーヴェストのスタンド名の元ネタ
ハーヴェスト(収穫)の名前の元ネタは、カナダの歌手ニール・ヤングのアルバム『Harvest(ハーヴェスト)』です。そして、ハーヴェストの使い手である矢安宮 重清(やんぐうしげきよ)の苗字「矢安宮」の元ネタも、ハーヴェスト同様にニール・ヤングに由来しています。
ジョジョのハーヴェストの強さやリスクを考察
ハーヴェストは4本の腕を持つ小さな群体型スタンドで、高い殺傷力や大きさによるダメージの与えづらさ、本体へのダメージが少ないなど、さまざまな能力を持っていることが分かりました。では、実際にハーヴェストが現実に実在していたとしたらどれくらいの強さを発揮するのでしょうか?ここでは、ハーヴェストを使う上でのリスクや活用・悪用方法、世界への影響などを考察していきます。
ハーヴェスト考察①リスクはある?
ハーヴェストの能力の強さを「リスク」から考察していきます。まず、ハーヴェストの能力の持続力はかなり長く、ハーヴェスト程の持続力を持ったスタンドも多くありません。作中では500体のスタンドを活かし、注射針のような器官で液体を注入する行為を町1つ離れた遠距離から操作していますが、ハーヴェストを使う上でのリスクと呼べるものは特に無いように見受けられました。
また、数の暴力で圧倒するのを得意としていますが、その分特殊能力が無いため、下手に他人を傷つけるようなこともありません。ハーヴェストは本体の意思でしっかりとコントロールすることができるため、危険な場面に陥りやすいような行為をしなければ比較的安全と言えるでしょう。
ハーヴェスト考察②悪用方法
出典: https://frequ.jp
ハーヴェストの使い手である矢安宮は、仗助と億泰が二人がかりでも奇策を使って降参させるのがやっとであり、ハーヴェスト自体も、仗助から「勝てるやつがいるとは考えられない」と高く評価されるほどの強さがあります。利便性が高いからこそ最強ともいえるハーヴェストですが、悪用方法を考えるとすれば、さまざまな悪事の使い道が思い浮かびます。
作中で矢安宮がやっていた金品集めはもちろんのこと、情報を盗むこともできます。さらに数の暴力を活かして至る所にあるボルトを外すことで破壊工作にも役立ちます。その気になれば、スタンドを町全体に行き渡らせることで大規模な工作活動や破壊行為が実行できるかもしれません。
ハーヴェスト考察③世界への影響はある?
ハーヴェストの能力が、世界に直接的な影響を及ぼすことは無いと言えるでしょう。ハーヴェストは遠距離操作型としても非常に広いのですが、それでも射程距離は1キロ四方といったところです。さらに、一体一体のスタンドエネルギーは小さく、小銭など軽いものが持てる程度の力しかありません。
確かに半自立型として一つの意思のように扱える能力は強力ですが、ハーヴェストにはそれ以外の特殊能力がないため、世界を相手に影響を及ぼすような力が無いと言えるでしょう。ただ、気軽に使っても世の中に悪影響が無いのが良い点です。
ハーヴェスト考察④活用方法
ハーヴェストが最強と言われる理由には、能力が持つ汎用性の高さが関係していました。しかし活用方法を考察するとすれば、その汎用性の高さゆえに使い道を見出すのが難しいです。
そこで、ハーヴェストの最大の特徴である「数」に焦点をあてて活用方法を考察すると、高度な判断力を必要としないルーティーン作業に向いていると言えます。そこで導き出される使い道が農場経営です。畑の田んぼの種まきや苗の植え付け、雑草取りなどの単純作業を、圧倒的な個体数を活かしておこなうことができます。収穫もある程度の個体数でやれば、大きな実を運ぶこともできるでしょう。
ハーヴェスト考察⑤ハーヴェストに勝てるスタンドはある?
最後に、ハーヴェストは最強のスタンド能力なのか?という疑問を検証していきます。まず最強の概念についてですが、最強とは、あらゆる状況下でも最も高い勝率があるということです。そのため、敵がいないほど圧倒的に強いという意味を持つ無敵とは少し違います。では、ハーヴェストに勝てるスタンドはあるのか?ということですが、ハーヴェストに勝てるスタンドについては「スター・プラチナ」と「ザ・ワールド」が挙げられます。
もちろん状況にもよりますが、ハーヴェストは戦闘前に相手から離れていた場合、ハーヴェストの方が圧倒的に有利です。しかし、戦闘前に相手との距離が近い場合は一時的に距離を取らなければならないため、時間を止めるスタンド「スター・プラチナ」や「ザ・ワールド」からは時間を止められた後に本体を狙われてしまうため、太刀打ちできません。
しかし、ハーヴェストで戦う際は射程距離が長いため、本体が戦いの場に赴く必要が無く、向かい合った戦いでも特殊能力が無ければ本体を狙うのが難しいです。ハーヴェストはさまざまな状況下においても、最も高い勝率をあげることできると考えられるため、最強のスタンドに相応しいと言えるでしょう。
ジョジョのハーヴェストを使う矢安宮重清のアニメ声優
山口勝平のプロフィール
- 本名:山口 光雄(やまぐち かつお)
- 出生地:福岡県福岡市
- 生年月日:1965年5月23日
- 職業:声優、俳優
- 所属事務所:悟空
ジョジョ4部に登場するハーヴェストの使い手・矢安宮重清を演じたアニメ声優は、芸能事務所「悟空」で声優、俳優として活動する山口勝平(やまぐちかっぺい)です。デビュー作はテレビアニメ『どんどんドメルとロン』で、現在はアニメやゲーム、吹き替え、ラジオを中心に声優活動をしています。
声優デビューを果たした後、1989年にテレビアニメ『らんま1/2』の早乙女乱馬役で初主演を務めており、それがきっかけで声優としてのキャリアを本格的に積み始めています。アニメでは活発な少年や青年役を得意としているようで、主演作では主に明るい役を演じることが多いです。2004年5月に芸能プラダクション「悟空」を設立し、2019年には第13回声優アワードにて富山敬賞を受賞するなど数々の実績を積んでいます。
山口勝平の主な出演作品
- 1989年~:らんま1/2(早乙女乱馬 役)
- 1990年~:キャッ党忍伝てやんでえ(ヤッ太郎 役)
- 1993年~:クレヨンしんちゃん(野原ひろし〈5歳時〉 役)
- 1994年~:機動武闘伝Gガンダム(サイ・サイシー 役)
- 1996年~:名探偵コナン(工藤新一、怪盗キッド / 黒羽快斗 役)
- 1998年~:ポケットモンスター(トオル 役)
- 2000年~:犬夜叉(犬夜叉 役)
- 2000年~:ONE PIECE(ウソップ 役)
- 2002年~:ガンフロンティア(トチロー 役)
- 2006年~:DEATH NOTE(L 役)
ジョジョのハーヴェストに関する感想や評価
JOJO4部のスタンド、ハーヴェストなんて最強のスタンドの一つだと思うんだ。
— 渡辺さん (@wiwawiwiwowe) April 12, 2016
使い手がしげちーだからあの程度の使われ方で済んでいるとも、しげちーじゃなかったら発現しなかったともいえるので、単純にスタンドの能力だけで比べるわけにはいかないだろうけど。
こちらではジョジョ4部に登場するスタンド「ハーヴェスト」の最強説が唱えられています。この方は「重ちーだからあの程度の使われ方で済んでいる」と言っているのですが、もし重ちーではなく知恵が働くようなキャラがハーヴェストを使っていたらどうなっていたのでしょうか?
最強のスタンドとして名前が挙がるスタンドなので、重ちーではなく他のキャラが使っていた場合はどうなるのかと言うことについも考察すると面白いかもしれません。
ジョジョの奇妙な冒険第四部より、シゲチー。
— 気まぐれ八咫烏@アルファなろう民 (@kimagureyatagar) August 18, 2018
どこにでもいそうなガキの性格ながら、ハーヴェスト最強じゃね?と思いながら読んでたw pic.twitter.com/8EadN4iWaA
こちらではジョジョ4部に登場するスタンド「ハーヴェスト」の強さと重地ーに関する感想があがっています。この方もハーヴェストが最強だと思っているようです。
投稿されている画像ではどこにでもいるような子供が笑顔で「ハーヴェストが見えるの?」と言っている姿がありますが、その周囲には大量のハーヴェストがいます。このようにハーヴェストの強さと彼の姿が、似合わないといった印象を抱いている方もいました。
@anime_jojo ハーヴェストの元ネタはニール・ヤングのアルバム「harvest」とその中に入っている曲「heart gold」
— ゾディアーク 0 (@zodiaczero1) September 1, 2016
自分の両親と杜王町の為に最期まで戦った重ちーには紛れもなく黄金の精神があった
こちらではジョジョ4部に登場するスタンド「ハーヴェスト」の元ネタに関する感想があがっています。元ネタの内容から重ちーの精神へと繋がっているようです。興味を持たれた方は、元ネタを参考にして重ちーの特徴に注目してみるのも良いでしょう。
ジョジョのハーヴェストまとめ
ジョジョ4部に登場するハーヴェスト(収穫)は最強のスタンド?ということで、能力や強さの考察、元ネタなどを紹介してきましたがいかがでしたか?
ハーヴェストの一体一体のスタンドエネルギーは小さく、人間がジョギングする程度のスピードと小銭などの軽いものを持つ程度の力しかありませんが、それが500体にも上る圧倒的な数になればかなり強力な能力になります。さらに、一体だけ倒してもダメージが分散するため、本体にも傷を与えにくいです。その結果、仗助をして「ハーヴェストに勝てるやつがいるとは考えられない」と高く評価されています。
またスタンドが強すぎるという事実は作者自身も認めているため、ハーヴェストは最強のスタンドと言っても良いでしょう。今回のまとめでは、ハーヴェストの能力や強さ以外にも元ネタや使い道についても紹介していますので、ジョジョ4部をご覧になった際は元ネタと使い道に注目してみるのも良いでしょう。