2021年01月20日公開
2021年01月20日更新
図書館戦争の実写版映画・ドラマを見る順番は?あらすじや時系列を紹介
有川浩の小説を原作に、漫画、アニメ、ドラマ、映画など様々なコンテンツ展開がなされた図書館戦争シリーズは、今でも根強い人気を誇っています。しかし、実写であるドラマと映画は複数作品あるため、時系列や順番が分かりにくいという難点が。今回は実写版映画・ドラマの「図書館戦争」の時系列や見る順番をあらすじを交えて紹介します。また、実写版のキャストを担当された俳優さんについても紹介しました。
目次
図書館戦争とは?
図書館戦争の原作情報
原作小説である「図書館戦争」シリーズは、大人気恋愛作家である有川浩の作品。2006年から2007年にかけて発売され、本編全4巻と外伝2巻の計6巻のシリーズです。アクション、SF、ミリタリー、ラブコメディなど様々な要素を含む斬新なストーリーから、優秀なSF作品が選ばれる星雲賞を受賞しています。
2007年から2014年にかけては花とゆめコミックスにおいて漫画が連載され、新たな女性ファン層を獲得。また、2008年には浜名孝行監督によってノイタミナ枠でアニメ化され、第40回星雲賞メディア部門の参考候補作となりました。
図書館戦争の劇場版やドラマの概要
図書館戦争シリーズの実写化は、2013年に「図書館戦争」の映画公開、2015年に「図書館戦争 ブックオブメモリーズ」のドラマ放送、2015年に「図書館戦争-THE LAST MISSION」の映画公開、の順番で、3作にわたってされています。監督が「GANTZ」や「アイアムアヒーロー」を代表作とする佐藤信介であったことや、榮倉奈々と岡田准一が主演を務めたことから大きな話題になりました。
図書館戦争の実写映画、ドラマや原作小説を見る順番と時系列
図書館戦争の実写映画・ドラマの時系列と見る順番
図書館戦争シリーズの実写化は3作品されていますが、副題では観る順番が分かりにくいのが難点です。基本的には、話や登場人物が地続きとなっているため公開された順番に観ることをおすすめします。つまり、「図書館戦争(映画)」→「図書館戦争 ブックオブメモリーズ(ドラマ)」→「図書館戦争 -THE LAST MISSION(映画)」の順番です。
ドラマ放送の「図書館戦争 ブックオブメモリーズ」は映画と細かい部分までつながっているわけではなく、アクションも抑えめな恋愛に軸を置いたストーリー。しかし、登場人物らの関係が細かく描かれており物語の理解に役立つため、映画版と合わせて順番に視聴することをおすすめします。
図書館戦争の原作小説の時系列と読む順番
図書館戦争の原作小説を読む順番も、各単行本で題名が違うため分かりにくいのが難点。図書館戦争の原作小説のシリーズは、「図書館戦争」、「図書館内乱」、「図書館危機」、「図書館革命」の全4巻から構成されます。それぞれは題名の異なる単行本ですがしっかりと話がつながっているため、発売された順番通りに、戦争→内乱→危機→革命の時系列の順番に読むことをおすすめします。
この他にも外伝が2冊出ていますが、これは本編終了後の恋愛要素に重きを置いた番外編的な立ち位置の小説。そのため、本編を読んだ後の順番で読んだほうが楽しく読むことが出来ます。また、アクションシーンはほとんどない恋愛小説のため、アクションが好きな方や恋愛ものが苦手な方は読まなくても大丈夫なつくりとなっています。また、恋愛部分だけを知りたい方は順番を飛ばして外伝をのみを読むのもいいかもしれません。
図書館戦争の実写映画・ドラマシリーズのあらすじ一覧
あらすじ一覧①図書館戦争
メディアの検閲が法制化され、武力によって検閲を行う「良化隊」と図書館において本を守る「図書隊」の対立が日常になった正化31年。図書隊に所属する主人公の笠原郁は順調に訓練をこなしていました。しかし、所属する図書館が重要な資料を受け継ぐこととなり、その資料をねらう良化隊との争いに巻き込まれていきます。
あらすじ一覧②図書館戦争ブック・オブ・メモリーズ
ある日、郁の先輩である幹久は、幼馴染で聴覚障害を持つ毬江に聴覚障害を主人公とした恋愛小説を進めます。しかしそのことが虐待と認められ、幹久は良化隊に逮捕されてしまいます。幹久を救い出そうとする郁はその中で毬江が幹久に向ける恋心について知り、自分と篤との関係について考えだすのでした。
あらすじ一覧➂図書館戦争-THE LAST MISSION-
篤に対して恋心を伝えられないまま日々訓練に励む郁。しかし手塚慧の策略により審査委員会にかけられ窮地に追い込まれてしまいます。その場はなんとか収束したものの、本を憎む慧の魔の手は止まらず、郁の下へは様々な問題が順番に降りかかります。そしてついに篤と郁の命がけの任務が始まったのです。
図書館戦争の実写映画のキャスト一覧
堂上篤役/岡田准一
笠原郁の直属の上司であり鬼教官を務めたのは岡田准一。男性アイドルグループV6の歳年少メンバーでありながら、映画「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」の主演、アニメ映画「ゲド戦記」「コクリコ坂から」の声優など、様々な活躍を見せている俳優でもあります。また、女優の宮崎あおいと結婚したことでも話題になりました。
岡田准一は雑誌「ダ・ウィンチ」において「図書館戦争を実写化するなら」という読者アンケートにおいて堂上篤役でぶっちぎりの1位を獲得。岡田准一の低身長や格闘・戦闘のプロという特徴が堂上篤にぴったりと重なり、原作ファンも納得のハマり役となりました。
笠原郁役/榮倉奈々
主人公の笠原郁を演じたのは女優榮倉奈々。テレビドラマ「プロポーズ大作戦」「メイちゃんの執事」、映画「僕は妹に恋をする」「余命1か月の花嫁」など、代表作にキリがないほど有名な女優です。最近では第2子妊娠を報告し、芸能活動を休止することがニュースになりました。
榮倉奈々は笠原郁役を演じるに当たって実際に自衛隊の訓練に参加をしたそうです。また、郁のことを「強い女性」と評するなど、役に対するリスペクトが感じられます。
小牧幹久役/田中圭
郁の先輩で篤の同僚である小牧幹久を演じたのは俳優田中圭。「ドクターX」シリーズ、「相棒」「おっさんずラブ」シリーズなど、有名作品の多数に出演しています。最近では「あなたの番です」や「先生を消す方程式」などでのどす黒い演技が評判を呼びました。
手塚光役/福士蒼汰
郁の同僚である手塚光を演じたのは俳優福士蒼汰。2011年放送の「仮面ライダーフォーゼ」でテレビ初主演、その後、エランドール賞新人賞、日本アカデミー賞新人俳優賞、ジャパンアクションワードベストセレクション男優優秀賞など様々な新人賞を総なめにした実力派俳優です。
福士蒼汰は図書館戦争の映画続編が決定した際に「この作品と手塚、他のキャラクターも大好きだからまた演じられてうれしい」と話すなど、図書館戦争への愛着がある様子。また、映画のクライマックスでは思わず涙してしまうほど作品への思入れがあるようです。
折口マキ役/西田尚美
玄田と深いかかわりがある女性記者折口マキを演じたのは、女優西田尚美。モデルやタレントとしての顔も持つ一方、ハワイ国際映画祭主演女優賞、日本アカデミー賞新人俳優賞、ベルリン国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞するほどの実力派女優です。
玄田竜助役/橋本じゅん
郁や篤らの上官であり図書隊特殊部隊長をつとめる玄田竜助役をつとめたのは、俳優の橋本じゅん。テレビドラマ「おんな城主直虎」、「あなたのことはそれほど」、「極道主婦」、映画「キングダム」など、様々な有名作品に出演している人気俳優です。
橋本じゅんの玄田の演技については、原作者の有川浩が「私の知らない玄田を演じられるほど玄田と一体化してくれた」と語るほどで、その演技力は確かなようです。
図書館戦争の実写映画に関する感想や評価
図書館戦争の実写映画を観る順番やドラマを観る順番、それぞれのあらすじについて分かったところで、図書館戦争の実写映画に関する感想や評価について見ていきましょう。
ここ3日、図書館戦争の映画とドラマをみあさった。
— 信州りんご (@shinshuringoo) December 19, 2020
やっぱりいいなぁ、堂上と笠原。
ずっと待ってるんだけど、是非続編が見たいー☺️ pic.twitter.com/iUwBv1ShRH
2020年でも映画を観ている方がいるようです。映画2作目は副題に「THE LAST MISSION」とあるため、続編に大きな期待は出来ませんが、順番通りでないのなら恋愛メインでの原作の外伝などのドラマ放送があるかもしれません。
映画「図書館戦争」から日本の美しい図書館色々知ったけど、実際行った中で一番素敵だったのは水戸市立西部図書館。#たまむすび #tama954 pic.twitter.com/WdVr0J8vHD
— くろみけ (@kuromikechip) April 30, 2020
水戸市立西部図書館は映画の主なロケ地となった図書館です。図書館戦争シリーズは図書館が舞台なこともあり、全国の様々な図書館が舞台となりました。映画を観て図書館や読書の面白さに気づく人も多いのかもしれません。
映画「図書館戦争」のロケ地となった、十日町情報館へ立ち寄りました。
— 宮永 蕗 (@miyanagafu) August 16, 2020
建物も面白いけれど、本の展示や企画など、力の入った図書館でした。 pic.twitter.com/0LhtjV0A5R
中にはロケ地を巡る方も。図書館という場所の特徴上、簡単に聖地巡礼が出来るのも強みなのかもしれません。
図書館戦争の実写映画・ドラマの順番まとめ
今回は、図書館戦争シリーズについて、実写ドラマと映画の時系列や順番、原作小説を読む順番をあらすじを交えて解説しました。また、実写版のキャストを担当された俳優さんについてもエピソードを交えて紹介しました。2015年に映画が終わってしまった図書館戦争シリーズですが、現在でも根強い人気を誇っています。
まだ触れたことがないという方も、この記事でご紹介した順番で図書館戦争を知っていくのもいいかもしれません。その際は、原作小説は「戦争→内乱→危機→革命」、実写シリーズは「図書館戦争(映画)」→「図書館戦争 ブックオブメモリーズ(ドラマ)」→「図書館戦争 -THE LAST MISSION(映画)」の順番で観ることをお勧めします。