【耳をすませば】バロンの目は宝石?石の名前は?恋人ルイーゼと雫の関係も考察

ジブリ映画『耳をすませば』に登場する猫の人形"バロン"。今回はそんなバロンの目に使われている素材の宝石や恋人の猫の人形について、また耳をすませばの主人公・月島雫との関係などもご紹介していきます。彼の目に使われている素材『緑柱石』からとれる宝石の名前や、緑柱石の原石はどんな特性があるのかなどをこちらの記事で深掘りしているので、気になった人はぜひチェックしてみてください!

【耳をすませば】バロンの目は宝石?石の名前は?恋人ルイーゼと雫の関係も考察のイメージ

目次

  1. 耳をすませばのバロンとは?
  2. 耳をすませばのバロンの目は宝石?石の名前は?
  3. 耳をすませばのバロンの恋人ルイーゼと雫との関係
  4. 耳をすませばのバロンの声優
  5. 耳をすませばのバロンの目の宝石に関する感想や評価
  6. 耳をすませばのバロンの目の宝石まとめ

耳をすませばのバロンとは?

世界でも人気を集めているスタジオジブリの映画作品。その中の1作『耳をすませば』に登場する猫の人形がバロンです。バロンは耳をすませばの主人公である雫が猫を追いかけて入り込んだアンティークショップ『地球屋』に飾ってある人形。バロンを見た雫は彼をとても気に入り、「不思議ね。あなたのことずっと前から知っていたような気がするの」と口にします。

そしてその後、本が好きな雫は自ら小説を執筆しますが、その中に地球屋で出会った人形・バロンを登場させるのでした。そんな耳をすませばの重要キャラクターであるバロンには様々な設定がつけられており、目に埋められている宝石の種類や、本当の名前、恋人までも明らかにされています。こちらの記事ではそんなバロンの目の宝石『緑柱石』やその他の設定についてもご紹介していきます。

耳をすませばの作品情報

耳をすませばの概要

猫の人形・バロンが登場するのはアニメーション制作会社・スタジオジブリが手がける映画作品『耳をすませば』。ファンの間では"耳すば"の愛称で親しまれています。主にスタジオジブリの作品として有名になりましたが、原作は少女漫画誌・りぼんで連載されていた同名の漫画作品で、作者は柊あおい(ひいらぎあおい)さんです。

またスタジオジブリといえば宮崎駿(みやざきはやお)監督が手がけることで有名となっていますが、耳をすませばは宮崎駿監督ではなく近藤喜文(こんどうよしふみ)監督として手綱を握っています。上映時間は111分で、キャッチコピーは「好きなひとが、できました」。ファンタジー作品が多いジブリ作品の中では珍しく現代が舞台となっている物語です。

耳をすませばのあらすじ

本好きな中学3年生の少女・月島雫。彼女は借りた本の貸し出しカードに、『天沢聖司』という名前がいつも記入されていることに気付きます。自分と同じ本を借りている少年。その存在に雫は「どんな人だろう」と思いを巡らせます。そんなある日、雫は電車の中に紛れ込んできた猫の後を追い、一軒のアンティークショップへと導かれます。そしてそこで宝石のような目をした一匹の猫の人形と出会うのでした。

バロンの本名やプロフィール

耳をすませばに登場する猫の置物バロン。地球屋で雫に魅入られ、その後彼女が書く小説の主人公として登場します。そんな彼の名前である"バロン"は英語の"男爵"という意味であり、本名は『フンベルト・フォン・ジッキンゲン』と設定されています。

耳をすませばに登場する地球屋の主人が雫に「自由にみてやってください。男爵も退屈してるから」と促したところ、雫が"男爵"が人形の名前なのかと問うと「そう。フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵。すごい名でしょう?」と答えています。またこの名前の元となった人物は実在しており、ドイツの騎士『フランツ・フォン・ジッキンゲン』からとられています。

猫に連れられて入店したアンティークショップ『地球屋』でのシーンの中で、バロンの全長は雫が持つ鞄と同じくらいの大きさだったので、およそ25~30センチ程と予想されます。声を担当しているのは俳優・露口茂(つゆぐちしげる)さんとなっています。

スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

耳をすませばのバロンの目は宝石?石の名前は?

バロンの目は雲母片岩や緑柱石で出来ている?

耳をすませばの物語の中で主人公の雫が「きれい」と零したバロンの目は宝石のような緑系の輝きを放っています。その目の石について、地球屋の主人である西司朗(にししろう)は「雲母片岩(うんもへんがん)という石」「緑柱石(りょくちゅうせき)といって、エメラルドの原石が含まれている」と話しています。それでは下記の項目で雲母片岩と緑柱石についてさらに深掘りしていきます。

雲母片岩とはエメラルドの原石を含む鉱物?

バロンの宝石のような目の素材『雲母片岩』。この石は地中深くにあり強い圧力をかけられたために、通常の石よりも不純物の少ない結晶に変化したものとなっています。その結晶に雲母という種類の石が混ざっているため"雲母片岩"という名前で呼ばれています。

またこの雲母片岩は圧力の大きさや力を加える方向によって様々な種類の宝石の原石に変化する性質を持っており、次の項目でご紹介する『緑柱石』はその中の1つとなっています。この緑柱石はエメラルドの原石として知られており、他にはガーネットの原石である石榴石(ざくろいし)なども緑柱石のように雲母片岩から採取できる宝石となっています。

緑柱石とは?

上記でもご紹介したように、緑柱石はエメラルドの原石です。緑柱石からはエメラルドの他にもアクアマリン、モルガナイト、レッドベリルなどの宝石を採取でき、どの宝石が採れるのかは、鉄分などの含有量によって変化する色の違いによるとされています。また緑柱石であればどんなものでも宝石に加工できるわけではなく、緑柱石のなかでも透明で美しい色合いのもののみが宝石の原石や加工用として選ばれます。

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耳をすませばのバロンの恋人ルイーゼと雫との関係

バロンの恋人の名前はルイーゼ

耳をすませばに登場するアンティークショップ『地球屋』の猫人形バロン。このバロンには対になる恋人の猫の人形がいます。その名前は『ルイーゼ』。白い毛色に青い瞳、赤い洋服と紫色の帽子を纏った人形です。バロンは地球屋の主人・西司朗がドイツにいたときにカフェに飾られているのを気に入り連れ帰った人形ですが、その時恋人のルイーゼは修理のため店先にはいませんでした。

カフェのオーナーは恋人を引き離すのはかわいそうと思い西司朗にバロンを譲ることを渋っていましたが、そこに同席していた人物にバロンとルイーゼを必ず一緒にすると念押しされ、バロンのみ連れ帰ることを許可されました。しかし、西司朗が日本に戻った後に戦争が始まってしまい、その後ルイーゼの消息は分からなくなってしまうのでした。

バロンと雫の関係

地球屋に飾られていたバロンを気に入っていた雫。その理由は雫がバロンの恋人であるルイーゼの生まれ変わりだからなのではないかという考察がネットで話題となっています。バロンを見て「ずっと前から知っているような気がする」「時々会いたくてたまらなくなる」と言葉にした雫。

そして地球屋の主人・西司朗にバロンやルイーゼとの馴れ初めの話しを聞く以前から、自身の作った小説に登場する猫のキャラクターを『ルイーゼ』と名付けたりと不思議な体験をします。そんな描写から、視聴者に「雫は消息が不明になっていたルイーゼが生まれ変わりで、彼に会いたい気持ちから引き寄せられたのではないか」といった意見が出ています。

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耳をすませばのバロンの声優

露口茂のプロフィール

耳をすませばに登場する猫の人形・バロン。彼を気に入った主人公の雫は、耳をすませばの物語の中でバロンを主人公とした小説を作り始めます。そんな思い入れもあってか、雫は夢の中でバロンと出会い、一時の交流を楽しみます。

その夢の中のバロンの声をあてがったのが俳優・露口茂(つゆぐちしげる)さん。耳をすませばでは声優として声を担当していますが、主な活動は俳優業で、1995年に俳優業を引退されています。生年月日は1932年4月8日、東京都出身の身長175センチ、B型の俳優です。

露口茂の主な出演作品

耳をすませばでバロンの声をあてた俳優の露口茂さん。俳優としての主な出演作品は、太陽にほえろの『山村精一(やまむらせいいち)』や水戸黄門の『古川兵庫』などがあります。また声優として参加している作品もいくつかあり、耳をすませば以外では1967年に公開された忍者武芸帳の『明智光秀』、海外ドラマ・シャーロックホームズの冒険の『シャーロック・ホームズ』、またラジオドラマなどで多くの役を演じられています。

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耳をすませばのバロンの目の宝石に関する感想や評価

耳をすませばのバロン目はエメラルドの原石でできている

耳をすませばに登場する猫の人形・バロンの瞳はエメラルドの原石『緑柱石』でできています。ネットの投稿では、そんなバロンの瞳のようなエメラルドの原石の写真が投稿されています。縦に入った模様が猫の瞳のようで、まさにバロンの目を彷彿とさせる美しさです。

バロンの目ようなアクセサリーを発見

耳をすませばの物語の中でも、多くの視聴者に印象を残したバロンの瞳を覗くシーン。そんな場面を思い起こさせる、バロンの目のような輝きのアクセサリーが発見されています。角度によって光が反射されキラキラと光るその美しさ。まさに耳をすませばの猫の人形・バロンを彷彿とさせます。

バロンの目を覗くシーンや地球屋の空気感が心に残る

耳をすませばの中でも人気の地球屋のシーン。宝石のようなバロンの目が映されるシーンが耳をすませばの印象的なシーンとしてお馴染みですが、地球屋自体もノスタルジックな雰囲気で、耳をすませばという作品の空気感を作る要素の一つとして人気となっています。

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耳をすませばのバロンの目の宝石まとめ

以上、耳をすませばに登場する猫の人形・バロンの目の原石や恋人、バロンと雫の関係についてのご紹介でした。バロンの目は『緑柱石』というエメラルドの原石で、エメラルドの他にアクアマリンなども採取できる石となっています。また恋人のルイーゼとは別ればなれとなったままで、ネットでは「耳をすませばの主人公である雫は彼女の生まれ変わりなのでは?」という考察もされています。

金曜ロードショーなどで定期的に見る機会も多いジブリ映画の『耳をすませば』。次回耳をすませばを見る際には、今回ご紹介した知識を元にバロンの瞳や雫との関係についても注目して映画を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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