【ジョジョ】1部の名言・名セリフまとめ！ジョナサンやディオの名シーンを厳選紹介

「ジョジョの奇妙な冒険」の第1部・ファントムブラッドは、主人公・ジョナサンとディオの抗争を主軸に、一世紀以上にわたるジョースター一族・ディオの数奇な友情の始まりを描いたホラーサスペンスです。以下では、ジョジョシリーズの原点となったジョジョ1部ことファントムブラッドから、心に響く名言集や名セリフ・名シーンをランキング形式で紹介します。

ジョジョ1部は、荒木飛呂彦先生の大ヒットシリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」の第1部ファントムブラッドにあたり、シリーズの主軸であるジョースター一族・ディオの因縁のはじまりが描かれました。物語は、1880年のイギリスを舞台とし、名門貴族の子弟・ジョナサン・ジョースターと、宿敵ディオ・ブランドーの抗争と、その結末を描いたホラー・サスペンスです。

ジョナサンとディオの宿命の戦いは、2人の死後も彼の子孫や手下へと受け継がれ、1部ファントムブラッドから始まった数奇な運命は、6部ストーンオーシャンの主人公・空条徐倫と、ディオの意思を受け継ぐプッチ神父の戦いを持って終結を迎えました。また、パラレルワールドに突入した7部スティール・ボール・ランでは、1部と名前が似たキャラが登場するも、両者は別人と説明されています。

父親の死をきっかけに、名門貴族に引き取られたディオ・ブランドーは、ジョースター家を乗っ取るべく、跡取り息子・ジョナサンを陥れようと暗躍します。そして、数年後、ジョースター卿の毒殺未遂の露見をきっかけに、ディオは石仮面を使用して邪悪な吸血鬼に変貌します。ジョナサンは、大切なものを守るために、ディオと戦うことを決意し、波紋の戦士として戦いに身を投じていきます。

イギリスを舞台に、日本人ではない少年を主人公に迎えたジョジョ1部は、連載当時のジャンプ作品では見られない挑戦的な作風が注目され、独創的な世界観がホラー好きを中心に人気を集めました。以下では、ジョジョ1部の名言集や名シーン・名セリフランキングTOP20～11を紹介します。

ランキング20位は、ジョジョの奇妙な冒険シリーズの始まりである、フレデリック・ラングブリッジの「不滅の詩」です。この名言は、ジョジョのセリフではありませんが、ジョジョの物語はこの一節から全てが始まったと言っても過言ではありません。また、詩に登場する対照的な2人の囚人は、ジョナサン・ディオに例えられ、2人の数奇な運命を表現しているでしょう。

人間の生命を湯水のように吸い取るディオの姿は、ツェペリも怒りを覚えずにはいられませんでした。しかし、吸血鬼は、人間を食糧とすることで生きながらえることができ、ディオのセリフからは、吸血鬼と人間の価値観の違いを指摘しているでしょう。人間がパンを食べることは、吸血鬼が人間から生命を吸収することとも捉えられます。

水中での戦いに挑むジョナサンでしたが、波紋を練るための空気が足りず、水上にも上がれない状況に苦戦を強いられます。そんな中、ジョナサンは、亡き父・ジョースター卿から教わったある言葉を思い出します。押して駄目なら引いてみるように、逆の発想がジョナサンの窮地を脱するきっかけとなりました。

石仮面の力で人間をもしのぐ強大な力を手に入れたディオは、自分とジョナサンと人間と猿に例え、どんなに努力しても、ジョナサンがディオに追いつくことは出来ないと見下します。しかし、ディオとの死闘や波紋の習得を受けて成長したジョナサンは、自らの経験を糧にディオに立ち向かいます。強い信念が人をどこまでも成長させる、日常生活でも使いたい名言集の1つです。

ランキング16位は、少年時代のディオの取り巻き達の名言です。ジョナサンに決定的な打撃を与えるべく、ディオはエリナとキスをします。動揺するエリナをよそに、取り巻きたちは、ディオの大胆な行動を称賛します。しかし、その後のエリナの反撃は、ディオは勿論、取り巻きたちも予想外の展開となり、動揺を隠せずにいました。

ランキング15位は、荒れくれ者だったスピードワゴンを改心させたジョナサンの正義の名言です。父親やジョースター家を守るためなら、指を失うことも恐れない、ジョナサンの決意や闘争心を感じさせます。自分のためではなく、大切な人を守るために戦う姿勢は、スピードワゴンに大きな影響を与え、英国紳士らしい誇りも感じられるでしょう。

ジョースター卿毒殺が判明したディオは、自分の悪事を懺悔し許しを請う姿勢を見せるも、数多くの悪人を相手にしてきたスピードワゴンの目はごまかせませんでした。汚物以下の悪との評価や、特徴的なセリフ回し・ジョジョ節は、ディオがこれまでに登場した悪役キャラとはけた違いであることを強調しています。また、モノを蹴り飛ばすスピードワゴンの行動からも、ディオに対する嫌悪が見られるでしょう。

いじめっ子から助け出したエリナに対して、ジョナサンが放った名言です。相手が強くて負けることが分かっていても、果敢に立ち向かう姿は、エリナの心を突き動かしました。また、この場面は、後に妻となるエリナとの運命的な出会いとも言え、ジョースター一族を語るうえで欠かせない名シーンの1つです。

ランキング12位は、ディオによって蘇った伝説の騎士・ブラフォードの最期の名言です。生前は、メアリー・スチュアートに仕える騎士でしたが、現世での恨みをディオに利用され、邪悪な黒騎士として蘇ります。しかし、ジョナサンとの決闘や波紋を受けたことで人間の心を取り戻し、自らの剣と「LUCK」と「PLUCK」をジョナサンに捧げ昇天しました。ブラフォードの粋なサプライズとなった名シーンです。

エリナとのキスでジョナサンに大打撃を与えようと目論むも、結果は、ジョナサンの怒りを増幅させる結果となってしまいました。これまでやられぱなっしだったことに加え、女の子を泣かせた卑劣な振舞いに対する怒りを糧に、ジョナサンはありったけの力をふるってディオを殴りつけます。予想外の展開にディオも思わず弱音を吐いた、ジョナサンの強さが垣間見える名言集です。

ジョジョと言えば、主人公サイドだけでなく、敵キャラやモブキャラにも魅力的な要素が盛り込まれ、多くの名言・名シーンが誕生しました。以下では、ジョジョ1部の名言集や名シーン・名セリフランキングTOP10～4を紹介します。

ランキング11位は、人間の感情を取り戻して昇天する黒騎士・ブラフォードの名言です。慈愛に満ちた心優しき女王の死が、ブラフォードの心に邪悪さを生み出すきっかけとなり、ディオの手下として蘇りました。しかし、ジョナサンとの戦いを通じて邪悪な心を昇華させ、穏やかな最期を迎えました。人間とは何かを考えらさせられる名セリフでしょう。

ジョナサンを精神的に追い込むことを目論むディオは、彼の愛犬・ダニーに目をつけます。興味本位から近づいてきたダニーを蹴り飛ばすディオの行動に、ジョナサンも思わず怒りを顕わにした名言です。強烈なインパクトと同時に、急に田舎めいたジョナサンのセリフは、後に誤植と判明し、最新版では「何をするんだァ」に修正されています。

ディオとエリナのキスシーンで描かれた「ズキュウウウウン」は、ジョジョの代名詞とも言える擬音で、2人の衝撃をより強調させたジョジョ1部の名シーンです。ジョナサンに決定的なダメージを与えるべく、帰宅途中のエリナを襲い、無理やりキスをします。ショックのあまりその場に崩れるエリナをよそに、ディオは得意満面の笑みをみせ、取り巻きたちもディオをもてはやします。

しかし、エリナは泥水で唇をすすぐことで、ディオへの拒絶を示します。自分の唇は、泥水以下と見なされたことに、ディオは我を忘れてエリナに手を出してしまうも、すぐさま正気に戻り、女の子を殴ってしまったことを後悔します。エリナの拒絶の意思は、ディオが唯一手に入れることが出来なかったエリナの心や、女性の芯の強さを表現したジョジョの名シーンです。

ジョースター家の乗っ取りを知られ、窮地に追いやられたと思われた矢先、ディオは、石仮面とナイフで邪悪な吸血鬼へと変貌を遂げます。石仮面に秘められた能力は、少年時代にその片鱗が見られ、後に、大学で考古学を専攻するジョナサンの研究により、その正体が明らかにされつつありました。しかし、ジョナサンの研究結果が、思わぬ事態を招くことは、ディオ以外に予測できたものはいないでしょう。

ジョースター家での大惨事後、ジョナサンが運びこまれた病院を訪ねたスピードワゴンは、治療にあたるエリナから面会拒否を言い渡されます。始めこそ冷たい女と評していたスピードワゴンでしたが、手を傷だらけにしながらジョナサンの治療にあたるエリナの様子を目撃し、後に2人が知り合いであったことと、数年ぶりの再会となったことを受け、クールに去っていきました。

2人の再会は、単なる偶然だったのか、それともスピードワゴンのいうように、運命によって決められていたのでしょう。また、「運命」はジョジョの奇妙な冒険のテーマの1つであり、スピードワゴンの名言集からは、人との出会いや運命を考えさせられるでしょう。

ランキング5位は、ジョジョを語るうえで欠かせない、「人間賛歌」とは何かを説くウィル・A・ツェペリの名言です。敵ゾンビとの戦いにて、人間にはあって、人間以外にはないものは何かを説き、ジョナサンに戦いの思考を教えました。また、「人間賛歌」は、ジョジョ全体のテーマとして掲げられ、幅広い世代に愛されるジョジョ作品に欠かせない要素でしょう。

ディオとの戦いを制したジョナサンは、想い人・エリナ・ペンドルトンとの結婚を果たし、新婚旅行へ旅立っていきます。しかし、この船旅は、その後一世紀以上にわたるジョースター一族・ディオの宿命の戦いの序章に過ぎませんでした。ジョナサン夫妻が乗り込む船には、ディオの首を納めた棺が運びこまれ、ある出来事をきっかけに、ディオは蘇ります。

異変を察したジョナサンは、ディオとの戦いに身を投じるも、致命傷を負ってしまいます。そして、エリナに母親を失った赤ん坊との救出を促し、自らはディオと共に船の上で果てることを覚悟します。ランキング4位の名言は、ディオとの奇妙な友情や、自身の数奇な運命を物語ったジョナサンの名セリフで、ディオを抱えながら息を引き取り、爆発と共に散った最期は、涙無しでは見れない名シーンです。

一方、エリナは、ディオのシェルター付き棺桶に避難したことで爆発を免れ、後にリサリサと呼ばれる女の赤ちゃんと共に、カナリア諸島沖で救助されたことが語られました。同時に、エリナは、ジョナサンとの子供を宿しており、ジョナサンの誇り高き精神や、ディオとの宿命の戦いが受け継がれていきました。

ジョジョ1部と言えば、ジョナサン・ディオであり、彼らが生み出した名言や名シーンは、ジョジョを語るうえで欠かすことが出来ません。以下では、ジョジョ1部・ファントムブラッドの名言集や名シーン・名セリフランキングTOP3を紹介します。

ディオによって屍生人として蘇ったブラフォード・カルタスは、イギリスで語り継がれる伝説の騎士2人で、スコットランド女王に並みならぬ忠誠を誓っていました。しかし、エリザベス女王の策に嵌り、女王は処刑され、2人の騎士も現世に恨みを抱いたまま命を絶たれました。ディオの名言からは、復讐鬼と化した黒騎士の強さや、彼らを蘇らせたディオの自信が垣間見える名言集でしょう。

最後の一行があまりにも有名なランキング2位の名言は、大切な人を守るために、ディオとの戦いに踏み切ったジョナサン・ジョースターの覚悟の名言です。ディオが来てから理不尽な目に合うことが多かったジョナサンでしたが、彼の目的を知らないことは、何とか良好な関係を築こうと努力していました。しかし、全てを知ったジョナサンの心には、ディオに対する憎悪しかなく、紳士としてあるまじき宣戦布告をします。

そして、ジョースター家での抗争を皮切りに、ジョナサンとディオの戦いは大西洋にまで及ぶも、2人の対決は、ジョナサンの死を持って一度終わりを迎えます。しかし、ジョナサンが放ったディオへの宣戦布告が、子孫の代まで及ぶ壮大な戦いになるとは、誰も知る者はいませんでした。

ジョジョ1部の名言集・名セリフ・名シーンランキング第1位は、波紋疾走（オーバードライブ）を繰り出す直前に放たれたジョナサンの決め台詞です。太陽光と同じ波動を繰り出せる波紋は、ディオなどの吸血鬼に有効な攻撃手段です。ジョナサンの名セリフからは、波紋のエネルギーの強さを感じさせます。

ジャンプの黄金期と呼ばれた1987年に連載が開始されたジョジョ1部は、当時としては珍しい異国を舞台にした作品で、ホラーサスペンスの不気味な世界観が、読者の興味を惹きつけました。以下では、ジョジョ1部・ファントムブラッドの見どころを紹介します。

ジョジョと言えば、音楽をイメージした擬音表現が欠かせず、ディオ・エリナのキスシーンでの「ズキュウウウウン」は、その衝撃の大きさがより伝わりやすいでしょう。また、ジョジョの擬音表現には、リズム感があることも特徴で、まるでアニメを観ているような躍動感ある作画は、他の漫画作品では真似できないでしょう。

ジョジョ＝スタンドのイメージが強いでしょうが、筋金入りのファンの中には、ジョジョ＝波紋シリーズという方も大勢います。そして、ジョジョの原点となった1部で生み出された名セリフや名シーンは、後の漫画家にも影響を与え、掲載誌であるジャンプ作品を中心に、ジョジョをオマージュしたシーンを見ることができます。

ジョジョ1部と言えば、現代作品ではあまり見られない独特の作風が、ジョジョの不気味な世界観を引き立て、漫画好きの間でも、好みが分れやすい作品と言われています。しかし、ジョジョの単行本は、ホラーサスペンス要素だけでなく、緊迫した状況から一息つける余白スペースも用意されており、ラフなイラストがかっこいいと密かな人気を集めています。

少年漫画にて、主人公の死で迎えるラストはあまり見られない展開であり、ジョジョ1部の主人公・ジョナサン・ジョースターの死は、その壮絶すぎる最期から、多くの読者に衝撃を与えました。しかし、主人公の死は単なる終わりではなく、エリナのお腹に宿った子供の存在から、新たなジョジョの誕生を期待させる感動のラストとも言えるでしょう。

そして、エリナによって救助された女の赤ん坊は、後に、ジョナサン・エリナ夫妻の息子と結婚し、ジョセフ・ジョースターの母親となったことが2部で明らかにされます。ジョナサンの血統は、6部ストーンオーシャンの空条徐倫まで受け継がれましたが、まさか6代後の子孫の代まで続くディオとの因縁や、ディオの息子の存在までは、1部ラスト時点では、誰も想像できなかったでしょう。

ジョジョと言えばスタンドシリーズが人気ですが、ファンの中には波紋シリーズを推すファンもおり、ジョジョシリーズの原点である1部やジョナサンの人気は、衰えを知りません。以下では、ジョジョ1部に関する感想や評価を紹介します。

ジョジョ1部の主人公ジョナサン・ジョースターは、他の歴代主人公を抑えて不動の人気を誇っています。そして、2020年4月4日には、ジョナサン誕生日を祝福するメッセージが多く投稿され、ジョジョファンのジョナサンへの思い入れを感じさせます。2021年2月現在は、ジョジョ8部が連載中ですが、ジョナサン人気は衰えを知りません。

名言集で紹介したように、ジョジョ1部では、心に響く名言や名シーンが数多く生み出され、後にジョジョ節と呼ばれる独特のセリフ回しも、ジョジョシリーズの人気に拍車をかけました。ジョジョの名言は、主人公サイドはもちろん、敵キャラサイドからも生み出され、それぞれが己の信念を持って立ち向かう姿や、深い意味が込められた名セリフは、幅広い世代に支持されています。

ジョジョシリーズを語るうえで欠かせないスピードワゴンは、ジョナサンの友人で、彼の死後もエリナやその子孫を支え続けた偉大な人物です。2部では、アメリカの石油王になったことが語られ、その出世ぶりに誰もが驚かずにはいられないでしょう。また、3部以降はスピードワゴン財団として、ジョースター一族のサポートを担っており、ジョナサン・スピードワゴンの出会いは運命だったと言えるでしょう。

ジョジョシリーズのテーマ「人間賛歌」は、ジョジョ1部の波紋使い・ツェペリの名言で見られ、人間の持つ勇気のすばらしさを説いた人物です。作中では、衝撃的な最期を迎えたツェペリでしたが、彼が遺した名言集は、ジョナサン達はもちろん、多くの読者に影響を与えました。普段は、ひょうきんであるものの、いざという時には力を発揮する頼もしいキャラクターです。

ジョジョ1部・ファントムブラッドの名言集や名シーン・名セリフをランキング形式で紹介しました。2021年2月までにシリーズ8作品が発表されているジョジョシリーズですが、ファンの中には、ジョジョと言えば波紋シリーズという方もいます。ジョジョの原点となった第1部や初代主人公・ジョナサン・ジョースターを推すなど、根強い人気を誇っています。