【リボーン】フランはカエルの被り物をしたヴァリアー幹部！骸との関係やヘルリングも紹介

リボーンに登場するフランは、カエルやりんごの被り物をしたヴァリアー幹部の1人です。フランはリボーンの中でも非常に人気の高いキャラであり、この記事ではそのかわいい魅力を紹介します。また、フランと六道骸やその他のキャラとの関係や、アニメで演じた声優、使用しているヘルリングやボックス、フランが再びヴァリアーに加入する可能性なども考察していきますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

フランについて触れる前に、まずは家庭教師ヒットマンREBORN!の作品情報を紹介します。リボーンは何をやってもダメな少年・沢田綱吉の前にある日殺し屋の赤ん坊が現れ、イタリアン・マフィアの後継として成長していく姿を描いています。「死ぬ気の炎」や「ボンゴレリング」「ヘルリング」「ボックス」などのバトル要素が特徴的で、アニメ化や舞台化などもされている人気作品です。それではまず、リボーンの概要を紹介します。

『家庭教師ヒットマンREBORN!』は2004年から2012年まで週刊少年ジャンプで連載された、天野明先生による漫画作品です。連載当初はギャグ漫画としての要素が強く、連載が進むにつれてシリアスなバトル漫画へと変遷していきました。リボーンは累計発行部数が3000万部を越る人気作品で、2006年から2010年にかけてARTLAND制作でテレビアニメ化もされています。

気が弱く何をやってもダメな日本の中学生・沢田綱吉（ツナ）のまえにある日、殺し屋を自称する赤ん坊リボーンが現れたことから物語は始まります。ツナは自分がイタリアンマフィア・ボンゴレファミリーの次期後継者に選ばれた事を知り、嫌々ながらリボーンに師事して教育されることとなります。後継者となったツナはボスになんてなりたくないと思いつつも、ボンゴレファミリーを取り囲むトラブルに巻き込まれていきます。

リボーンに登場するフランのプロフィールを紹介ます。フランが初めて登場するのはリボーン未来編です。ランボの10年バズーカの誤射によって消えたリボーンを追い、ツナ達は10年後の未来へと飛びます。その未来でボンゴレファミリーの暗殺部隊・ヴァリアーの幹部として登場したのがフランでした。ミルフィオーネファミリーによる襲撃の際にヴァリアーの前任術師・マーモンが亡くなり、その後継としてフランが幹部となったのでした。

フランの幻術の実力は師匠である六道骸も認めるほどで、マフィア界の掟の番人である復讐者（ヴィンディチェ）の目すらも欺くことができ、これは世界に3人といないと言われます。未来編におけるフランの身長は174cm、体重は60kg、属性は霧です。現在の時間軸ではフランスにいる祖母の家に預けられており、フランス出身なのではないかと考えられています。

フランは自分のことを「ミー」と呼び、緊張感のない無気力な喋り方をするのが特徴的です。基本的には敬語で喋りますが、内容はかなりの毒舌です。またヴァリアーのキャラクターは、キリスト教における七つの大罪の元となった「八つの枢要罪」をモチーフに作られていますが、フランはその中の「虚飾」を担当していると考えられています。

リボーンに登場するフランの簡単なプロフィールを紹介したところで、次にその魅力を紹介します。フランはジャンプで開催されたリボーンの公式人気投票・好きなキャラ部門にて第5回で11位、第6回で9位、第7回で4位に入賞しています。フランは登場時期が遅いキャラにも関わらず、高い人気を誇っていることがわかります。

ここではその理由であるフランのかわいい魅力を4つ紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。フランの所持するヘルリングやボックス兵器についても紹介しますので、リボーンのヘルリングやボックス兵器が好きな方もご覧ください。

リボーンに登場するフランのかわいい魅力の一つ目を紹介します。未来編でフランが登場した時に読者に衝撃を与えたのが、フランの被っているカエルの帽子です。この帽子がカエルの形をしているのには理由があり、それはヴァリアーの前任術師であるマーモンに関係します。マーモンの頭にはいつもペットの蛙のファンタズマが乗っていました。ベルフェゴールはそれを模してこの帽子を作り、後任であるフランに強制的に被らせました。

このように、未来編におけるフランはヴァリアーに加入したことによってこの帽子を被らされていました。しかし未来編終了後、現在の時間軸における子供のフランもりんごの帽子を被っていることが判明します。無理矢理被らされて嫌がっていたカエルの帽子ですが、ベルフェゴールに会っていない現在でもりんごの帽子を被っているということは、帽子自体はそこまで嫌ではないのではないかと考えられます。

その上、現在のフランが被っているりんごの帽子は、実物ではなく幻術を使って作り出したものでした。フランはカエルが嫌だったのであって自分の好みであるりんごの帽子ならば気に入っていると考えられます。カエルにせよりんごにせよ、頭を覆う丸っこいシルエットであることは変わりなく、りんごの帽子の下のフランの髪型はどうなっているかということは分からずじまいでした。

リボーンに登場するフランのかわいい魅力の二つ目を紹介します。フランはりんごの帽子を被ったりと可愛らしい容姿の持ち主ですが、喋る内容は非常に毒舌で、上司に対しても容赦することは全くありません。未来編でのカエルの帽子を被ったフランはヴァリアーの錚々たるメンバーに対して毒舌を奮っていましたが、りんごの帽子を被った子供のフランの毒舌はさらにその鋭さを増しています。

白蘭の企みを打ち砕いたあと現在に戻ってきたツナは、自分と未来で関わった人が未来の記憶を受け取っていることに気がつきます。フランもその1人でしたが、りんごの帽子を被った現在のフランを迎えに行くと「チーズの角に頭をぶつけて」記憶が無くなっていました。フランは未来編での恩師である六道骸に対して「パイナップルの精」と呼ぶなど、未来編で関わりのあった大人達に対してズバズバと歯に衣着せぬ物言いをします。

未来編では復讐者すらも欺く術師であったフランを取り合っていた六道骸とヴァリアーでしたが、記憶を失ってさらにおバカっぷりに拍車が掛かったフランを目の当たりにして、今度は押し付け合いが始まります。結局りんごの帽子を被ったフランが自分で黒曜についていくことを選びますが、フランの扱いにはほとほと大人も困らせられる様子が伝わってくる一場面でした。

リボーンに登場するフランのかわいい魅力の三つ目を紹介します。未来編におけるフランは、「セイ・セイ・セーイのヘルリング」と呼ばれる霧属性最高ランクのヘルリングを所持していました。ヘルリングは六種類しかなく、呪いのリングと呼ばれます。ヘルリングはそれぞれに違う呪いが宿っており、使用者はヘルリングと契約することによって莫大な力を引き出すことができます。

ヘルリングを使用する際、契約者はその代償にヘルリングに自分の精神を食わせなけらばならず、そのせいで別人のように性格が変貌してしまう者もいます。フランのヘルリングは666の文字が刻まれ、666回の不幸の後にそれを凌駕する幸運がもたらされるというものでした。ヘルリングはフランのように、不運を気にしない人が所持することが多いと言われています。

また、未来編でのフランはボックスを持っているようでしたが、それは一度も開かれることなく終わりました。ボックスとはリングを使用して死ぬ気の炎を注入すると開けることのできる兵器で、中には戦いを有利にするものが入っています。大空の炎の持ち主を例外に、死ぬ気の炎とリング、ボックスの属性が一致していなければ開けることはできません。

フランはボックスを持っている素振りを見せていましたが、フランが言うにはボックスを開くには両手を上げる動作を含む決めポーズが必要で、しかしカエルの被り物が邪魔でボックスを開けないそうです。ただフランはメインのボックスを開くことはありませんでしたが、白蘭との戦いにおいてベルフェゴールの人形が出てくるびっくり箱のようなサブのボックスを使用しています。ボックスを最後まで見せなかった意図は謎のままでした。

リボーンに登場するフランのかわいい魅力の四つ目を紹介します。2010年8月18日に発売されたアニメリボーンのキャラクターソングアルバム『家庭教師ヒットマンREBORN!　キャラクターアルバム SONG "BLUE" 〜rivale〜』にフランのキャラソンが収録されています。このアルバムにはリボーンに登場するライバルキャラクターたちを演じた声優が歌うキャラソンが収録されています。

フランのキャラソンの曲名は『Special illusion』で、爽やかなメロディーに乗せてフランらしい殺伐とした世界観の歌詞を声優の國立幸さんが歌っています。内容は未来編におけるフランのヴァリアーでの日常を歌ったもので、「単純な先輩」や「銀のナイフ」など、ヴァリアーの仲間との楽しかったと思われる日々が伺えます。

リボーンに登場するフランの魅力を紹介したところで、次にフランと骸やその他のキャラクターとの関係を紹介します。現在では手のつけられない困った子供のフランですが、りんごの帽子を被っていない未来編においてはヴァリアーの仲間や師とフランらしい関係を築いていました。それでは、未来編やドラマCDにおけるフランと他のキャラクター達の関係を紹介します。

まず最初に紹介するのは、フランとベルフェゴールの関係です。ベルフェゴールはボンゴレファミリーの暗殺部隊・ヴァリアーの幹部の1人で、未来編においてはフランの先輩に当たります。フランとベルフェゴールはお互いに突っかかったり煽ったりナイフで刺したりするような犬猿の関係です。フランはヴェルフェゴールのことを「ベルセンパイ」「堕天使」などと呼んでいます。

2人の出会いは未来編においてベルフェゴールとスクアーロが、フランをヴァリアーにスカウトに来たことに端を発します。フランが言うにはベルフェゴールが得意のナイフを投げまくり、縄で捕縛されて拉致されるようにヴァリアーに連れて行かれたそうです。その辺りからフランはベルフェゴールに殺意を覚えていたと言います。また、上でも紹介したようにカエルの帽子をフランに被せたのはベルフェゴールでした。

フランはよくベルフェゴールにナイフで刺され、ベルフェゴールのことを「いつか殺す」とたびたび宣言していますが、本当に仲が悪いかと言えばそうでもないとも考えられます。2人は仲が悪いかと思いきやよく一緒に戯れていたりします。また、六弔花との戦いではベルフェゴールの鮮やかな戦いを見てその実力を認めたり、窮地を助けたりする描写があります。

次に紹介するのは、フランと六道骸の関係です。六道骸は復讐者の監獄から脱獄した8人の凶悪犯からなる「黒曜」のリーダーで、右目に六道輪廻の能力を宿した幻術使いです。未来編においてフランは六道骸に師事しており、「師匠」と呼んでいました。フランは師である六道骸を復讐者の監獄から幻術を使って救出しています。不敵な存在である六道骸ですがフランは気にすることなく「パイナッポー頭」などと呼んで怒られています。

最後に紹介するのはフランと沢田綱吉の関係です。沢田綱吉はリボーンの主人公でありボンゴレファミリーの10代目候補です。リボーンの原作においてはフランと沢田綱吉の間に接触はほとんどありませんでしたが、ドラマCD「そしていつもの日常へ…」にて話をする姿が描かれています。フランはツナのことを弄りやすいようで、六道骸が就活中だと偽ったり、雲雀恭弥のことを「スズメさん」などと呼んで慌てさせ遊んでいます。

未来編ではヴァリアーの一員であったフランですが、白蘭の企みが打ち砕かれたことによりその未来は無くなりました。未来の記憶を失ったフランは黒曜に入ることを選びましたが、フランが再びヴァリアーに入る可能性はあるのかどうか気になる方も多いようです。そこで、フランが再びヴァリアーに入る可能性はあるのかどうか、三つの観点から考察していきます。

まず、未来編でフランがヴァリアーに入隊した理由で現在でも加入することはあり得るのかという観点から考察していきます。フランが未来でヴァリアーに入った理由は、術師のマーモンが白蘭との戦いで亡くなり後任が必要となったためにベルフェゴールとスクアーロが拉致したからでした。このように、フランがヴァリアーに入隊したのは自分の希望ではなかったため、現在で入隊するということは考えにくいのではないかと推測されます。

ただ、現在でも無理矢理拉致されれば再びヴァリアーの一員になることはあり得ます。未来編で拉致されたフランがヴァリアーを抜けなかったのはボスのザンザスの強さに関心を持ったからでした。つまり、現在でもフランを無理矢理ヴァリアーに加入させようと思った場合はザンザスのカリスマをしっかりと認識してもらうことが必要になってくると推測されます。

次に、ヴァリアーはフランを欲しがるのかどうかという観点から考察していきます。上でも紹介したように、未来編でフランがヴァリアーに拉致された理由は、術師の席が空いてしまったからでした。前任術師のマーモンは、白蘭率いるミルフィオーレファミリーが紫のおしゃぶりを狙って襲撃してきたことで死亡しています。しかし未来編において沢田綱吉が白蘭を倒し、マーモンが亡くなる未来は消えました。

これによってヴァリアーはマーモンを失うことなく、術師を急遽補う必要がなくなりました。そのため、白蘭を倒した現在でヴァリアーがフランを拉致しにくることはなく、フランがヴァリアーに加入する可能性は低いのではないかと考えられます。

最後に、現在でフランを獲得した六道骸がヴァリアーに譲ることはあり得るのかという観点から考察していきます。六道骸は過去の出来事からマフィアに深い恨みを抱いており、マフィアを壊滅させようとしています。そのためには強い味方は多いに越したことはなく、フランは未来編で復讐者の目さえ欺くことができたほど優秀な術師で、六道骸の野望のためには必要な人材です。

現在のフランに会いに行って記憶を失っていると判明した時、六道骸はヴァリアーとフランの押し付け合いをしましたが、もう要らないと言っているわけではなく「おバカ」が治ってから引き取ると言っています。それはフランが黒曜の重要な戦力であるうえ当然のことと考えられます。

また、もしヴァリアーが成長したフランを拉致しようとしたとしても、未来編では六道骸は復讐者の監獄に閉じ込められていてそれを阻止できませんでしたが、復讐者から自由になった現在では助けることができます。よって、現在で六道骸がフランをヴァリアーに渡す可能性は低いと推測されます。それでは次に、アニメリボーンでフランを演じた声優を紹介します。

アニメリボーンでフランを演じた声優を紹介します。アニメリボーンでフランを演じたのは、声優、女優の國立幸（こくりゅうさち）さんです。それではまず、声優の國立幸さんのプロフィールから紹介します。アニメリボーンで不遜なフランを演じ切った声優の國立幸さんが気になる方は、國立幸さんの声優としての主な出演作も紹介していますのでぜひチェックしてみてください。

声優の國立幸さんのプロフィールを紹介します。声優の國立幸さんは1984年に生まれました。元々は女優活動をしており、ドラマ「オレンジデイズ」や「バツ彼」などに出演しています。2016年に舞台俳優の塩崎こうせいさんと結婚しています。声優の國立幸さんの演じたキャラクターではテレビアニメ「おそ松さん」のチビ太役や「モブサイコ100」の鈴木将役などが有名です。次に、声優の國立幸さんの主な出演作品を紹介します。

• テレビアニメ「銀牙伝説WEED」ウィード役
• テレビアニメ「クロスファイト ビーダマン」白銀スバル役
• テレビアニメ「戦国乙女〜桃色パラドックス〜」武田シンゲン役
• テレビアニメ「遊☆戯☆王ZEXAL」トロン役
• テレビアニメ「ガンダムビルドファイターズ」アリーア・フォン・レイジ・アスナ役
• テレビアニメ「おそ松さん」チビ太役
• テレビアニメ「七つの大罪」アーサー・ペンドラゴン役
• テレビアニメ「カミワザ・ワンダ」神谷ユート役
• テレビアニメ「バジリスク 〜桜花忍法帖〜」甲賀八郎（幼少期）
• テレビアニメ「モブサイコ100」鈴木将役

声優の國立幸さんが歌うフランのキャラクターソングを聴いて、フランらしさを感じているツイートです。声優の國立幸さんが演じるフランは間延びした口調ながらもズバズバと先輩に対して物申すので、それが可愛いという感想が多く見られました。フランとヴァリアーの先輩たちとの喧嘩が面白いと感じた方が多いようです。

未来での記憶を失ってしまったりんごの帽子を被るフランを前にして、六道骸とヴァリアーはフランの押し付け合いをはじめました。子供の時のフランは未来の時に比べて輪をかけて「おバカ」になっており、毒舌も鋭さを増し、手に負えないと感じた空でした。しかしこのツイートのように、フランを押し付け合う様子が面白かったという感想が多く見られました。

現在の子供のフランに会いに行った六道骸とヴァリアーは、記憶を失っているとも知らず声をかけますが、不審者扱いされてしまいます。怒ったベルフェゴールがフランに向かってナイフを投げると、それはフランの被るりんごの帽子をすり抜けていきます。フランはりんごの帽子を幻術で作り出していたのでした。幼いのに幻術が使えるフランがどのように生きてきたのかに思いを馳せるツイートです。

フランのボックスがどんなものだったのかはリボーンの原作内で明かされることはありませんでしたが、ボックスの正体が分からないままでいてほしいという感想のツイートです。フランのボックスの正体が気になる方は多いようですが、ボックスが分からないからこそミステリアスなフランらしいという感想もありました。

リボーンに登場するフランについて、その可愛い魅力や使用するヘルリング、ボックス兵器、アニメでフランを担当した声優などについて紹介しました。未来編ではヴァリアーの一員だったフランでしたが、現在ではりんごの帽子を被る子供であり、最終的に黒曜に入ることを決めました。フランの活躍が気になる方はぜひリボーンのコミックスやアニメを見てみてはいかがでしょうか？