【ジョジョ】岸辺露伴のかっこいい魅力を紹介！スタンド能力や有名な名言・名シーンも

今回のまとめでは、大人気シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場するスタンド使いの岸辺露伴のかっこいい魅力やスタンド能力、「だが断る」などの名言についてまとめていきます。そのほか、スピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』についても紹介していきます。それでは、岸辺露伴についてまとめていく前に、ジョジョ4部の作品概要やあらすじについて見ていきましょう。

岸辺露伴が登場する第4部『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』は、1992年から1995年にかけて『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた荒木飛呂彦さんが描くアドベンチャーバトル漫画です。単行本は全19巻が刊行され、シリーズを通すと29巻から47巻に該当します。テレビアニメは2016年に全39話で放送され、2017年には実写映画化もされ話題を呼びました。

時は1999年、M県S市にある杜王町にジョセフ・ジョースターの隠し子、承太郎にとっては叔父にあたる東方仗助という高校生がいることが判明します。承太郎は仗助を訪ね杜王町にやってきます。ジョセフという父親の存在のことや杜王町にスタンド使いが蠢いていることを仗助伝えた後、仗助の母方の祖父がスタンド使いによって殺害されてしまう事件が起こります。これをキッカケに仗助の奇妙な日常が始まることとなりました。

それでは、ジョジョ4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する岸辺露伴について見ていきましょう。「だが断る」という名言で知られる岸辺露伴は、1979年にM県S市生まれの20歳、若くして『週刊少年ジャンプ』にて『ピンクダークの少年』という漫画を連載する人気漫画家として登場します。人気漫画家ながら、アシスタントなしで毎週描き上げるなど漫画家としての稀有な才能の持ち主です。

ギザギザした特徴的なヘアバンドがトレードマークです。かなりの負けず嫌いで変わった人間性をしている岸辺露伴は、何に対しても自分本位な性格をしています。所謂俺様気質。どんな相手に対しても、何事も本気に挑んでしまうという厄介な人物として描かれています。漫画に対しても真摯な姿勢を見せ、作品のためなら自分の事さえも顧みず、身体を酷使しながら様々な体験を追及していく好奇心旺盛な一面もあります。

それでは、岸辺露伴のかっこいい魅力について見ていきましょう。まず1つ目は、奇行が目立つ点です。岸辺露伴は、プロフィールでも紹介したように、かなり変わった性格をしている人物です。漫画愛の強い岸辺露伴は、ストーリーの序盤で広瀬康一が彼の元を訪れた際、漫画に対する愛を語っています。リアルを追い求めるという信念から、どんなことでも自分で実際に体験しなければ気が済みません。

作中では、肩の上にたまたま乗っていたクモを掴み、クモのお腹を持っていたペンで裂きだという奇異な行動を繰り広げます。また、クモどんな味なのかも確かめるため味見もしました。その一連の行為を見ていた広瀬康一はドン引いた様子を見せています。岸辺露伴がクモを裂いて味わったのは漫画でリアルな描写ができるためでした。そうして、康一はもちろん、読者からも”奇行が目立つ変人”だというイメージが定着していったのです。

続いての魅力は、自己中な性格にありました。プロフィールでも触れましたが、岸辺露伴は自己中心的で大人げない性格をしています。とてつもない負けず嫌いで、その上わがままな性格をしている彼は、天才ゆえの変わった人物として描かれています。この自己中な性格は、スピンオフ作品の『岸辺露伴は動かない』でも表れています。ですが、岸辺露伴ファンからはこの大人げない性格が溜まらないという声もあるのです。

岸辺露伴のある意味での魅力として挙げられる負けず嫌いの一面がとてもよく描かれていたのが、東方仗助と繰り広げたチンチロリン対決です。テレビアニメでは28話で描かれました。仗助は、イカサマをして負けず嫌いな岸辺露伴を負かしてしまったのです。岸辺露伴はチンチロリンに負けたこと以上に、イカサマを見抜けなかった自分が許せない様子を見せ、自ら自分の小指をペンでブッ刺すという奇行を見せました。

また、仗助たちとのチンチロリン対決と時を同じくして、裏では不幸な出来事が起こってしまっていたのです。仗助と岸辺露伴が夢中になってチンチロリン対決をしている時、杜王町勾当台2丁目にて火災が発生していました。火災現場は岸辺露伴邸、チンチロリン対決をしている隣での出来事でした。不幸中の幸いと言っていいのか、全焼は免れましたが、岸辺露伴邸は半分燃えてしまったのです。火災は虫眼鏡が原因の収れん火災でした。

岸辺露伴邸の被害額は約700万だと言われました。人気作家の岸辺露伴ですが、相当の痛手となってしまいましたが、当の本人はチンチロリン対決に夢中になっていたことから、家が半焼したことよりも仗助のイカサマを見抜けないことの方が重要な様子が描かれたことから、相当の変人であることがより一層濃くなったのでした。

自宅が半焼した後、岸辺露伴は1級建築士の乙雅三（きのとまさぞう）という人物に見積もりを依頼しました。乙雅三は見積もりをしに岸辺露伴邸に訪れましたが、この人物も変わった人で、背中を見せない動きをするのです。好奇心旺盛な岸辺露伴は、乙の背中が気になって仕方がなくなってしまいました。岸辺露伴は、壁伝いに背中を見せない乙の背中を無理やり見てしまった後、乙は背中から血を吹きだし死んでしまったのです。

実は、乙という人物はスタンド使いだったのです。彼のスタンド能力は、「チープ・トリック」という憑依型のスタンドで、スタンド使いだった乙はただの駒であり、背中にスタンドがいることすら気が付いていませんでした。乙が亡くなった後、チープ・トリックは岸辺露伴の背中に憑りついてしまったのです。ひと悶着ありましたが、最終的にはヘブンズ・ドアーによって倒すことができました。

続いてのかっこいい魅力は、キラークイーンとの戦いで描かれました。岸辺露伴は、吉良吉影のスタンド「キラークイーン」の攻撃「バイツァ・ダスト」によって作中で1度死亡してしまっています。吉良吉影の正体を追っていた岸辺露伴は、川尻早人にヘブンズ・ドアーの能力を使い、川尻浩作に化けているのが吉良吉影だという真相にたどり着いたのです。

ですが、吉良吉影の正体について情報を探る者を対象に爆殺する能力「バイツァ・ダスト」が発動し、岸辺露伴は爆破してしまいました。川尻早人に憑いていたバイツァ・ダストは、発動すると、発動対象が生きている約1時間前まで時間が戻ります。通常なら、時間が戻っても対象は死を回避することはできないのですが、川尻早人の機転によって、仗助の援助を受けることに成功し、岸辺露伴の死は回避されたのでした。

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの作者である荒木飛呂彦さんは、岸辺露伴は自分の理想の漫画化像であるということを仰っています。荒木飛呂彦さんと岸辺露伴には、原稿を描くのが速く締め切りに追われることもないという点が共通点として挙げられます。長寿シリーズの『ジョジョの奇妙な冒険』を長年描き続けている荒木飛呂彦さんのストイックな姿勢にはファンからも感嘆の声が上がっています。

とても変わった性格をしている岸辺露伴ですが、彼には親友がいます。それが、仗助の友だちでもある広瀬康一です。出会ったのは岸辺露伴邸で、康一が岸辺露伴のサインを貰いに訪ねてきたのがキッカケでした。ヘブンズ・ドアーの能力で康一のこれまでの記録や性格を知り、それを気に入った岸辺露伴は、康一の本のページを奪おうとしましたが、仗助によって阻止されました。

それ以来、康一を能力で襲うことはありませんでしたが、唯一信頼できる人間として漫画の取材に同伴させるなど、康一をひどく気に入りるようになりました。

杉本鈴美と言えば、15年前に吉良吉影に殺害されてから杜王町に長らく地縛霊として成仏できないでいたジョジョ4部のキーパーソンとして登場する少女です。岸辺露伴の記憶には残っていませんが、幼少の頃は近所付き合いがあり、「鈴美お姉ちゃん」、「露伴ちゃん」と呼び合うほどでした。実は、15年前に岸辺露伴もこの事件に巻き込まれていたのです。岸辺露伴は危ないところを杉本鈴美によって助けられ命拾いしていました。

そして、15年もの間吉良吉影を討伐してくれる人物を待ち続け地縛霊となってしまっていた杉本鈴美は、ようやく自分と対話できる人物と巡り合うことができたのです。それが岸辺露伴でした。岸辺露伴はこの時過去の出来事は覚えていませんでしたが、杉本鈴美のお墓に訪ねた際、住職から話を聞き彼女の存在を思い出します。

岸辺露伴のスタンド能力「ヘブンズ・ドアー」とは一体どのような能力なのでしょうか？ヘブンズ・ドアーは、ストーリー開始より約3ヶ月前に虹村形兆の矢に貫かれたことよって出現したスタンドで、対象の身体の一部を本に変え、これまで対象が経験してきた人生を読むことができるという能力です。ヘブンズ・ドアーは、帽子を被った少年の様な姿をしています。

相手の弱点などの情報を知ったり、本に書き込むことで相手の行動を制御したりすることができます。戦闘向きではない一方、本に書き込みをすることで支配することや記憶の改ざんなどをすることが可能なので、敵にすれば非常に厄介な能力と言えるでしょう。

そんな厄介な能力を持つヘブンズ・ドアーの名前には元ネタがあります。それは、アメリカのミュージシャンとして知られるボブ・ディランの1973年にリリースされたシングル曲「Knockin' On Heaven's Door」です。邦題は「天国への扉」です。気になった方はぜひ聴いてみてください。

続いては、岸辺露伴のかっこいい名言や名セリフについて見ていきましょう。まず1つ目の名言は、「だが断る」です。岸辺露伴と言えば「だが断る」という言葉が思いつく方も多くいらっしゃるのではないでしょうか？この「だが断る」は、噴上裕也のスタンド「ハイウェイ・スター」に追い込まれた際、仗助を罠に誘えば大目に見ると言われた時に放った言葉です。窮地の「だが断る」にはファンもビックリしたのではないでしょうか？

「だが断る」に続いて、岸辺露伴の名言を見ていきましょう。2つ目の名言は、上記のものになります。この名言は、岸辺露伴が漫画のリアリティを追及するために他人の記憶や人生を探る姿を疑問に思った広瀬康一の言葉に対する返答です。岸辺露伴は、地位や名誉の為に漫画を描いているのではなく、「漫画を読んでもらいたい」というただ純粋な気持ちからリアリティを追い求めていることが分かるシーンとなりました。

続いての岸辺露伴の名言は、ジョジョ4部本編ではなく、スピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』のエピソード5「富豪村」でのものになります。この名言は、岸辺露伴が漫画を描く前に必ず行う体操だといいます。岸辺露伴がより一層変わった人物であることが窺えるシーンであり、『岸辺露伴は動かない』で起こる奇妙な体験の導入にもなっていますので、ぜひチェックしてみてください。

続いての岸辺露伴の名言は、上記のものになります。これは、仗助との会話でのシーンに放たれた言葉であり、仗助のヘアスタイルに対して馬鹿にしたセリフです。ヘアスタイルをいじられるのが大嫌いな仗助にとってはとてつもない屈辱的な言葉を、岸辺露伴は挑発的に放ちました。この後、岸辺露伴は仗助にボコボコにされたのは言うまでもありません。

続いての岸辺露伴の名言は上記のものになります。このセリフは、リアリティを追い求めるためにクモの腹をペンで割った際、康一に言われた「残酷だ」という言葉の返答になります。漫画家として読者に面白く読んでもらうためにリアリティを追及するプロの自分に素人が口をはさむなといったニュアンスのこのセリフは、岸辺露伴のプロ意識の高さとともにプライドの高さも窺えるでしょう。

では、本まとめでも度々登場するスピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』とは一体どんな作品なのでしょうか？『岸辺露伴は動かない』は、2021年2月時点で2巻までが刊行されており、タイトルの通り岸辺露伴を主人公として短編ストーリーが展開されていく作品です。ストーリーは主に漫画のための取材で訪れた場所での不思議で奇妙な体験が描かれています。

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズを読んでいない方でも十分に楽しめるストーリーとなっています。そのほか、小説『岸辺露伴は叫ばない』や『岸辺露伴は戯れない』なども刊行されています。また、「岸辺露伴は動かない」は、配信サイトNetflixにて2月18日より全世界に同時配信されることが決まっています。予告編の動画も公開されていますので、まだ読んだことない方は、ぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか？

2020年12月28日から3夜連続で「岸辺露伴は動かない」が実写ドラマ化もされました。思わぬ実写化に読者やファンからは歓喜の声が上がりました。実写ドラマ化では、テレビアニメの脚本も担当した小林靖子さんが携わるということでファンからは大きな期待がされました。実写化されたエピソードは「富豪村」、「くしゃがら」、「D.N.A」の3つです。

「くしゃがら」は、小説『岸辺露伴は叫ばない 短編小説集』の中に収録されているエピソードになります。期待と不安がせめぎ合う中、実写ドラマが放送されると、たちまち話題となりました。ヘブンズ・ドアーも登場しますが、スタンドの説明がないのも特徴で、既存ファンはもちろん『ジョジョの奇妙な冒険』を読んだことのない方からも好評なドラマとして成功を収めました。

気になるのが、岸辺露伴を演じる俳優です。岸辺露伴を演じたのは、様々な作品に参加する人気俳優・高橋一生さんです。高橋一生さんは、高校生の頃からのジョジョファンだといい、今回大好きな岸辺露伴を演じられることを喜ぶコメントも出しています。「だが断る」という名言も作中で放っていますので、関連ニュースやインタビュー、実写ドラマ本編などもぜひチェックしてみてください。

それでは、ゲーム及びテレビアニメで岸辺露伴の声優を務めた声優について見ていきましょう。まず、ゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」、「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」にて岸辺露伴の声優を務めたのは、大人気声優の神谷浩史さんです。神谷浩史さんは、1975年1月28日生まれの茨城県出身、青二プロダクションに所属する声優、歌手、ナレーターです。

神谷浩史さんは1994年に声優デビューして以降、様々な賞を受賞する実力派として知られています。そんな神谷浩史さんのこれまでの主な出演作は、

• ハチミツとクローバー（竹本祐太）
• Fate/stay night（間桐慎二）
• 機動戦士ガンダム00（ティエリア・アーデ）

• 夏目友人帳（夏目貴志）
• Angel Beats!（音無結弦）
• デュラララ!!（折原臨也）
• 黒子のバスケ（赤司征十郎）
• 進撃の巨人（リヴァイ）などがあります。

続いて、テレビアニメジョジョ4部にて岸辺露伴の声優を務めたのは、大人気声優の櫻井孝宏さんです。櫻井孝宏さんは、1974年6月13日生まれの愛知県出身、インテンションに所属する声優、ナレーター、ラジオパーソナリティです。1996年に声優としてデビューして以降、様々な作品に参加し、「第6回声優アワード」では海外ファン賞を受賞するなど、この他にも多くの賞を受賞する実力派として知られています。

そんな櫻井孝宏さんのこれまでの主な出演作は、

• 金色のガッシュベル!!（高嶺清麿）
• 今日からマ王!（渋谷有利）
• コードギアス 反逆のルルーシュ（枢木スザク）
• D.Gray-man（神田ユウ）

• 純情ロマンチカ（高橋美咲）
• 〈物語〉シリーズ（忍野メメ）
• PSYCHO-PASS サイコパス（槙島聖護、雛河翔）
• マギ（ジャーファル）
• 食戟のソーマ（一色慧）などがあります。

続いては、岸辺露伴についての感想や評価について見ていきましょう。まず1つ目は、岸辺露伴がかっこいいという感想でした。また、名言でも紹介した「だが断る」を言いたくなるというものです。「だが断る」についての感想は他にも沢山あり、多くの読者や視聴者の方から「だが断る」というセリフが人気になっていることが窺えました。

続いての感想は、ジョジョの中で岸辺露伴が1番好きだというものでした。岸辺露伴は、ジョジョシリーズの中でも指折りの癖が強いキャラクターとして人気があります。

続いては、岸辺露伴と仗助の2人は良いコンビだというものでした。確かに、2人は犬猿の仲ですが、お互いがピンチの時は何かと助けたり助けられたりと持ちつ持たれつな関係であることが垣間見えます。

以上、「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する岸辺露伴についてのまとめでした。岸辺露伴の名セリフ「だが断る」やスタンド能力「ヘブンズ・ドアー」について見てきました。サイト内には、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズに関する他のまとめもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。